魔族に生まれたが色んな魔法使いたいだろ?   作:王道の展開にニチャつく者

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依頼の達成

某日、仙界内のコロシアムにて。

 

「セカン!サード!トップ!からのロー…」

 

両手をギアのように合わせる度、段階的に急加速したかと思えば一転して全ての慣性を無視して

その場で停止してみせるジョーカー。そして

 

「良い、最高だ!この炎を組み込めば俺は新たな高みに昇れる!!」

 

自身の体を完全に炎そのものへと変化させ縦横無尽にステージを動きまわるヒート。

兼ねてより依頼されていた異能を独自に解釈し直しその一部を魔法に落とし込む事に成功したジョーカーは仕上がりを確かめるべくコロシアムを貸し切って検品をしていた。

 

「一発攻撃頂戴!」

「OK!」

 

ヒートの胸?から発射されたゾルトラークを背を向けた目視できない状態でソレを発動する。

 

「(…!!!)よっとぉ!!危機感知(フォース)は慣れも必要かな?」

「(!!!この感覚か!)あぶねぇ!?もうちょっと早く感知した方がよくねぇか?」

「いや俺らのゾルトラークが早いからギリギリなだけでしょ、普通はこんなもんでいいよ。」

 

そう、今検品しているのは

力をストックする魔法(ワンフォーオール)火炎人間になる魔法(ポートガス)の二つ。

バックレるのも考えたが流石に不義理かな?とも思うしそもそも上位存在にケンカ売りたく無い。

ので無事に開発しきったと言えるレベルまで仕上がったので実地試験の運びとなった。

 

メラメラは現行の魔法の流用とかで割と早く目途が立ったけど大変でしたよワンフォーオールは。

力をストックする性質を魔法化するってのは詰まる所、魔法のプリセットを作るって事な訳で

一つの魔法に複数の魔法が内在するってのがかな~り難攻した。無理を通せば道理が立たないからあーしたらコッチがバグって~とかしょっちゅうだった。なにせ専門外だと思ってたから。

で、ある日気付いたんだ、というかもっと早く気付くべきだったんだよ。何をって?

デュエマが5文明からなる世界である事だよ。0?あれは無色だからノーカン。

 

デュエマには一枚で多くの選択肢を持つ多色(レインボー)呪文がある。俺が作ればいいのは正にソレだった。

ワンフォーオールは実質魔誕と光喜と楽識と炎怒と哀樹の決断(パーフェクト・バロム)であると解釈すればいいんだと。

そこからは簡単、力のストック・変速・発勁・危機感知・黒鞭・煙幕・浮遊。

七つの独立した魔法をさも一つの魔法であるかのように合体させるだけ。俺はこの世界で唯一のディスペクターの創造主、関わりの無い物を一つにするのは俺の十八番だ。

 

 

「オーバードライブ!おおお~!お?おおおお!!ちょ!とま!?ぐへぇ!?」

 

とはいえ慣れないものをいきなりベタ踏みしたら当然壁にぶつかるよね…


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ジョーカーの名においてココに正式に納品します。」

「依頼者の名代としてご依頼したものの受け取り、確かに行いました。」

 

 

バンキッシュ氏が忙しいとのことでこの…多分ラダートキン…だよね?が受け取ってくれたが…

 

「ねぇ駒使いさん、今()()()()()()

「はい。ロマノフは彼女らに興味はないようですし黒の軍勢もロマノフの介入により何とか。」

「なら良かった。あ、じゃあ言づて一ついい?」

「はい、どうぞ。」

 

「んじゃあさ、「愚妹をひっぱたく時は一枚噛ませて?」って言っといて。」

「かの奥方に直談判するだけはあるようで…かしこまりました。そのように。」

 

 

 

 

さて、バンキッシュ氏のお陰で魔法のプリセット化なんてすんばらしい技術が生まれた訳だし

早速ワンフォーオールの魔改造と行きますか。




紐づけする魔法(デッキシート)
ワンフォーオールの再現によって生まれた魔法プリセットを作る魔法。
ゲームなどのアイテムショートカット機能がコレで魔法は使うアイテムに該当する。
最大の利点は同じ術式で全く効果の違う魔法を使える事。仮に
複数種類の魔法をドカドカ使う奴を相手にする時、Aの魔法だと思ったらBどころかKだった
なんて状況を産んでしまえば魔法戦闘においてソレは致命的な隙である。

火炎人間になる魔法(ポートガス)
自身が炎そのものになり魔力を持たない炎を無尽蔵に放出できる完全なコピー品。
色々アプローチしたがヒートの協力もあるので炎系が一番早く完成すると見切りをつけた。

速さを変える魔法(ミュラーチェージ)
慣性を無視した段階式の加速を対象に付与する。
オリジナルと違い副次効果として動体視力の過敏化もついてくる。
肉体に対する負荷はそのままだが使用者が純粋な人間ではない事で相対的に軽減している。

力を保存する魔法(クイックソーブ)
一定の動作を繰り返す事でその部位にパワーを一時蓄積、任意タイミングで放出する。
放出する際は基本的に肉体になるものの蓄積部位の延長線にある場所に転用する事も可能。
ワンフォーオールそのものと違い継承はできず最大値も少ないが魔力消費が極端に少なく
瞬間的に全力以上のパワーが必要な時に真価を発揮する。

危機を直感する魔法(フェングーレン)
使用者の魔力探知に付随する形で発動、自身を死に至らしめる可能性のある害意を感知する。
原作同様に過剰感知したりすり抜ける事もあるものの発動回数が増える事そのものが引き際の
サインとして機能するので一長一短。


鞭を操る魔法(テイルロ-ル)
道具としての鞭または魔力を鞭状に具現・編成し意のままに操る。具現した方が操作しやすいが
道具を使った方が魔力消費は少なく先端の速度が出る。魔法化の際に鞭の解釈を広げる事で
鉄鞭やヌンチャクといったシナリを持ち味に使う武器にも適応されるよう改良した。

煙を吹き出す魔法(ミストルーム)
環境に合わせた色の煙を精製し全身から放出する。
極めて強い探知阻害・偽装・隠蔽の性質を持つように改良され分身魔法との併用する事で
高い効果を期待できる。

浮遊する魔法(ドローンレス)
地面から浮く。
高度・速度に関して言えば飛行魔法の完全な下位互換だが・・・

魔王討伐後の10年やそこらでフリーレンはゾルトラークを習得できるのか

  • 葬送のフリーレンやぞいけるいける!
  • エルフにとって新しい魔法だし厳しいでしょ
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