魔族に生まれたが色んな魔法使いたいだろ?   作:王道の展開にニチャつく者

59 / 63
分かたれた北門の戦火

ヌオオオオオォォォ!!!

「うるさいねぇ!!」

 

遠方で稲光が上がる頃、炎龍は戦場を空中に移し二人の魔法使いと交戦

魔族らしくない最初から全力での戦闘を繰り広げていた。

 

「そう遠くへいくな、近距離はお前の得意でもあろう?エルフ!!」

「ダークを付けろや!!ソルガニール打ちまくれ!!」

「応よ!!」

 

数歩近づけば殴り合える距離で爆炎と魔力弾(グラニテ)が交差し両者の頬を霞める。

プレイヤーはソルガニールによる一瞬の硬直を前提として一切防御を展開しない。

アイリッシュもまた周囲を往復する東洋龍型の炎でソルガニールを対処しながら固めた熱波で

プレイヤーを蒸し焼きにかかる。

 

半歩でも不正解を踏めば致死は免れない過密攻撃の応酬。

その間を縫ってのソルガニールを実行できるウィアベルの技術有りきの攻防だった。

 

「(奴さんの熱攻撃は目で見えねぇ、よく簡単に避けんな…)真後ろ拡散攻撃!」

「造水+氷矢*1+熱波放出!!オゥラ鋼の拳で殴る魔法(コメットパンチ)*2!」

「馬鹿め見飽きたわ!!」

 

真後ろの炎の槍は殴らせるためのフェイク、撃たせ受けきりやり返す算段。

以前の戦いの記憶から目の前のエルフのパワーは知っている。

受けきりアイリッシュが弾くとその前提でカウンターを差し込んでくる。

何度かやったパターンだった。

 

瞬発力強化+腕力強化+膂力増強+体重移動(俺もだっつーーの!!)

「豪気だな!!付き合ってやろう!!」

 

X字に受けた腕を解き半回転、プレイヤーの鉄拳に向かって殴りかかるアイリッシュ。

興が乗った僅かな隙を―――

 

見たものを拘束する魔法(ソルガニール)!!」

 

北方の勇士は見逃さない。

 

「グッ!?(そこら中にこやつの魔力があるせいで!?)*3

 

「(でかした!)支配と傀儡の欲望よ、矛盾を抱えし大槌と共に心無き一撃を織り成せ!!」

 

プレイヤーの両手に掴まれるは機械仕掛けの大槌、その背面が青い炎を噴き上げる。

それは神と神を目指した極みが支配の鉄鋲で留められた照明。

 

ドミニオンスパイク!!

 

頭を吹き飛ばす勢いで振り下ろした鉄槌によって地面へ叩きつけられたアイリッシュ。

間髪いれず襲い掛かるウィアベルのゾルトラークを血痰を吐きながら防ぎ熱波を向ける。

 

「ガハッッ!?」

「よそ見厳禁だぜ?」

「チマチマと…やかましい!!」

「(上からあの人が来るまで…5秒ちょいか?)生憎人手がたりねぇからな、消耗戦だ!」

 

 

叩きつけた直後のプレイヤーの足に青い白い電光―――否、電磁力が渦巻く。

守りたいという思い、壊したいという思い、相反すれど欲望に根差した磁力の一撃。

分身と共にそれぞれ腹と頭に狙いを定めて蹴り抜けるまでに5秒も必要はない。

 

「「近い!どいて!!」」

「うぉぉぉ!?あっぶねぇ!!」

「また打―――蹴りか!小僧共々焼き尽くしてくれる!!」

 

「「グリードソレノイド!!」」

 

電磁の蹴りがアイリッシュの抉る―――間際、まよこから放たれてきた爆音に注意が向き

頭への蹴りが外れ腹への蹴りも位置が微妙にずれた。

 

「な、なんだ今の!?」

 

レテ…タ…サオ…

 

「冷気を伴った音…横とはいえここまで響いてくるのか…」

「ハッハッハ!奴め随分と気合が入っているようだな!」

「まず!?『させないが?』わりぃ助かった!!」

 

 

なまなかな蹴り込みなら間髪いれずの一撃でも十分に受けきれる程度にはアイリッシュの

体は頑強だ。防がれたとは言え、事実こうして無防備なウィアベルに攻撃が可能なくらいには。

 

「いや~しかし相変わらず厄介だねぇ体が欠損しないってのはさぁ…」

「かの賢老の魔法を貴様らが盗んだ以上いつ穿たれるか分かった物ではないからな!」

「けど貫けないだけだ、あて続ければいいだけだろ。」

 

「フン、それまで貴様らが生きていればよいなぁ?」

*1
パクったネフティーア

*2
熱波を冷気爆発で吹き飛ばしつつ推進力に転用

*3
プレイヤーがバカスカ魔法を繋げてるせいで余剰魔力の残滓などが舞い、探知妨害になった




支配と傀儡の鉄槌を操る仙法(ドミニオンスパイク)
正式名は接続秘伝ドミニオンスパイク。
接続カテゴリーディスペクターの汎用呪文であり効果自体は自然単色である事以外は何の変哲も
無い強制バトルカード(ガードストライク持ち)。

この世界では数種の魔法付与がされた機械ハンマーを召喚・所持し振り下ろす魔法と化した。
面がデカくなったり持ち手が伸縮したり様々な要素でもってロックオンした対象に必ず当たる。
何なら打撃面だけ背後に転移する場合だってある。
ロマノグリラ謹製魔法や武器は詠唱(情報開示)をすると消費魔力が抑えられたり出力があがったりとボーナスがある。

野望の電磁で打ち出す仙法(グリードソレノイド)
正式名は電融秘伝グリードソレノイド。
電融カテゴリー汎用呪文であり、味方のパワーを2倍にしてブレイク数を増やすパンプアップ系の効果を持つ。デュエルマスターズにおける算数は足し引きの後に乗除算するので割とデカイ数字を扱うのが簡単な毛がある。

善意をs、悪意をnの電磁に変えて融合、同一の強力な反発を使って対象を打ち出す。
聖人君主でも極悪人でも使えない、半端な性格の持ち主こそが適正を持つ。
今回は反動度外視の出力特化でライダーキックを慣行した。
魔法の処理込みとは言えプラスとマイナスが両方の性質を持ったまま単一の電磁になるという
通常不可能な事が起きているがソコは元ネタに由来する。

炎龍のアイリッシュ
ほぼドラゴニュート的な見た目(羽もある)のドラグストライク擬き。
仙界の魔法基礎によって貫通魔法への耐性がある(他3魔も同様)
というかジョーカー関連の魔族は基本的に体が欠損しずらい。
得意魔法は炎熱(熱がメイン)系統、ヒートとだだカブリしているがコチラは使い手の単体性能に秀でている。
何気にドラグストライク擬きである事は本人には重要らしい。

魔王討伐後の10年やそこらでフリーレンはゾルトラークを習得できるのか

  • 葬送のフリーレンやぞいけるいける!
  • エルフにとって新しい魔法だし厳しいでしょ
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。