正式に活動報告作って募集開始しました。説明も一緒に書きましたので、是非お願いします。
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=323941&uid=180457
1話の後書きに予告を追加しました。
転入後、シンジは学校が終わるとNERVでエヴァの訓練を受けると言う生活が待っていた。喧嘩慣れしているため、変化球を使わない使徒との戦いに関して言えば特別に問題はない。が、未知の存在である使徒。どんな非常識な攻撃をしてくるか分からない。その為、様々な武器を使うための訓練を連日行っていた。因みに、ほとんど銃火器である。
(なんで銃なんだよ。現場の意見聞けよ)
下からは1秒以内に照準を合わせて引き金を引けるようにと言ってきているが、正直シンジは銃の有用性に疑問を感じている。
1度だけだが、戦って分かったのは、「殴った方が絶対に速い」である。その事は当然報告した。自分の命と報酬が掛かっているからだ。だが、ここの職員どもはMAGIとか言う高性能chatGPTが「銃火器による攻撃が有効」とか言う結果を出したことで銃による訓練ばっかりさせてくる。
(こんなデカイんだからレーザー兵器とか乗せれば良いのに。A.T.フィールド応用した兵器とか。そもそもなんで劣化ウラン弾なんだよ。タングステン使えよ。放射能嫌いだろ日本人)
そんなことを思いながら、引き金を引き続ける。忘れられがちだが、コスト度外視で考えれば、タングステンの方がどの金属よりも砲弾や銃弾で強い効果を発揮する。密度が高く固いからだ。銃身への負担もあるが、なら口径を落とせば済む。劣化ウラン弾よりもよっぽどマシである。
「はぁ……ダル」
現場の意見をまるまる無視してくれた連中に嫌気がさしつつ、訓練は終了。シミュレーターから出ると、リツコやミサトから話を聞くなどせずにシャワーを浴びにいく。シンクロテストと違いLCLに浸からないため浴びる必要はないが、習慣化しているため浴びてから帰るのがルーティン化していた。
「あの子、なんか不思議ね」
「え?……あぁ~、まぁそうね」
「訓練は真面目に受けてくれるけど、たまにこっちにゴミを見るような視線を向けてくるのは気になるのよね」
「そりゃそうよ。近接戦闘が有効って報告上げた直後に銃の訓練だもん。彼からしたら報告無視されたのと同じよ?」
「仕方ないでしょ。MAGIは銃による攻撃が有効って出したのよ?この前初めてエヴァに乗ったパイロットとMAGI、どっちを信用するかは火を見るより明らかよ」
まぁ分からなくはない。それが作戦室室長としてのミサトの考えだ。現場のパイロットの意見は貴重ではあるが、長時間の操縦経験のあるパイロットなら兎も角、この前乗ったばかりのパイロットと、今まで様々な予想を的中させてきたMAGI、どちらの信用度が高いかは考えるまでもない。
だがシンジと一緒に生活し、シンジの人となりが分かってきたミサトからすると、シンジに対する今のNERVの対応は危険その物。何されるか分かったもんじゃないと言うのが率直な感想だ。
「で?そっちはどうなの?彼との共同生活」
「物凄~く快適よ。ホント、訓練や戦闘中の彼からは想像できないくらいに家事や料理を完璧にこなしてくれるもの。家が物凄く綺麗になったわ」
リツコは驚いた。あのゴミ屋敷を綺麗にする手腕をシンジが持っているとは思わなかったからだ。ただ、先日ミサトは自身の好奇心を呪うこととなった。シンジの料理が余りにも美味しく、片付けをしているときに前もやっていたのかと聞いた。
『えぇ。預けられてた叔父夫婦の元でも結構』
『へぇ~。何を料理してたの?』
『そうですね……主に、半グレの不良集団やヤクザですかね』
『…………え?』
ミサトは普通に食材の話をしていた。セカンドインパクト以降、地球の地軸は傾き気候も生態系も滅茶苦茶。使える食材も限られ、人工肉なんかが食材の中心となっている現代で、物凄く美味い料理を作れる。それだけの腕を持っているのなら、今まで料理したものが気になるのは当然のこと。だから今までの料理遍歴を聞きたかっただけなのに、まさかの半グレとヤクザ。これを聞いた時のミサトの心中は穏やかではなかった。
「使徒との戦いがあそこまでスムーズだったのは、それが原因だったのね」
「最初は冗談かと思ったけど、諜報部からシンジくんの今までの監視の資料出して貰ったけど、全部本当の事だったわ……相手は良くて全治3週間。歩行困難になったのとかもいたわ」
「顔に似合わず過激ね……保護者の叔父夫婦は何も言わなかったのかしら?」
むしろ積極的に戦い方を教えていた2人だ。文句を言うことはなかった。
「普段との生活の温度差で、私は風邪をひきそうよ」
「そう言えば、シンジくん、学校で同級生にパイルドライバーをきめたそうよ」
「なんて?」
「あの時保護した女の子のお兄さんがクラスメイトで、無駄に戦闘に手間をかけさせてくれたお礼らしいわ」
「だからってパイルドライバーって……」
パイロットであることがバレたのは、この際どうでも良いようだ。
所変わって学校の屋上。シンジは昼寝をしていた。サボりとかではなく普通に休憩時間である。クラスメイトのジャージ、トウジにパイルドライバーをきめたが、クラスで浮くなどと言うこともなく、学校生活は平和その物。よくトウジが「シンジさん」と呼んで近くにいる事が多いが、それ以外は全くもって普通である。
「……ん?」
横になっていたシンジの頭の上に影ができた。目を開けると、包帯とギプスを着けた女の子が立っていた。もう1人のパイロットだ。
「なに?」
「非常招集。先に行ってる」
それを聞いて、行かないわけには行かない。なんで自分の携帯にも連絡を入れないんだと、指令部の連中の対応の悪さに苛立ちを覚えつつ、NERV本部へと向かって行く。その辺にいた自分を監視している職員を捕まえて、車を回して貰った。
到着後、すぐにプラグスーツに着替えエヴァへ搭乗。出るまでに作戦を聞いたが、出ると同時にA.T.フィールドを展開し使徒のフィールドを中和。その後ガトリングによる掃射で殲滅と言う、シンジの報告をまるっと無視した物になっていた。
『作戦は分かった?』
「はぁ……はい。出してください」
『何か文句でも?』
「言っても改善されないことを言って、何か意味あります?いいから出してください」
相手に改善する気があるのなら、シンジも話していた。しかし現在の指令部はその気がない。今日までの訓練や今回の作戦に対して、シンジは私怨めいた何かを感じていたのだ。そんな連中に何かを言ったところで、状況がよくなる筈はない。無視して出ることにした。
地面から出てくると、指示通りにコアに照準を合わせてガトリングの引き金を引く。案の定と言うか、爆煙で何も見えなくなった。
『バカッ!爆煙で見えない!!』
直後、使徒の触手がムチのようにエヴァを襲う。寸でのところで回避し、幸いエヴァ自体に被害は出なかった。ガトリングは真っ二つになった。
「バカって何だ!アンタらの作戦だろ!こっち何回接近戦の方が有効だって話したよ!作戦を真面目に立てるつもりがないなら指示を出すな!こっちの命なんだと思ってんだ!!」
『……ごめんなさい』
さてどうするか。作戦を考える連中がまるで使い物にならない。近接装備はまたプログレッシブナイフ1本。使徒の攻撃を避けながらどうするかを考えていると、使徒が切断したビルの鉄骨が目に入った。
(よしっ!)
鉄骨を手に取り、A.T.フィールドで包み込むイメージで握る。徐々に目的の状態になっていく。ビルの影から飛び出し、使徒の攻撃を避ける。一定の距離に入ったところでコア目掛けて全力で投擲。それと同時にプログレッシブナイフを装備して走りだし、鉄骨がコアに当たった瞬間に後端を蹴って突き刺し、プログレッシブナイフも近い場所に全力で突き刺した。
「……よし」
パシッと言う音の後、使徒のコアが弾けた。指令室からも使徒沈黙の報告が入り、シンジは撤収。ふと自分の後方にある山の方を見ると、なんか見知った顔が居た。
「また逃げ遅れがいますよ」
『え?!』
速攻で保安部が回収。押収したカメラにはシンジの戦いが納められていた。
翌日、学校でシンジの前には綺麗な土下座をした2人がいた。トウジとケンスケだ。
「で?どっちの提案?」
声はいつも通りだが、圧がいつもと違うシンジの声に2人は怯えた。怯えながらケンスケが、自分が提案したと告白。トウジはそれに乗ったとのことだった。
「そう。じゃあまずトウジから殴るね。ケンスケ、目を反らしたら、反らさなくなるまでトウジを殴り続けるからね」
「ま、待て碇!て、提案したのは俺なんだ!殴るなら俺だけに!」
「それだけじゃ君は反省しないだろ?君のせいでこうなったんだって、しっかり分からせないと」
涙を流しながら止めてくれと懇願するが、じゃあ目を反らすなと冷たく言われ、抵抗を止めた。ゴンッ!と言う鈍い音の後、トウジが吹っ飛んでいく。決して柔ではないトウジが殴り飛ばされたことに、ケンスケは言い様のない恐怖に包まれる。
「じゃ、次はケンスケね」
胸ぐらを掴み、笑顔で拳を構えるシンジを見ると、今までの思い出が走馬灯として頭の中を駆け巡る。せめて彼女欲しかったと思いながら、とてつもない衝撃で痛みを感じる前に意識を手放した。
ラミエルどうしようかな~。こっちはヤシマ作戦なしで行こうか悩んでいます。
では、次回もよろしくお願いします。感想もいただけるともしかしたら投稿が速まりますw
活動報告にある次回予告募集もよろしくお願いします!
次回予告
新たなる使徒殲滅作戦に行き詰まるミサト!しかし何も浮かばず、仕方なく参考にシンジの行動を観察するのであった。そしてその決断はシンジのバイオレンスな日常を知らしめるだけであった(笑)次回、葛城ミサトは観察するにもっとサービスしちゃうわよ!