TS転生者のライザのアトリエでのなんてことない生活 作:雷雷帝王
久し振りに原作の話が書けました。久し振りなので余り期待しないで下さい!
ライザから逃げてから1日が経ち、昼ごろになっていた。ボクはアトリエに向かおうとしていたら何やら慌ててる様子のレントに呼ばれた
「レイ!待ってくれ!」
「どうした?そんなに慌てて……?」
「分かったんだってよ、あの球の出どころが!ボオスが、みんなを集めて早く来いって!」
「!!分かった。レントは他のみんなを呼びに……?」
「ああ、あとはライザだけだからな。レイ、ライザがいそうな場所って分かるか?」
「うーむ、たぶん、アトリエだと思うよ」
「そうか!じゃあ、先にボオスの家に行っててくれ!」
「分かった。じゃ、また」
「おう!またな!」
レントはそう言うと走っていった。よし!ボクもブルネン邸に行くか!
ブルネン邸に着き、そこからしばらくしてレントがライザをブルネン邸に連れてきて全員が揃った。全員が揃ったのを見たボオスが話し始めた
「これを見てくれ。倉庫の奥に隠されていた物だ」
ボオスはそう言うと紙をライザに渡した
「これは手描きの、地図?あたしたちのと随分違……あっ!」
「この地図が書き記してるのは街道の西側……『悪魔の野』だ!!」
「ええっ!?ど、どういうこと?」
「どうも、地図と言うより旅程を記したものらしいな。そこそこの測量もできている……やるじゃないか」
「たしか村では、街道の西側に踏み込むのは厳しく禁じられてたんだよね?」
「うん。島の人間は小さい頃からずっと、禁足地だって言い聞かされて、当然みたいに思ってる……けど」
「その教えを踏み越えて冒険に出た男が何世代も前にいたのだな」
「その結果……あの球を持ち帰り、離れに据え付けて水に困っていた村で権勢を振るった、というわけだ」
「なるほど。確かにあの球の真実を知らなかったらまさしく美談だね」
「とにかく、球が隠されていたのは『悪魔の野』の先、この遺跡らしい場所と、狭い谷を抜けた……ここだ」
「──ッ!!なるほどな……ボオス、俺は、お前のご先祖様に嫉妬しちまってるぜ」
「だろうな」
「この、谷を越えた盆地に書いてある記号って」
「ハ、ハハ、すごく見覚え、あるね」
「晴れた日に、北の空に見えてる……塔」
「出立の準備をしなければな。同じ旅程を辿るなら街道の中程から真西の丘を越えるルート、か。恐らく道なき道だろう。目星を付けて行くしかないな」
「ただの調査で行くには危険な場所だろう。村の禁忌を犯すことにもなるが……いいんだな?」
「もちろん。今さら立ち止まってなんかいられない……でしょ、レント?」
「ああ。とうとう、挑む時が来たんだ。俺の野心、俺の目指すもの……あの塔に!!」
「はあ、もう行く気満々だし、アンペルさんも言ってるから以上言わないけど、街道の西側はボクも行ったことない。だから相当危険だと思って行動してよね」
「レイも行ったことないなんて……僕は、待ってようかな」
「いや、駄目だからね。タオは引きずってでも行かせるからね」
「な、なんでさ!?」
「んー?気分」
「ええっ!?気分って、ど、どういうことなのさ!?」
「ちょっと、タオうるさいんだけど……」
「レイに言ってよ!?」
「タオ……うるさい」
「なんでレイが言うんだよ!?」
「……クラウディア、一緒に頑張ろう!」
「う、うん!頑張ろう、レイ……!」
「ちょっと、レイ!とぼけないでよ!?」
なんてくだりをしてから、ボクたちは街道の西側……そして、北にある塔に向かった
ボクたちは街道の西側にある『ライムウィックの丘』に来ていた。ライザは中央にある遺跡を見てつぶやいた
「この遺跡……変わった形だね」
「何かの祭壇のようにも見えるが、今となっては用途も分からないな」
「ま、魔物とか、隠れてないかな?」
「たしかにボロボロだが……リラさん、これってもしかして」
「ただ古びただけではないな。あちこちに戦闘の跡が見える」
「襲撃を受け、破壊されたんだ」
「何に襲われたってのは聞くまでもない、よね」
「……行こうぜ。まだ先は長いんだ。行き方はよく分からんが……この奥の方が怪しいな。とにかく前に進もう」
レントがそう言ったのを聞きてボクたちは祭壇の奥にある道に向かった
ボクたちは奥へと進み、『リーゼ峡谷』に来ていた
「随分奥まで続いてるな……。谷の壁にへばりついてるみたいな形だ」
「はあ……立て続けに色んな遺跡を見過ぎてなんだか感動の気持ちも麻痺してきちゃったよ」
「こいつは城塞の一部だな」
「城塞って、お城?」
「より明確に言えば、敵を食い止める戦闘用の城、だな。襲ってくる大群を、狭い谷にまとめて迎え撃ったんだ」
「そういえば……私にも分かるくらいに戦いの跡があちこちに、あるね……」
「この、散らばってる残骸は……」
「クリント王国の軍隊、ってことだろうな。この谷でよほどの激戦があったみたいだ」
「これだけの物を作れるクリント王国でもフィルフサの『大侵攻』にボロボロにされたんだね……」
「この先に、フィルフサを防ぎきった人たちが隠れ里なんか作ったり、してないかな」
「もしそんな所があれば、僕らの村と交流したりボオスのご先祖様が書き残したりしてると思うけど」
「それは分からないよ。ボクが産まれた村だって国にバレずに存続し続けたんだからね」
「なんにせよ、ライザの言う通りこの先の塔で、何かが得られる気はしてきたな」
「あんまりいいものじゃ、ない気がするけどね。まあ、それも今さらの話かな……」
そして、ボクたちは塔まで目指して奥へと突き進んだ
ボクたちは『リーゼ峡谷』の『古兵の戦場跡』にある『石巨人塚』に来ていた。そして、流星の古城で見たのと同じ様な石碑があった
「ん、なんか妙なもんが立ってるな……」
「ああ、これ、流星の古城にあったのと同じ様式だね。書かれてる文字も、同じ……」
「あっ」
「……ボク、すごく嫌な予感してきたよ」
「古城の装置って……フィルフサがこっちに出てきたのに合わせて、何百年かぶりに作動したんだった、よね?」
「ああ。フィルフサ迎撃のため、この地方にはあちこちに同じような仕掛けが置かれていたんだろう」
「その、同じような石碑があるってことは、古城みたいに、こっちも起動してたり、するのか?」
「さあな。私には、起動してる可能性が高い、としか言えん」
「でも、アレは……出てきて、ないよね?」
「召喚ってのは、煙のように湧いて出るわけじゃない。特定の魔物を呼び寄せる波長を放射するんだ」
「そ、そうなんですね……勉強に、なります」
「だから、波長の放射範囲内にその魔物がいなければ当然ながら召喚の効果範囲内ない」
「あっ……」
ボクは見てしまった。みんなの後ろを飛んで行った竜を……
「範囲内に、魔物がいたら?」
「今の、こういう状況になるな」
「冷静に言わないでもらえるかな!?」
ボクがそう叫ぶと同時に竜が迫ってきた
レイガルン·アガタール…竜の登場のさい叫んだ人。気づいた時にはもう遅いの言葉を真に理解した