魔族に生まれたが色んな魔法使いたいだろ? 作:王道の展開にニチャつく者
襲撃の算段を終え各自自由行動となった少し後の事。珍しく真剣な顔をしたロマノグリラと
いつも通りの厳かな顔付きのドルファディロムが1つの机を挟んで視線を交わしていた。
「俺はオリジナル、お前は?」
「アドバンスだ、次元はこの8枚。」
「…いいぜ。」
史上最高に激しく熱かりしカードバトル、その名は
「「デュエマ、スタート!!」」*1
「私のターン、マナを置き…(後続の色基盤が怪しいが…)サンライズ展開、ターンエンド。」
「俺のターン、(出し渋りからして後ろがねぇのか)マナを溜めてエンドだ。」
おや意外といった風体でロマノグリラを見るドルファ。デッキの性質上ドルファにとってはコレは
嬉しい状況だ。
「私のターン…(ほう?)邪爪をマナに置き効果でアンタップ、呪文カオス・チャージャー。
トップ4枚から…魔誕ダイダロスとブラックルシファーを手札に。チャージャーしてエンド。」
「テメェ今魔法陣素引きしたろ?」
「だったとして?」
「コイツッ!俺のターン!マナを置いて3マナ!
「(ん?…まさか初手の手札に!?)」
「ジャジーブラッドを進化し効果!トップ3枚墓地に送り1枚回収する!ぶっ轢く!ジャジーは常在効果で即時攻撃可能!ジャジーで攻撃時侵略宣言!」
「(ハヤブサか除去トリガーが来れば…)ッチ、来るか。」
「ジャジーの上にアポロを侵略進化!メテオバーンでお前の盾を全て割る!」
消し飛ぶドルファのシールド、その数5枚。通常ならこんな早期にシールドが0になる事は早々
起きないが、事今回に至ってはロマノグリラの引きが強すぎた。
至高ジャシンの効果で4枚、ジャジーで3枚、邪侵入でさらに4枚、合計11枚のカードを1ターン
でデッキから圧縮したとはいえゲーム開始時のデッキ枚数は30枚、単純計算で状況再現率は
約3割。おおよそ必ずできる確率ではないしそもそもキーカードのアポロがデッキに1枚だったりと実際の確率はもっと低いが、文字通りに引きが強かったのだ。
シールドを割り切り止めをさせば勝利のデュエマ、効果でシールドを割り攻撃でそのままトドメを刺すアポロというカードはある種もっとも効率的にデュエマをしているカードだ。だが
「シールドチェック…ふ。」
「(何か踏んだか。)Gストは無意味だぜ?」
デュエマの格言が一つ。それは
「逆転こそがカードゲームよ。シールドトリガー!『この先は修羅の道ぞ』2枚!」
「…選択はどっちだよ?」
「1枚目の効果は2回ともドロー。(これは…次は5マナ、フィールド込みなら!)2枚目…」
「除去とドローだろ?でも次で終わりだな。」
「2枚目の効果も2回ドロー!」
「は?…あ!カオス・チャージャー!」
「気づいたか。アポロの直接攻撃に対し手札のバロム・ナイトメアの効果!デッキボトムの
「(これは流石に走った俺が悪い…か。)ソッチの処理が終わったらターンエンドだ。」
「まず
5マナのバロメアも6マナのルシファーもFORBIDDEN・SUNRISEの効果対象
つまり合計7マナで召喚可能、そしてSUNRISEは火か闇のコマンドを出す度に封印が剥がれ墓地に送られる。これにより墓地にカードを瞬間的に増やしバロメアの効果で単色のマナを2枚増やす事でダイダロスの召喚まで繋げた。直前のターンで2枚、バロメアの召喚によって1枚封印が
剥がれた事で墓地の単色カードを増やす事に成功していたのが大きい。
「ルシファーの効果で墓地のフミシュナをコイツの下に入れ進化クリーチャー化させる。」
「ん?マナは良いのか?」
「あぁ。8マナが遠のくのでな。」
「(マナにワルドバロム無い癖に…)」
「顔に出ているぞ?バロムナイトメアで3点」
この盤面、ブラックルシファーがバロメアの上に進化クリーチャーとして場に出て、加えてその
効果によりマナと墓地から追加でカードを下に置けばブラックルシファーの攻撃時効果を発動でき
この次のターンに引けるかもしれない2枚目以降のバロメアの能力につなげながら相手の盤面に
強い制限をかける事もできただろう。だがドルファはバロムナイトメアのもう一つの効果だけで
ロマノグリラの後続を断つ事ができると踏み別の択を取った。
一応バロムナイトメアとブラックルシファーでロマノグリラのシールドは全て消し飛ぶので
状況的には7:3、クリーチャーが要る分ドルファの方がガン有利ではあった。
「クッ…よっしゃトリガー!邪侵入!」
「一応言っておくが」
「バロムナイトメアの効果でタップインだろ?分かってるっつの。効果で墓地増やして…
スベルニルジャシンまでやるぜ。んでジャシンの効果でジャジーを出すが進化はせず素だしだ。
ジャジー効果で墓地は増やさず…ん~VTを回収してバロム破壊。」
「(結果論だがVTは少々きつい…か?ならば)バロメアでジャジーに攻撃」
「相打ち『する時に効果発動』か…あ?」
「バロメアの効果でマナの枚数以下のコストを持つバロムをマナから出す。」
嫌お前、今8マナじゃないぞ。と思わずそう顔にでたロマノグリラを横目にドルファはカードを
プレイし続ける。ソレがさも最初から予定していたかのように。実際は封印から落ちてたまたま
バロメアの効果でマナにおけただけのデッキのノイズになる事が大半のソレをバロメアの上に重ねた。
「バロメアレディを
非進化デーモン・コマンドである2枚目のブラックルシファーをブラックルシファーの上に。」
「は、おま、はぁ!?運ゲーじゃねぇかよ!」
「ソッチが言えた事か?」
ぐうの音も出ない正論である。何せ直前に上振れ中の上振れでドルファを倒そうとしたのだから。
「ブラックルシファーの登場時効果で墓地から私を下に入れ攻撃、その時効果で進化元3枚を墓地におくり効果を発動する。
「(チッ…残りは1ターンか?)…トリガーはねぇ」
「ではターンエンド。」
互いにシールド0のトリガー合戦。ゲーム開始からまだ5ターンも経っていないというのに
この始末、そうそうみられる物ではないだろう。現実を見れば運ゲーを運ゲーで相殺しただけで
本来ならもう既に試合は終わっていてもおかしくはないのだから。
「…長考する。」
「どうせ暇潰しだ。いわんでも待つ。」
現在ロマノグリラのフィールドはブラックルシファーの効果*2が適用され、小出しにして数を稼ぐ事ができない。解決策として即時攻撃が出来、且つ耐性を持った状態のジャジーを場に出すか
既に場にいるジャシンで2回攻撃が通れば勝ちだ。問題なのはドルファのデッキにはバロムナイトメアが要る事と手札が豊富で既にカウンターの準備が終わっている可能性の2つ。
「(このターンでデッキは11マナは4、ジャジーでどっちか破壊して後続を断つのは確定、
問題はジャシンの2回攻撃が通るかだな…EXライフがなきゃ一々こんな考えねぇんだが)」
カウンターを食らう可能性を考慮しその前提で動きを考えるロマノグリラ。
ドルファの顔は崩れない、それが余裕なのかポーカーフェイスかは別として。
「ジャジー召喚、墓地は増やさずに回収してミステリー破壊して自壊…なぁ。」
「ん?何だ。」
「お前、お前手札にニンジャあんのか?」
「何さらっと盤外戦術掛けてきているのだ。…まぁ終盤だし競技でもないから良いが…あるぞ。」
「やっぱりあるよなぁ…うし。ここまで来て日和るバカはいねぇ!ジャシンで攻撃、
攻撃時効果でアンタップ、最後のシールドをブレイク!」
「手札のバロムナイトメア*3を宣言。」
外れろ外れろとか細い声で連呼するロマノグリラを見ながらデッキボトムを墓地に送るドルファ。
送られたカードの名前は…
「魔誕の猛将ダイダロスを進化元にバロムナイトメア着地、効果でジャシンを除去だ。」
「G-NEOの耐性で耐えてブレイク!通れぇ!!」
逡巡、カードが宙を舞う。
「…トリガーはない。」
「Gストライクは!?」
「ないぞ。」
「うおぉぉぉ!ニンジャがブラフと信じるぜ!!ジャシンでダイレクトアタック!!」
目を瞑るドルファディロム。諦め?否、思考?否。もはやここまでくれば状況の上振れ下振れの差
でしかない。この黙祷はディスティニードローへの祈願だ。
「革命0トリガー、『デス・ザ・チョイス』!!」
「そっちかよ、てか防御厚すぎだろ!」
「Gストライク含め元からそういうデッキだが?トップは…」
最初に見えてそれ以降1枚も見えていなかったソレは本来なら序盤でしか使わない。
というかクリーチャー面が弱すぎて使う意味が無い。だがこの盤面、デスザチョイスの進化元に
なるというただ1点に置いては比類無きカードとなりえた。
「混沌の獅子デスライガー!進化成立によりデスザチョイス着地、効果でジャシンを破壊!」
「かぁ~~~!詰み!投了投了!もっかいやんね、次はマグナム建てるからよ?」
「どうせ朝まで暇なのだ。いくらでも付き合うぞ。」
結局、デッキを変えたりジョーカーとグリフィスを呼んでデュエパしたりと朝までコースだったのはまた別の話。
赤青黒アビスVS5c(4c光タッチ)バロム
捕捉:実際にカード(紙)を使ってる訳ではなくジョーカーとギュウキング共作のデュエマアプリ
を魔法によるホログラムで筐体に映し出してる感じなのでアニメ版デュエマシーンに近い。
魔王討伐後の10年やそこらでフリーレンはゾルトラークを習得できるのか
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葬送のフリーレンやぞいけるいける!
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エルフにとって新しい魔法だし厳しいでしょ