魔族に生まれたが色んな魔法使いたいだろ?   作:王道の展開にニチャつく者

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コレを書く正しいタイミングで消す話ではありますが魔王たちがどういう役回りなのかをぼんやりと捉えていただければ。


if:勇者と砂縛のアラック(ありえる未来の話だ、信じちゃいかんぜ?)

勇者ヒンメルが魔王を倒し凱旋への帰路を歩く事2か月と少し。

 

魔王城への道から少し外れた古民家を休息所として選んだ勇者一行は、古民家の古棚に1冊の本が

刺さっている事に気づく。そして勇者一行の魔法使いがその本から漏れ出る僅かな魔力を察し、

恐る恐るそのページを空けた時_____事故は起きた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「………うーん、ここは…!!皆無事か!?」

「ええ、まぁ。強いて言えば頭がなんとも…」

「それは昨日の酒だろう…ん?」

「ハイター、昨日もうやめなって言ったじゃん。…て。」

 

 

勇者一行の眼前に映るのは

 

「「「「な!?」」」」

 

空気にモヤがかかる程に照り付けた強い日差し、そして日差しによる弊害か草木1つ生えぬ更地。

否、砂砂砂、どこを見渡しても砂の海。いわゆる砂漠であった。

 

「これは…なんだ?」

「俺がしる訳ないだろう」

「文献だけですが聞いた事がありますね、確か西南の大陸にこういった土地があるとか。」

「名前は…砂漠だっけ。草木一本生えない砂の海、らしいよ。」

 

 

それを聞いたヒンメルがある事に気づいた。

 

「フリーレン。」

「……」

「フリーレン、コッチを向いて話してくれ。」

「……」

「フリーレン、俺は別に怒ってはいないんだ、ただ何であの本を静止を聞かずに開いたのかそれだけ聞かせてくれ。」

「ソレ聞く時点で怒ってるじゃん。」

 

 

そう、フリーレンは本に込められた魔力を分かってソレを全員に伝えた上でウッキウキで本を開いたのだ。ひとえに表紙の文字が読めないから中身を解読しようと反射的に。

 

 

「解呪はしたのか?」

「魔族特有の魔力じゃ無かったから解呪は要らなかった、その上で一応2~3回解呪には通したよ?けど」

 

「呪いではないが素知らぬ場所に転移させられた訳ですか。ヒンメル、今後フリーレンに魔導書買わせるのは控えませんか?」

「え」

「前向きに検討しよう。財布のひもをちゃんと締めるのも勇者の大切な仕事だ。」

「ちょ、ちょっとまっ…(魔力)!!!」

 

アイゼンの素朴な疑問から始まった問答を文字通りにブチ切った強い魔力、その持ち主は

 

 

「何かくる!」

「下だ!ばらけて!!」

 

砂の海を掛け分けて分厚い甲殻を露わにしながらそのオオあごをガチガチとならし一行の前に現れた。

 

 

「「「アリジゴク!?」」」

「って何?」

 

「嘘だろフリーレン、お前エルフだろ?」

「そうだけど、あんなの知らないよ!」

「子供の頃砂遊びとかしなかったんです?あぶなっ!」

「喋ってないで下がってハイター!師匠にすぐ拾われちゃったからそんな暇なかった!」

 

 

前に出たヒンメルとアイゼンの刃が巨大アリジゴクのアゴと鍔迫り合う。大きく開かれたアゴが

二人の刃を弾くと顔を砂にうずめたかと思えば砂を吸い込み始めた。

 

 

「砂玉がくるぞ!」

「アイゼン、その予測どっから来てるのさ?」

「アリジゴクはそういう生き物だ!」

「強いて言えば砂粒を獲物に掛けるんだけどね!」

「来ますよ!!」

 

僅かな水気(唾液)で固まった砂の砲弾が一行、特にヒンメルに直進する。

どうやら先の鍔迫り合いでヒンメルの力を本能的に察したようだ。

 

「固まり具合いはそうでも!ないけど!多いね!!」

 

捌く・壊す・ひらりと躱す。やや演技がかった動きで砂をかいくぐり肉薄した剣がオオアゴの外側を強く打つ。カーンという甲高い音と共に反動で飛び退いたヒンメルはその手を気に掛けていた。

 

「うん、無理!」

「腕を見せて下さい。」

 

ハイターの魔法により痺れから解放されたヒンメルは前衛を()担うアイゼンに目配せ、

意図を察したアイゼンはヒンメルを囮に背後から思い切り振りかぶった。

 

 

「閃天!!」

 

 

悶絶するアリジゴクを硬めに態勢を立て直す。

 

「叩いた感じ下半身は硬いが頭から背中はそうでもなさそうだ。となれば」

「今のと同じ感じでいけるな、ハイター、フリーレン援護頼むぞ?」

「「任せて(下さい)」」

 

 

息を整え作戦を決行する___その時だ、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

 

 

 

「全く、この暑い昼間に何事かと思えば…人間(小虫)が4つ、誰の手先だ?」

 

「全員警戒!魔族だよ!」

「「言われなくても!」」

 

「…ん?その顔…そうか。そういえば連絡がきていたな。互いに全力は厳しい暑さだがやむを得なまい。」

 

砂の中から現れた魔族はそう言うと一瞬のうちに4人の目の前につめよりアッパーカット。

かろうじてアイゼンの防御が間に合うが大きく吹き飛ばされた。

 

「いつもの事だけど藪から棒に攻撃とは感心しないな(皆息を整えろ)?」

「…お前たちにとって俺達の言葉はただの鳴き声、挨拶がいるのか?」

「仮にも人をだますための声だろう?使えるなら使うんじゃないのかい?」

 

 

「ふむ。では…この地で生きる以外で事を起こすならこの俺、()()アラックを通して貰おう。」




魔王アラック
ドキンダンテ管轄の仙界にある砂漠を取り仕切る魔王となった。科学実験の失敗で砂漠化した土地という前提故に生息する生き物やら魔獣やらが軒並みデカく強い中、ちっぽけで大した経験も積み切れない内に挑んだアラックは生態系下層からのスタート。始めの内はクソデカ生物の縄張り争いのおこぼれをすすり砂に隠れて過ごしていた(人間的な恐怖による)が…
率いた者としてのプライドが『なぜ生きる事がこんなにみじめなのか』と一念発起、習性や持ちうる知識、環境など使える物全部使って強引に生存競争を勝ち上がって今の地位(砂漠で1強という意味での魔王)に就いた。
魔王の死の直後に一度外に出てゲートとなる本をばらまき砂漠に戻ったのは自分なりの魔王像故。
「争うならば殺すだけ、死なぬのならば従え使う。それが生きるという事だ。文句があるか?
なら殺せ、従えてみせろ、それで全てが事足りるぞ?」

魔王討伐後の10年やそこらでフリーレンはゾルトラークを習得できるのか

  • 葬送のフリーレンやぞいけるいける!
  • エルフにとって新しい魔法だし厳しいでしょ
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