TS転生者のライザのアトリエでのなんてことない生活 作:雷雷帝王
夢中になって書いてたらもう出来てしまいました。なので約2時間の間しかありませんがお出しします
外海の魔物が姿を現してから数日がたち、出どころは不明だが村ではアンペルさんとリラさんの良からぬ噂で持ちきりだった
「みんなひどいよ……。アンペルさんもリラさんもいい人なのに……」
「クラウディア……。仕方ないよ、島の連中はアンペルさんたちのことをよく知らない。いや、流れ者だから知ろうとしない。そして知らないから怪しむ」
「でも、だからってこんな噂信じるなんて……」
「それも仕方ないよ。よく知らない奴が良からぬことをしている。噂話としては最っ高級に完璧だよね」
「そんな……」
「まあ、でも、悔しいね。好き勝手に噂をばらまいてる噂主を見つけたら一発殴ろうかな」
「ダ、ダメだよ!」
「くっはは、冗談、冗談。このイラつきは外海の魔物にぶつけるよ」
「外海の魔物に?でも、外海の魔物は湖にいるんじゃ……?」
「リラさんが言ってたじゃん。陸に上がるって」
「うん、それがどうしたの……?」
「考えてみなクラウディア。湖にずっといられたらなんにもでけないけど──」
「!!そっか陸なら戦えるね!」
「そういうこと。しかも外海の魔物が本当に居たっていう証拠にもなるしね。けど、唯一の疑念は外海の魔物がどこに上がるかだね」
「そっか、船着き場に上がられちゃうと漁師さんたちに被害が出ちゃうもんね」
「そう、だから安全なそうだね、船着き場の離れにある浜辺とかだったらいいのになあ。まっ、そんなの意図的でもないと出来ないか」
「?どういうこと?」
「ふふっ、近々にでも分かるよ」
「なんか今日のレイいじわるだね」
「えっ!いや、そういうつもりで言ったんじゃ」
「ふふっ冗談だよ」
「く、クラウディア〜ひどいよ!今の結構焦ったんだからね!」
「ふふっ、ごめんね」
「まあ、いいけど……。それよりこの噂を聞いたライザが心配だ。また熱が入ったらめんd……大変だからね。早くライザの家に行こう」
「うん、そうだね」
そう言って、ボクとクラウディアはライザの家があるラーゼン地区に向かった
途中でレントとタオに合流してラーゼン地区に来た。そして目的のライザの家に向かっていたら、ライザとその母であるミオさんが何やら言い争っていた
「おいおい、あれちょっとまずくねえか」
「どうする?止めたほうがいいんじゃないの」
「うん、そうだね。クラウディアはここで待っててすぐライザを連れて来るから。レント、タオ、行くよ」
ボクはレントとタオを連れて急いでライザの元に向かった
「だから、錬金術は──!!」
「こんちは、ミオさん!」
「ちょっとライザ借りますね!」
「ちょっ、あんたたち!!」
「いいから、お前はついて来い!」
ヒートアップしだしていたライザに割って入りクラウディアのいる方へ連行した
いきなり連れていかれたライザは本来はミオさんにぶつけるはずだった怒りのまま聞いてきた
「なにすんのよ、いきなり!!お母さんはアンペルさんや錬金術のことを──」
「噂話のせいで、ひどいこと言われたんでしょ?あの噂、村中に広がってるみたいなの」
「みんなのところでも?」
「俺も親父にぶん殴られたよ。いちっ……。妙な流れ者と付き合ってオレの顔を潰すな、だとさ。笑えるぜ、潰れる顔があるほど真っ当な人間かよ」
「クラウディアたちも、何か言われたりしたの?」
「僕の方は、怪しい連中と付き合うようになったの軽々しく地下書庫に入れたせいだ、だってさ。その場は誤魔化して逃げてきたけど、このままじゃ書庫に出入り禁止になるかも……」
「私はお父さんから、アンペルさんが湖に毒を流したって噂が船着き場で流れてるって……」
「ひどい……!!」
「お父さんはアンペルさんたちと付き合いがあるから信じてないけど、船を使う人は騒ぎ始めてるみたい」
「ボクの方は特に何も。まあ、しいて言うならワンピース姿のボクが噂になってるぐらいかな」
「そこはどうでもいいわよ……。でも、いきなり偶然、こんなことになるわけがない。きっと何か理由……じゃない……誰、か……?」
「まさか、な……いくら『あいつ』でもそこまでするわけ……」
「いや、あり得るかもよ。ここ最近の『あいつ』は追い詰められてる感じがしたからね。何をしたっておかしくない」
「とにかく……僕らでもうちょった調べてみよう」
ボクたちは噂を流した奴を調べるために、噂話の中心である船着き場に向かった
クーケン港の船着き場に着いたボクたちはアガーテ姉さんの元へ向かった
「アガーテ姉さん!!島中で──」
「分かってる、その様子だと色々聞いたみたいだな。アタシも調べてみたが、どうもあの噂、意図的に広められたようだ。漁師を始め、村中を念入りにな」
「意図的に……それって、もしかして」
「そのくせ、やり口がすぐバレるほどに杜撰なのはまだまだアイツも子供、ということか……」
「アイツ、って……」
「ああ……文字通りにあちこち駆け回って噂を広めていたのは……ランバーだ」
「!!じゃあ、やっぱりボオスが……!!」
「……っ!!」
レントが怒りに身を任せてボオスの元に行こうとしていた
「待った待った!落ち着いて、レント!!」
「タオの言う通りだ。落ち着け」
「落ち着け!?ふざけるなっ!!今度こそ、今度こそホントに見損なったぞあの野郎!!」
「ううう……そりゃ、僕だって、僕だって……!!」
「はあ、だから落ち着けっての」
「なんでお前はそんなに冷静なんだよ!!」
「そりゃ、少し考えれば分かることだろ。それと今はボクたちがケンカする場面じゃないよ」
「みんな……」
「もう、ただのケンカでは済みそうにないが……ライザ、どうする」
「まず、ボオスに会う。話は、それから……!!」
そう言ったライザは決意に満ちていた。そしてボクたちはボオスが居るであろうブルネン邸に向かった
レイガルン·アガタール…冷静を保っているが実際は怒り心頭でボオスの顔を見たら殴りそうになっている人