バカとテストと召喚獣 ~少し人間不信な少年の物語~   作:漆黒

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バカテスト 国語

問 以下の意味を持つことわざを答えなさい

『(1)得意なことでも失敗してしまうこと』
『(2)悪いことがあった上にさらに悪いことが起こる喩え』


姫路瑞樹の答え

『(1)弘法も筆の誤り』
『(2)泣きっ面に蜂』

教師のコメント
正解です。他にも(1)ならば『河童の川流れ』や『猿も木から落ちる』、(2)なら『踏んだり蹴ったり』や『弱り目に祟り目』などがありますね

土屋康太の答え
『(1)弘法の川流れ』

教師のコメント
「シュールな光景ですね」

吉井明久の答え
『(1)弘法も木から流れる』
『(2)弱り目に蜂』

教師のコメント
「彼に一体何があったのでしょうか…」


第3話 自己紹介

先生が来るまで僕はとりあえず瑞樹ちゃんと雄二で駄弁る

 

ガラ

 

「今からHRを始めます」

 

どうやら先生が来たようだ

 

「おはようございます。今日からFクラス担任の福原 慎です。よろしくお願いします」

 

黒板に文字も書かず挨拶する

まさかと思うけどチョークがないなんてことはないよね?

早速不安になってきた

 

「皆さん全員に卓袱台と座布団は支給されてますね?不備があれば申し出てください」

 

とてもありまくりなんだけど…

 

「せんせー、俺の座布団に綿があまりありませんー」

「我慢してください」

 

ハイ?

 

「先生、ガラスがわれてちょっと寒いです」

「我慢してください」

 

ゑ?

 

「センセー、俺の卓袱台の脚が折れましたー」

「我慢してください」

 

ん?

 

「せんせー、蜘蛛が目の前にいるんですが…」

「我慢してください。ちなみにその蜘蛛毒もっています」

「ぎゃー!!!???!」

「先生、このキノコ食っていいですか?」

『やめろー!!!!!!』

「図鑑で調べてからにしてください」

 

ヤベェ、なんだここは…

まさか、ここが現代に存在する地獄だとでも言うのだろうか…!?

さらに雄二も質問する

 

「バカがたくさんいるんですがどうすればいいですか?」

「我慢してください」

 

我慢どうこうってレベルじゃないよ!!

しかも何気にひどいよ、それ

 

「先生、せめて卓袱台とガラスは支給してあげてください。そして蜘蛛の子には解毒剤を」

「わかりました、手配しておきます」

 

なんか、こう、ね、疲れたよ…

 

「それでは、廊下側から自己紹介してください」

 

自己紹介か…

どうすっかな…

 

「木下秀吉じゃ、演劇部に属しておる」

 

ん?この独特の爺言葉は…

 

「ちなみにわしは男じゃ、そこんとこはまちがえぬようよろしくたのむぞい」

 

秀吉か、パッと見ると美少女にみえるが実際の性別は男

実際に何百回も男子から告白されてる

最近そのことが悩みだそうだ

ちなみに僕も最初あったときは間違えた

 

「………土屋康太」

 

おっと、次も知り合いか

相変わらず口数がすくないな

小柄だけど体は引き締まっていて運動神経がいい

ただそれは残念なことで使われているけど…

 

「―――――です。海外で育ちなので、日本語の会話はできますが、読み書きは苦手です」

 

おお、こんなむさ苦しいところに女子が…

 

「ああ、ですが英語もちょっぴり苦手です。育ちはドイツなので…。趣味は―――」

 

ん?ドイツ?ま、まさか…

 

「吉井明久を愛でることです」

 

そして、優しい笑みをこっちにむける

背筋に悪寒が走る

笑みをこっちに向けるのは…

 

「…あぅ。し、島田さん…」

「ちょっと、美波って呼んでっていったじゃん、アキ」

 

周りの男子の殺気が痛いです

 

「次お願いします」

 

そうして、次々と自己紹介が進む

そして、僕の番がくる

 

「吉井 明久です。どうか一年よろしくお願いします」

 

無難におわらせ、次は瑞樹ちゃんの番

 

「え~と、姫路 瑞樹です。」

 

やっぱり普通に終わるか

 

「そこのアキ君の彼女です」

 

やべぇ、本格的に殺気がやべぇ

今まで殺気をかんじたことはなかったのに…!!

しかも、よく見るとどこからか名状しがたいバールのようなものが…

そして、瑞樹ちゃんは赤くなってないでこの状況どうにかして!!

 

「ちなみにアキ君に危害を加えた場合その方を無視しますので、そこのところよろしくお願いします」

 

一気に殺気がやんだ!?

何このクラス!?

ちょっと怖すぎるんだけど…

そうして、自己紹介は続いていき、最後雄二の番となった

 

「たしか坂本君はFクラス代表でしたよね?」

 

他のクラスの代表ならまだしもFクラス代表はバカの集まりの代表なので自慢どころか恥になりかねない

だけどやつは違う

自信満々の表情で教壇に上がる

 

「Fクラス代表の坂本 雄二だ。俺のことは代表や坂本とか好きに呼んでくれてかまわない」

 

よしなら…

 

「ゴr――なんでもないです」

 

カッターナイフってあんなに速く飛んでくるもんなんだね

 

「さて、みんなに一つ聞きたい」

 

こりゃ慣れてるね

間の取り方がうまくて、全員聞き入っちゃてるよ

そして雄二は教室の各所に動く

 

かび臭い教室

 

古く汚れた座布団

 

薄汚れた卓袱台

 

つられて他の人も雄二の視線を追う

 

「Aクラスは冷暖房完備の上、座席はリクライニングシートらしいが…」

 

一呼吸おいて、静かに告げる

 

「――――不満はないか?」

 

『大ありじゃああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』

 

クラスの心が一つになったね

 

「だろう?俺だってこの現状は大いに不満だ。代表として問題意識を抱いている」

『そうだそうだ』

「みんなの意見はもっともだそこで」

 

雄二の顔が自信に溢れた不敵の笑みを受かべる

 

「これは代表としての提案だが―――」

 

全員の顔を見ながらその『提案』を告げる

 

 

「――――FクラスはAクラスに『試験召喚戦争』を仕掛けようと思う」

 

Fクラス代表、坂本雄二が試召戦争の引き金を引いた瞬間である




バカテストは暇があったらやろうと思います

コメント・感想・批評・評価etcetc…

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