俺のピカチュウだけでんき技使えないんだけど   作:イリノイ州の陰キャ

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23、天才はわるあがきをした!

 

 古い記憶の中ではいつも、まるでサイコソーダの瓶底から覗いたように、君の顔が波打って見えなくなる。

 君の世界はコーヒーカップのようなものだ。俺とは違って有界で、つまり閉曲面で、位相的に安定しているので、二次元的に展開できる。

 そこには兄弟姉妹が一人や二人はいるような、祖父母が一緒に住んでいるような一般家庭があって、クラブやら公園やらで仲良くなった友人がいて、信頼できるポケモン達がいて……。

 

 三次元にコンパクトな君の目には、クライン体みたいに捻くれた俺の世界は映らない。

 

『次……俺……勝つ! 俺は――――』

 

 常に酸素が供給される水槽の中を泳ぐ淡水魚みたいに、綺麗で温い水の中が、そんなに気に入ったのか?

 

『約……! 必ず俺……えで、い……の…………セキ……を――――』

 

 うるさいんだよ。とっくの昔にいなくなった奴が、今更になって、人の夢の中でごちゃごちゃと……。

 

 

 

 今日日の第二競技棟は、無休と言っていいほどに稼働率が高い。

 

 学内ランクに触発された競技者志望の学生トレーナー達は、それぞれ練習場所を見つけて牙を磨き始めた。

 トリトマの研究会も例外ではない。特に今年は、姉であるシャグマが前年以上に暴走気味であることを懸念してか、トリトマ本人も気合いが入っていた。

 

「珍しいな」

 

 研究会での練習でおこなった、ミヤコとの3対3バトル。試合内容は前とは全く違うものだった。

 ガマゲロゲに扮したゾロアークをライムで突破して、続く本物のガマゲロゲとサザンドラをシロミで飛ばして、終わり。

 

 トリトマはバトルが終わったのを見計らって、いつも通りの真面目腐った表情で話しかけてきた。

 

「珍しい?」

「あぁ。キサマにしては、手心がない」

 

 彼はコートの反対側でじだんだを踏むミヤコを遠い目で見つめながら、若干息を切らしたライムを撫でようとした。

 ライムはトリトマの手を嫌がって俺の足の後ろに隠れる。その失礼な態度に気を悪くするでもなく、彼は申し訳なさそうにライムに謝ると、視線を上に戻した。

 

「ミヤコ相手に余裕ぶってられないだけです」

 

 彼女自身が手加減を嫌がるであろうというのもそうだが、実力的にも、彼女を相手にナメたバトルを演じることはできない。

 

「どうかな……」

 

 思案げな横顔には、何かを懐かしむかのようなメランコリーが見え隠れしていた。

 

「先輩?」

「いや、何でもない。それより、ソッテラネアに行ったそうだな」

「ご存じだったんですか」

「ああ、ミヤコ強化生に聞いた」

 

 忘れていた。俺は6階止まり。その下がどうなっているかは知らないが、今はそれどころじゃない。

 

「彼女は一人で24階を踏破したそうだ。自慢げに賞を見せられたよ」

「へぇー……」

 

 ずんずんと大股でこちらに向かってくるミヤコの頭の中には、ソッテラネアを一週間足らずで制覇した喜色などは、1ミリも浮かんではいなかった。

 

「ミヤコ、キサマも惜しかっ――――」

「お前ッ!!」

 

 ミヤコは労うトリトマを無視して、俺の胸ぐらを掴んだ。

 

「何、する……!」

 

 彼女は両手で俺の服を掴み上げながら、目を剥いて怒りを露わにしていた。

 

「離、せ……!」

「ミヤコ、何をしているッ!! キサマ、負けたからといって――――!」

「違うッ!!」

 

 ただでさえ呼吸の回数が必要な肺が圧迫され、目の前がチカチカする。

 

 

「今までウチ相手に、手加減してたなッ……!!」

 

 

 いつも彼女に影のように付き従うブリジュラスが、俺と彼女を引き離そうとするトリトマの前に立ちはだかっていた。

 

「バカにするなッ!! ウチは、ウチはお前みたいな――――!」

 

 近くにあるミヤコの声が、山の向こうにあるかのように感じる。遠のいていく自意識はこの場に関係ないことばかりに及び、エゴイスティックな沈吟が曇る近景をプロジェクター代わりに、薄く姿を張り出していく。

 

 

『約束だ! 必ず俺かお前で、いつかあのセキエイの土を――――』

 

 

 俺達は全員残らず、報酬系の過剰によって普通の喜びを忘れた異常者(ドランカー)だ。

 ファストな刺激に慣れた体は、常に勝利を欲している。勝利を知ったその時に、そういう風に〝組み替え〟られた。いつか絶対に、心のどっかに押さえ付けている単純な電気信号を制御できなくなる。

 

 ほら、今だって、ヒトゲノムのどっかにバグみたいな塩基情報が書き出され、シグナル分子のちょっとした混乱が忙しなく頭の中で往来して……。

 

『戦ってどっちが上か決めようなんて奴らが正常な訳ねーだろ』

 

 こんな時でも、どっかの誰かの陳腐な決まり文句を思い出している。

 

 

 

「ピィッ……!!」

 

 ライムが尻尾でミヤコの手を叩き飛ばし、彼女は真っ赤になった手を押さえながらよろめいた。

 ライムは着地した瞬間にブリジュラスと睨み合い、一触即発の雰囲気を醸し始めた。

 普段の穏やかさからは考えられない剥き出しの害意、暴発直前の闘争本能は、まるで電気に変換されないエネルギーを全て敵愾心に焚べているかのようだった。

 

「ライム、いい……戻れ……」

 

 ライムの背を撫でるために座り込んだように見せかけて、俺は立ちくらみを誤魔化した。

 いや、その不自然な動作が、明らかに体調の不振であることを二人には気付かれただろう。別にこの軟弱な体力のことを隠し切るつもりはない。

 

「大事ないか! シラン!」

「ヘーキです……すいません」

 

 トリトマに肩を借りて立ち上がりながら、ライムをボールに戻した。間違ってもこんな騒動でライムにトラブルを起こさせたり、あるいはライムに怪我をさせてはならない。

 まだ怒りの収まらないミヤコは、叩かれて痛む手を投げ出して、もう一度俺に片手で掴みかかった。隣のトリトマが必死に止めようとするのも払いのけて、往年の大敵を前にしているかのように目を見開いていた。

 

「おかしいと思った……! やっぱりそうだったんだ!! 温いことばっかしてさ! ずっとそうやって、内心じゃウチらのことバカにしてたんでしょッ!!?」

「おい、ミヤコ! やめないか!」

 

 とうとうアヤシシを繰り出したトリトマや、騒ぎを聞きつけて寄ってきた会員達に止められ、ミヤコは数人に羽交い締めにされながら肩で息をしていた。

 

「もういい」

 

 彼女は途端に怒気を沈め、その熱気を地面に降ろすようにして冷静さを取り戻すと、自分を押さえている会員達を払いのけ、競技棟の屋上を去った。

 

「何あれ……ミヤコさんだっけ、ヤバいよね」

「強化生だかランクに載ったか知らないけどさ……会長は何考えてあんなヤツ研究会に入れてるんだよ……」

 

 会員達が全く隠せていない密談を始め、空気が凍り付いていたコート内の雰囲気が(悪い意味で)徐々に弛緩し始めると、段々どこから聞こえてくる会話も声量を絞らなくなってくる。

 すかさずトリトマがそれを手で制した。

 

「ミヤコ強化生については、僕があとで話を聞きにいく。キサマも今日は休め。顔色が真っ青だぞ」

「…………ありがとうございます」

 

 トリトマはこう言っているが、悪いのは俺だ。自分でもそれはよく分かっている。

 

 俺達は一人の例外もなく、愚かな習得的モジュールに服属する救いようのないケダモノだ。

 

 彼女の言う通りだ。俺はずっと、己の邪心に半ば気付いていながら、見ないフリをしていた。

 こんな学校に通ってるような無菌のいい子ちゃん共相手に、わざわざ本気を出す必要なんかない――――。

 そんな風に思っていた。誰かの努力を透かして、その結果だけを見下していた。

 

 それなのに、今は彼女に理不尽な憤りすら感じている。俺より弱いヤツが、俺に楯突きやがって……そんな風に思っているんじゃないか?

 

 あの頃と何も変わらない。独りよがりで、知性に薄いケダモノのままだ。

 

 

 

 ミヤコを怒らせてしまった後のこと。ライムの希望で、学内を散歩している最中だった。

 

「テメェはッ……!」

 

 校舎裏で虚空に向かって管を巻いていたのは、いつかの緑髪の少年だった。スコヴィランのトレーナーの、トリトマの名前につられた挙句、シャグマに利用されている、あの。

 ボーッと突っ立って彼を見ていた俺の前に、すかさずライムが飛び出してきた。最近ライムの気が立っているのは、どう考えても俺のせいだな。

 

「テメェもオレを笑いにきたのかよ」

 

 予想に反して、彼はしおらしい態度だった。彼は植え込みのレンガに座って、両手を前に投げ出したまま項垂れていた。

 

「笑う?」

「…………」

 

 本気で俺が何も知らないことを察知すると、少年は決まり悪そうに顔をしかめて、自分で掘った墓穴を見下ろすかのように俯いた。

 

「シャグマさんは、弱いトレーナーはいらないってよ……」

 

 利用されて、挙句捨てられたって?

 

 噂によればだが、シャグマはトレーナーの質など見境なく手駒を集めているらしい。弱い云々は口実で、この少年がクビを切られたのは、おそらくシャグマにとって都合の悪い何かが、彼にあったからだろう。

 とはいえ、詳しい事情を詮索するつもりはない。同情は彼も嫌がるところであろうし、俺から聞いておいて悪いけど、あんまり興味もない。

 

「負け犬の捨て犬って訳だ……へっ」

 

 語呂の悪い自虐で笑う彼の横顔には、卑屈な影が差していた。

 

「ふーん」

「チッ……」

 

 レンガ5個分くらい距離を離して、植え込みに座った。

 ライムを呼び寄せて、膝に乗せる。ライムは隠せているつもりのようだったが、後ろ脚の筋肉が若干震えていた。疲労が溜まっているようだ。

 それなのに散歩をねだったのは、俺の不安定を見透かしてか……トレーナーがポケモンに気を遣わせてるよ。お笑いだ。

 

「そのピカチュウ」

 

 緑髪の少年が、何の枕詞もなしにそう言った。ライムを撫でながら彼の目を盗み見ると、奇を衒うばかりの捻くれた視線があると思っていたが、そうでもなかった。

 

「でんき技、使えねぇんだろ」

 

 ライムの試合の映像は出回っている。少なからず、名前を知られた生徒のバトルは無断で撮影され、対策を共有されているらしい。

 普段のバトルで〝きしかいせい〟までを見せることはほとんどないが、それでも数回は見せたことがある。四つの技のうち、一つもでんきタイプが存在しないことを疑問に思う向きは、当然存在するだろう。

 

「何でバトルやってんだ?」

 

 嫌味で聞かれている訳ではないのは分かった。煙の中を脱したい時、あるいは海の真ん中で溺れてもがく時、その場にあるものなら何にでも縋り付こうとする。

 

 さて、何と答えるべきか。ライムがバトルをやりたがってるから、できるとこまでやらせてあげようと思ってさ。

 

 とか?

 

 そうじゃない。

 

「ポケモンマスターになりたいから」

 

 その語義に明確な定義はない。チャンピオンに上り詰めた者がそうであるとか、さらにその中で最も優秀なトレーナーが当てはまるとか、とにかく強いトレーナーが求められている。

 

「テメェそれ、本気か?」

「本気」

 

 そもそも、強さを求めないトレーナーに何の価値がある? 

 

「そのピカチュウでか?」

「…………」

 

 俺は、本当はライムのことを信用していなかった。

 

 どんなポケモンでも活かすのがトレーナーの本領だ。それでも、ピカチュウという道具に頼らなければ非力なポケモンで、でんき技が使えないというハンデを背負って、一番上は目指せないと思っていた。

 それでも、ライムが満足するところまで連れて行ってやれば、それでいいと思っていた。

 

「知ってるか」

「あ?」

 

 緑髪の少年は、半眼で気怠そうに面を上げた。

 

「ミツハニーのオスは、越冬の直前に巣から追い出されて死ぬんだよ」

 

 働きバチであるメスのミツハニーと、受精したビークインのみを残して、大半のオスは冷え込む直前に群れを追放される。

 

「は……?」

「群れを生かすためにな」

 

 オスのミツハニーは比率にして8割。その中でもミツを満足に集められない個体から締め出され、概算にして全体の5割が群れの外で凍死あるいは餓死することになる。

 ミツハニー達は女王への忠誠以上に、生き残ることに必死だ。それこそ他の巣の留守中にミツを盗み出すような個体もいる。

 養蜂家の間では、そんなことが頻発する年には、冷え込みが激しいとかいう迷信があるそうだ。眉唾だが。

 

「それがオレだってのか……?」

「似てるだろ」

 

 他意はない。ただ、思い出したことをそのまま言っただけだ。

 それでこの少年が激昂し、さっきのミヤコみたいに掴みかかって来られても、それはそれでいいような気がしていた。

 

「ハッ…………確かに、そうかもな」

 

 少年は意外にも、怒りを覚えなかった様子であった。

 

「名前は?」

「あ? 急に何だよ」

「名前だよ。ミドリトサカくんじゃないだろ」

「ふざけやがって……」

 

 彼に情が湧いたとか、興味が出た訳ではない。ただ、俺ばかり名前を知られていて、こっちが知らないんじゃ不公平だ。それだけ。

 

「カンゼキ……」

 

 緑髪の少年は、何かを探るようにして名乗った。カンゼキ、と。

 

「ふーん……」

 

 あ、ライムも抜け毛が増えてきたな。ハイネより遅かったけど、そろそろ換毛期かな。

 

「おい」

「あ、いや、悪い」

 

 聞いてみたはいいけど、やっぱあんまり興味なかった。

 

「テメェから聞いてきたんだろ」

 

 第二競技棟のほうの上空に、小さくムクバードのシルエットが見えた。

 それがアコニのムックルが進化したものだとすれば、ただエネルギーを持て余してはしゃぎ回っていた頃とは違う。その方向を知りつつあるような、自信ありげな旋回だった。

 

 

 

 研究会大会を座して待つつもりはないし、アコニも悠長に待たせるつもりはない。

 

「今のは、惜しかった、よね……!」

 

 ワルビルに得意な砂地のフィールドで、ライムは苦戦を強いられた。

 小出しにして散らした〝ステルスロック〟を砂塵に隠すのは上手いやり方だった。いくつかに足を取られ、とうとう〝じならし〟を命中させられてしまった。

 

「そうだな」

 

 それでも〝かけぶんしん〟と〝きしかいせい〟の対策がまだ何もできていない。前者を使えば接近は容易で、〝ドラゴンテール〟を当てる個体を見極めている間に、弱点のかくとうを当てられ、ワルビルは膝を突いた。

 

「意外だった。環境を利用するなんてさ」

 

 戦法を試せる相手が増えたからか、有効な動きかそうでないかの取捨も、思い付いた端から確認できるのだろう。

 資料を漁って強いムーブメントを下調べするのもいいが、結局は実戦に勝る定着方法はない。

 

「あなたが前に持ってきた映像を参考にしたの」

「前に……ヒョウタさんのとか?」

 

 定期的に参考になりそうな映像図書を押し付けているので、正直どれのことかは分からない。

 彼女の戦法に合っていそうなものと言えば、シンオウのヒョウタが思いつく。あの人は父親のトウガンほどの芸達者ではないが、正攻法の範疇で布石を敷くのが上手い。

 

「あの人……カントーのグリーンの戦法」

 

 俺はその名前を聞いて、平静を取り繕うのに神経の大半を使わされることになった。

 

「ほら、前の、ジム戦じゃない映像、特別に見せてくれるって、渡してくれたでしょ」

 

 そうだ。ピジョットをエースに置き、カメックスやドサイドンの代わりに、ギャラドスやサイドンを入れたパーティが、グリーンさんのジム戦用。

 ステルスロックを使うパーティはそうじゃない。バンギラスとフーディンを混ぜた、エキシビジョンなどに連れて行く用のパーティ。ジム戦よりも外に映像が漏れないタイプのヤツだ。

 

「あ、あぁ……」

「あれ、どこの映像なの? プロのカメラじゃないよね」

 

 あれは俺が撮った映像だ。前々回に開催されたワールドトーナメントの予選映像だ。ヒャッコクのゴジカを相手にした時のもの。

 荷物持ちなんて名目で、彼の顔パスで関係者席に入れてもらった。

 

「すごいバトルだった……中盤までグリーンが押されてると思ってたのに、気付いたら全部ひっくり返して、結果は圧勝……」

 

 グリーンさんのバンギラスの、いくつもある型の一つだ。アタッカーではなく〝でんじは〟や〝ステルスロック〟を駆使して場を整え、〝くろいてっきゅう〟を押し付けて次のポケモンを自由に動かすためのステージを作り出す戦法。

 

 グリーンさんの強みは、その多彩な戦法にある。実戦に耐えるほどの戦術を10やそこらは確保しているトレーナーなど、世界広しと言えど、おそらく彼以外にはいない。

 

「私も、あんな風になりたい……! あの人みたいなトレーナーに……!」

 

 アコニの目の中には、縦に巻く危うい怪気炎が渦を作っていた。

 

 グリーンさんのようなトレーナーになりたい、か……。

 

「同感だ」

 

 





グルトンのガーネットカルピオーネ

味 :★★★★★
栄養:★★★☆☆
他 :★☆☆☆☆

総合評価:★★★★☆

 フェノールシティにある二ツ星レストラン「グルトン・アルタ」で提供されているカルピオーネ、黄パプリカとニンジン、玉ねぎと共に魚をマリネ液に漬け込んだもの。
 メニュー名にあるグルトンは食材として使っている訳ではない。グルトンに選別させたトリュフを混ぜた塩を用いているため。
 コースのうちの一皿だが、単品注文も可能。税込6310円。フルコースで頼むと概算で24000円になる。

ワルビル評:★★★★★
備考
 グァーガ!(魚、好き!)

アコニ評:★★★★☆
備考
 父の付き添いで会食に行った際、注文したフルコースにあったもの。ガーネット、というのは、宝石のように透き通った見た目を指すらしい。
 グルトンに選別されているだけあってか、トリュフは確かに香り高く、同じ土で育てられたハドリア産の野菜は、同じくハドリアの酒ぶねで踏まれた(ノンアルコール)ワインに丁度いい。同じ産地の食材には、同じ産地のワインが合うという基本をよく心得ている。
 残念だったのは店内の間接照明がわざとらしかったこと。折角の料理が綺麗に見えない。暗くしてムーディな雰囲気を作ればいいという訳ではない。
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