魔族に生まれたが色んな魔法使いたいだろ? 作:王道の展開にニチャつく者
俺の…もういいや名乗りめんどくさい。ジョーカーですソレ以外でも以下でもないですハイ。
マルチタスクで動いて数年、ついにフランメがフリーレンを拾った。と同時に俺は旅にでるという
名目で行方をくらまし現存する全ての天脈龍の背に転移する方法のスイッチを切りジョーカーの体をポッドに入れた。HELLとFINALを持つに相応しい魔族の体に仕上げ直すのが目的だ。
端的に言えば半分だけ超獣化しようかなって。人体改造なんぞディスペクター作りの過程で死ぬほど苦心したから何の問題も無い、強いて言えば時間が要る事か。
で今動ける体、プレイヤーとして俺は何をしてるかというと…
「ここが勇者の剣の?」
「そ、いつの間にやらあったとしか言えないのが癪に触るけどね。」
件の剣を確認しに来た。勇者ヒンメルが抜いた…という事になる剣、世界が救いを求めた時勇者が抜き放ち安寧をもたらすとかなんとか?嫌信憑性とかはどうでもいいんだけどさ。
見てみたいじゃん?というミーハー的思考とちょっとした疑問を解決したくて訪れたのが顛末。
「コレは…」
「噂に名高い神聖結界か。解除は…」
「どんな物にも存在する律があるなら理論上は破壊できる。それが我がバロムとしての力だ。だが
コレは本当に理論上としか言えんな、この世界が完全に終わっても残るかもしれん。」
「だよね~嫌分かってたさ。女神の魔法は皆そうだもんね。」
「うむ、とはいえ、だ。」
ドルファディロムがその姿を超獣態へ変え、結界に腕を当てる。するとその瞬間明らかに拒絶を
示すスパークがドルファディロムの腕を襲うと同時に別の腕は何事も無く結界を貫通した。
「ッゥ!!成程。清き者以外はご法度か…なら辛うじて…ヌァ!!!」
一度は弾かれたドルファディロムは体をくねらせたり力んだりと色々試行錯誤しつつ結界の内側へ
無理やり入りきっていった。
「どう?」
「くぅ…アルファディオスの体は簡単に通る、むしろ歓迎されていると言っても良いが」
「やっぱバロムの体がダメなのね。心が清いとかじゃなく正しい意味で神聖な存在を通す結界か。
人間やエルフは歓迎こそしないが通しはするってトコかな?」
「律が違うとはいえ剣が剣である以上人が持つ訳なのだから人はとりあえず通すという事だろう。マスターは」
催促されたプレイヤーが結界に触れる、といつになく嫌な顔をしながら結界を通過し始めた。
「うっわ…あ~成程?根っこはエルフだから通すけど魔族の要素が足引っ張って不快な訳か。」
「剣にたどりつくか、そもそも論になって来たかもしれんな。」
「流石に俺は行けると思うよ?近くには行ける、そんな気はする。」
何の変哲もない穴倉を通る一人と1体、奥に進むたびに強まる神聖な気配。それと同時
中腹あたりでプレイヤーがソレに気づいた。
「ドルファストップ、お前はそれ以上無理だわ。」
「の、ようだ…な。バロ…ムが崩壊を…始め…ている。言語の障害も…ここで足…斬りとは。」
神聖な気に当たった悪魔神の体から光る塵がポツポツと湧き出ている、浄化に近い何かか。
逆説的に精霊、エンジェル・コマンドなら最後まで行けそうだな。
「ドルファ、1つだけ手もらってくよ。精霊の足斬りがどこなのか確認する。」
「了…解し‥」
「喋らなくて良いから急いでココ出な。」
命令を忠実に聞くドルファディロムは振り返る事もなく洞窟の入り口へ飛んでいった。
そして俺は洞窟の中腹から何層にも重なる結界を酷い不快感と共に抜け、時々逆ギレしながらも
何とかソレが鎮座する空間にたどり着いた。
「あー気持ち悪…こんなに魔族が嫌いならなんで魔族が誕生する事自体許したのさ、女神様?」
誰もこたえる事のない質問が洞窟に木霊する。そもそも可笑しい話だ。
自分に由来する女神の魔法なんて物を成立させられる上位の存在が人類に寄りそうタイプなのに
その敵対種、偏食的な捕食者の存在を黙認するのはなんかこう…違うだろ。
【人
入れ込むならもっと入れ込めよと思う訳。仮に
『それは観測者として過剰な肩入れが…』とか言うならそもそも寄り添わないだろうし…
「…ん?何だ?気分が悪くない…コッチは不快。ここまで来られるならあとは素質ってか。」
最後?の結界を通った俺はその内と外で何かしらが明確に分けられているのを感じた。
もしかしたらここまでの結界に悪しき心や感情を足斬る効果があったのかもしれないな。
俺が我欲まみれで良かったわ。俺は善行もするし悪行もするがソレが善とも悪とも思ってない。
俺がしたいからそうする。評判や結果は周りが決めればいい事だしその結果が悪だとしても
どうでもいい。こちとら
「さてと…ご機嫌麗しゅう勇者の剣、合って早々ぶしつけだが握らせて頂きたいが如何に?」
喋るはずもない武器から放たれる神聖な気配、それに気圧されない為にお茶ら毛た態度を取ってみるが…うん、歓迎はされてないわな。というか実際触る気はないしね。
「…無口かそれとも冗談は御嫌いか。いずれにせよこれ以上はよそう。此度ココへ参ったのは
ひとえに自問したいが故、独白なれば聞いて頂きたい。」
「一つ。大いなる災いを打ち払う者のみがアナタを抜く事が出来るといつの間に伝わった伝説。
信憑性はこの際良いとしてその打ち払う者はアナタで災いを討たねばならぬのか。」
「二つ、アナタが必要な大事をアナタ無しに解決できてしまったのなら存在意義を否定されたと同義、その際どうするのか。」
「3つ、魔族という余りにも人類に有害なそれとソレを統率する魔王は大いなる災い足りえないのなら何を大いなる災いとするのか。」
「4つ、
4つ目の問を口に出した瞬間魔法では説明できない
魔王が勇者達に勝てるほどになるのは駄目と?俺という存在を肯定しながらソコは解釈違いだとそう言う訳ですか。まさか回答して下さるなんて思ってなかったな。けど良い事をしれた。
「長年何も起こさなかった存在が急に牙をむく訳はない。そもそもそうするならオレはこの世界にいない。剣よ、いまのはアナタと前提した上で話をさせていただこう。」
「魔王は今この世界にとっての癌だというのにアナタのメガネに敵わないならソレはもうアナタが
この世界で振るわれる機会はないも同義だ。とすればおのずと答えは見えてくる。」
この世界の中ではなく外が原因で起こる大いなる災いに対する絶対的正義装置、ストッパー。
それが俺が考える勇者の剣の答えだ。
「だが同時にその答えならば疑問もある。何故1本なのか?この大陸の外にも世界はある。
となればアナタに近しい機能が何個もあっていい筈だ。ここで一つの仮説が立つ。」
勇者の○○が複数存在するなら当然の可能性であり思考できるなら誰だってそうすると言う説。
「
南の勇者と勇者ヒンメル、細かく分ければ違えど同じ肩書を持つものが近しい時間にいるのは
感覚的に可笑しい話だがコレならば全て解決されるしこの二人以外にも勇者がいて良い事になる。
「剣よ、俺はアナタが振るわれる姿を見たい。ので…」
自問に答えを得たプレイヤーは足をひるがえす、その間際剣に言い放った。
「
「…ん、マスター首尾は?」
「剣に明確とまではいかないが意志があった。それも推し活するタイプのね。」
「ほぅ!それは愉快だな。で、方針は…どうやら変わったようだな。」
この名前、しばらく呼んでなかった気がする。改めるのは少々恥ずかしいが…まぁいいや。
「聖魔連結王ドルファディロム。」
「!!」
「今からおよそ千年先の未来、魔王の死を境にその名を解禁する。これは連結混成接続電融縫合
全ての者に共通だ。お前にはこれから魔王が死ぬ時まで魔王の束ねる魔族の中から候補を選び
次代の王を擁立しろ。必要なら仙界から超獣やエルフ、電脳世界を触発材に使っても構わん。」
「それは、超獣を魔族として矢面に立たせても良い、と?」
「指揮能力があるならば、な。電脳に用がある時はコチラからミロク氏やインターステラに
話を通すから俺に言う事。いいな。」
「了解した。」
「差し当たりアイツラにこの事を伝えとけ。俺は別途動く。」
「…因みに何を?」
「選り優れた人間を生み勇者、英傑にする。」
考えこむドルファディロム、分かってるよ。魔王の乱立、ゼーリエが好きそうというか露骨に動きそうだと言いたいんだろう?
「あぁそうだ、擁立した魔王にはジョーカーを苗字としてくれてやれ。」
「…了解した。」
理解が早くてホント助かるわコイツ。何で俺から生まれたんだろ…
ゼーリエの契約は『ジョーカーを害せない』ではなく『ジョーカーを名乗る者を害せない』なので名前を貸す事でゼーリエじゃ擁立魔王を殺せないように処置するという算段。
魔王討伐後の10年やそこらでフリーレンはゾルトラークを習得できるのか
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葬送のフリーレンやぞいけるいける!
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エルフにとって新しい魔法だし厳しいでしょ