魔族に生まれたが色んな魔法使いたいだろ? 作:王道の展開にニチャつく者
勇者ヒンメルの死から28年、北側諸国グラナト伯爵領から15㌔ほど離れた森の中。
ドルファディロムを案内役に
アウラ一行を目指した。
どうやら収容所の襲撃以降、クヴァールの件で少々揉めてたらしい。結局クヴァールは死に
揉める原因が無くなった事で有耶無耶になったていたとの事だが…
「まさか領地落としの助力要請を
「性格上、あり得ないと思っていたがまさか力技を選ぶとは想定外だ。」
格上の魔族相手に『お願いします!』なんて絶対しそうにないアウラが…だ。
そもそもフリーレンがアウラと戦うタイミングでアレをぶつけてアウ虐する予定だったのに
向こうからコンタクト取られちゃドッキリもクソもないじゃんね…どうしようか。
「どうも懐剣様、そっちは久しぶり…でいいのかしら?」
「様?」
「襲撃のあと少しだけ躾けを…」
「成程、まぁ久しぶりでいいかな?」
小高い丘の下で大軍勢を率いながら這いつくばる死体に座りふんぞり返るアウラ。
うお、似合うような似合わんような…
「わざわざ来てもらって立ち話ってのも悪いし、ドラート。」
「ハッ。」
そういってテーブルだのイスだのを揃えてさせるアウラの口調はとても慣れていてなんかこう…
上に立つ者のあるべき姿を見た気がした。何か不愉快。
「悪いけど流石のあなた達でも今の本拠地を知られたくないの。ここで勘弁して頂戴。」
襲撃の時に逆アゼリューゼされてる筈では…
(逆アゼリューゼは?)
(アウ虐のマッチポンプは嫌だろうと思い勝手だが解除した。)
あ、ふーん…確かに命令一つで逃げれなくなる詰み盤面で何しようと一緒だもんな。
虐げる面白さってのは可能性があってソレをねじ伏せるから良いんだし。
ん、このイスがたつくな…
「さて、改めてご足労かけた所だけど世辞は好きじゃなそうだし単刀直入に言うわ。この先にある人間の領地、それを守る巨大な結界を壊すのを手伝って欲しいの。」
「前々から思ってたけどさ、何で?」
「何で、それは…
あ、それ分かるんだ。世間様の思うアウラと断頭台のアウラはやっぱ乖離があるね。元々なのか
育ったのかは分からないけども。
「28年も馬鹿正直に戦ったあげく使者まで使って結界を解いてまで領地を落としたい理由。」
軽くアゴに手を当てそうねぇと呟くアウラ。自分の中で何かを吟味しているような顔だ。
何を言えばいいか…違うな、どう言えばいいか…かな?
「理由は3つ、アソコは北側と中央の境が近い。私達が南下するための拠点になるわ。
で2つ。あれだけの領地ならそこそこ強い人間も多いし私の兵力に申し分ない。
3つ。これは配下のリュグナーの意見に近いのだけど…
…癪。癪と申したかコイツ。詰まりなんだ?気に食わないから壊すってか?
リュグナーの意見…たしか積み上げられたモノの美しさがどーたらだっけ?
私達を指す言葉がアウラ一行オンリーなのか魔族全体を指すのか、それは分からない。
分からないが…分からなくて良いか。
「そんな一時の事の為に28年も棒にふったか…28年もあれば今の数倍は数も質も揃えられように…」
これは直接聞かなきゃ知らなかった事だ。そして同時にクッソどうでもいい理由でもあった。
ドルファディロムのため息には賛同するしかない…が。
「例えばだけど、この近辺に魔族の拠点を新造できた場合落とす大儀は無くなる訳だけど
それでも結界は壊したいの?」
「一度、目に入っちゃったら気が気でないのよね。」
何が何でも落とす…と。
感情論で動く魔族はそう多くないがアウラはその中でも振れ幅がデカイ方だな。
オイサースト襲撃の時もっと会話しとけば分かったんだろうが…これは改修の余地ありか。
(ドルファ、アウ虐中止して鹵獲に変更。)
(了解した。)
こういうのはアドリブが大事だとバンキッシュ氏に教わった。役に立ってるぜバンキッシュ氏!
「じゃあ報酬を提示してもらおうか。」
「ほ、報酬?」
「当然の運びだな。」
「アウラお前、俺の格下な?私達じゃ結界壊せないから手貸して下さいって泣きついてる立場な?
分かる?じゃあ手伝ってやるだけの価値をお前は示すべきじゃん?」
そういった瞬間、俺の首に魔力で出来た糸がまとわりついていた。
「アウラ様より弱い貴様如きが格上などと!」
「アウラ、躾けがなっておらんようだが。」
「ごめんなさいね、ドラート魔法を解きなさい。」
「し、しかし!?」
「解きなさい。」
ゴミを見るような目で俺を見るドラートは渋々といった顔付きでアウラの言う通りに俺の首の糸を
解いた。
「重ねてごめんなさい。この子まだ若くて自制が効かないのよ。穏便に済ませたいのだけれど…」
「穏便ね…ちょっと失礼してっと。」
席を立ったジョーカーがドラートの正面に立ちその胸に手の平を当て小さく呟いた。
「
「ヒ!?ア゛!!」
瞬間、内側から爆ぜるように血しぶきをまき散らすドラートはアウラが瞬きを一つする内に
元の姿へと戻っていた。当然の如く周囲に血しぶきは残ったままだ。
「…ハッ!?俺は!?今のは!?」
「大丈夫~?痛かっただろうけどこれでチャラね。」
「ドラート、次は無いかもしれないわ粗相はしないようにね。」
「ツウ…かしこまりました。」
私の目の前で行われた小さな惨劇。
断頭台を冠してきた以上血が吹き出るシーンなど真近でそれこそいくらでも見て来たし
私が主導で何度もやって来た。だからこそなんでしょうね。
何がとか具体的な事は分からないけれど私達がやって来た殺しとは明らかに違う。
殺意も害意の感じないもの。本当に
コイツラは自分も含め命の価値をすごく低く見積もってる気がするのよね・・・
というか
勘違いされるし私の手間も増える、それに何よりみっともないじゃない。
80年やそこら潜伏してた私の言えた台詞じゃないけど隠れて生きる事が板についてるみたいで
見てるだけで嫌になる。それだけの力があれば一体どれだけの人間共やエルフはたまた同族を
殺せるか分からない奴らでは無いでしょうに…
ともかく、性格上コイツらが私に危害を加える事はそうそうないし後は私が旨い事丸め込めば…
アウラ
○○じゃない」などという語録生産機のイメージに反しちゃんと狡猾で傲慢な人食いのバケモノをしていた事でジョーカーの評価が上がりアウ虐を偶然回避した。
今に始まった事じゃないがドラートの先走りには参っている。
このあと余計な事考えてた事がバレてサバ折りにされる。
ドラート
一回死んで死んだそばから蘇生した。発狂しそうな痛みが全身を翔け回っているが悶絶したら
アウラからお灸を据えられるのでめっちゃやせ我慢している。
「アウラ様…何故こんな雑魚どもに命令も隷属もさせずに話を…?」
ジョーカー
極限まで魔力を制限&圧縮して人間の子供レベルの放出量に抑えている状態。
ドラートに絡まれて内心ご満悦(原作キャラとイチャコラ出来たので)。
アウラを【虐げる為のオモチャ】から優秀な【素材】として格上げした。
既に脳内ではアゼリューゼの量産計画を書き始めている。
ドルファディロム
顔にも言葉にも出て無いがコロシアムの是非見たいエキシビションマッチと偶々ブッキングし
キレそうになっている。余談だが生放送も録画もアーカイブも暇なら全部見るタイプ。
魔王討伐後の10年やそこらでフリーレンはゾルトラークを習得できるのか
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葬送のフリーレンやぞいけるいける!
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エルフにとって新しい魔法だし厳しいでしょ