俺のピカチュウだけでんき技使えないんだけど   作:イリノイ州の陰キャ

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31、不揃いの肖像

 

 ヘリクスがどこかへ去ってから小一時間、俺は木に寄りかかって、呵責の車輪(ルオータ)を遠目に眺めていた。

 

「何なんだ、あれは……」

 

 俺は一人になってからも、もう一度あの石を触ってみた。結果はさっきと同じ、急激に発熱した石の温度に耐えきれず、体が反射で勝手に手を離した。

 しかも、あれに触れていると、いくつもの嫌なイメージが思い浮かぶ。それは俺の経験の中から引き出され、佳境に入る度に、もう見たくないとばかりに石に拒絶される。

 

 親父の死や、次々に脱落していく数少ないジム巡りの仲間達、ポケモンを利用して犯罪を企てる者等との諍い、敗北、そしてまた敗北。

 如何なる時も気の休まらないシロガネ山での、野生ポケモン達との死闘、何度も死を間際にして、辿り着いた頂上でまた敗北。

 

 そしてあの人の、夢から醒めたかのような無感情な目……。

 

「…………」

 

 エルレイドは多分、ずっと前に気付いていた。俺自身が自覚するよりも早い段階で、それこそ、カントーでジム巡りを始める前から。

 

『ポケモンを信用していないあなたには』

 

『ポケモンの側にいる資格すらないようだな』

 

「そうかもね…………」

 

 ポケモンを信用していない。俺は彼等の厳しい意見に、何も反論できなかった。

 その表面をいくら取り繕っても、見る者が見れば一目瞭然ということか。それとも、そんなに情けない姿を晒していたのか、俺は。

 

 でんき技が使えないから、攻撃してくれないから、言うこと聞かないから、凶暴すぎて俺以外の手に負えないから……。

 

 違う。

 

「…………」

 

 結局、いつまで経っても生い立ちに付けられた瑕疵からは逃れられないのだろうか。

 

 拳で岩でも建物でも砕き、口から炎とか氷とか吐いたり、原理もエネルギーの所在も不明の、理解し難い超常的な力を使う。息を吐くかのように。

 人なんてクリップでぶら下げられたコピー紙のようなものだ。彼等からすれば本気を出さずともいい。少しその気になれば、いつでも街中で大量虐殺を始められるだろう。

 

 親父もそうやって死んだ。

 

「ピカ……」

 

 トレーナーの気持ちが塞いでいるのを察したのか、ライムがボールから脱出し、俺の手の下に頭をもぐりこませてきた。

 

「ごめんな。みんなのせいじゃない」

 

 この子達には何ら疑いはない。誰かを傷付けるはずがないと、これまでの記憶に基いて、理性がそう判断している。

 ライムはこの通りだし、ハイネはそもそも誰かを傷付けることを極端に嫌う。ポリさんだってわがままで食いしん坊だけど、そのために人に怪我をさせたことはない。

 シロミは……少なくとも、俺の言うことは聞く。その凶暴性は、ギャラドスというポケモンに一生付いて回る問題だ。それ自体に罪はなく、よってギャラドス自体にも当然罪はない。街中で暴れ出すようなことがあれば、制御できない力量のトレーナーに非があるというもの。

 エルレイドのことは、わざわざ言うまでもないか。

 

 だからやっぱり問題があるとすれば、俺自身のほうだ。

 

 この子達は優しい。シロミだってそうだ。暴れたくて仕方がないとはいえ、それによって誰かに迷惑をかけたい訳じゃない。縄張りを荒らす者に対する正常な防衛反応だ。

 

「俺のせいだよな……」

 

 みんな、優しいから、俺の気持ちを汲み取っているのだろう。無意識にポケモンの力を恐れている俺の気持ちを読んで、その能力をセーブしている。

 全力を引き出すどころか、押さえ付けてしまっている。それが今の俺だ。

 

「確かにお前には、相応しくないトレーナーか……」

 

 いつの間にかそこにいたエルレイドは、両膝を立てて座る俺を、じっと見下ろしていた。

 

「お前、気付いてたろ。やっぱりさ……」

 

 エルレイドは、所在なさげに目を逸らした。そんな様子を見るのは初めてだ。

 

 

 怖い。

 

 

 ポケモンに傷付けられるのも、ポケモンで誰かを傷付けてしまうかもしれないことも。

 そんな奴が、ポケモンマスターなんて、笑わせる……長年連れ添った自分のポケモンすら信用できていないのに。

 

「向いてないな……」

 

 目を瞑ると、薄白い目蓋の中で、光の輪郭の形に世界が現れた。木が風に揺れる度に、青葉の若い香気が平たく陽光を和ぐ。均されるようにして。

 穏やかな静黙が、俺に逃げ場を与えてくれなかった。いい加減問いが増えすぎて解答が追い付かなくなってきた自問自答に、水を差してくれる何者かはいない。

 

「チュ……」

「ごめん。ライム」

 

 俺よりも強く、気勢にあふれたトレーナーに拾われていれば、こんなところでいつまでも足踏みに付き合わされてはいなかっただろう。

 エルレイドもだ。こいつには才能がある。他のエルレイドにはない強さと、それを下支えする闘争本能がある。だからピネアはこいつに関心を示した。

 

「悪い……みんな。俺は泥舟だったってよ」

 

 ライムやエルレイドだけじゃない。シロミやハイネ、ポリさんも、いつの間にかボールから飛び出してきていた。

 木の下を囲み、俺を見ている。どいつもこいつも同じような目をしていた。

 

「ピカ」

「何言ってるか分かんないや」

 

 一概にして、感情の読み取れない表情で俺を見つめるポケモン達は、一秒たりとも目を逸らそうとはしなかった。

 

 エルレイド……お前なら分かってるんだろ? 俺がたった今何を考えているか。というか、親父が死んだその日から、ずっと。

 

 

 

『あなたにそっくり』

 

 

 

「全然似てねーよ……」

 

 いつの間にか風の静まった木下の影が色を濃くする。おもむろに顔を上げたその向きには、面白くなさそうな表情のヘリクスが立っていた。

 

「…………何だよ」

 

 両膝を立て、俯いて座る俺の頭を、ヘリクスが掴んで無理やり持ち上げた。

 

「チャンピオンの命令だ。一つ、お前に助言をしてやる。ありがたく思え」

「助言……?」

 

 ポケモン達を無理やりボールに戻して、俺はヘリクスと一対一になって立ち上がった。

 なぜかこの男からは目が離せない。四天王の末席にその名を選ばれるほどの実力があるから……というだけではなく、何か、嫌悪感とはまた違うものを感じる。

 

「そうだ。虫ケラ相手に我が秘奥の一端でも見せるなど、虫唾が走るがな……」

 

 そう言うと、ヘリクスは俺が着いてきているのかを確認しようともせず、森の奥へと来た道を戻っていった。

 

「行ってみるか……」

 

 ここで腐ってるよりは、有意義だと思いたい。

 

 

 

 ヘリクスに誘導されてやってきたのは、道中で通ったあの人工の花畑だった。

 彼もチャンピオンと同じく、花を踏みつけにすることに躊躇いを感じてはいないようだった。それよりも気になることがあるとばかりに、思案げに俯きながら花畑の中心へと進み、前触れなく足を止める。

 そして振り返った。彼は不審なものを見る目で俺を見下ろすと、鼻を鳴らして不躾に顔を逸らした。

 

「出てこい。メガヤンマ」

 

 出てきたのは、先ほども見たあのメガヤンマだった。

 メガヤンマは花畑に降りようとしなかった。花の温度を嫌ってか、器用にも空中で静止している。

 ヘリクスはメガヤンマに笑いかけた。メガヤンマはその邪悪な笑顔にも似た、何かを企む鬼のような笑顔で応じた。

 

「この虫ケラに足りんもの、拙には手に取るように分かる。お前もだろう? メガヤンマ」

 

 あの忌々しい石ころに触れてから、ヘリクスという男を見てみると、最初見た時には意識すらしなかったようなことが分かってくる。

 同時に、チャンピオンのピネアが、なぜ俺とヘリクスを引き合わせたのかも。

 

「見るがいい。これがお前と拙との間にある、埋めようのない実力の差だ」

 

 ヘリクスは、メガヤンマの人を殺せるほどに鋭い風切り翅に、まるでペットの背を撫でるかのように簡単に触れた。

 メガヤンマも極めて自然にそれを受け入れている。

 

「ポケモンなど、拙の手足に等しいものよ」

 

 確かに、興行としての側面もあるポケモンバトルにおいて、トレーナーの人格やキャラクターというのは、集客率に影響する。だから、人格を重視するというのは頷ける。

 では、人格を重視しないという意見についてはどうだろうか? 俺は全く手放しにこちらに賛成だ。

 

 勝てるならば、それだけが価値。

 人々は相反する二つの感情を持ち合わせている。つまり、絶対的な強者の君臨と、その強者を打ち砕く、記号的には弱者であった新たなる強者の到来。

 この男はその世界に住む競技者の典型だ。多分、俺とこの人は似ている。試合がどんな内容であれ、強さと優劣のそれのみを求めているところとか。

 

「さて、ここからが本題だ」

 

 ヘリクスはメガヤンマをボールに戻すと、俺から距離を置くようにして、うしろ歩きで離れていった。

 

「チャンピオンは拙にこう約束した。生意気な強化生の鼻を明かせば、あちらの〝仕事〟に首を突っ込んでもいいと」

「あ…………?」

 

 ヘリクスはポケットからメガヤンマのボールと併せて、四つのネットボールを取り出した。

 唐突に四方へ突出する殺気の一部と視線が合った。ポケモン達は俺の気鬱に遠慮して沈黙しているが、シロミやエルレイドが殺気を向けられて黙っていられるはずがない。

 

「害虫退治など造作もないが、飛べもしなくなった哀れな虫ケラを、ただ踏み殺すのでは芸がない」

 

 そう言うと、ヘリクスはボールを一つ選び、俺が応答する前に場に繰り出した。

 

 ドス、と、重量を感じる音が花と土で相殺される。

 出てきたのはグソクムシャ。白い甲殻を鎧う、見た目も雰囲気も厳めしいポケモンだった。

 出てくるなり爪同士を打って音を鳴らし、こちらを威嚇してくる。好戦的な性格なのか、気が立っているだけか。

 

「不調子のお前にハンデをくれてやろう。好きなポケモンを出せ。拙の先手を先に教えておいてやる」

 

 ヤケに花畑の奥まで進むな、と思っていた。最初からこういう腹づもりだったか。

 あまり気は進まなかった。こんな心持ちでバトルをしても、いい内容になるとは思えない。それに、相手や自分のポケモン達にも失礼だ。

 

 それでもやるつもりなのか。エルレイド。

 

「……後悔すんなよ」

 

 他ならぬポケモンがそう考えているのであれば、俺に文句はない。所詮は優劣を決めたがるたわけ共の同類。

 どこまで行っても、競い合いたがる誰かの敵意からは逃れられない。これしか能がないんだ。

 

「抜かせ。口上だけは一人前か」

 

 お前に言ってるんじゃねーよ。

 

「…………ハイネ」

 

 さっさとやろう。いつもなら勝利以外に価値を感じることはないが、この場に限ってはどちらでも良かった。早く終わればいい。

 

 

 

 4対4の突発バトル、先制は相手のグソクムシャから始まった。

 

「〝であいがしら〟ッ!!」

「〝まもる〟」

 

 この〝であいがしら〟を通さないためにも、弱点を突かれるハイネを出す必要があった。だが、他にもむし技を持っているかもしれないグソクムシャを相手に、ハイネをこのまま置いておくのは怖い。

 

「戻れハイネ、ポリさん、頼む」

 

 すぐさまハイネを戻し、悠長に場に降り立ったポリさんに、すかさずグソクムシャの剛腕が襲いかかった。

 

「〝アクアブレイク〟ッ!!」

 

 水を纏った腕を叩きつけられ、ポリさんが少しだけ怯む。普段から強がってばかりのポリさんがのけぞる威力だ。ダメージも大きい。

 だが、この位置はこちらに有利。グソクムシャはその甲殻に足を取られ、一度攻撃を繰り出したあとは無防備だ。

 

「〝10まんボルト〟」

 

 グソクムシャの鈍重さでは、ここまで接近した状態で飛び道具を避けることはできない。

 至近距離から放たれた〝10まんボルト〟が、グソクムシャの体を真横に貫通していった。

 攻撃を受けた瞬間に、グソクムシャはノータイムでボールへと戻っていく。それと同時に繰り出されたのは、先ほども見たメガヤンマだった。

 

「〝ききかいひ〟ね……」

「メガヤンマ! 〝むしのさざめき〟!」

 

 間髪入れずメガヤンマの翅が擦れ、その間に生まれた摩擦が特殊なエネルギーへと変換される。

 振動波が目にも止まらぬ速さでポリさんに衝突し、花を蹴散らしながら土埃を立たせた。

 

「まだいけるか?」

 

 ポリさんは振り返らない。気丈なヤツだ。二発の攻撃をまともに食らって、結構キてるはずだけど、立ち姿にフラつきはなかった。

 

「ポリさん、〝れいとうビーム〟」

「〝げんしのちから〟だッ!」

 

 同時に繰り出された技の威力は、勢力も速度も、見た目には完全に〝れいとうビーム〟が勝っていた。

 しかし、ポリさんの気合いに反して技同士は拮抗し……いや、こちらがわずかに押されていた。技同士のタイプ相性の差か。

 

「取り合うな! 地面に逸らせ!」

 

 ポリさんは〝れいとうビーム〟の軌道を若干下にズラし、〝げんしのちから〟に押されつつも凍結させた。その地面に積み重なる氷の膜は、瞬く間に氷の壁となり、〝げんしのちから〟の軌道に重なる。

 

「ふむ。虫ケラにも知恵はあったか。メガヤンマ! 構わん! そのまま消し飛ばせ!」

 

 氷の壁が〝げんしのちから〟を阻む障壁となったのは一瞬で、二秒とかからず壁の真ん中に大きな穴が空けられる。

 だが、その間ポリさんが同じ場所にいる訳がない。

 

「〝10まんボルト〟ッ!」

 

 壁裏に隠れて、左に2歩分動いていたポリさんの横を、メガヤンマの〝げんしのちから〟が素通りした。

 その間に撃ち出された電撃は正確にメガヤンマを捉え、その体を貫通する。

 

「メガヤンマ! まだ倒れるなよ! 〝げんしのちから〟だッ!」

「ポリさん、〝トライアタック〟!」

 

 一致技を捨ててでも、拮抗勝負で技を通すつもりなのは読めていた。それなら、こちらも押されない技を選ぶだけだ。

 三色の球体が互いに公転しながら、〝げんしのちから〟とぶつかり合う。〝トライアタック〟の球威は見た目通りに〝げんしのちから〟を受け止め、その回転に巻き込むようにして、無差別方向に互いのエネルギーを発散させた。

 

「いいぞ! 返しのれいとう――――」

「〝エアスラッシュ〟だッ!!」

 

 ポリさんのチャージが終わるよりも速く、またもやメガヤンマが動き出す。

 指示された〝エアスラッシュ〟は軌道が外れ、ポリさんにまで到達しなかったものの、場に出た直後とは明らかにスピードが違う。

 

「〝かそく〟……」

「虫ケラの複眼らしい見どころだな。正しくこいつの〝とくせい〟は〝かそく〟だ」

 

 今の撃ち合いが相手のウォーミングアップを兼ねてしまい、メガヤンマの運動性能がポリさんを上回り始めた。

 

 メガヤンマの〝とくせい〟なんて〝かそく〟の他にないと言い切ってもいいのに、そこに気を配るのを忘れるなんて……。

 集中が散漫になっている自覚はあった。だが、ここまで俺は迂闊だったのか?

 

「くっ……ポリさん! 〝れいとうビーム〟!」

「〝まもる〟だメガヤンマ!」

 

 ヘリクスは俺の気が〝とくせい〟に向いたと見るや、露骨に時間稼ぎの手を選択した。

 まずい。このままでは完全にポリさんの速度を抜かれる。

 相手に休ませる選択を与えてはいけない。むしろここで〝まもる〟を消費してくれたのはよかったと考えるべきか。今度は〝げんしのちから〟に押し負けない技で……!

 

「続けて〝トライアタック〟ッ!」

「突っ込め! 〝エアスラッシュ〟ッ!」

 

 メガヤンマは〝トライアタック〟の直撃を食らいながらも、黒煙の中から〝エアスラッシュ〟を飛ばしてきた。

 互いの技が命中する。耐久に乏しいメガヤンマとはいえ、今の技のみで倒しきれるとは思えない。

 

「畳みかけろ! 〝エアスラッシュ〟だ!」

「ポリさん! 〝トライアタック〟!」

 

 ポリさんは動かなかった。

 

「ポリさんッ……!?」

 

 俺は思わずメガヤンマを見ていた視線を近景に引っ張られる。

 悪い方向によいタイミングと言うべきか。俺はポリさんに〝エアスラッシュ〟が到達するその瞬間を見た。

 

「ポリさん!」

 

 煙が晴れ、ポリさんの姿が露わになるまで、そう秒数はかからなかった。

 顔から突っ伏して俯けに倒れている。流石にダメージの蓄積が多かったか。

 

「幸運も実力のうちだ。これも正当な技の〝効果〟と言えよう」

 

 奴がメガヤンマに連打させた技は〝エアスラッシュ〟。威力もさることながら、慣れていないポケモンは、あの音速に近い風の刃の勢いに怯ませられることがある。

 

「……お疲れ、ポリさん」

 

 判断を誤った。相手の〝まもる〟の次の技を〝はかいこうせん〟にしていれば、メガヤンマに致命傷を与えられていた。反動の間にその後に出てくる他のポケモンに倒されるとしても、形勢は五分だ。

 

「行け。ハイネ」

 

 飛び出してきたハイネは、メガヤンマの強烈な眼光に怯み、たたらを踏んだ。

 

「怯えているぞ。ポケモンの精神薄弱は、トレーナーの責だ」

「同感だね……」

 

 ライムに繋げるにしても、シロミに繋げるにしても、あの〝げんしのちから〟を受け切れる特殊防御がいる。グソクムシャに引かれても、ハイネで〝であいがしら〟の対処をしてからシロミに繋げればいいだけだ。

 

 俺は内心でため息を禁じ得なかった。いつもの闘争心を思い出したいのに、今日に限って呼吸が落ち着いている。

 熱射で温まり始めた頭の中では、この場には似つかわしくない、幼い日々の思い出が端々に甦っていた。

 

 





 次回、2話同時投稿です。その関係で遅くなります。
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