100人の彼女と白蛇   作:KQ

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いやぁ……ついに来たな…



第6話:キスゾンビがやって来る!

 

前回、薬膳楠莉の薬で四人がキスゾンビとなったので、恋太郎、神符、楠莉が逃げることに。

 

「とにかく今はキスゾンビの四人から逃げるのだ‼︎四人分もの『打ち消しの薬』は化学室にたどり着かなければ作れないのだっ!!!

 

そして、三人は逃げようとするが……

 

 

 

 

 

「待ってくれッ‼︎」

 

 

 

 

 

突如、神符が二人を呼び止めた。

 

「ど、どうしたんだプッチ⁉︎」

 

「すまない二人共、少しばかり時間をくれ……今から私は、重要なことを話さなければならない…頼む、ほんの一瞬だけでいい」

 

「重要なこと、だって……?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ジョジョの奇妙な冒険第7部『スティール・ボール・ラン』のアニメ化が決定したぞーーーーッ!!!!」

 

 

 

第6部『ストーンオーシャン』のアニメが2023年に最終回を迎え早2年……ついにッ!第7部のアニメ化が決定!

 

舞台は19世紀のアメリカ。6000kmにも及ぶ北米大陸横断レース「スティール・ボール・ラン」が開催される!

 

元天才ジョッキーの『ジョニィ・ジョースター』は、ある出来事がきっかけで足が不自由になってしまう。が、謎の男『ジャイロ・ツェペリ』と出会い、再び歩き出すことを決意。

 

共にレースへ参加し、ゴールを目指すことになる!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「よし逃げるぞ!」

 

 

「宣伝したかっただけ⁉︎」

 

 


 

 

「『ホワイトスネイク』ッ!ドアを押さえろォォーーッ‼︎」

 

 

三人はひとまず階段のドアを開き、神符のホワイトスネイクがドアノブを力いっぱい押さえた。しかし……

 

 

グググッ…

 

 

「バカな…⁉︎確かに『ホワイトスネイク』は遠隔操作のスタンドで戦闘向きではないが、普通の人とは比べものにならない力は発揮できるというのに……これがリミッターの外れた『超身体能力』…スタンドパワーを超えるほどの力……ッ⁉︎」

 

「何か…四人を足止めする方法は…‼︎」

 

「いい薬があるのだ!」

 

ホワイトスネイクがドアを押さえている内に三人が階段を降りていくと、楠莉は懐からグツグツと煮えたぎるような薬を取り出した。

 

 

「『ぶっかけると皮膚がただれて滅茶苦茶痛てー薬』なのだ‼︎」

 

「使わせねーよ‼︎⁉︎」

 

 

「楠莉先輩!誰一人怪我することなく、皆を無事に元に戻す前提で考え「廊下を走ったなああああ‼︎」何ッ⁉︎」

 

 

三人の前に突如として現れたのは、何気にこの小説作品では初登場の教頭先生だ。

 

「ぐへへディープキス(あいのムチ)じゃああーッッ!!!」

 

 

「ぎゃーおっかねーのだーーーッッ‼︎‼︎」

 

 

「ぐぎゃああああああああああ‼︎‼︎」

 

恐怖のあまり思わず楠莉は手に持っていた薬を教頭先生にぶっかけてしまった。

 

「あ…‼︎ご、ごめんなさい。ビビってついぶっかけちゃったのだ…‼︎」

 

「教頭先生‼︎」

 

「三時間もかけて塗った土壁のようなファンデーションが溶けていくゥウウウ!!!このままでは人間共に正体(すっぴん)が見られてしまゥウ!!!」

 

「元々バケモンみたいな外見のくせに何を言ってるんだコイツは」

 

「仮にも先生に対して何てこと言うんだ⁉︎」

 

ゴキブリのようにカサカサと去っていった教頭先生は消え、再び三人はキスゾンビから逃げた。

 

「ちゅちゅちゅ…‼︎ちゅ‼︎ちゅ‼︎」

 

「「ちゅ‼︎」」

 

凪乃が唐音と羽香里に指示を出し、凪乃、静、唐音と羽香里の三手に別れた。

 

「こっちは二手に別れて化学室を目指しましょう先輩!」

 

「…!分かったのだ‼︎」

 

「プッチは楠莉先輩を‼︎」

 

「ああ‼︎」

 

 


 

 

「このまま真っ直ぐ行けば化学室なのだ‼︎」

 

 

神符は恋太郎に頼まれ楠莉先輩と化学室に向かい、いよいよ化学室は目の前だった。しかし…それを許さない者が一人現れた。

 

ザッ

 

「ちゅ…」

 

「な、凪乃…‼︎何故ここに…⁉︎」

 

そう。恋太郎を追いかけていたはずの栄逢凪乃が、何故か二人の前に現れた。

 

「恐らく、楠莉とプッチが恋太郎の仲間で、何かしようとしていることが勘付かれたのだ…!」

 

「なるほど。ゾンビになったとはいえ、自我を失っただけで完全に知能を失ったわけではないということか…」

 

プッチは楠莉の前に出て、凪乃の目の前に立ちはだかった。

 

「…楠莉先輩。今のうちに打ち消しの薬を作ってください」

 

「ッ!プ、プッチはどうするのだ⁉︎」

 

するとプッチから謎のオーラが出て、ホワイトスネイクが姿を現した。

 

 

「…私は、コイツを引きつけます!」

 

 

〜〜〜

 

 

楠莉は両者が見合っている内に化学室に入り、薬を調合し出した。プッチのホワイトスネイクは凪乃を前にしてファイティングポーズをとるが、一方の凪乃は中々動こうとしない。

 

「どうした?来ないのか?……来ないのなら………こちらから向かわせてもらうッ‼︎

 

(とはいえ、相手はあくまで恋太郎の彼女だ。恋太郎を悲しませないためにも、殺しは当然、暴力もなしだ。となると、一番手っ取り早い方法はただ一つ…!)

 

ホワイトスネイクは凪乃の顔に手刀を振り下ろす……と見せかけて、

 

クルッ

 

「ちゅ…⁉︎」

 

凪乃の後ろに回り込み、手刀を首筋目掛けて振り下ろした。

 

(そう、当身だ!一発、たった一発のみの打撃で、凪乃を怪我させることなく気絶させる!)

 

『ウシャア!』

 

しかし…

 

 

ドッ!

 

 

凪乃はホワイトスネイクを無視し、神符に向かって一直線に走り出した。

 

「ッ⁉︎ま、まさか、会って数日だというのに、もうスタンドの性質を理解しているというのかッ!?」

 

 

神符はッ!栄逢凪乃が、てっきりスタンドはスタンドしか触れることが出来ない性質を知らないとばかり考えていたッ!

 

しかしッ!常に成績一位を誇る栄逢凪乃は、神符の持つスタンドという概念を、この短期間で隅々まで理解していたのだッ!

 

 

チャキッ

 

「何ッ‼︎『カッターナイフ』ッ⁉︎」

 

 

凪乃はどこからかカッターナイフを取り出し、神符に突き刺そうとするが、寸前で回避し頰を少し傷つけたぐらいで済んだ。

 

「ちゅ‼︎ちゅ‼︎ちゅ‼︎」

 

ブンッ!ブンッ!ブンッ!

 

凪乃はカッターナイフを神符に向かって振り回し、その速度は段々上がっていった。

 

 

 

 

「ちゅちゅちゅちゅちゅちゅちゅちゅちゅちゅッッッ‼︎‼︎‼︎」

 

 

『ウオシャアアアーーーーッッ‼︎‼︎‼︎』

 

 

 

 

凪乃のカッター攻撃とホワイトスネイクのラッシュ攻撃がぶつかり合い、その場に火花が飛び散る。

 

「な、なんて速度だ……『ホワイトスネイク』が押し負けるッ‼︎」

 

スッ

 

「ッ!?」

 

 

ダゴォォッ

 

 

「ガァッ!?」

 

(し、しまった…フェイント…!?)

 

突然凪乃がラッシュの動きを止め、神符の頭部に横蹴りをくらわした。神符は壁に叩きつけられ、ホワイトスネイクが解除される。

 

「く、クソッ…!」

 

「ちゅ…」

 

横になった神符を、凪乃はカッターナイフを手に見下ろした。そして…

 

 

「ちゅ…‼︎」

 

 

カッターナイフを神符目掛けて振り下ろした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「凪乃」

 

 

突然の声に凪乃が振り向いた瞬間…

 

ガッ!!!

 

凪乃の口に試験管が突っ込まれ、中の薬が喉を通り、凪乃はその場に倒れた。

 

「これで目が覚めたら、正気に戻ってるのだ…!」

 

「…四本分の薬、完成したんですね……ああ、脳揺れたな…」

 

神符は頭を手に当て、フラつきながら立ち上がった。

 

「…そういえば、恋太郎は大丈夫でしょうか…今も三人に追われてるんじゃ……」

 

「プッチ!楠莉先輩!」

 

すると、向こうから恋太郎がやってきた。

 

「恋太郎、無事だったか」

 

「三人はなんとか撒けた、薬は!?」

 

「プッチが凪乃を足止めしてくれたおかげで完成したのだ!」

 

「よかった……それじゃあ、他の三人にも急いで『打ち消しの薬』を飲ませないと!」

 

 


 

 

「さて、羽香里と唐音がこの辺りにいるらしいが……」

 

 

神符と恋太郎、楠莉は二手に別れてキスゾンビに『打ち消しの薬』を飲ませることになり、神符は恋太郎に頼まれ、羽香里と唐音の所に行くことに。

 

(けど、どうしたものか……あの二人も私を見つけた瞬間襲ってくるかもしれない…特に唐音は用心しなくては…下手したら骨折以上の怪我を負うことになるかもしれん…)

 

なんてことを考えていると、羽香里と唐音の姿が見え始めた。が……

 

 

 

 

 

 

 

「ちゅちゅちゅ……♡」

 

 

「ちゅ♡…ちゅ♡……」

 

 

「百合同人誌みたいなことになってるゥゥゥゥーーーーッ‼︎⁉︎」

 

 

神符の目の前に映った光景は実に奇妙なものだった。羽香里と唐音の唇が重なり合い、激しい接吻をかましていた。

 

 

(まさか恋太郎がこうしたのか!?確かにいい判断ではあるが、これ薬解けたら羽香里と唐音気まずくなるんじゃあないのか…!?)

 

神符は両手に薬を持ちながらその光景を唖然と見ていたが、ここで一つ問題がある。

 

 

「これどうやって飲ませればいいんだ!?」

 

 

そう。二人の唇は重なり合って、薬を飲ませることが出来ないのだ。

 

(仕方ない…『ホワイトスネイク』で引き剥がして、その隙に飲ませるとしよう…)

 

 

神符は唐音を、ホワイトスネイクは羽香里の肩を掴み……

 

「せーのッ!」

 

グィーッ

 

思いっきり両者を引っ張った。しかし……

 

「ちゅちゅ…ッ!」

 

「ちゅ……!」

 

「な、なんてパワーだ!引っ付いていて離れない!まるで『タコの吸盤』だ……だが、この白蛇神符を舐めるなァ‼︎」

 

ホワイトスネイクのパワーを持ってしても、中々引き剥がすことが出来なかったが……

 

 

『ウオシャアアア‼︎』

 

 

神符とホワイトスネイクは思いっきり力を込め、何とか二人の唇を離すことに成功。

 

「よし今だ!」

 

ガッ!

 

「ちゅ…!?」

 

神符は唐音に、ホワイトスネイクは羽香里の口に薬を飲ませ、二人はその場で倒れた。

 

「やれやれ……無駄に手間がかかったな…」

 

 

〜〜〜

 

 

-保健室-

 

 

こうして四人のキスゾンビは薬で元通りになった。

 

 

「すまない、白蛇神符……手荒なことをしてしまった…」

 

「いや、別にいい。薬で自我を失っていただけだしな…」

 

(まぁ正直死にかけたが…)

 

神符は保健室にあった絆創膏で頰の切り傷を防いでいる。

 

 

「全部…楠莉のせいなのだ……‼︎」

 

 

突然、楠莉が皆に向かってそう言った。

 

「ごめんなさいなのだ…皆…っ‼︎皆は楠莉が作った薬のせいで…あんな風になっちゃったのだ……ッ‼︎」

 

「薬膳楠莉…」

 

「楠莉…」

 

「楠莉先輩……」

 

薬物を支配せし者(ドラッグルーラー)…』

 

(毎回確認しちゃうけど『王冠恋物語(サークレットラブストーリー)』って恋愛小説なんだよな……?)

 

「…確かに先輩の薬のせいでああなっちゃいましたけど…先輩の薬のおかげで元に戻れたんだからプラマイゼロなんじゃあないですか?

 

「…でも…ッ…でも…ッ‼︎」

 

「……今後、先輩の薬でどんな重大な問題が起こっても…今回みたいに俺が一緒に解決します…!何があろうと絶対に解決してみせますっ‼︎

 

「…恋太郎…?」

 

 

 

 

 

 

 

「だから…大好きな薬解決をやめるなんてもう言わないでください!俺は自分の大好きに一直線な楠莉先輩の事が大好きなんです……‼︎」

 

 

 

 

 

 

 

「……恋太郎……ッ…楠莉……楠莉は…ッ‼︎」

 

 

 

 

 

 

 

「薬も恋太郎も、大大大大だ〜〜い好きなのだーーーっ‼︎」

 

 

 

 

 

 

 

こうして、キスゾンビハザードは、ハッピーエンドで幕を閉じた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ちなみに、羽香里と唐音の間にはしばらく気まずい空気が流れた

 

 

「「余計なこと言わないで(ください)ッッ‼︎⁉︎」」

 

 

『チャン♪チャン♪』

 

「?」

 

 

 

 

 

To be continued →





凪「白蛇神符。愛城恋太郎と結婚式を挙げる際は、あなたが牧師を務めてほしい」

プ「いきなり何の話だ!?」

凪「効率的な結婚式を挙げるためにも、今すぐ牧師について学ぶことを薦める」

プ「ダメだ…全然話を聞いていない……!」


[次回]第7話:ブーケを手に入れろ!
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