TS転生者のライザのアトリエでのなんてことない生活   作:雷雷帝王

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 もしかしたら、今回の話は読者の皆さんが嫌がる展開かもしれないし、強引な展開かもしれません。ですが作者は作者の書きたいものを書いてるだけなので、ご了承してください。次回も続きます



TS転生者のなんてことない課題(4)とトラブルと決意

 

 「はぁ~……はぁ~……はぁ~」

「レイ、大丈夫?」

「……クラウディア…ははっ、どうせボクなんか全部の課題で力になれない木偶の坊だよ」

「そんなことないよ!私はレイがいてくれて嬉しかったよ!」

「……ク、クラウディア〜!」

「きゃっ!」

 

ボクは感極まってクラウディアに抱きついた。うへへ、すごくいい匂いがする。……はっ!ボクは今なにをしている!?

 

「ご、ごめんっ!急に抱きついて!」

「う、ううん、大丈夫だよ」

 

ボクとしたことが動揺していたようだ

 

「ねえ、レイ」

「ん?どうしたのクラウディア?」

「ライザたち大丈夫かな……」

「くはは、大丈夫だよ。アガーテ姉さんは互角って言ってたけどライザたちの方が少し強いから。って言いたいけど正直分からないかな。競走と言っても実戦だからね、何が起こるか分からない」

「そう、なんだ……」

「まっ、何も起こらなければ十中八九ライザたちが勝つよ。だから、信じて待ってればいいよ」

「そっか、分かった。ありがとうレイ、励ましてくれて」

「ううん、ボクが不安にさせちゃったからね。まあでも、元気が出たならよかった」

 

はぁ~笑顔のクラウディアは万病のに効くね〜……っ!?

 

「……アガーテ姉さん」

「どうした?」

「もしもの時はルベルトさんとクラウディアを守ってくれ」

「……分かった。……無理はするなよ」

「……レイ、何があったの?」

「嫌な予感がする。クラウディア、ローブを持っててくれないかな?」

「う、うん、分かった。……待ってるから」

 

ボクはクラウディアのその言葉に頷き、大鎌を待って駆け出した

 


 

ボクは街道を真っ直ぐ行くと着く廃墟群がある平原『中央ライム平原』を駆けていた。そして、古城の方に飛んで行く飛竜を見た。ボクはすぐに廃墟群に向かいライザたちに合流した

 

「ライザ!!」 

「レイ!?どうしてここに!?」

「んなことよりっ!ボオスたちは!?」

「お、おう!生きてるよな、くそったれが!!」

「ちょ、ちょっと待って、腰が抜けて……」

「まごまごしてると、また竜が帰ってくるわよ!?急いでボオスたちをアガーテ姉さんの所に運ばないと!」

「わ、分かったよ……!」

 

そう言ってボクたちはボオスたちをアガーテ姉さんのいる対岸まで運んだ

 


 

「お前たちみんな、無事で何よりだ。そして、ケガ人を救ってくれたこと、心から感謝する。護り手の一人としては、同輩が手もなくやられて心苦しい限りだが……」

「アガーテ姉さんが気に病む必要ないよ。あたしたちも、竜が逃げたから助けられただけだし」

「レントが古城の方に飛び去ったって言ってるからあれって間違いなく、わらべ歌の竜だと思う……」

「それより、その……あいつら、大丈夫なのか?キズはたいしたことなかったが……」

「ああ、爆風に巻き込まれて地面に打ち付けられた衝撃で気絶しただけだ。大事を取って三人とも搬送させたが、あくまで念のためだ。そんなに心配するな」

「よかった……」

「この度は、こんなことになってしまって申し訳ない。私からも謝罪させてほしい」

「別に、ルベルトさんのせいじゃないですよ」

「ライザの言う通りです。あんなものがうろつき始めた状況では、いずれ誰かが襲われていた。競走という形を取り、互いが近くにいたことで、かえって大事に至らずに済んだとも言えます」

「そう言ってもらえると、ありがたい……ライザリン·シュタウト君」

「は、はい!」

「緊急事態下でも、君たちは最善を尽くし皆の命を救って帰ってきた」

「……」

「娘を託すのに、君たち以上の人間はいないだろう」

「それじゃ……!」

「ああ、こんな時に言うのもなんだが……課題は合格だ。村に滞在する間、娘のことを頼んでもよいだろうか」

「もちろんです、任せてください!やったね、クラウディア!!」

「うん、ありがとう、ライザ!レント君、タオ君、レイも、本当にありがとう!!」

「まあ、いいってことよ」

「危ない所には行かないようライザを抑えてくれると助かるなあ……」

「……」

「危ない所、か……古城の竜について村で改めて話し合う必要があるな」

「確かに……あの森にいた魔物と今回の竜……どちらも急に現れたのは偶然、なのかな……?」

「……」

「レイ……?」

 

クラウディアがライザたちの冒険に一緒に行けるようになったが、ボクはあることを考えていた

 


 

クラウディアが冒険に行けるようになってから数日がたった。ボクは大鎌の試し斬りに島の外に出ていたが集中しきれずにいた

 

「……っ!!ああ、もう!今日は終わりっ!!はぁ〜帰るか」

 

帰るために船着き場まで行くと、ボオスとアガーテ姉さんが揉めていた

 

「いくらお前でも連れていくことはできん!一度、ひどい目に遭っているだろう!?」

「その雪辱を果たすと言っているんだ。あの時は、不意を突かれただけだ、用心してさえいれば……!」

「ボ、ボオスさん、やっぱりやめた方が……」

「黙ってろ、ランバー!……父さんの了解だってある。村の護り手がブルネン家の命令に逆らうのか!?」

「お前まで、そんな言い方をするようになったか。アタシは……悲しいぞ、ボオス」

「……許可した、と受け取っていいんだな。見ていろ。今度こそ、ブルネン家の男の勇敢さと力をお前たちに見せつけてやる!!レイ!お前もだ!!」

「……」

「ふんっ、いくぞ、ランバー」

 

そう言って、アガーテ姉さんはボオスとランバーを連れて行った

 

「行っちゃった……大丈夫かな」

「へっ、俺たちの前だからって、いきりやがって。せいぜい痛い目を見ればいいさ」

「痛い目で済めばいいけど……」

「……」

「ねえレント、アンペルさんたちは?」

「ん?旅商人が来なくなったんで、北の宿場まで買い出しに行ったけど……それが?」

「相談できれば、って思ったんだけど……北の宿場にいるんじゃ、無理そうかなあ」

「相談って、何を?」

「あたしたちの実力で、流星の古城に挑めるかどうか。竜と戦って、生きて帰ってこられるかどうか」

「……」

「ええっ!?」

「そうか……でも、リラさんならきっと『自分で考えて動け』って、言うはずだ」

「うん……そっか、そうだよね。……ねえクラウディア、あたしたち……」

「ライザ!もう私……ちゃんとみんなの仲間だよね?なら、私に気を遣うのも……置いていくのも、やめて」

「はあ……なんとなく、こうなる予感はしてたんだ。上手く逃げ帰るチャンスを探すしかないか……」

「レイは……」

「……確かに、いい案だ。だが、1つだけ不満がある」

「不満……?」

「ああ、お前たちが一緒に行くことだ」

「なっ!どういうことだよそれ!!」

「はっきり言って、お前らは足手まといだ。ボク一人で行ったほうが効率がいい。それに、お前らが直接行く必要なんてどこにもないだろ。だったらボク一人で行ったほうがお前らも安心だろ……それでも行きたいなら。ボクを倒していけ」

「っ!!でもっ!そんなことしてたらボオスが!」

「出来ないなら今すぐ島に帰れ」

「……分かった。みんな、やるよ」

「ああ、いいぜ。レイとは一回戦ってみたかったんだ」

「ええっ!?ほ、本当にやるの!?」

「……レイ」

「……ふぅ~いくぞ」

 

そうして、ライザたちとボクの戦いが始まった

 

 

 





 レイガルン·アガタール…とある決意を決め、ライザたちの前に立ちはだかる人
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