TS転生者のライザのアトリエでのなんてことない生活 作:雷雷帝王
今回は主人公以外のキャラのセリフに自信がありませんなのでご了承ください。あとUAが1万を超えました!読んでくれている皆様のおかげですありがとうございます!これからもこの小説を応援してくれれば何よりです
クラウディアと買い物をしてそのままクラウディアの着せ替え人形になってから翌日の昼ごろになった。ボクは昨日ライザたちがまた漁師たちの様子を見ようと約束してしまっていたため渋々行くことにした
「あっレイ、その服着てくれたんだ」
そう、今着ている服は昨日クラウディアが選んでくれたワンピースだ
「うん。あっでも、流石に戦う時とかは着替えるけど」
「えっ、なんで?」
「流石にスカートでの戦い方は知らないし、それに汚したくないからね。だからアトリエに行くことになったら着替えるけど、いいかな」
「うん、全然いいよ。私もその服を大事にしてくれてうれしいわ」
「ありがとう。ほら、早くライザたちと合流しようよ」
そう言って、ボクとクラウディアはライザたちと合流するためにクーケン港に向かった
「ライザー!レント君!タオ君!」
「あっ!クラウディアと……誰?」
「えっ?レイだよ……」
「いやいや、クラウディア、流石に嘘が下手すぎねえか。レイはいつも不審者みたいな格好を好き好んで着てくる奴だぜ。今さらまともな格好しないだろ」
「じゃ、じゃあこの人は誰なの?まさかクラウディアが攫ってきたんじゃ!?」
「そんなわけないでしょ!でもクラウディア、その子本当に誰なの?」
「みんな疑うなんてひどいよ!」
「そうだそうだー」
「えっ!?」
「おいおいマジかよ!?」
「ほ、本当にレイなの……」
「ふんっ、悪かったないつも不審者みたいな格好で」
「ほ、本当にレイなんだ……」
「マジかよ……」
「……あ、あんた、変わりすぎよ!!」
「そんなにか?」
「そんなことないよ!ライザたちが大袈裟なだけだよ!」
「だってさ……」
「そ、それより、早く漁師さんたちに撒き餌の効果がどれくらいだったか聞きに行くよ!」
「あ、ああ、そうだな!」
「う、うん、行こう、行こう」
ボクの格好を見て戸惑う三人に急かされて漁師たちがいる船着き場に向かった
「エサの効果はどうだった?」
「ライザか……ダメだな、小魚1匹かからねえ。一体どうなってやがんだ」
「本当に、もらった撒き餌は前より強力なのか?」
「そのはずなんだけど……それでもダメ、ってことは潮目がどうこうじゃなくて、ホントに魚が減ってる……?」
「ブツブツ言ってねえで、なんとかしてくれよ。錬金術って、もっと他になんかできねえのか?」
「勝手ばっか言うなよ。あんたたちのためにライザはエサを作ってやってんだろ!?」
「それに、強力なエサを使っても魚がかからないのはやっぱり外海の魔物が──」
「またそれか。いい加減、聞き飽きちまったよ。じゃあな、俺たちは後のことを考えなきゃなんねえ」
「あんな言い方しなくても……」
「生活が追い詰められてるってのもあるんだろうけど、それにしたって、ね……」
「竜退治しても、まだこんな扱いかよ。くそっ!」
「村の連中にとって、あたしたちはいつまで経ってもその辺をうろついてる子供、なのかな……」
「仕方ないよ」
「レイ……」
「あいつらに忠告はした。けど、それをどうしようとあいつらの勝手だ。だからこれ以上どうこう言わなくていいんじゃないかな」
「でも……それだと漁師さんたちが」
「悪いけどボクはお前らほどお人好しじゃないからね。あいつらがどうなろうと知ったこっちゃない。それにさっきも言った通り忠告はしたんだ。ライザ、このことをアンペルさんに知らせたら?」
「それもそうね。あたしは一旦アトリエに行ってアンペルさんに報告して来るよ。どうする一旦解散する?」
「いや、ボクはここで待ってるよ」
「私もレイと一緒に待ってるね。レント君とタオ君は?」
「僕も待ってようかな」
「俺もここで待つぜ」
「分かった。じゃあ、ここで待ってて」
そう言って、ライザはアンペルさんが居るであろうアトリエに向かった
数時間がたちライザがアンペルさんを連れて戻ってきた。そしてアンペルさんが来た理由を一通り語った
「へえ、モリッツさんが、そんなに怒るなんて……一体どういうことなんだろう」
「そうだね。あの人なら自慢してきそうな場面なのに」
「どうせ、調べられたら困る、後ろ暗い所でもあんだろ。秘密の金庫でも隠してんじゃねえの」
「アンペルさんは、調査を諦めちゃったんですか?『門』は、絶対に探し出せなきゃいけないんじゃ」
「フィルフサが出たのは島の外だからな。今のところ無理してトレッペの高台を調べる必要はない」
「なら、まだいいけどよ……あーあ、なんかスッキリしねえなあ」
「島の外の遺跡は、僕らも全然知らないから探索の役に立てないのが歯がゆいね」
「なに……すぐ自分の足で探し出して見せるさ。それまで腕を磨いて……ん?」
「どうしたの?」
「いや、あそこ……」
「リラさんと、どっかの子供かな?珍しい取り合わせだね」
「もしかして告白されてたり」
「そんなふうには見えないけど……」
「まあ、とりあえず行ってみましょう。リラさーん!」
ライザがそう言ったためボクたちはリラさんの所へ向かった
「ああ、お前たち。戻ってきたか」
「でっかいの!!」
「はあ?」
ボクたちがリラさんの元に来てすぐに男の子がそう大きな声で言った
「でっかいのが、水の中にいたの!浮かんで、すぐ消えちゃった!」
「でっかいのが、水の中に……?」
「っ!!リラさん、それってもしかして!?」
「詳しく聞いてみたが、特徴が合致した。外海の魔物……それも、かなりの大型だ」
「ほ、本当に入り込んでたんだ!?急いで漁師さんたちに伝えないと!!」
「無駄だよ。あいつらが子供の言い分を聞くと思うか?」
「もう伝えたが、「子供の言うこと」「見間違いだ」とお前の言う通り誰も聞く耳を持たなかった」
「またかよ、ちくしょう!!なんで、どいつもこいつも……!」
「落ち着け、レント。ずっと平和だったんだ。仕方ないよ」
「おそらく、湖の魚を食い尽くして水面近くまで浮上したのだろう……陸に上がるのも時間の問題だ」
「陸に上がる……って陸の上も歩けるの!?そんな魔物、一体どうすれば……」
「村の人間が外海の魔物の存在を信じない以上、ライザ……お前の力を頼るしかない」
「あたしを……?」
そう言ったリラさんはライザを強い眼差しで見ていた
レイガルン·アガタール…勇気を出してクラウディアが選んでくれた服を着たら十年以上の友達たちに自分だと気づかれずへこんだ人