俺のピカチュウだけでんき技使えないんだけど   作:イリノイ州の陰キャ

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 拙作を読んでいただきありがとうございます。誤字報告、感想、評価、お気に入りなども大変励みになっています。

 遅れてすみません。バトルの描写が難しい。




15、強さでこだわっちゃったハチマキ

 

 換毛期のハイネの筆毛をほぐしてやっていると、大股歩きでミヤコが中階段から出てきた。

 彼女の頬の片方が膨れていた。わずかに香るぶどうのフレーバーが、彼女の口の中で左右に往来する。人工的な甘さの匂いが鬱陶しかった。

 

「準備終わったよ。そっち、立って」

 

 急かしてくるミヤコを手でいなし、ふわふわと羽根の感触を確かめるハイネを撫でながら、ボールを取った。

 

「ルールは3対3。相手の手持ちを全部戦闘不能にさせたら勝ち。それでいいでしょ?」

 

 文句はない。個別にルールが設定されるジム戦や、6匹の総力戦が前提のリーグ以外では、大体の大会で6匹エントリー、3匹選出というルールが採用されている。

 3対3というのは俺の得意とするところだ。もっとも、おそらくはミヤコも同じことを考えているだろう。先ほどのシビルドンとブリジュラスの組ませ方からして、明らかに〝そういう場数〟を踏んでいる人間の発想が見て取れる。

 

「……君のご自慢のピカチュウは出ないの?」

 

 ライムは、アコニの膝の上でご機嫌に撫でられていた。少しそっちに目を向けると、それだけで俺の視線に気が付いて、耳を立てて両手を振ってくる。ライムにつられてなのか、アコニもおずおずと、ライムを抱える手とは反対の手で控えめに手を振ってきた。

 かわいいヤツら。アコニまでマネしなくていいのに。二人が見てる前でカッコ悪いところは見せられないな。

 

「ねぇ、聞いてる?」

「さっさとやろう」

「…………いいよ」

 

 優雅な足取りで、ハイネがバトルコートに躍り出た。今日はあとで筆毛を全部ほぐしてあげると約束したからか、いつもよりご機嫌だ。

 

「行け、サザンドラ」

 

 ミヤコの一匹目はサザンドラ。ブリジュラスやシビルドンを含め、イッシュ地方から連れてきたポケモンのようだ。

 

「じゃあ、いいよね。始めるけど」

「どーぞ」

 

 好きなタイミングで始めろ。俺はいつでも構わない。

 ミヤコは間合いを歩幅で計上するシステマチックな動体視力で、ハイネとサザンドラの距離を計りつつ、唐突に人差し指を突き出した。

 

「サザンドラ! 〝ちょうはつ〟!!」

「〝まもる〟!」

 

 原理がどうこうは知らない。ただ技としての〝ちょうはつ〟は攻撃以外の行動を封じる効果があり、そして〝まもる〟にはそれを防ぐ効果がある。

 そうくると思ったよ。ミヤコは俺の周囲を探っているような雰囲気があった。ハイネに有利なタイプかつ、変化技を潰してくるポケモンを使いたいのは予想できる。

 

「〝ステルスロック〟!」

「ハイネ、〝めいそう〟」

 

 段々と足の筋肉が熱を降り始めたハイネは、スプリントで急加速と停止を繰り返しながら、目を閉じて気を整える動作を挟んだ。

 いつでも〝ちょうはつ〟をしかけてくればいい。最初に〝ちょうはつ〟から入ったのは失敗だったな。サザンドラの動作は、もう覚えた。

 

「サザンドラ、詰めて!」

 

 〝かそく〟によって影も踏めなくなる前に、ミヤコは勝負を動かそうとしてサザンドラを詰めさせた。

 

「ハイネ! 続けろ!」

「〝あくのはどう〟!」

 

 回避を許さない距離からの〝あくのはどう〟が、ハイネを襲った。悪意の奔流にハイネの表情が痛切に歪むが、彼女は指示を全うし、走りながら〝めいそう〟を続けた。

 

「逃すな!! 〝あくのはどう〟!」

「〝まもる〟!」

 

 いくら〝めいそう〟を積んでいると言っても、2回目は受け切れない。しかし、これだけ走り回っていれば、ハイネも大分温められたはずだ。次は抜ける。

 

「サザンドラ! 追いかけ――――」

「〝バトンタッチ〟!」

 

 追撃の〝あくのはどう〟が虚空を切る。ハイネはギリギリでボールに戻り、代わってポリさんが指示もなしに飛び出て行った。

 ハイネは、実質戦闘不能も同然か。ステルスロックが満遍なく撒かれているこの場に出ても、着地でダメージを受ける。

 

「ハイネ。今日もありがとな」

 

 ボール越しに撫でると、ハイネは少しだけ左右に揺れた。

 綺麗好きだからバトル自体は嫌がるくせに、出さないと出さないで拗ねちゃう。面倒くさいヤツだ。だからかわいいんだけど。

 

「ポリさん、今日は――――」

 

 ポリさんはムスーっ、と緩慢な動作でこっちを向いた。黄色いぐるぐるお目目を半眼にして、じっとりと抗議を訴えてきた。

 

「ごめんって。突然そういう話になったんだよ」

 

 ポリさんの顔に怒りのアイコンが見えた。実際に出ている訳ではないが、非常に分かりやすい。

 今日はポリさんはバトルも練習もお休みと約束していたので、駆り出されたことに不満を漏らしていた。あとでご機嫌取りのために余計な身銭を切らされそうだ。

 

「ポリゴンZね……サザンドラ、〝おいかぜ〟!」

 

 サザンドラが腕の頭を交差させた瞬間、その背後から不自然な逆風が吹き始めた。

 四つ目の技は〝おいかぜ〟か……ハイネの〝かそく〟があっても微妙なところだな。とはいえ、ポリさんはやることあんまり変わらないんだけど。

 

「ポリさん、〝れいとうビーム〟」

 

 ポリさんは相手の間合い管理や揺さぶりに全く惑わされず、その場に静止したままノーモーションで〝れいとうビーム〟を繰り出した。

 

「サザンドラ! 〝あくのはどう〟!」

 

 光線が到達する直前に、サザンドラが吹き出した〝あくのはどう〟と一瞬だけせめぎ合い、しかしそれをも貫通して〝れいとうビーム〟がサザンドラに命中し、苦しみながら大きくのけ反った。

 

 …………〝あくのはどう〟の相殺率など微々たるものだ。〝めいそう〟で強まったポリさんの精神力の前に耐え切れるはずがない。今のは〝きあいのタスキ〟か。

 

「サザンドラ、突撃しろッ! 〝あくのはどう〟!」

 

 弱った体の力を振り絞って、サザンドラはポリさんに接近した。ミヤコは立ち位置の動きに乏しい関係を嫌って、サザンドラを捨て駒にしてでもポリさんを引き摺り出そうとしている。

 ポリさんは……俺が一々口を出さなくても分かっているようだった。そうだ。一発くらいはもらっても構わない。そこを動くな。

 というか、動かしたくても動かせない。〝めいそう〟で上昇した攻撃力の反動を抑えきるためにも、静止状態でなければ技を使えない。

 

「〝れいとうビーム〟」

 

 至近距離から放たれた〝あくのはどう〟の余波がポリさんを掠めたが、その痛みに動じることなく、的確に〝れいとうビーム〟を的中させた。

 

「…………戻れ、サザンドラ」

 

 二発の〝れいとうビーム〟が直撃し、その場に倒れ伏したサザンドラが、即座にボールに格納される。

 これで実質2対2。ミヤコの次のポケモンは……。

 

「行け。ブリジュラス」

 

 もう出してくるか。ブリジュラス。まだ雨も降っていないが、溜めがあってもあの〝エレクトロビーム〟と正面切って撃ち合うのは避けたい。

 ブリジュラスは鈍重な合金の体を器用に引きずって向きを合わせ、前足でどすどすと地面を叩いて均し始めた。

 

「ブリジュラス、詰めろ。〝ラスターカノン〟!!」

「受けろ!」

 

 動けば負ける。つり出されるな。これくらいはなんてことない。今日のポリさんのもちものは〝とつげきチョッキ〟。その上〝めいそう〟が乗ってる。

 

 地響きを鳴らしながら、ブリジュラスが接近してくる。ポリさんは微動だにせず、ブリジュラスから放たれた〝ラスターカノン〟に真正面から挑んだ。

 

「いいぞ。ポリさん! 返しの〝トライアタック〟!」

 

 今のブリジュラスの攻撃の規模から見て、ポリさんはあと3回、最低でも2回はブリジュラスの〝ラスターカノン〟を耐えられる。

 合金の巨体が鈍い音を立てて迫り来る姿にも冷静さを失わず、ポリさんはそのデカい的に〝トライアタック〟を命中させた。

 

「ブリジュラス! 怯むな! ポリゴンZを持ち上げろ!」

 

 あ!? 持ち上げろ!?

 

 ブリジュラスの前足に掴まれたポリさんの一本足が地面から浮き上がった。ポリさんは拘束から逃れようと激しくもがくが、重い両腕には1センチの隙間も生じることはない。

 

「ポリさっ……」

「ブリジュラス!! 〝りゅうせいぐん〟!」

 

 それブリジュラスにも直撃するだろ! 肉を斬らせて骨を断つってことか? それにしたってポリゴンZ一匹持っていくのに、そこまでするか……!?

 いや、このままやられる訳にはいかない。それに、至近距離で有利なのはむしろこっちだ。ハイネのおかげで攻撃、防御、敏捷、全て上昇しているポリさんの技なら、後出しからでもあるいは……!

 

「〝はかいこうせん〟!!」

 

 ブリジュラスの頭上から嫌な気配が近付いてきた。その形状を倍化させた円周から、特殊なエネルギーを放射状に発散させながら、いくつもの隕石が飛来する。

 ポリさんの準備はすでに完了していた。目の眩む可視光がポリさんの全容とブリジュラスの顔を隠してしまう。

 両者の大技が交差する瞬間は、コート上から影を消し飛ばす光量のエネルギーによって、完全に視界を抜けてしまった。

 

 

 キィィィィ――――!!

 

 

 破壊音は聞こえもしなかった。中枢神経から揺さぶられるような感覚が眉間にまで続き、平衡感覚が大気圧とせめぎ合う間に、激しい明滅が瞬く間に収束していった。

 不規則なエネルギーの突出と減衰は、周囲の環境を吹き飛ばし、ブリジュラスの背を押していた〝おいかぜ〟も止んでいた。

 

「…………」

「…………ブリジュラス、戻れ」

 

 相討ちだった。ブリジュラスが倒れ伏したコートの一部はその形に陥没しており、ポリさんは目を回して端っこに転がっていた。

 無茶させてごめんな。明日はホントにお休みにするから。ヤケになって冷蔵庫の食材、未調理のものまで食い漁るのは勘弁してくれ。

 

「ここまではイーブン……でも、勝つのはウチだよ」

 

 ミヤコは一つだけ、モンスターボールの中に混じっていたネットボールに手をかけた。俺も特にボールにこだわりがあるタイプではないが、一つだけボールの種類が違うと不自然だな……いや、むしろ特別感があるのか?

 

「行けッ! ガマゲロゲ!!」

 

 最後に出てきたのはガマゲロゲ……イッシュ地方に分布の大半を占める両生のポケモンだ。もう見た目からして〝あまごい〟とか〝すいすい〟とかを武器にしていそうな、ポケモンだ。ブリジュラスを出せない時の〝あまごい〟アタッカーか、あるいは始動役か。

 どちらにせよ、最後の一匹に選ぶだけの自信はあるらしい。

 

「ほら、君のアンカーも見せてよ」

 

 言われなくても今出すよ。この〝ステルスロック〟が浮いているフィールドに出したくはなかったけどね……。

 

「行ってこい。シロミ」

 

 全身に白く変色した古傷が刻まれたギャラドスが、周囲に浮いた〝ステルスロック〟を嫌がりながら飛び出してきた。

 

「ギャラドス? すごい名前ね……」

「しょーがないだろ。これで覚えちゃったんだから」

 

 近所のガキが白身白身ってからかうもんだから、すっかりそれが自分の名前だと勘違いしてしまった。まーいいけどさ。本人(本ポケモン?)がそれで納得してるなら。

 

「ふーん……ウチの調べにはないけど。そんなポケモン隠してたんだ」

 

 ミヤコはギャラドスの厳めしい表情を見上げながら、面白くなさそうな顔をしていた。

 

「凶暴でね。人前には出せない」

 

 血走った目を限界まで剥くシロミは、今にもミヤコの喉笛に噛み付く寸前だった。俺が後ろから睨んでいなければ、シロミはバトルなど放棄して、ところ構わず暴れ散らかしていたことだろう。

 

 ギャラドスに進化してから、しばらくの間は手が付けられなかった。言うことを全く聞かない上に、人だろうがポケモンだろうが見境なく襲いかかる。

 結局実力で屈服させ、従うべき人間が誰かというのを力で教え込んだ。ポケモン相手に乱暴な、と思う向きもいるかもしれないが、全く甘い考えだ。

 体躯の大きなポケモンは特に、木々を薙ぎ倒し、建物も破壊できる。人間なんて簡単に殺されてしまうと思わないか?

 

 俺はこいつを信頼しているが、〝信用〟はしていない。シロミはあの一件から完全に主従関係を認め、俺の言うことだけは聞くようになった。そして俺に敵対するものには容赦しない。それが誰であっても。

 だから普段の、アコニに近い実力の相手にするバトルでは使えない。加減とかできないから。

 

「生意気な顔……行くよガマゲロゲ! 〝あまごい〟!」

「シロミ、〝みがわり〟」

 

 ガマゲロゲの〝とくせい〟が〝すいすい〟だと仮定して、育て方にもよるが、おそらくは2回、最低でも1回は隙を見つけて〝りゅうのまい〟を使わなければ、雨下のガマゲロゲには追いつけない。

 シロミの敏捷性は、全くその方面を育てていない訳ではないが、〝りゅうのまい〟を前提にしている。

 

「ガマゲロゲ! 一気に決めるよ! 〝れいとうパンチ〟!!」

「シロミ、〝りゅうのまい〟」

 

 みがわりに防御を任せ、シロミは天を突くように螺旋を描きながら、雄大な舞を踊った。

 その正面ではガマゲロゲの凍り付いた拳が、シロミが作り出した〝みがわり〟を一撃で粉砕する。

 

「シロミ、みがわ――――」

「間に合わないよ! ガマゲロゲ、〝れいとうパンチ〟!」

 

 舞を中断したシロミの横腹に、ガマゲロゲの強烈な痛打が決まった。大きく揺れた長い体が、地面をのたうち回る。

 

「これで終わりだよッ! ガマゲロゲ、トドメを刺せ!!」

 

 体勢を立て直すシロミに向かって、ガマゲロゲが飛び出した。その拳は先ほどと同様に凍り付いており、受ければこれが決定打になる。

 ガマゲロゲの跳躍力に、一度しか〝りゅうのまい〟を舞っていないシロミの瞬発力では追いつけない。このままでは……。

 

 俺の勝ちだ。

 

 

 

「シロミ、〝りゅうのまい〟」

 

 

 

「何ッ………!?」

 

 ガマゲロゲの〝れいとうパンチ〟は、シロミの前にあった〝みがわり〟に衝突した。

 

「嘘ッ……!? なんで〝みがわり〟が……!」

「〝アクアテール〟!!」

 

 予期せぬ〝みがわり〟に攻撃を受け止められ、動揺したガマゲロゲの腹に、シロミのどこからが胴体がよく分からない尾の薙ぎ払いが突き刺さった。

 

「ガマゲロゲ!!」

「休むな!! 〝りゅうのまい〟!」

 

 ガマゲロゲが片膝を突く間に、シロミはさらに自らを鼓舞する踊りを舞う。もう雨は関係ない。むしろこちらの水技の威力を底上げしてくれる味方となった。

 

「が、ガマゲロゲ! れいとう――――」

「〝アクアテール〟!」

 

 上から振り下ろすように繰り出されたシロミの太い尾が、立て直す隙も与えずにガマゲロゲを叩き潰した。

 

「が、ガマゲロゲ……!」

 

 ミヤコの呼びかけに、ガマゲロゲは無反応だった。うつ伏せで完全に黙したガマゲロゲに、彼女はレインコートが泥に塗れるのもためらわず縋りついた。

 

「なんで、だってギャラドスは〝れいとうパンチ〟の直撃を……!」

 

 確かにあの攻撃を喰らって、いくら防御に厚く育てたシロミでも新たに〝みがわり〟を作る体力は残っていなかった。

 ただ、ミヤコは失念している。ポケモンバトルってのがどれだけ事前準備によるかということを。

 

「これだよ」

 

 俺はびしょびしょのバトルコートから、シロミが食ったきのみのヘタを拾った。

 

「それ、〝オボンのみ〟…………!」

 

 ヘタをゴミ袋に回収して、俺はさっさとシロミをボールに戻した。もう勝負はついた。この荒れたコートに残っている理由もない。

 ミヤコはその場に崩れたまま、倒れ伏したガマゲロゲをただ見つめていた。何が起きたのか、信じることができていないかのように。

 

「ライム、帰るぞ」

「ピ!」

「あっ、ちょっと、待ってよ!」

 

 客席から慌てて飛び出したアコニを静止して、ぬかるみを指さして気をつけるように言って、俺達は並んで第二屋外コートを後にした。

 

「ねぇ、いいの?」

「何が?」

 

 彼女は俺の肩を控えめに揺さぶって、背後のコートを指差した。

 

「あの人、放っておいていいのかってこと」

「いいだろ。なんで君が気にする」

 

 自分から喧嘩を売っておいて、勝手に落ち込んでる奴を、どうして君が気にするんだ。

 それに、負けた相手から慰めの言葉をかけられても、ミヤコのプライドを余計に傷付けるだけだ。

 

「でも、あの人……!」

「アコニ」

「…………何よ」

 

 何故、俺が彼女の担当強化生に就けられたのか、少し分かった気がする。

 

「君は優しいな」

 

 自分をコケにした相手をそこまで気にかけられるなんてさ。意外と、彼女も冷静な部類なのかもしれない。

 

「な、何それ! バカにしてる!?」

「違うって。むしろ褒めてる」

 

 俺達はかわいげしかない口諍いを続けながら、賑やかに鳴き声を発するライムも共に競技棟を後にした。

 音が響く筒状の廊下の背後で、後にしたバトルコートからは雨の音しか聞こえてこなかった。

 

 





ポケちゅーちゅー(香味バジル)

味 :★★★★☆
栄養:★★★☆☆
他 :★★★☆☆

総合評価:★★★☆☆

 ホウエンの食品メーカー「ゴクリンジルシ」より販売されているペースト状のポケモン用おやつ。いくつかフレーバーがある中で、香味バジルは最初に発売された商品。一見イロモノ枠にも思えるが、同シリーズでは一番の売れ筋商品。体重にもよるが、一日一本まで。生後数ヶ月のポケモン、ベイビィポケモン等に与えてはいけない。
 20グラム5本のパックで約400円。40本入りの箱が約2900円。

ライム評:★★★★☆
備考
 ピーカ、ピ!(大人の味……!)

シラン評:★★★☆☆
備考
 人間の味覚にはほんのり塩味を感じる程度。ペーストの中にうっすらと鳥の風味が感じられる。強いバジルの香りに負けていないが、強すぎるという訳でもない。
 ポケモンの食事では不足しがちなビタミン群やミネラルを含んでおり、三日に一度程度与えるだけでもちょっとバランスを整えられる。
 残念だけどハドリアには売っていないのが難点。普段はわざわざ通販で取り寄せている。戸棚の上の段に入れている……ふりをして、実は別のところに隠している。俺の目を盗んで食べようったってそうはいかないよ。
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