100人の彼女と白蛇   作:KQ

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プロローグです。最近ジョジョを読み返し、それと同時に100カノにハマったのでクロスオーバーさせました(???)

OP曲: 大大大大大好きな君へ♡


本編
プロローグ:愛城恋太郎は彼女が欲しい


 

とある高校に、2人の奇妙な男がいた。

 

一人は、失恋という失恋を重ねた男

 

もう一人は、"悪霊"に取り憑かれた男

 

これは、100人の彼女と付き合う少年と、悪霊に守られし男達の、奇妙な学園物語である。

 

 

 

『100人の彼女と白蛇』

 

 

 


 

「…その様子だと、また振られたのか。"恋太郎"」

 

私の名前は白蛇 神符(しらへび しんぷ)。友人にはプッチと呼ばれている。まぁ、覚えてもらう必要はないが…

読者の方には、文字だけでどんな外見か想像もつかないだろう…あらすじに載っている挿絵を閲覧すれば分かる。

 

中学の卒業式を終えいつもの帰り道を歩いていたが、途中、電柱に身を寄せていた友人を見つけ、私は話しかけた。

彼の名は愛城恋太郎。私の数少ない友人の一人だ。

 

「卒業日ぐらい明るくなったらどうだ?しわしわのミッフィーみたいになってるぞ…」

 

「どんな顔だよそれ…」

 

「おっ、恋太郎見ろ、あの壁の模様、怪物の顔みたいじゃあないか?」

 

「伝わらなかったからって話逸らすな」

 

「…スマン。ところで、失恋は今回で何度目だ?」

 

「失恋で傷心の友達にんなこと聞く!?…失恋は今回ので…」

 

「言うのか…」

 

 

 

「100回目だよ」

 

「よく今までそのメンタル持ち堪えられたな」

 

 

 

彼は文武どちらも出来る方だし、親切で気が利く上に気さくで接しやすく男女問わず人望もある。まるでイエス・キリストが生み出したと言っても過言じゃあない…そんな彼が…

 

~2ヶ月前~

 

「私も、明るくて気さくでとっても愛おしい愛城君のことが好き…だがッ!恋愛対象としてはゲロ以下のにおいがプンプンするぜッーーーーッ!!」

 

「あァァァんまりだァァアァ」

 

何故だ!?神のイタズラか!?

 

「100回…君、最初に告ったのはいつだ?」

 

「忘れもしない…あれは生後8ヶ月のある日…」

 

「ちょっと待て早すぎないか!?誰に告ったんだお前!!謎が謎を呼ぶ展開過ぎるぞ!!」

 

「ぐぅぅ彼女が欲しい…!手とか繋いでキュンとしたい…!!雪じゃなく好きを投げ合う好き合戦がしたい…!!!できれば雪合戦もしたい…!!」

 

まずい失恋を重ねすぎて意味の分からんことを言い始めた…なんかとりあえず元気づけなければ…よし…

 

 

「恋太郎よ…君は、『引力』を信じるか?」

 

「『引力』?」

 

「そうだ…私が思うに、人の出会いというのは『引力』に引き寄せられるものなのだ。人と人の間には『引力』があり、その力によって出会いと別れを繰り返す…」

 

 

 

 

「そして、君のその『100回に及ぶ失恋』!何故今まで振られ続けたのか…何故君に彼女が出来なかったのか!その意味はきっとあるはずだ…」

 

「その『100回の失恋』は、"高校で最高の彼女を見つけることができる"という意味が込められているッ!!」

 

 

 

 

「…かもしれない」

 

「不確定かよッ!!」

 

「まぁその、なんだ…少なくとも君に彼女が出来て欲しいとは思っているよ。君は私が悪霊に取り憑かれていることを信じてくれた、数少ない友人なのだからね」

 

「プッチ…」

 

 

 

「お前もしかして俺に気でもあんのか…?」

 

「私にそういう趣味はない」キッパリ

 

 

 


 

「日本には八百万の神が存在する。当然、縁結びの神も何柱かいるが、その中でも比較的有名なのは大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)だ。大国主大神が、天照大神(あまてらすおおみかみ)に国譲りをした時、目に見えない『縁』を結び、世の中全てのものが幸せであるように、縁が結ばれるように…と言ったことがきっかけらしい」

 

「恋の神様仏様ァ…ッ!!」

 

「話聞け」

 

帰る前に私は恋太郎の後に続き、とある神社にやってきた。道を挟む4つの旗には『縁結び』の文字がデカデカと書かれている。きっと神にお祈りをするのだろう…だがそれはそれでいい…神のご加護が恋太郎をリア充への道(天国)に誘ってくれるかもしれない。

 

「高校でこそは彼女ができて幸せな学園生活が送れますように……!!」

 

(神よ…どうかこの迷える子羊に一生を共にするパートナーを……ッ!!)

 

 

「大丈夫じゃ」

 

「…えっ?」 「何ッ…?」

 

 

その時、賽銭箱からジジィの顔が現れた。

 

 

「ぎゃああああ賽銭泥棒!?」

 

「まっ、まさかッ!"石仮面"ッ!?」

 

「こんな奇々怪々な登場の仕方する賽銭泥棒がおるか!!あと石仮面でもないわダボがッ!!」

 

 

この無駄に作画の濃いジジィは『神様』ッ!!名前はまだないッ!!

しかしッ!物質をすり抜け恋太郎とプッチの前に現れたこのジジィッ!もののけの類であることは間違いないッッ!!!*1

 

 

「ジジィだのもののけの類だの好き放題言いおってッ!ナレーションだからって何でも言っていいわけじゃないんじゃぞッ!!…大丈夫じゃ、恋太郎。祈願などせずとも、お主は高校で運命の人と出会うことになっておる」

 

「う…運命の人…!?」

 

「おぉ!ついに…ッ!」

 

「…ああ、運命の人じゃなくて"うんめぇ人"ね。うめぇのね、その人。味が

 

「汗でも舐めるのか?」*2

 

「イタリアのギャングかおのれは」

 

 

運命の人と言うのはじゃな…人がこの世に生まれた時に定められる最高の恋愛パートナー同士のことじゃ」

 

「最高の恋愛…!?」 「パートナー…!?」

 

「ああ、そうじゃ。運命の人同士が出会うと全身にビビーンと衝撃が走り、たちまちお互いのことが好きで好きでたまらなくなる…俗に言う一目惚れのことじゃ」

 

「お互いのことが好きで…!?」 「好きでたまらなくなる…!?」

 

「ああ、そうじゃ。ただ注意しなければならないのはこの時、女はその場ですぐに男は時間をおいて徐々に相手を好きになると言うことじゃ」

 

「女はその場ですぐに、男は…!?」 「時間をおいてJOJOに…!?」

 

 

「さっきからワシが言ったことちょこっと繰り返すのやめろッ!セリフの配分もおかしいし"徐々"の部分"JOJO"に変換するなッ!!」

 

 

「そして…運命の人同士は、それぞれ定められた時期に必ず出会う運命になっておるのじゃ」

 

「…?生涯独身の人もいるだろ」

 

「もちろん、運命の人が定められていない人間もおる。運命の人がいる人間はそれだけで非常に幸運なんじゃ…あと急に態度変わりおったな」

 

 

「お前みたいな典型的なデザインの奴を神とは認めんッ!!」

 

「悪かったな典型的なデザインでこのキリスト信者が」

 

 

「なるほど…ともかく俺は高校でその運命の人と出会い…幸せな恋ができるっていうことなんだな…!」

 

「ああ…しかもなんと…」

 

 

 

 

「おぬしが高校で出会う運命の人は、"100人"もおるのじゃ‼︎」

 

「"100人"‼︎⁉︎」

 

「なっ、なにィイイィィッーーー‼︎⁉︎」

 

 

 

 

「そうじゃ!もう好きな彼女選び放題じゃよかったな‼︎」

 

「そ…そんな…選び放題だなんて…‼︎」

 

「よかったな恋太郎…本当によく今まで耐え抜いたな…ッ‼︎神は君を見捨てなかった…ッ‼︎」

 

「じゃあ嘘だったら…この神社燃やしてもいいか?」

 

「神聖な場所に火など言語道断だぞッ‼︎?」

 

「いくら疑わしいからって普通神を脅すかこのバーチャル世代が」

 

 

「くううぅ〜〜!ともかくそれが本当なら入学式が待ち遠しすぎるぜ〜〜〜〜っ!」

 

「随分嬉しそうじゃあないか、恋太郎」

 

「当たり前だろ!?100人だぜ100人!今まで更新されっぱなしだった連続失恋記録に終止符を打てるぜっ!!」

 

 

「最高に『ハイ!』ってやつだアアアアアーーッ!!」

 

「こめかみに指突っ込むな死ぬぞォォォォーーッ!?」

 

 

 

 

 

 

To be continued →

*1
ジョジョ3部風ナレーション

*2
「この味は!………ウソをついてる『味』だぜ……」




ED曲: ROUNDABOUT
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