魔族に生まれたが色んな魔法使いたいだろ? 作:王道の展開にニチャつく者
魔王の死より数年、仙界のコロシアムの倉庫から繋がる地下深く。
「千変…最後の指としてよく動いた。」
魔族の姿を模した小さな像を土台の端に置いたドルファディロムは数歩後ずさり
その像たちを一望する。
ドルファディロム直属の魔族、通称懐剣5指は時代によって中身が変わる。
殺される度、またはより相応しい者が現れる度に入れ替わり常に5体の魔族が
その座についており、そして今日最後の像がこの場所に飾られた。
「
ダイヤモンドで作られた人とはかけ離れた姿のバケモノたち*1。
ドルファ次第ではかつての時代魔王として担ぐ事も出来ただろう古き魔の英傑。
結局一番聡い者を魔王とし残りの5人を側に置いたのは間違いか僥倖だったのか
それはドルファにしか分からない。
「
プラチナで作られた獣と人の合いの子のようなバケモノたち。
女子供を率先して殺すという意志が後世の者達にも継がれなかったのは人類には幸いだった。
捕食者とは食う物があって初めて成立するのだから。
「
ゴールドで作られた人に近しきバケモノたち。
最後の大魔法使いに行く手を阻まれめぼしき活躍をする事なく消えていった者。
収穫はあったが人類以外が自ら命を絶つ選択をとれるとは微塵も予想が付かないだろう。
「
シルバーで作られた人と遜色ないバケモノたち。
亡き王の影を思う愚かな考え、ある者は炎龍の下でまたある者は南でのいざこざにまきこまれた。
惰性で選んだ5体とはいえ選んだからには愛着に近しい感情があるのが当然と言える。
「有能な魔族は野良で好きにやっているか炎龍の支配下にある。銅像を作る機会はないだろう。」
紫と黒を基調とした
吸い込まれ魔法陣は一冊の魔導書となって具現した。
「完成か。王来列伝を真似てみたが…そうだな
彼がドルファディロムである事はある種、王来列伝という一冊の本に起因する。
故にドルファは懐剣5指という立場を使い魔族版の王来列伝を作る事を密かに楽しみにしていた。
「本質は他者を纏い重ねる事。ならば…」
開かれた魔導書のページの紙が輝き、赤白黒の様々な文字がドルファディロムの顔を囲む。
魔族の体は魔力の塊、故に魔力で出来た魔法の文字が肉体の一部に覆いかぶさる事もまた道理。
「私の存在定義からすればある種当然のなりゆきか。」
正義と不義が相噛んで組み合わさった存在、それが聖魔連結王。
ソレそのものが混ざり合った存在であるが故に他者を己に混ぜるなど造作もない。
「差し詰めドルファディロム <ビアー.star>と言った所か?この凶暴性…悪くない」
侮辱の権化ディスペクター、尊敬と敬称の化身レクスターズ。
相噛むはずのない
二従魔剣伝
ドルファディロムの完全な趣味で生まれたパチモン王来列伝。とはいえ歴史上の存在が持つ力を
他者が纏い使うという点ではまったく同質。本から力を取り出す場合は常に一定の出力。
20の像は保存処理された死体だったり懐剣に選ばれた時に渡された魔力から体を複製した物だったりと様々、つまり像であり同時に本人。魂はそのまま散ったりジョーカーの研究材料になったり
ドルファ達の魔力炉になったりと様々。
魔王討伐後の10年やそこらでフリーレンはゾルトラークを習得できるのか
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葬送のフリーレンやぞいけるいける!
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エルフにとって新しい魔法だし厳しいでしょ