魔族に生まれたが色んな魔法使いたいだろ?   作:王道の展開にニチャつく者

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俺は山へ芝刈り(広義)に俺は河へ洗濯(広義)に

皆さんどーもジョーカーですなんて、誰が見てる訳でも…ミロク氏がみてるかもしれんか。

まぁいいや、フランメがゼーリエからお墨付きを貰ってすぐに俺は大陸を超えた。じゃあ

本体はどうすんのって話だが…ついに一つの魂で二つの体を同時に動かせるようになった!

 

いや~ここまで長かったわホントにさ。でもお陰で活動範囲が増えて今こうやって

 

ハイ来世でぇ!!

 

魔族の首を堂々を落とせるんだから。理由?簡単だ、魔力が要るからだ。

プレイヤーの魔力同調を流用し再現した魔法で在野の魔族を片っ端から轢き殺して魔力を奪う。

ここは島だが相当にデカイ、目的は達成できる筈だ。

そのためにも

 

「フゥ‥‥ハッ!!」

魔力を放ち魔族を誘う。早く来い魔族…俺に魔力を…!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

駒side 天脈龍の背の研究施設。

 

「あばばばば!?マスター張り切りすぎちゃうか?確かに必要やけど急く事も無いねんで?」

「バーカその分俺らに仕事させる気なんだっつーの。ホラさっさとやんぞ」

 

ジョーカーが大陸を離れ、プレイヤーがフランメの手伝いで下にいる間、接続と電融の王は

頼まれた仕事を淡々とこなしていた。

 

「しっかしマスターもけったいな依頼しよるなぁ、HELLとFINALを性能そのままに縮小

しろだなんて、しかも一人でどっちも持つ気なんやろ?」

 

「本来は相対位置にある事でバランスが保たれる超兵器だ、最大火力で使う事はねぇだろうが

地図の形を変えるくらいなら訳ないだろうな。」

 

「…思ったんやけどHELLを小さくするならMRC(マッド・ロック・チェスター)でええんちゃうん?」

「現物を見にいけねぇんだとよ。今の所有者は奴…俺の片割れの開祖だ、機嫌を損ねたら死にかねねぇ」

 

「せやな…」

 

送られてくる大量の魔力を精製・純化し超兵器の改修を行う2体。

次々に出るバグのような物を処理しつつ至極めんどくさそうに作業を進めるのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

プレイヤーside

 

「前々から聞きたかったんだが」

「ん?」

 

今俺はフランメと行動を共にしている。理由はフリーレンの発見とフランメの護衛。

独り立ちしたとはいえ何かしらの不都合でフランメが死ぬなんて事が起きてはいけないし

フリーレンの発見が出来れば魔王が死ぬまでのタイムリミットを付けられる。

フランメが魔法の研究をする傍らで魔族を殺して回る日がな、唐突に質問を投げられた。

 

「なんで魔族から魔力を奪ったりするんだ?そんな事しなくても問題無い程アナタの魔力は」

「妥当な質問だね。簡潔に言えば目的の為かな。」

「目的?」

「あぁ、魔王引いてはこの世から魔族を絶滅させる。それが俺の目的だよ。言ってなかった?」

 

これは俺の本心だ。この世界に生まれたと自覚してから一貫した目的の()()

俺以外の全ての魔族は不要、全部死んでしまえば良い。魔族である俺が人類の手から生き延びる

方法の究極系は人類が魔族という種を忘れる事。そのためには魔族の数が限りなく0にならなきゃ成立しない、だから魔族は皆殺す、魔族たる俺の手で。過程で俺が死ぬならそれまでだが。

 

まぁジョーカーとして生きるならって話だけどね?魔族の体を完全に捨ててプレイヤーとして

生きるなら別にどうでも良い、適当に食って寝て殺ってを繰り返すだけ。

だからこそのマルチタスクでもあるしね。

 

「一人じゃ限度がある、いくらアナタがエルフでもたとえ師匠(せんせい)と組んだとしてもだ。」

「一人じゃないさ、協力者はいる。」

「ここ数年ずっとアナタと一緒にいるがアナタの知人なんてあった事は…」

「当時の人間は死んでるからね…とはいえ生きてる奴はいるさ。人間じゃないけど」

「まさか魔族か?」

「な訳、超獣族だよ超獣族。統一帝国時代の宰相が同士でね昔は良くしてもらったさ。今は自分と同じで各地を放浪して魔族を狩りながら定期連絡してるよ。」

 

 

フランメはゼーリエから簡単ではあるが超獣族の説明を受けていた、人を食わない事や

人類並みに知恵が回りちゃんとした意味で言葉が通じる事などもろもろを。

その上で人外すぎる姿が大半ゆえに魔族に間違う者が多い事など。

 

 

「意外に魔族のフリをしてる超獣族はいるよ?気づいた事ない?」

「生憎、まだ波長を読む力はそれほどで…」

 

魔族と超獣の絶対的な差別点として魔力の波長というのがある。

そもそも超獣が生きる上で必要なのはマナ、いわば自然エネルギーだ。だけどこの世界のマナは

現地のソレより濃度みたいなのが低くて仙界から出て活動するには限りがあったとドルファから

聞き、魔族の体から作った魔力炉の廃貨版を渡して長期滞在できるようにした。

で、超獣の波長は付けている炉の波長と自分自身のマナの波長が混じった感じになるから

【コイツラはこういった感じ】と覚えておけばすぐ分かる。

 

最もディスペクターは内部の檻に魔族そのものを炉として積んでるからこの限りじゃないけどね。

少なくとも魔族態のあいつらは長年の調整もあってほぼ魔族のソレだ、ガワを取り払って

全力で戦う…つまり超獣態になれば話は別っていうか別物になるけども。

 

「まぁ経験上超獣たちは必要なら自分が超獣だって言うし戦ってればいずれ分かる…あそうだ、

コレが宰相の顔ね。」

「…コレが素顔なのか?」

「そ。賢者エーヴィヒが最も人の営みの為に魔法を生み出した者とするならコイツは最も他者を殺す魔法や兵器を生んだ者さ。曰く『縄張り争いの手段は多いに限る』だとか。」

 

「縄張り争い…そんな動物みたいな事を…」

 

呆れるフランメ。まぁ気持ちは分かる、そこいらの畜生と人間は違うだろ?と言いたいんだろう。

 

「だからこそ超獣、獣の名を冠するのさ。というかフランメ、今こう思ったでしょ?」

 

草陰から飛び出た小さな魔獣の首を素手で貫きながらフランメに振り向く。

 

「私達人間は動物とは違うってさ。」

「!!」

「ん~図星っぽいな?なら覚えておくと良い。遥か古より世界にはびこる命に差はない、

人もエルフも魔族も超獣も、知恵があろうがなかろうが全ては等しく動物で畜生だ。」

 

「それは流石に暴論じゃないのか?」

 

「性格や個性、文化や感情…様々に理由を付けて争う姿は紛れもなく縄張り争いだよ?

主義主張、正義は自分という優位性の押し付けに他ならない。だから俺は俺の正義を」

 

貫いた魔獣の首を振り切ってバラしながらフランメに背を向け声を上げるその姿は正しく狂人。

 

「魔族を絶滅させるという正義を押し付ける!!フランメ、君は何がしたい?君の出来る全てで、これから君が出来るようになる何かでどうしたい?あと100もない寿命で答えにたどり着いてみなよ。

一応言っとくけどゼーリエや俺はエルフだしその中でも変わり者だから参考にはならないからそのつもりでね。」

 

血を払い身支度をしながらポツポツとプレイヤーが歩き出す。

 

「…どこへ?」

「少し席を外すついでに龍の肉が食いたくなったからちょっとね。まぁ一人でも大丈夫でしょ?」

「それは・・・まぁ」


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「畜生…か。師匠(せんせい)の友人って感じの言葉だな。」

 

彼女、プレイヤーさんはエルフの中でもとりわけ異端なのではと最近思う。

価値観というか倫理観というか、そういう所の歪み?ネジ?そういうのが酷く緩い。

師匠(せんせい)だってここまでじゃないのを踏まえればよっぽどの人物だと思える。

 

あれなら歴史上から消したくなるのも頷ける所だが…かつての帝国の宰相に伝手があるという事は

自分がそうなる事くらい噂か何かで聞いてもおかしくない。発案者が彼女なのでは?と邪推してしまう程だ。まぁソレはソレで彼女に何の得があるのか分からないから無いとは思うが…

 

得で思い出した事だが彼女は攻撃用の魔法こそ使うものの基本的には得物を振って戦う戦士だ。

そんな彼女が覚えている魔法の中にいくつか風変りな魔法がある。

例えば 肉を絶妙な焼き加減で焼く魔法だったり木彫りの食器を作る魔法だったりと彼女の性格上

なのか食事に関わるものが多いが戦闘に全く関係ない魔法を彼女は使っていた。というか

食器の魔法に関して常日頃から使っているし私も懇切丁寧に教え倒されたせいで使える始末。

 

覚えておけば使えて使えるととても便利なコレを彼女は生活魔法や民間魔法と呼んでいた。

魔法は自由であるべきと師匠(せんせい)は言っていたが…成程、こういう自由があっても良いか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




ジョーカーの放つ魔力とその残滓はソレ用に調整したものを混ぜ込んで放つ事で無意識的に魔族がその気配に引き寄せられる誘引剤のような効果があります(魚釣りの時に使う撒餌みたいなモノ)が、一方で人間には酷い悪臭(実際に臭ってはいない)に感じられるので人は来ないようになっています。
集めた魔力を使ってHELLとFINALを改修する事自体は本編でも語られていますが
複製・模倣品とはいえ紛れもなくアレは超獣世界(クリーチャーワールド)のクロスギアなのでフリーレン世界の魔力とは相性が悪い、その為魔力をマナにマナを魔力に相互還元できる魔法で
少しづつ注入適応させサイズを小さくしています。その過程で還元しきれなかった魔力残滓(搾りカス)を定量の魔力に練り上げてなんちゃってアウラにぶち込んでいます。
年齢=魔力量のルールをディスペクトして割と真面目に5分を生きた大魔族に仕立て上げようとしてる訳ですね。

魔王討伐後の10年やそこらでフリーレンはゾルトラークを習得できるのか

  • 葬送のフリーレンやぞいけるいける!
  • エルフにとって新しい魔法だし厳しいでしょ
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