魔族に生まれたが色んな魔法使いたいだろ?   作:王道の展開にニチャつく者

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無骨な武器より壁飾りの武器の方が強く見える風潮

仙界。

連結・混成・縫合・接続・電融、5体の王がそれぞれ管轄する様々な時代や世界線の超獣世界(クリーチャーワールド)を参考にして作られた土地。

 

何重にも重ねられた結界の処理によって結界の中は本来あるべき規模を超え今や仙界は

それ1つで大都市をはるかに超える巨大化を果たしていた。

 

その中でも連結と電融の仙界は不特定多数の流出入者による文化交雑や滞在者の個人的な思惑と

王の利害一致により他の仙界よりも成長・発展が著しいだろう。

 

そしてその発展の中には時にダイヤの原石のような極めて稀有な才能が紛れるものだ。

 

「急に押しかけて悪いねエスティ、どうよ最近は?」

 

「白々しいのはムカつくけどまぁ悪くはないわよ?アナタが協力に出てくれたお陰で

アレ以降寝る時間が減った事だけがネックだけれど。」

 

例えば歴史に埋もれる筈だった人間や晩成する前に病などで死んでいったであろう語られぬ者。

例えば名が知れ渡る前に一介の魔法使いに討たれたり歴史上の英雄に打倒された(魔族)

 

ジョーカーはそういった者達の才を見込み死を防ぎ介入し仙界に招き入れる事で自らに還元した。

分かりやすく言えばシュタルクの兄が実は生きていたなんて事もジョーカー次第で起こりえた。

このエスティオーネ(エスティ)という魔族もその内の一体である。

 

「で?店じゃなくて直接アタシの所に来たって事はデカイ依頼もってきたんでしょ?」

 

「さっすが鼻がきくね…よっこいせっと。」

 

ジョーカーが収納系のカバン、いわゆるマジックバッグから取り出したのはマネキンに2着の

プレートアーマー。鎧としての機能を果たすための合理的な作りをしている反面かなり無骨でありうっすらと魔法回路のような痕が刻まれておりその用途は言わずもがなである。

 

「この2着、革鎧に変えてくれ。値は任せるからさ。」

「…コレ誰作ったのよ?ギチギチに詰めてはいるけど随分綺麗な魔法式ねぇ。」

「ん?あぁ魔法式を刻んだのは2着とも俺だよ?鎧自体を打ったのは魔塔お抱えの職人だけど。」

「アンタこういう細かい仕事できたのね。」

 

「さらっと俺の事ディスった?」

「気のせいよ。ん~…じゃあハイこれ。」

 

ジョーカーが【ご要望】と書かれた紙をうけとり2~3小言を呟きながら書き加えエスティに

返す。渡し手も受け取りても慣れた手つきである。

 

「どれどれ…コッチは上顎から上には装飾無し・4腕仕様・基調色は黒。コッチは…あら?」

「何か変な事書いた?」

「随分と古いデザインを選ぶのね…統一帝国軍の旧式魔法装衣だなんてらしく無いんじゃない?」

 

 

エスティオーネがこの世界に生まれたのはフランメの死後の事。

プレイヤーとして使っていたお古をデザインの資料として貰ったエスティはソレがそういうモノ

だというのは理解できる。だがエスティオーネの思うジョーカーのイメージは余り過去に縋らず

わざわざ昔の衣装を引っ張り出したいと言いうような奴ではないと思っていた。

 

 

「ちょっとしたサプライズをしたくてね。で、こんだけ詰め込んだ鎧だけどできそう?」

 

そうジョーカーが聞いた瞬間、エスティはジョーカーを鼻で笑った。

誰にものを言ってるの?と話さずとも顔で分かる具合いだ。

 

「ま、かなり容量はデカイけど前に書かされた絵画程じゃないもの。4日で仕上げてあげる。」

「ちゃんと休息とってやってよ?」

「お世話様、パフォーマンスの低いままやったって良い事ないもの、あなたじゃあるまいしちゃんと休むわよ。」

「8日不眠不休でデザイン描いて倒れた癖に」

「アレはあの絵が悪いわよ!第一、額縁の中に世界を作れとか突拍子もない事言い出して

駆り出したのはソッチでしょうが!」

 

やる気があるのは大いに結構、問題なのは過集中や魔力切れでぶっ倒れるタイプだという事だ。

しかも『もうちょい…ここだけ…』とか言って本人の意思で倒れるまでやるから余計質が悪い。

断じて俺の責任ではない。

 

「たくっ…まぁいいわ、さっそく取り掛かるから出てってくれる?…あ、シュトラール金貨25枚置いてってね?」

 

「OK~…25枚!?」

 

仙界随一のファッションブランド、その頭が直々にともなれば金がかかるのは仕方ないとして

上下セットとは言え2着で25枚!?

 

「おいおいwぼるなよ」

エスティオーネ(アタシ)が手掛けるオーダーメイドのオートクチュールよ?分かる?

人間の、それも外の通貨だけで融通してあげるって言ってるの、寛大でしょ?」

 

自分の良し悪しをしっかり理解してるのはある意味で魔族らしいと言えばそうだが

それはそれとして痛手なのは変わらない、何せコレは俺個人としての依頼だ。

むこうで遊ぶ金が減るのは普通に困る。しばらくレストランいけない…あ。

 

「ライヒ金貨払いでいい?」

「30枚ね?」

 

2割増しかよ。まぁ帝国にいた頃の流れでライヒ金貨は腐る程あるしいいや。

 

「ほいじゃ4日後、正午にまた。」

「ひぃふぅ…はい確かに承りました。それじゃ4日後に…夜も眠れずに待ってなさいな。」

 

うし。後は…

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「アウラ、悪いんだけど持ってたら人間の金貨くれ、例の件で必要になったわ」

「そんな物持ってる訳…首無しが身に付けてる物にあったら好きにしていいわ。」

 

 

 

 

 

 

フフフ、盛大にマッチポンプしてやろうじゃん、その方が面白いしね。

 

 

 

 

 

 

 




ジョーカー
グラナト領落とす→フリーレンと100%カチ合う→戦闘用の装備が要る→出来たけど不細工
→エスティたしゅけて~←今ここ。
FINALを使えるようにした延長線で防具にも着手したが余りにもブサイクな出来栄えだった。
エスティオーネとは親指と薬指だった都合、軽口を叩く間柄。
「放し飼いの方が伸びる奴もいるんだよ、エスティとか最たる例だよね。」

エスティオーネ(デーモンコマンド・外の世界出身)
元懐剣5指(薬指)でありジョーカーに関して大体の理解はある。
現画(げんが)のエストリエとしてフリーレンに殺された後、その価値を見込んでジョーカーがデーモンコマンドとして蘇生した。アイリッシュ達に与えた魔道具と同じ物で生前の魔族の姿に
なれるが本人いわく「コレがアタシの今のトレンドよ!」との事で使う気配がない。
超獣(クリーチャー)化した事で人間と同等の情緒や倫理観を獲得したが根本的に魔族なので
プライドは高いし割と他人を舐めてかかる節はある。
魔法の追求の一端で始めたデザイナーの仕事があれよあれよとビッグネームになり今や仙界有数のファッションブランドと化した。オシャレに関して言えば人間を支配している――エスティとジョーカーの主観―――と言っても過言ではない。
「フフ、これだけあれば外の生地もかなり見繕えるわね…」

想いを起こす魔法(エリィナン)
物凄く雑に言えば想像・思考の物体・具現化。
ジョーカーの依頼はこの魔法に含まれるAをBという(てい)にするという性質を利用して
()()()()()()()()()()事でありいわば某狩りゲーの重ね着。
ある時期を転換期に規模と出力の許容値がバグった。

魔王討伐後の10年やそこらでフリーレンはゾルトラークを習得できるのか

  • 葬送のフリーレンやぞいけるいける!
  • エルフにとって新しい魔法だし厳しいでしょ
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