TS転生者のライザのアトリエでのなんてことない生活   作:雷雷帝王

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 夜は手がかじかんで上手く文字が打てなて何回もが直しをしてると手が疲れますね。けど、執筆意欲が止まりませんので寒さを我慢して頑張ります



TS転生者のなんてことなくない謎と対峙

 

 討伐隊を追って流星の古城に行くために、ボクたちは通過点である『ヴァイスベルク火山』に来ていた

 

「これが、『ヴァイスベルク火山』か……とんでもないな。遠目で見るのとは全然違うぜ」

「島の近くにこんな場所があるなんてね。いや、あるのは知ってたけど……」

「圧倒的、っていうのかな。島の穏やかさと、まるで違う」

「私も、こんな近くで火山見たのは初めて」

「たぶん、このとんでもなく圧倒的な景色にふさわしい危険で溢れてんだろうな……」

「流星の古城はこっちじゃないね。早くボオスたちを追いかけよう!」

「ああ……慎重に行こう。気を付けて進むに越したことはないからな……」

「ほら、早く行くよ」

「レイはこの景色を見てもいつも通りだね」

「当たり前だろ。だってボク、ここと古城に定期的に行ってるもん」

 

そう言うと、ライザたちはボクを呆れた目で見ていた

 

「あんたねえ、そういうことは先に言いなさいよ」

「えっ?……あっ!ごめん」

「レイって、たまにぬけてるところあるよね」

「うぐっ、そ、そんなことより早く行こうよ!」

 

なぜかボクだけが恥ずかしい思いをしたが順調に流星の古城への道をたどった

 


 

ボクたちは順調に火山を下り、『流星の古城』へたどり着いた

 

「ここが、『流星の古城』……」

「街道から、見えてはいたけど……。こんなに不思議な場所が、こんなに近かったんだね」

「この距離、確かに竜ならひとっ飛びだろうな。あちこち燃えてるのは、奴の吐いた火、か?」

「うう……今、村の決まり事に背いちゃってるんだよね。ど、どんな目に遭うか……」

「今さら怖じ気づいてどうするの。ここまで来たんだから、いい加減覚悟を決めなさい!」

「これは……新しい足跡が、城の中に向かってる。きっと討伐隊のものだろうな」

「僕らが行く前に、無事討伐されてますように……」

「ホント、そうであってくれれば一番いいんだけど」

 

と話していたら、クラウディアがあたりを見回しながら言った

 

「これ、みんな戦いの跡……?このお城、随分ボロボロだけど、どこの国と戦ってたの?」

「この地域はクリント王国の辺境だから滅亡時の戦乱には巻き込まれないと思うけど……」

「そうなのね……このお城や、北の塔みたいな建物は、戦いのためのものばかり思っていたわ」

「そういう、どこと戦ったみたいな勇ましい伝承はウチの村には全然ないんだよ。やっちゃいけない、行っちゃいけないそんなのばっかり」

「お喋りはそこまでにして、後を追おうぜ。加勢できるなら、加勢したい」

「心配だもんね。アガーテさんに護り手さんたち、それにボオス君、ランバー君も」

「うっかりボオスに竜退治なんかさせて調子に乗られたら面倒だからだよ!!」

「……ふふっ」

「……くっはは〜ん」

「だあもうっ!!早く行こうぜ!!」

「はいはい、案内は任せてね」

 

そうしてボクたちは古城の奥へ足をすすめた

 


 

ボクたちは流星の古城の『上部居住層』の『古城の礼拝所』近くに来ていた。ここに来るまでに、城のあちこちを見ていたライザがおもむろに口を開いた

 

「ここってまさか、魔物と戦うための城?最後は負けて、竜に乗っ取られたのかな」

「さあね、ボクもよくわかってないだよね」

 

と、喋っていたら、辺りを見回していたタオが光る模様の近くに走っていったため、ボクたちもタオについて行った

 

「ん?これって模様じゃ、ない……古文献と同じクリント王国の文字だ」

「なんて書いてあるの?」

「そんな簡単に読め……る?うん、読めるよ、同じ文字だもん、読める!!」

「すごいじゃない、タオ!それで、なんて?」

「最初のは……『炎の翼』……竜のことかな?次は『召喚』で、その次は……知らない単語だ」

「なんだ、スラスラ読めるってわけでもないのか」

「そりゃ、勉強始めたばかりだもの……この3つと、後1つ……計4つの言葉が繰り返し書かれてるよ」

「『炎の翼』と『召喚』、分からない単語が1つ、『召喚』は、魔物を呼び出す魔術、だっけ……最後は?」

「……『殺す』」

「えっ!?」

「おいおい……」

「……」

「それって、どういう文章なの?」

ちょっと、待って。考えるから……ええと、最初が主語なのは同じで……この末尾は命令形かな」

「よう、早くしてくれよ」

「急かさないでよ!ええと、大雑把に言えば……召喚された竜よ、『何か』を殺せ……かな?」

「召喚された、竜?竜って、ここを襲った魔物じゃないの?」

「僕だってクリント王国の召喚なんて分からないよ。今の今まで、おとぎ話みたく思ってた単語なんだから」

「くそっ、アンペルさんやリラさんがいりゃあな」

「竜が召喚されて『何か』と戦った……竜を使ってもこんな酷いことになるような、敵と?」

「その『何か』って……意味は分からないとしてなんて読むの?」

「そのまま発音すると……『フィ·ル·フ·サ』……だね」

「フィル、フサ……」

 

『フィルフサ』……これからボクたちと深く関わっていく存在が今、示唆された

 


 

「ギャアアオ!?」

 

竜の鳴き声がすぐ近くまで迫っていた。ボクたちは急いで竜のもとまで向かった

 

「ぐわあっ!?」

 

そして、竜のもとまで行くと、アガーテ姉さんが吹き飛ばされていた。ボクたち急いでアガーテ姉さんのもとまで駆け出した

 

「アガーテ姉さん!!大丈夫!?」

「お、お前たち、どうしてこんな所に……!!」

「んなことより、他の連中は!?」

「うぐっ……あいつの、奥にいる……!!アタシらも傷を負わせたが、大半が吹き飛ばされて……」

「竜の向こうに、ボオス君たちが……!?」

「ひええっ!!ど、どうしよう!!」

「どうって、戦うしかないでしょ!」

「戦うって、僕らが!?僕らだよ、僕ら!!」

「そうだよ、その僕らが、戦うんだよ!戦わなきゃ、どうしようもねえ場面だ!!」

「アガーテさは、炎が届かない所に隠れてください!」

「な、何を言ってる……お前たちだけで、やるというのか!?」

「アガーテ姉さん、話は後でね……あ、そうだ。もし勝てたら、ご褒美にお説教なしってことで!」

「大丈夫だよ。アガーテ姉さん、なんたってこのボクがついてるんだからね。さて、あのサイズの竜を倒すのは初めてだね。……くっははっ!最っ高級にワクワクしてきた!」

 

とうとう、『古城の飛竜』との決戦の火蓋が切って落とされた





 レイガルン·アガタール…フィルフサのくだりに興奮しすぎて一言も喋れなかった人。が、竜との決戦で大暴れしようとしてる
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