TS転生者のライザのアトリエでのなんてことない生活   作:雷雷帝王

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 最近、鼻水がすごくて、すごくて、気晴らしに小説を書いています



TS転生者のなんてことない不漁(1)

 

 ライザにボクの双剣を完成させる依頼を受けてもらってあから数十分が経った。そして、その後しばらくしてレントたちが来た

 

「よう、来たぜ──あっクラウディア……」

「ボクも居るよー」

「こんにちは、二人とも。どうしたの?」

「ああ、いや……」

「ボオスと話した時のこと、ちょっとクラウディアに謝らないと、って思ってさ」

「あっさり言うなよ!だいたい、俺は悪いこととか何もしてないのに、なんで謝るとか、そういう……」

「自分で言ったくせに……」

「そういうことなら、お互い様でいいんじゃないの?」

「そうそう、お互い様、お互い様」

「私こそ、ごめんなさい。よく知りもしないのに余計な口を挟んじゃって……」

「別に俺も怒ってねえし、いいよ……って、あー!そういう面倒臭い話は止めだ、止め!」

「たくっレントはいつまで経っても素直じゃないねー」

「う、うるせえ!」

「そうそう、そのフツーな感じでいいんじゃないの。それより二人とも……ここに来る時に気付かなかった?」

「気付くって、何に?」

「湖の様子よ。なんだか、妙に静かじゃなかった?」

「そういや、やけに湖面が凪いでたな。また不漁がなんとか、って話か?」

「さあ……でも、やっぱり何か、イヤな感じがするんだよね」

「とは言っても、どうすりゃいいんだ?」

「そりゃあ……やっぱりまた、漁師さんに忠告かなあ」

「また、うるさがられるだけじゃ……」

「ボクもそう思うな。それに、漁師ならもう何らかの異変に気付いてるでしょ」

「だからって、危険を黙って見てるよりはうるさがられる方がマシよ。船着き場に行きましょ」

 

ライザがそう言ったので、ボクも渋々ついて行くことにした

 


 

ボクたちは漁師に忠告をしにクーケン港の船着き場まで来ていた。するとレントが心の中にあったものを吐き出すように喋りだした

 

「それにしてもフィルフサ、か。大変なことになった……いや、知らなかっただけで、とっくになってたのか」

「まあ、未知ほど気づかないものはないよ。こればっかりは仕方ないさ」

「でも、アンペルさんとリラさんは、それを食い止めるために島の内外の遺跡を調べて回ってたんだね」

「あの魔物がただの斥候でしかなかったなんて……。じゃあ、アンペルさんの言う『大侵攻』って……」

「あれ以上のが、それこそ大軍勢で来るんでしょうね。そりゃクリント王国もボコボコに──」

「おーい、ライザー!」

 

と、ボクたちがフィルフサと『大侵攻』に対して話していたら、何処からともなくライザを呼ぶ声が聞こえた

 

「えっ?あ、漁師さん」

「ああ、不漁の時に撒き餌をあげた……」

 

そう話していたら漁師がこっちに走ってきた

 

「また、何か用?こっちも話を訊きた──」

「ここんとこ撒き餌の効きが落ちてんだ!また新しいのを作ってくれねーか?」

「えっ!?あれ、結構強力に作ったのにもう効かなくなったちゃったの!?」

「そうなんだよ、全然獲れなくてなっちまった。頼む、島の漁師全員を助けると思ってよ!」

「撒き餌で大漁になるからって調子に乗って獲りすぎたんじゃねえのか?」

「馬鹿言うな、獲る量は不漁前より抑えてんだぞ。こっちがどれだけ苦労してやり繰りしてるか……!」

「分かった、分かったよ!俺が悪かった!……で、どうするライザ?」

「うーん、もっと強力なの作るか……考えてはみるけどそもそも、エサ頼みの漁ってどうなのかなあ」

「不漁の原因について、エサの効力が落ちたこと以外に思い当たることってありますか?」

「学者じゃあるめえし、小難しいことは分かんねえよ。俺たちが感じるのは、また潮目が変わったくらいだな」

「やっぱり、変わってるんだ……!じゃあ、外海の魔物なんてのも現れたり……?」

「だから、あん時も言っただろ。外海で何十年に一度の大時化でもなけりゃ、そうそう来ねえって」

「アンペルさんが言ってたことだしちゃんと用心しといた方がいいと思うなあ」

「アンペルって、最近この辺をうろついてる呪い師か?あんな流れ者の言うことが当てになるのかねえ」

「ちょっとアンペルさんはすごい錬金術士なのよ!あたしが撒き餌を作れたのも──」

「どうどう、ライザなんにもないなら、それでいいじゃねえか」

「良くない!竜もフィルフ──」

「ライザ一旦落ち着こうか!?」

「レイまで何よ!?外海の魔物が来ないとも限らないじゃない!」

「それは、そうだけど……」

「あー……こりゃ駄目だ。完全に熱が入っちゃってるよ」

 

ライザがアンペルさんを悪く言われて、熱が入っってるまま他の漁師たちに忠告をしに行った

 


 

「──だから、気を付けた方がいいんだってば!」

「んなこと言ったってなあ」

「何もないものをどうやって用心すりゃいいんだ?漁を休むわけにもいかねえしよ」

「そ、それは……」

 

熱が入ったまま忠告をしていたライザも漁師たちの言い分を聞いて少し落ち着いたらしい

 

「だからライザ、いや錬金術士さんよ。さっきも言ったがとりあえず、前のより強力な撒き餌を作ってくれよ」

「そうそう、まずは不漁の方をどうにかしなきゃ。なんか起きたら知らせるぜ」

 

こいつらもこいつらで少しは話に耳を貸せっての

 

「ライザ、どうする……?」

「うーん、魚が湖にいるかどうか調べるだけでも意味はある、かなあ……?」

「分かった。とりあえず、前のより強力な撒き餌を作ってみるよ」

「おお!よろしくな、ライザ!」

「いやあ、本当に助かるよ!」

「ちぇっ、自分の都合ばっかり押しつけやがって……」

「レント、落ち着け、ああいうのは実際に体験しないと分かろうとしないのさ」

「漁師さんの言うように、実際には何も起きてないわけだし、しょうがないよ。それにしても、作り方のあてはあるの?」

「うーん、分かったとは言ったんだけどさ……正直どうしたものかなーって。どういうエサならよく食いつくかってのは分かるんだ。ある方向ににおいが強くて、好みの味なんかもあって。ただ、前に作ったのと比べてより強いものを、って考えると、いい材料が思いつかないんだよね」

「こんなところに集まってどうした」

 

と、声のする方を見ると、アンペルさんとリラさんがいた





 レイガルン·アガタール…漁師の勝手の言い分や、人任せ具合にだいぶイライラしていてあまり喋らなかった人
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