魔族に生まれたが色んな魔法使いたいだろ?   作:王道の展開にニチャつく者

63 / 63
方方で拭う尻

アイリッシュに化け全軍の後退命令を出した俺はアイリッシュの役をエスティと後退、

小規模の転移魔法を使える側近の一人として軍を下げた後、住処である砦のベッドに奴を放り投げ

数枚の手紙を残してそそくさと研究施設にもどりジョーカーは研究と監視を

 

 

「よいせぇ!!」

入れ替わるようにオイサーストに戻ったプレイヤーは東門から入り込んでくる魔物の群れを

オイサースト就きの魔法使いや兵士と共に駆除していた。

入って来るのはアルマーニの支配下にあるだけでなく調()()され原種や野生下よりも

格段に強くなったモノばかり。

 

弱点や行動パターンこそ普通の魔物だがそのシンプルな強さには目を見張るものがあった。

しかし…

 

(この短期間でよくこれだけの質と数を揃えたねぇ…絶対に間に合わないでしょ)

 

質はまだ理解できるが問題はこの物量、頭数だ。

どこだかの森で敗走してから今日までの間にここまでの量をどうやって見繕ったのか。

東に派遣されてから斬り殺したりすり潰した魔物は一匹残らず調理が済んでいる。

 

大きさや元々のつよさにもよるけど一匹調理するのに多少の時間はかかる筈として

全て調理するのは流石に無理ってもんでしょ。となれば方法としては魔法による効力、

あるいは力技で済ませたかの2択な訳だけど…アレがそんな泥臭い方法を取るとは思えない。

 

(実像の幻影…からくりはそんな所でしょ)

 

さて、街の兵で何とかなりそうな個体は彼らの為にスルーして任せるかな。

自分が生きてる内にこんな大事が起きる筈ない、そんな夢見心地の兵士や程度の低い魔法使いには

良いスパイスになる。仮に死んでもそれは弛んだ訓練の結果と運であって俺のせいじゃない。

 

向こうで派手にゾルトラーク打ち放ってるのはフリーレンかな?殺意の籠った良い放射だ。

よほどアルマーニのやり方が気に食わないんだろうね。

見渡せばそこかしこに()()()()が取っ散らかってるし事情は察するけど。

 

 

『エルノカ…!!』

 

指向性の思念伝達?雑で強引…ゼーリエかな?

 

『おい、聞こえているのか!!』

『おぉゼーリエ、30分もあればコッチは片付く、西の救助してあげなよ?』

『ソッチはどうなった!』

『だから30分くらいでどうにかなるって。あと雑に伝えるの辞めてくんない?頭痛いんだけど』

『お前と違って常用しないのだ、我慢しろ!』

 

それは思念伝達、引いては念話系統の魔法を下賜しない魔法協会が悪いでしょ。

俺は狩りのついでにフランメに直接教えたし魔導書も書いてゼーリエに渡した。

写本なんて人海戦術でどうにでもなるし何より覚えるのはそこまで難しくない魔法だし何より

話したい相手と繋がりを持っているだけでいいんだから多少コミュニケーションすれば誰だって…

 

『弟子と不意に繋がってしまうのがそんなに恥ずかしいの?』

『それは後だ馬鹿者が!ともかくソコが終わったら言え!!』

 

言え?うーん…決めた、言わない!理由?イラつく顔がみたいから!あと命令されたから!

言葉選びを間違えたねマイフレンド!

 

「今ゼーリエ様から魔法で連絡が来た!侵入した魔物の討伐に20頭以上貢献した者には魔法協会

から手厚いが報償が送られるぞ!金も名誉もここが分け目だ!気張るぞぉ!!」

 

士気を上げるにはコレが一番でしょ。

ここにいるのは総数何百という集団だ。コレを聞いた奴が全員死ぬなんて夢のまた夢。

さぁゼーリエ、財政的に死ぬがいいさ。

 

「分身+複製+魔力刃+加速+衝撃伝播+魔力強奪!!」

 

横一列に分身し同じ動きをした10人のプレイヤーから放たれる斬撃が魔物を切り刻み

刻んだ肉体を伝って次の魔物を細切れに、肉体に含まれる魔力を吸い発生した新たな魔力刃が

扇状に拡散しどんどん斬撃範囲を拡大していく。

 

これぞ対雑兵戦法その名も【お前がブレードになるんだよ】!

例え切り刻めなくても接触した時点で魔力が吸われて弱体化は出来るしなによりこの構成は

コスパが良い。

 

問題があるとすれば敵の数が多いと視界に収まらない奥まで拡散して味方も斬りかねないけど…

大儀の為だもん死人(英雄)になったって言いよね!

 

「再構成+光塵+靭性付与+整形+射速強化!!」*1

 

ガレキを杭に変えて魔力で射出、狙うは魔物の背中から腹。

鉄杭の雨は好きかな?

 

「ウッ!?」

「ガハッ!」

「イッ!?」

 

「ん?あぁ~頭上注意してね~?」

 

そこまでデカイ杭ではないにしろ上から鉄の塊がぶち当たれば当然痛い訳で。

というかちょいちょい俺自身も掠ってはいるけど再生速度の方が早いからノーカンというか…

ん?魔力反応…大物かな?

 

「5時方向、高魔力反応多数アリ!!」

 

お、デキる感知使いがいるみたいで何よりだ。ここはもう何とかなりそうだしソッチで遊ぼうか。

 

「俺がいくよ、兵士の皆さんは残りのお片付け…してね!!」

 

空中の力場から加速と飛行を使い空気の壁をブチ破り周囲を払いのけてカッ飛ぶ。

これは憶測だが現存する魔族の中で俺は最速を名乗っても間違いではないと思う。

根本的なスペックが高いのもあるが飛行・加速に関する魔法のシナジーの凄まじさが

俺の想定を超えていたのが大きいだろうね。

 

本体ならコレに加えて翼による自主的な飛行能力も加わるから余計に早いけど

抵抗や体重を加味するとコッチの方が早い気はするのは内緒だ。

 

「さて、視界に入った途端に臨戦態勢とは…歓迎ムードで嬉しい限りだよ。」

 

一際大きい双頭の人狼に全身武装の鬼…それと何だこの…シカかな?

魔力反応が強いのはシカの角、恐らく調理によって魔法触媒の役割を持ったって所だろう。

魔力を流動させた瞬間、人狼と鬼が前に出てシカを庇う露骨な体制…実に賢いね。

 

「魔物のクセして異種のスリーマンセルとは面白い…良いね、相手してあげるよ!!」

 

人の真似事でどこまで出来るかこのプレイヤーが採点してしんぜよう!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ム…成程。」

「よそ見なんて随分といい度胸だね」

「小競り合いに本気を出す阿呆がどこにいる…しかし腹も(とき)も来たるか。ならば

ここいらで食い収めとしよう。」

 

 

*1
地上からせりあがった柱から下にいるモノに見境なく降り注ぐ鉄杭の図

魔王討伐後の10年やそこらでフリーレンはゾルトラークを習得できるのか

  • 葬送のフリーレンやぞいけるいける!
  • エルフにとって新しい魔法だし厳しいでしょ
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。


  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

読者層が似ている作品 総合 二次 オリ

大魔族の彼は人生を謳歌する(作者:HIIRAGISHIYU)(原作:葬送のフリーレン)

現代の日本を生きていた男が通り魔に刺されて死んでしまう。そして気がつくとそこは見知らぬ場所だったのだが────空を見れば見覚えのある流星群。▼「もしかしてここ、葬送のフリーレンの世界?」▼現代を生きた男が魔族として転生し、魔法を学び、魔法をつくり、古の偉人や激つよエルフと出会う物語。▼「あれ、フリーレン?」「まさかフランメ?!」「なんでここにゼーリエがいるん…


総合評価:13528/評価:8.12/連載:47話/更新日時:2026年07月02日(木) 23:05 小説情報

本好きの念能力者 @ 魔法科高校(作者:avagnale)(原作:魔法科高校の劣等生)

PIXIVに掲載している「本好きの念能力者」の転生者です。▼本好きの下剋上のオリ主?です。▼HUNTER×HUNTER、ハリー・ポッター、FFなどなど、本好きの下剋上の国境門による異世界を堪能しています。▼PIXIVで「本好きの念能力者」を検索してもらえれば読めます。▼基本的に腐ってるギャグチートです。


総合評価:573/評価:5.76/完結:101話/更新日時:2026年06月02日(火) 12:00 小説情報

宇宙は空にある。(作者:線の糸)(原作:葬送のフリーレン)

なあ、宇宙行かねぇか。


総合評価:768/評価:7.7/完結:5話/更新日時:2026年05月31日(日) 02:45 小説情報

ソリテール様結婚しましょう…貴方が旦那様です。(作者:ごすろじ)(原作:葬送のフリーレン)

一般通過異常不死の精神擦り切れ転生者が無名の大魔族に恋い焦がれるだけの話。▼▼死臭くさッ、せや私の死臭で上書きしたろ。▼たぶん、こんな話じゃない。▼※外伝の理解は、要約だけで十分です。▼それぞれ1/30と1/20まで圧縮しています。本文は興味がある方だけどうぞ。▼表紙。▼【挿絵表示】▼第一章表紙。▼【挿絵表示】▼第二章表紙。▼【挿絵表示】▼遠い天秤の記憶表紙…


総合評価:9139/評価:8.92/連載:78話/更新日時:2026年08月30日(日) 15:01 小説情報

鬼殺のソリティア(作者:ディヴァ子)(原作:鬼滅の刃)

「命乞いするんじゃなかったの?」▼『……して欲しいの?』▼ 黄金郷にて、死闘の果てに斃れた「無名の大魔族」こと「ソリテール」。身体は魔素に還元され、魂は永劫輪廻の闇に消えた。▼ しかし、ふと目が覚めると、何処とも知れない森の中で、魔族によく似た種族……「鬼」と邂逅していた。「鬼」の始祖たる「鬼舞辻 無惨」と、その側近である「鳴女」を前に、ソリテールは魔族の本…


総合評価:45/評価:-.--/連載:85話/更新日時:2026年08月04日(火) 19:27 小説情報


小説検索で他の候補を表示>>