100人の彼女と白蛇 作:KQ
要はチャリオッツ・レクイエム回って事だね(???)
あと今回BL描写ありますのでご注意ください
「皆さん…ようこそお集まりいただきました」
この日、学校の屋上にて恋太郎ファミリーの彼女会議が行われていた。主催者は花園羽香里。
お題は……倦怠期の事だ。
倦怠期
恋愛や結婚において、パートナーに対する熱意や興奮が薄れ、関係がマンネリ化する時期の事ッ‼︎
そしてッ‼︎この倦怠期は、一般的に3ヶ月頃から起きるのであるッ‼︎
「実際は3ヶ月も経っていない」
「というか作者もこの回を見越して1週間投稿にするとか言ってなかった⁇⁇」
『計画性のねぇ野郎ですぜ』
『だが…確かに倦怠期ってのはおっかねぇな』
「恋太郎に冷められる日…」
恋太郎が彼女たちに冷める事なんて宇宙が一巡しても起きないことだが、あの恋太郎に冷められる事を考えた一同は背筋がゾッとした。
「そこで私は、楠莉先輩に新薬の開発を依頼したんです!」
「もうすぐ完成なのだ…‼︎ケンタッキーに打ち勝つ『新しい自分に生まれ変わる薬』…‼︎」
「"倦怠期"です楠莉先輩」
一方その頃…
「せっかくの昼休みだからハートと色々駄弁ろうと思ったが何かご都合展開に導かれる気がしてならないから屋上に行くとするか…」←何も知らない白蛇神符
ガチャッ
「どうも、神に導かれて屋上にやってk「あごめん失敗したのだ」え?」
チュドーン‼︎
いやぁ…こんな事あるか普通?屋上に来たと思ったら急に爆発するって……オチの見つからない動画投稿者でもいきなりこんな事しないだろ…
まぁでもここはあくまで『100カノの世界』。いきなり爆発に巻き込まれたり謎展開に発展するのは日常茶飯事である。
…にしても急に肩が凝り始めたな…最近は花園邸でスタンド使いと戦ったり、羽々里さんの趣味に付き合わされたりと色々あったが、こんな急に凝る事あるか?それになんだか目線が低くなってるような…
「どうしたんだ皆ーッ‼︎爆発音が聞こえたからまさかと思って駆けつけてみたけれどもどうしたんだ皆ーッ‼︎」
すこし遅れて恋太郎がやってきた。よかった…どんな状況でも恋太郎ならなんとかしてくれるだろう…承太郎みたいな安心感あるからな、名前似てるし。
…ちょっと待てよ、これ肩が凝るというより体が重くなってる気がするな…一体何がどうなって…
「…は?」
その時…私は自分の目を疑った…
ふと視線を下に向けた時、視界に映ったのは…
二つの大きな膨らみだった
「なっ…⁉︎」
私は恐る恐るそれに手を近づき、触ると……
ムニッ…
「!!?!?!?」
餅のような柔らかい感触に、弾力。それは女性のみが持つ女性器官、乳房だった。
(な、なんでこんな物があるんだ⁉︎……もしや楠莉先輩の薬のせいか…?……ハッ!…今気づいたが、まさか…これがあるって事は…)
震える手で今度は股の下に手を伸ばした…そして……当たってほしくもない予感が当たってしまった…
「な……ない……ッ‼︎⁉︎」
どうやら私の体は今、女性の体になっているらしい…いや、正しくは……
「「「「「私達…入れ替わってる〜⁉︎」」」」」
全員の魂が、肉体を超えて入れ替わっているのである…
〜〜〜
どうやらこれは楠莉先輩が作った薬の影響らしく、性格を改造するための人格をフニャフニャにする作用が暴走して招いた結果らしい…要はジョジョ風に言うと、チャリオッツ・レクイエムの能力と言ったところか…
そして、私のこの髪色と服のデザインから察するに、私は今羽香里の体の中に入っているようだ…
「キャ…ッ!慣れない体に足がもつれて…っ」
突然凪乃がわざとよろめいて恋太郎に抱きついてきた…あの感じだと、元の羽香里の魂は凪乃の体に入っているな…恋太郎に即バレしてるし…
「…『ホワイトスネイク』は問題なく出るな」
「って事は、私の体にはプッチさんが入っているんですね……私の体で変なことしないでくださいよ…?」
「誰がするか」
というか、私の魂が羽香里の体に入っているとするなら、私の体には誰が入っているんだ?
「はーいはーい!楠莉は誰だか分かるのだー⁉︎」
なるほど楠莉先輩かすぐに分かったわ
クソッ、なんか幼児退行した自分を見ているみたいで変な気分だな…しかもこの人さてはキスゾンビの時のやらかし全然反省してないな…?
「む…っ、しっこしたくなってきたのだ…まっオムツしてるしここでやっちゃえ」
「私の体で漏らさないでくださいッ‼︎‼︎」
高校生がオムツ履いてるわけないだろ‼︎まぁ後にオムツ履きそうなキャラ出てくるけど…
「全く…ほら!トイレ行ってきてください!私の体なんですから男子トイレでしてくださいよ、分かりました⁉︎」
「んもー……ん?」
何か思いついたのか、楠莉先輩の動きが止まった。何しようとしてるんだ……?
ガバッ!
「そういえばプッチのおちんちんってどうなってるのだ?」
「待て待て待て待てッ⁉︎⁉︎⁉︎⁉︎」
このガキ‼︎急にベルト外したと思いきやズボンの下覗きやがった‼︎
「楠莉先輩‼︎せめてトイレに行ってから外してください‼︎他人の体だからってなんでもやっていいわけじゃ……楠莉先輩?」
「プッチのおちんちん小せーのだ」
「言いやがったなァァァァァァァァァァァァ!!!?!!!?!!!?」
「飛びてぇ……崖から飛び降りてぇ……」
「な、なんかごめんなのだ…」
「唐音さんみたいになってますよ…」
「あいつのそれと一緒にするんじゃあないわよ‼︎‼︎」
〜〜〜
私の精神的ダメージが回復した頃には、全員がどの体に入っているのか判別する事に成功。全員が誰と入れ替わっているのかは、以下の通りだ。
唐音→羽々里
羽香里→凪乃
静→唐音
凪乃→静
楠莉→神符
羽々里→楠莉
神符→羽香里
ツンデレ羽々里さん、メロメロ凪乃、小動物唐音、クール静……精神年齢の下がった私、母性楠莉先輩、中身が違うだけでいろんな女性陣が見られるのはいいが、一刻も早く元に戻そう……
「んっ……ふぅ…」
「ちょっとォ⁉︎人の体で何してんですか⁉︎⁉︎」
気づけば私は、自分の胸…というか、羽香里の胸をひたすら触っていた…なんだこれ……自分の意思とは関係なく無意識に…!
「ぷ、プッチ⁉︎どうしたんだ⁉︎」
「何故かは分からないが、さっきから変な気がしてしょうがないんだ…なんというか、その……頭がピンクに染まっている…」
「頭がピンクに……?」
まさか…花園羽香里の体だからか?だんだん自分の頰が火照っていくのが分かる……まるで、自分が自分じゃあなくなるような感覚だ…
(クソッ……止まれ…止まれ!)
人の彼女の体だっていうのに…こんなのダメだって分かってるのに…
このままじゃ私、体だけじゃあなく心も女の子になっちゃうゥゥ……❤︎
「プッチ⁉︎あんた股の下に指突っ込んでるわよ⁉︎⁉︎」
「えっ⁉︎」
「どこ触ろうとしてるんですかァァァァァッ⁉︎⁉︎」
一線を超える前に羽香里が手を掴み、鬼のような形相で神符を睨んだ。
「私さっき言いましたよね⁉︎私の体で変なことしないでって言いましたよね‼︎⁉︎」
「わ、悪かった…けど、その…君がお尻上がってるように見せる下着履いてるせいか、締め付けられて余計に気になるっていうか…」
「〜〜〜ッ‼︎‼︎‼︎」
私がそう言った瞬間、羽香里の顔が分かりやすく真っ赤になっていた…正確には凪乃の顔だが…
「いいですか…⁉︎念の為言っときますけど…‼︎」
「は、はい!?」
「…次股の下に手突っ込んだら、ボール二つとも潰しますよ‼︎‼︎」
「分かった、分かったって…!」
〜〜〜
「これ以上はダメだ…!このままでは割と真面目に女になってしまう…」
「女の子になったらそれはそれで可愛さが増すわよ…!」
「いやです‼︎」
「プッチがプッチじゃあなくなる前に、早く元に戻る方法を考えないとマズイわね…」
「薬の材料はもう無いのだ…」
その後は皆で元に戻る方法を考える事となった。一度楠莉と静が頭をぶつけて元に戻れないか試してみたが、これは失敗。唐音の頭と私の頭にたんこぶができてしまった…すると、突然凪乃が近づいてこう言った。
「……白蛇神符。一度『ホワイトスネイク』で、私からDISCを抜き取って欲しい」
「気でも狂ったのか!!?」
「口で説明するより実際にやれば分かる。さぁ、早く」
「クソッ…中身が凪乃とはいえ、肉体は静だから気が引けるな……『ホワイトスネイク』…」
そして私は言われた通り、凪乃の頭に指をそっと入れると、一枚のDISCが出てきた。しかし…
「こ、コレは…‼︎」
本来、記憶のDISCを抜き取ろうとすると、当たり前だがその人の記憶を抜き取ることができる。だが、今回の場合は一味違った。
『静の頭』から出てきたのは、『凪乃の記憶DISC』だった。
「なるほど…!これなら全員分戻れるかもしれませんね!」
確かにいい考えではある。だが……
「冷静に考えて、コレだと私と羽香里は元に戻らないな…」
「確かに…自分の記憶は抜け取れませんからね…」
恐らく凪乃は、それぞれの記憶を抜き取って元の人の体に戻そうと考えたらしいが、私のホワイトスネイクは自分自身から記憶を抜き取る事はできないので、この方法はダメだ……クソ、他に何か策はないのか…?
「こうなったらもう奇跡を起こせるのは…」
「!…何か思いついたんですか⁉︎」
「
「それあなたがしたいだけでしょう!!?」
羽々里さんは楠莉先輩の体で恋太郎に膝枕をして撫で始めたと思いきや突然、恋太郎とキスをした瞬間…
ファ〜〜ッ
「「「本当に奇跡起きた‼︎‼︎」」」
楠莉先輩の体から羽々里さんの魂が出てきた!どういう原理なんだ一体⁉︎
「今は魂が不安定な状態なのだ…そしてキスで頭がフワフワするのは、魂が抜けかかってるからと言う説が…!」
「腐った女子が考えたような理論だな。さてはこの作品の原作狂ってんな⁇」
「今更だろ」
とまぁ、そんなわけで順番に一人ずつキスをしていくわけだが……
静が恋太郎とキスをしたあたりで、私は気がついてしまった……
このまま全員とキスをするなら……私は……
私は……
「あの…楠莉先輩…」
「…?しっこしたくなったのだ?」
「違いますよ‼︎…その、今あなた私の…男の体になっているんですけど、それでもいいんですか…?」
「何か問題でもあるのだ?」
「大アリですよ‼︎私の体でキスをするという事はつまり!側から見たらBL的な絵面になってしまうんですよ⁉︎」
「別に楠莉はそれでも構わないのだ」
「なッ…⁉︎…恋太郎‼︎君はどうなんだ‼︎」
「別に楠莉先輩がプッチの体になってしまっても、中身は楠莉先輩だから……それに…」
「相手がプッチなら、俺はそれでもいいかなって…」
「気は確かかァァァァァァァッ⁉︎⁉︎⁉︎⁉︎」
何ちょっとはにかんだ様子で言ってんだこの
「プッチ、もう諦めなさい…こうなった以上、もうやるしかないわ…」
「そうですよ…それに、あなたがキスしないと、私も元の体に戻れないんですから…」
「ちぐしょうーーーーッ‼︎」
〜〜〜
「ついにこの時が来たか……」
全員分のキスが終わり、後は私のみとなった…さっきから上空で皆の魂がフヨフヨしてんのが気になるが…
「さっさと済ませるぞ……下手したら皆の魂が成仏してしまうかもしれないからな…目閉じろ」
「うん……ん?」
そして、そのままキスをする……と思いきや、いつまで経っても神符が来ないので、恋太郎は目を開けると、神符は下を向いていた。
「ぷ、プッチ?」
「その……君の方からきてくれないか?…こういうの初めてだから、自分からやるのは恥ずかしいんだ…」
「‼︎」
「なんだ急に顔真っ赤にして気持ち悪い…君は羽香里たちと何度もキスしてるんだから、いい加減慣れろよ…」
「ああ、その……」
「プッチって、意外と可愛い所あるんだなって思って…」
「ハァッ⁉︎⁉︎」
こいつ今なんて言った⁉︎可愛い⁉︎私が⁉︎⁉︎私は恋太郎の友人だぞ‼︎女友達でもなければ、彼女でもないのに…‼︎
「ふ、ふざけるんじゃあない‼︎いいからさっさとやれ‼︎君が今まで彼女たちと過ごしてきた思い出全部抜き取るぞ‼︎‼︎」
(仕草は可愛いのに脅しがガチだ…‼︎)
この時神符は顔を赤くして目を瞑りながらそう言った。後ろにいるホワイトスネイクが殺気をこめて恋太郎を睨んでいたが…
「…じゃあ、行くよプッチ」
「…ああ」
スッ…
ズキュウウウン
(ッッッ‼︎⁉︎‼︎⁉︎‼︎⁉︎)
この時ッ‼︎口内に広がる甘酸っぱい刺激が、神符の意識を襲ったッ‼︎‼︎
な、なんだコレは…⁉︎頭が真っ白になる…今まで経験した事もない温かさというか、イチゴみたいな味わいというか……‼︎…羽香里たちはほぼ毎日のようにこんな刺激を味わっているのか…?……これが…"キス"…⁉︎……ダメだ…どんどん意識が薄れて……
「ハッ…⁉︎」
目覚めた瞬間、私は急いで自分の体を確認した。胸部の膨らみはなくなり、股の下にあるそれがちゃんとある…どうやら全員元の体に戻ったようだ…
「元に戻れたのだーっ!」
「なんだかんだ言っても、やっぱり自分の体が落ち着くわねぇ」
全くとんだ災難だった…恋太郎も7回連続でキスをして、よく身が持つな…
(…にしても)
すごいヤバかった…あのまま続けてたら、本当に成仏するところだった…羽香里たちが幸せそうな顔になるのがよく分かる…
結果的に、いつもと違う新しい魅力を恋太郎に見せつける事はできたが、結局いつもの皆の方が好きという結論になった。私に関してはただ巻き込まれただけだが……
ちなみに元に戻った後も皆は恋太郎とキスした
「プッチちゃんもする?❤︎」
「しませんよッッ‼︎‼︎‼︎‼︎」
To be continued →
[次回]第12話:いっぱい食べる君が好き