バカとテストと召喚獣 ~少し人間不信な少年の物語~ 作:漆黒
それではご覧あれ
(今回は短いです)
~Dクラス教室~
今、僕たちはDクラスの教室にいる
なんでって?そりゃ、 Dクラスに勝ったからね、戦後対談のために来てるんだよ
「あ、その、さっきはすみません……」
「いや、謝ることはない。全てはFクラスを甘く見ていた僕たちが悪かったんだ」
これも戦争だ
騙し討ちって感じだけど、謝る理由にはならない
「ルールに則ってクラスを明け渡そう。ただ、今日はこんな時間だから、作業は明日で良いか?」
敗残の将か
やっぱりなんか可哀想に見えてしまう
負けたクラスは3ヶ月間、試召戦争を行使できる権利を剥奪される
勝てば、英雄として扱われ、負ければ戦犯として扱われる、それが代表
もし、違う僕だったら明日にしようと提案するだろう
だけど、今回は必要ない
「いや、その必要はない」
「なんでだ?それは情けのつもりか?」
「違うな、俺たちはDクラスを奪う気はないからだ」
うわ、ニュアンスの違いで逆に見下してる感がでてるよ…
「雄二、それはどういうことじゃ?」
「忘れたのか?俺たちの目標はAクラスのはずだろう?」
既に眼中にも無い的な発言
Dクラスの人が聞いたら絶対キレるね
須川君が聞く
「じゃあ、なんで標的をAクラスにしないんだ?おかしいだろう?」
「少しはそんなんだからお前は義妹に『バカな子』って言われるんだろ?」
「微妙な嘘をつかないでくれ…」
「おっとすまない、従妹たちからだったか」
「……人違いでありたいです」
「まさか、本当に呼ばれてるのか…?」
須川くん…キミって奴は…
それにしても義妹か…
――――お兄ちゃん!!
――――なんで、お兄ちゃんはこんなに…
――――ちょっと…
――――た、助け…
――――あり、…が…
えっ?これはナニ?イッタイコレハナンナンダ?
コンナモノボクハ…ボクハ…ボクハ………
「アキ君!!」
「えっ?ここは?」
「保健室ですよ、アキ君」
「なんで、僕がここに…」
「覚えてないんですか?あのあといきなり苦しみだして、倒れたんですよ」
苦しみだしたって…なんでなんだろう?
「本当に何も覚えてないんですか?」
「ごめん、全然覚えてない…」
なんか空気が重いから話題転換をする
「そういや、あのあとどうなったの?」
「あしたBクラスと戦争することになりました」
確か、Bクラス代表は根本ってやつだったはず
警戒したほうが良さそうだな…
「アキ君、帰りませんか?」
「別にいいよ、もう大丈夫だし」
「それでは行きましょう」
「そうだね」
そうして、僕と瑞希ちゃんは帰ることにした
――――後から誰かが付けているのも知らず…
「みぃーつけた、キャハハ、もう逃さないよ…ねぇ?」
お に い ち ゃ ん
えー、今回はちょっと伏線を敷いてみました
自分で書いといてアレですが、怖いです、最後…
そして、すごくグダグダに…
次回は気をつけます
ということで次回は
Bクラス戦 ~その前にお弁当~をお送りします
次こそは早く最新話を届けます(予定)
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