ちょっと違う新世紀エヴァンゲリオン   作:憲彦

9 / 29
 グローブ着けてもサンドバッグ殴ると拳を怪我するのが最近の悩み。いっそ外してしまおうか。


重度のヲタクがエヴァに乗ると

 アスカが日本に越してきて少し経った。あれから保護者の佐藤三尉の生活は一変。理由は、綾波の保護者であり同僚で同期の山本から聞いていた生活と全く違ったからだ。

 

「三尉~!次!次このお店!」

「アスカ。買い物しすぎ。明日から学校なんだぞ?」

「良いじゃん!アニメ大国に来たのよ?もっと沢山買わないと!」

 

 アスカはパイロットとしての莫大な収入を使い、大量のアニメグッズを購入。三尉は荷物持ちとしてアスカに連れられていた。既に三尉は荷物に埋もれている。前が見えているのか疑問だ。

 

「次はこのお店~。このガードゲームのボックス買い占めてやる!」

「他のお客さんに迷惑だから止めようね」

「ちぇ~」

 

 結局、3ボックス購入。そしてプラモデルやフィギュアやアニメのコンプリートボックスを爆買い。

 

「三尉!これもこれも!」

「はいはい」

 

 更にメイド服も購入し、この日は家に帰宅。三尉がゲッソリしたのは言うまでもない。そして次の日、アスカの初の登校日。一応三尉も着いていき、学校側に事情を説明し協力要請。シンジと綾波のこともあるため、その辺はすんなり通ったのだが……

 

「惣流・アスカ・ラングレー。ただの人間には興味ありません。この中に、宇宙人・未来人・異世界人・超能力者がいたら、あたしのところに来なさい。以上!」

「何処の涼宮ハルヒだ!!」

 

 スパンッ!と良い音が教室に響いた。アスカの頭に三尉がツッコミを入れたようだ。

 

「痛いじゃない何すんのよ!」

「黙れ!上手く自己紹介できてるか気になって覗いてみれば!なんでそんな自己紹介してるんだ!見ろ!知ってる人以外ポカーンだぞ!」

「だからって叩くことないでしょ?!この天才的な頭脳がパァになったらどうするのよ!」

「君が少しでもまともになれるなら万々歳だよ!優しい教え方より昭和式拳骨教育の方が君には向いてそうだな!これから実行してやる!」

「はあ?!こちとら軍属なのよ!三尉ごときに倒されるもんですか!」

「面白い!なら試してやろうか?お嬢ちゃん。こっちは格闘訓練定期的に受けてるし運動が趣味なんだよ!」

「ほぉ~。良い度胸じゃない。やってやるわよ!!」

 

 本当に殴り合いが起こりそうだったこの喧嘩は、シンジと綾波が2人を取り押さえ、担任が注意するまで続いた。後日正式にNERVに苦情が入れられたのは言うまでもない。

 

「では改めまして、アスカ。真面目に自己紹介するように」

「チッ……惣流・アスカ・ラングレーで~す。ドイツから来ました。よろしくお願いしま~す」

「真面目にしろと言った直後だろ己は!」

「センセ~。そっちの人の自己紹介は良いんですか?」

 

 ジャージがトレードマークの生徒、トウジが手を挙げて聞いてきた。朝から教室でこんなことをやってしまったのだ。ついでだからと担任が三尉にも自己紹介をするように促す。

 

「はぁ……えっと、日本でアスカの保護者をすることになりました。佐藤鈴之助です。階級は三尉。色々とある子ですが、アスカのことをよろしくお願いします。何かあったら遠慮なく言ってください。殴ってでも矯正します」

 

 そこまでしなくても……と言う視線が注がれるが、三尉は至って本気だ。これでアスカも下手な真似はしないだろう。と思っていたのだが、この日の放課後、アスカを引っ付けた綾波が三尉の部屋を訪れた。放課後からこの調子で、もういい加減疲れたと言っている。

 

「その……ホントごめん。超ごめん……ほらアスカ。もう家だから早く離れなさい」

「いや!このおっぱいから離れたくない!!」

「ふん!」

「アベッ!」

 

 拳骨でアスカを引っぺはがした。

 

「じゃあレイちゃん。気を付けて帰ってね。あと、本当にごめん」

「いえ。大丈夫です。しつこいけど、触り方は優しいから」

「あ、そう……嫌だったら嫌って言うんだよ」

「はい」

 

 綾波が帰るのを見送ったあと、三尉はアスカを引きずりソファーの上に寝かせる。とっくに起きてるだろと言いたくなったが、黙って夕食の準備に取りかかった。

 そしてアスカ来日から数日後、とうとう使徒が現れた。

 

『警戒中の巡洋艦「はるな」より入電。紀伊半島沖にて巨大な潜航物体を発見。データを送る』

『波長パターン青!使徒です!』

『総員第一種戦闘配置!』

 

 NERV本部が一気に慌ただしくなる。エヴァの輸送準備を整えている間にパイロット達に作戦を通達。使徒が上陸する前にエヴァ3機で波状攻撃を仕掛けて撃滅すると言う作戦なのだが、例の如くアスカが綾波に引っ付き一向に説明が進まないでいた。

 

「いい加減離れろ!ブリーフィング中だぞ!」

「フンヌヌヌヌ!!……アスカ速く離れなさい……!」

 

 物凄い力で抱き付いているため、ミサトと佐藤三尉と山本三尉の3人がかりでも引き剥がせないでいる。

 

「惣流大尉、作戦の説明が終わらないから速く離れて」

「弐号機の人。離れて」

「アスカって呼んで……」

「「アスカ、離れて」」

「嫌だ!!作戦が始まるまで私はこのおっぱいを堪能してたいの!」

「はぁ……仕方ない。上司を差し出すのは気が引けるが、アスカ、葛城一尉の胸で我慢するんだ」

「私の胸で我慢ってなによ!」

 

 シレッと佐藤三尉がミサトを差し出した。アスカが一瞬ミサトに目を向けたが、直ぐに綾波の胸に顔を埋めなおした。

 

「ビール臭いから嫌だ」

「なッ!……な、なら、リツコの胸に行きなさい」

「タバコ臭いから嫌だ。あとオッサン臭い」

「新薬の実験体にしてやろうかしら……なら、マヤの胸ならどう?」

「先輩?!」

 

 マヤを差し出されると、綾波から離れてマヤの前に立つ。そして正面と側面から胸を観察。後に2回ほど揉んでみた。

 

「あ、アスカちゃん?」

「すぅぅぅ……頑張って」

「どう言う意味だァァアアア!!」

「ごめん…その、三尉よりも小さいから、ちょっと。それに三尉より固い……」

「待って。三尉より小さいの?私の胸って男の人より小さいの?!それに固いの!?」

「大きさもだけど、柔らかさも……」

「ウソだ!!!」

 

 アスカの頭に三尉の拳骨が落とされ、ようやくミサトによるブリーフィングが開始された。そしてやっとエヴァ3機が輸送され作戦が動き出した。

 

『シンジ君とアスカが先行。レイは後方より支援射撃。使徒が上陸する前に蹴りを付けるわよ!』

「「「了解」」」

 

 使徒が出てくると、アスカは初号機の使徒殺しを強奪し突っ込んでいく。使ってみたかったそうだ。気分はさながらガッツだろう。

 

「ドリャァァア!!!」

(あれ?アイツなんでコアが2つもあるんだ?)

 

 シンジが疑問を口にする前に、振り下ろされた使徒殺しによって真っ二つにされた。見事な太刀筋なため、素直に拍手を送った。が、直後真っ二つになったそれぞれが体を形成し2体に。

 

「ウソォオ?!」

「アスカ危ない!!」

 

 アスカを回収しその場を飛び抜く。あと少し遅れていればあの2体の使徒の光線をモロに受けていただろう。

 

「綾波援護!」

 

 ライフルを掃射し2人がその場から離れる時間を稼いだ。2体に増えた使徒を相手に、どの様な戦い方をするべきか悩むシンジとアスカ。だが2人はこう言う相手の倒し方をなんとなく理解していた。

 

『なんてインチキ!作戦すぐに立て直すから、それまで踏ん張って!』

「こう言う相手は同時に」

「コアを破壊するって相場が決まってんのよ」

『え?そうなの?』

「アニメや特撮じゃ常識ね」

『アニメや特撮じゃないっての!!大人しく作戦できるまで耐えてて!』

 

 ミサトの声に、いつもどうしてるのかとアスカはシンジに尋ねた。それに対しシンジは、「基本作戦たてるまで遅いし、現場の負担考えてないから無視してる」と返す。シンジの言葉に静まり返っている発令所の様子を見るのに、たぶん本当なのだろうと察し、自分の判断で動くことにした。

 

「こう言うのって、デカいダメージを与えれば動き止まるよね?大体」

「大体はね」

「じゃ、アスカ。この前のギャリック砲お願い」

「えぇ~。やる気出な~い」

「……仕方ない。僕が頑張ってかめはめ波かスペシウム光線出してみるか」

「……アスカ、協力してくれたら、1時間私のおっぱい揉み放題」

「食らえ!コイツが超アスカ様のビック・バン・アタックだ!!」

 

 飛び上がったアスカが、A.T.フィールドを集約させ攻撃を放つ。直後、2体の使徒が巨大な光球に飲まれ爆発。コアの破壊に至らなかったものの、大ダメージを与えることに成功した。動きが止まったのを見ると、直ぐにナイフを装備。A.T.フィールドを纏わせて、使徒のコア目掛けて初号機と同時に投擲。この攻撃により使徒は殲滅された。

 発令所では、ミサトとオペレーターズは口をあんぐり開けて固まり、リツコはふざけるなと眉間に皺を寄せて頭を抱え、山本三尉は綾波の発言に頭を抱えながら膝から崩れ落ちる。佐藤三尉はどう説教するべきか悩みながら、胃を痛めていた。

 

「今回は地図の書き換えは必要ないと思ったが……」

「あぁ。これでは書き換えが必要だな」

「碇。お前はそんなことを気にする必要はない。いつも通り担架と医療ポッドの準備は済ませてある。3人が帰ってきたら、逃げずにボコボコにされてこい。前回はお前が逃げ回ったお陰で大変だったからな」

「…………」

 

 3人が戻ってから、シンジはゲンドウをボコボコにしに、アスカは綾波と佐藤三尉2人のおっぱいを楽しんでいた。スゴいニッコニコだ。それを見て、三尉より小さいと言われたマヤは複雑な表情を浮かべていた。

 

「す~は~、す~は~……最っ高……!」

「佐藤三尉、顔色悪いです」

「ごめん…ホントごめん……レイちゃん、後で山本三尉にフォロー入れておいて…」




 アスカは終始こんな感じで進んでいきます。マンガ版やアニメ版、新劇場版に寄る予定はありません。精神防御高めの変態で行くつもりです。変態度が加速することはあります。

 感想や次回予告募集の活動報告もよろしくお願いします!沢山貰えると次回の更新が少し速くなるかもですw

アスカの変態度

  • 据え置き
  • 上げる
  • 爆上げ
  • 加速
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。