ホテル自慢の休憩所では合宿参加者たちが自由に羽を伸ばしていた。
日中の練習疲れもあってか、畳張りの床上には大の字になる者や寝転がってうたた寝する者もチラホラ存在している。
司たちも休憩所で明日への英気を養っている最中だ。
教え子たちの髪をセットし終えた司は胡坐をかいて座り持参した本に目を通す。
選手たちの座学講義にも使われた『アスリートのための食事』というタイトルの本は非常に興味深い。
成長期真っ只中で食欲旺盛な教え子の光。
彼女に美味しくて栄養のある食事を提供したいという、コーチとしての使命感をくすぐってくれる良本だ。
おすすめレシピなども網羅されているのでつい読みふけってしまう。
読書に集中していると不意に何かの重みを感じた。
光が俺の太ももを枕にして仰向けに寝転んで来たのだ。邪魔なんですけど?
『いいよね?』という、お願いの目線をもらってしまったので無理にどける事はしない。
今日はいきなりピュア太郎に遭遇した事で、光もそれなりに動揺して鬱憤を溜め込んだのだろう。
懸念事項であったいのりさんとの関係修復も自力で成し遂げたようだし、頑張った子は労わってあげないとな。
俺に甘える事でストレス解消になるなら好きにさせてやろう。
光はスマホを操作しているかと思えば時折、俺をジッと見つめて来る。
目が合うと相好を崩して笑う、俺もちょっとだけ微笑を返す。
本に夢中になり過ぎると、頭のグリグリや指先で俺の体をツンツンする催促が始まる。
やれやれ、かまってちゃんだなぁ。
求められるまま、光の頭や髪に触れ、頬っぺたを軽くつまんだり撫でたり、くすぐったりしてみる。
俺からのボディタッチが嬉しいらしく、ウットリとした表情で『もっと触れ』とせがんで来る。
ヤバい、今日も俺の教え子超カワイイ!!
でも、これ以上はセクハラだとか見当違いの誤解を生みそうなので自重しておこう。
俺と光にとっては普通の健全なスキンシップだが、世間から見るとそうじゃないらしいのだ。
まったく、昨今はなんでも過剰反応する輩が多くて困るよ。
俺に『変態』だの『ロリコン』だの『もげろ』だの言って来る人たち方が頭ピンクだと思うのよね。
はっはーん、さては脳内ドスケベ祭り開催中だな!
俺は全てを理解した!
●
休憩所の一角に優しくてゆったりとした空間が出来上がっていた。
空間の中心というか発生源はやはり例のあの二人。
合宿初日から話題に事欠かないコンビである、狼嵜光とそのコーチ明浦路司だ。
リラックスして司に甘える光、本を片手にその相手をする司。
まさに二人だけの世界がそこにあった。
しかしだ…
司と光は決して二人っきりというわけではない。
休憩所には他の合宿参加者たちが大勢いるのである。
いのりを始めとする光と仲のよい子たちは、すぐそばで仲睦まじい様子を見せつけられているのだった。
『『『『家でやれ!!!!』』』』
というのが満場一致の見解だが、光の報復が怖いので誰もツッコミは入れない。
司たちはそんな周囲を物ともせず、安らかな時をエンジョイしている。
『こいつら常日頃からこんな感じなんだな』と、呆れを通り越して感心してしまう、いのりたちであった。
『甘ーい!』『砂糖吐きそう』などと二人を揶揄する声も上がったが、大半の者はそっと見守る姿勢を貫くことにしたようだ。
下手につついて光の怒りを買う結果になるのは誰しも避けたいのだ。
「アレで付き合ってないとかw」
「時間の問題だよね」
「はわわ、甘える光ちゃんクソカワ!」
「いいな~うらやまし~」
「くそっ、今すぐ代わってほしいぜ」
「どっちと?」
「どっちでもいい!」
「近距離にいる俺たちを背景にしただとぉ!?」
無自覚バカップルによるイチャコラ空間は、
いのりにより『愛犬と過ごす穏やかな休日』と命名される事になる。
「光ちゃん…どう見てもワンちゃんw」
「犬だら」
「犬やね」
「犬じゃん」
「ご主人様大好きな大型犬やんw」
「飼いならされたオオカミ……犬だな」
司に甘える姿は誰がどう見ても飼い犬のそれであった。
フィギュア中の華麗な姿と今のギャップが凄まじくて思わず笑ってしまう。
「お前ら全部聞こえてるからな?」
「「「「すいませんしたッッ!!!!」」」」
「友達を威嚇するのはやめような」
「気分を害した。司さんが撫でてくれないと力の限り暴れ狂います」
「はいはい、よーしよしよし」
「~~~♪」
甘えている最中も陰口は聞き逃さない、光ちゃん怖い。
司に撫でられてすぐに機嫌を直す、光ちゃんチョロい。
●
光たちから少し離れた位置に気絶した少女が二名、静かに横たわっていた。
力尽きたヤムチャのような姿勢で動かないのは、胡荒亜子と八木夕凪の二人だ。
彼女たちは光の気を引こうして、ビーフジャーキーで釣る作戦を実行したのだ。
無謀というか、ただのアホである。
案の定、光にジャーキーを即行で奪われた挙句、ニーブラ!(ヘッドロックからの絞め落とし)を決められてしまったのは言うまでもない。
ご覧の有様だよ!!と誰もが思った事だろう。
意識を失ったものの脈拍は正常だし、二人の顔はなんだか幸せそうだったので、そのまま放置されている。
せめてもの情けにタオルケットを掛けてやったのは司の優しさ故だろう。
教え子の凶行に対する謝罪の意味もあったように思う。
なお、強奪したジャーキーは光と司で分け合って美味しく頂いた模様。
・・・・・・
ヤムチャ×2を放置したまま、司と光はとりとめもない会話を繰り広げていた。
その様子をなんとなく見守ってしまう、いのりたち。
二人の甘々な固有結界というか領域展開に巻き込まれたのは甚だ迷惑なのだが…
男にベッタリ甘える猛獣(光)と、その猛獣を手懐けた司のやり取りが尊く思えて気になってしまうのだ。
あ、理凰くんが凄くうらやましそうに光ちゃんを見ている。
その気持ちわかる~。
私だって司先生のたくましい太ももを枕にしたい!
片方空いてるからお邪魔しちゃダメかな?ダメか?
今、行ったらオオカミ(光)にぶん殴られるな。
くそぉ、私と理凰君の嫉妬心を知っていて勝ち誇る光ちゃんが憎たらしい!
「司さん」
「ん?」
「好き」
また告白しやがった!
何度目だよ?
光ちゃん5分に一回ぐらいのペースで告ってるよ。
「そうか、ありがとな」
司先生の返答が素っ気ないのも変わらずだ。
本に目を向けたまま光の髪を手で梳く司と、ウットリしながらされるがままの光。
アッサリかと思いきや、しっかりベタベタしているだと!?
これもいつもの二人なのかい。チクショーめ!
「司さんは私のこと好き?」
「好きだぞ」
「遂に認めたね、ひとりの女として私が好きだと!やった!言質取ったぞー!」
「勘違いするな。大事な教え子として好ましいと言っているんだ」
「ぬか喜び!?でもでも、種類は違えど好きなのは間違いないよね?」
「まあ、それなりにな」
「ぶっちゃけ私のどこが一番好きかな?簡潔に教えて?」
「顔」
『『『『ぶっちゃけすぎだろぉ!?!?』』』』
司のあまりな即答にいのりたちは心の中で盛大にツッコミを入れた。
簡潔にとは言ったけど、顔っておま…確かに光ちゃんはかなりの美形だけどさぁ。
もうちょっとこう、内面を褒めてあげるとか…あ、光ちゃんメッチャ嬉しそう。
いいんだ。今の答えが正解なんだ。
「体は?私の体はお気に召しませんか?」
「あのなぁ。ここでお前の体も好きとか言ったら、あまりに変態チックだろ?」
それはもう体も好きだと言っているようなものでは?
光も同じ結論に至ったようで満足気にニヤニヤしている。
「もっと聞きたいな。他には?司さんの好感ポイント詳しく知りたい!」
「この欲しがりさんめ。そうだなあ…多少俺のフェチが入ってもいいなら答えるが?」
「どうぞどうぞ」
気を良くした光ちゃんが更なる追及をする。
司先生は少し思案した後、真面目な顔で答える。
「運動する前に髪を結ぶところが好き。うなじが見えて色っぽいし戦闘モードに入った感がたまらん。その後、雰囲気と目つきが一瞬でカッコ可愛くなるのがいい。凛々しいお前にゾクゾクする」
「そ、そうなんだ////よく見てるね////」
「ふと髪をほどいてロングヘアに戻った時、急に清楚感が増して『え?誰この美少女!?』ってなるのも大好きだ」
「~~~~////」(n*´ω`*n)
具体例を出されて赤面しながら震える光ちゃん。
さすがに今のは恥ずかしかったようで、スマホを握りしめる手に力がこもっている。
あの、画面割れちゃうよ?スマホさん悲鳴上げてるの気付いて?
司先生の発言に『わかりみが深い』などと男女問わず皆が頷いてるので、そういものなのだろう。
光ちゃんの長い黒髪を司先生がとても気に入っているのは本当のことらしい。黒髪フェチか?
……私も髪を伸ばそうかな?
「あとは…寝言が面白いところも好きだぞ」
「え?寝言??……何を口走ったのか全く記憶にないよ?」
「昼寝中に『あの世で俺にわび続けろ オルステッドーーーーッ!!!!』って言ったの覚えてないのか?羊さんがバッチリ録音しているはずだから、家に帰ったら聞かせてもらえ」
「ヤダぁ、恥ずかしいよぉ///」(/ω\)
ミケちゃんによると『家畜に神はいないッ!!』『ブタは死ね!!!』もよく言うらしい。
ゲームの迷言集垂れ流すのなんで?
しかも、全部リメイクまでされた名作揃いだ!
そして、なんでミケちゃんは光ちゃんの寝言を知ってるのかな?
え?お泊りしたことあるんだ…フーン…うらやましくなんてないんだからね!
てか、司先生と光ちゃん一緒に暮らしてるのマジなんかい!!冗談かと思ってたのにー!
・・・・・・
「司さん」
「ん?」
「結婚しよ」
またか!
これも何度目だよ?
5分に一回告白しながら、思い出したように結婚を迫る12歳ってなんだよ!
「お前が18歳になった時、お互い独り身だったら考えてやる。何回も言わせんな」
「ま~て~な~い~!!」
駄々をこねる光ちゃんを司先生はあくまでも冷静に受け流す。
このやり取りも何度もやって慣れているのだろう。
「18歳の光か……」
「お?成長した私を妄想してムラムラしたね?」
「『ねえ……司さん。大人になるってかなしいことなの……』とか、言われるシーンを想像したわ…うぅ…もう絶対立ち直れない…体中の水分抜け切るまで泣いて惨めに枯れ果てるのみ…」
「だからなんでビッチに成長してるの!?6年間どう育成間違えたのか教えてほしい!!」
ホントにな!!
司先生の妄想シミュレートでは光ちゃんは立派なビッチ成長を遂げたらしいw
どうしてそうなる?
この二人の師弟関係…まったくもって謎である。
「ちゃうねん。ガルルモンがワーガルルモンになるはずだったんや…まさか、ヌメモンにワープ進化するとは予想の斜め上やってん」
「なんで急にデジモンで例えた!?しかも、言うに事欠いてヌメモンかぁッ!!」
ヌメモンというのがよくわからないので文明の利器スマートフォンで検索してみる。
へぇー、デジモン図鑑というのがあるのか、どれどれ…
緑色のモンスターが表示されて吹いたww私と同じように吹いた子が何人もいる。
理凰君やデジモンに詳しい子たちは一足先にむせていた。
『ヌメモン』必殺技・ウンチ投げだってよwww何だコレwww
ある意味ビッチよりひでぇ!!
「酷いよ司さん!こうなったらもう、私とジョグレス進化(意味深)してもらうしかないね!!」
「断る!シャッコウモンになったらどうしてくれんの?」
「見た目アレだけどシャッコウモン意外と強いのに…大丈夫、私たちならパイルドラモン狙えるって!」
「ヤダヤダ!オメガモンじゃなきゃヤダー!」
「駄々をこねる司さんも好き。待ってて、来年にはメタルガルルモンに進化してみせるから。オメガモンになるかはそれから考えよう」
「そいつはすげぇや!」
ヌメモンが何か大きな目標を掲げたらしい。
司先生が興奮しているところを見るに、フィギュアの実力が進化するって意味でOK?
この二人の会話って起承転結がグダグダなんだよなぁ。
『結婚しよ』から『ヌメモン』までのくだりが理解不能だ。
・・・・・・・・
「さっきから熱心に読んでいるけど、面白い?」
「栄養学に基づいた食事について学べる。今後の強靭な体づくりのためにも知っておいて損はない」
「フフッ、司さんは私をムチムチでプリンプリンのワガママボディな女に育てたいんだね?」
「なんでそうなる?ムチムチより、ムキムキになってほしいんだが」
「どのくらい?」
「100%中の100%が理想だ」
「やべぇw暗黒武術会出場不可避」
今度は戸愚呂弟を目指そうとしてる!?
司先生、あなたは光ちゃんを結局どうしたいの?
「日々の食事は大切って事だよ。しっかり食べて強いフィギュアスケーターになっておくれ」
「了解であります。司さんが食えと言うなら、昆虫食でも喜んで!」
「虫を平気で食べちゃう女子はちょっと引く」
司先生が顔をしかめている。
私もちょっと気分が悪くなって来た。
虫食った女とファーストキスした経験とか嫌すぎるんですけど?
「カブトムシうめぇ」(*´▽`*)
「やめろwww」
おいバカ、いい笑顔で何をほざいてやがる?
まさか、食ったのか?食ったことあるんか?
司先生も笑ってる場合じゃないよ!
冗談だよな?冗談だと言ってくれ!光ちゃん!!
「クワガタもうめぇ」(*´▽`*)
「やーめーなーさーいwww」
屈託なく笑う光ちゃんの顔を見た瞬間、こみ上げて来たのは吐き気!
もう無理!
私はトイレへと駆け込んで激しくえづいしまう。
吐き気が治まった後、うがいを何十回も繰り返してようやく落ち着いた。
さっきのはタチの悪いジョークだろうけど、光ちゃんならやりかねないと思ったら我慢できなかったよ。
夏の人気昆虫食った疑惑のある光ちゃん…おそろしい子!
●
光のバカな発言聞いたいのりさんが何処かに走り去った。
あの様子ではトイレにダッシュしたのだろう。可愛そうに…
さすがに冗談が過ぎるので光の頭に軽くゲンコツを落とす。
いのりさんには後で謝っておこう。
「昆虫食は却下だ」
「はーい」
まったくもう、カブトムシ食った子とベロチューしたとか笑えねぇ冗談だ。
「安心している司さんに打ち明けたい事があります」
「このタイミングでか?すげぇ嫌な予感がするな」
光はちょっと言いにくそうに逡巡した後、ポツポツと語り出した。
「ばぁやから聞いたんだけど。昔の私、一人で山に遊びに行って三日ぐらい行方不明になる事が何度もあったらしいの」
「実にワイルドな幼少期だな」
「でね、発見された時は特に健康上の問題はなくて栄養状態も良好だったんだって」
「良かったじゃん」
「ちょっと不思議だよね。幼児が三日間も山の中にいたのに腹ペコですらないの」
「……おい、何が言いたい?」
「当時の記憶は曖昧だし、私も想像したくないんだけどさ…」
ちょっと待って、寒気がして来たんだけど。
「その時の私は何を食べて生き延びていたのかな?」
ははは……そんなまさか、嘘から出た
「……光さん?」
「なんでしょう」
「キミが行方不明になる季節はいつ頃でしたか?」
「夏だね」
「夏かぁ」
「田舎特有の自然豊かな山だった。そうだ、あの時は確か、木登りをしながらやかましいセミを手づかみで…」
「セミ!?カブトじゃなくてセミなの!!」
「うっ!……あぐっ…あ、頭が……」
「もういい!思い出すな!この話は墓場まで持って行け!」
いくら昔の光が野生児だったとしても、そこまで酷くは…ない…と、思いたい。
真相を追及しても誰も幸せになれないので、この話は封印することにした。
当時の狼嵜家は光という存在に手を焼いた事だろうな……
ばぁやさんたちの苦労を思うと涙が出そう。
フラフラで戻って来たいのりさんと入れ替わるように、俺と光はトイレへダッシュ。
もうかなり手遅れだけど、今更どうにもならない事だけれども!
口!ゆすがずにはいられない!
光に失礼かと思ったが、当の本人も俺の隣でゲーゲー言っているので仕方ないよな。
「先生!これを使ってください」
「「ありがてぇ!!」」
お気遣いの紳士、理凰君が売店でリステリンを買って来てくれたよ。
いつの間に?なんて頼りになる子だろうね。
ありがたく使わせてもらう・・・うーん、口内が殺菌されていくのを感じるぜ。
光も俺と同じくリステリンを口に含み入念なマウスウォッシュをしている。
この子の場合は胃洗浄をした方が……いや、最早あとの祭りか、済んだ事を嘆くのはよそう。
「周りにいた奴らには光の冗談で押し通しておきましたよ」
アフターフォローも完璧か!
さすが慎一郎さんの息子さん、優秀すぎるぜ!
「うぅ…ごめんね、司さん……昔の私がバカな幼女で…」
「まったくだ。先生に迷惑かけるな悪食女が!」
「ちくしょう!理凰なんて、ゴキブリジュース飲んじゃえばいいんだ!」
「バカヤロウ!変な想像させんな……オェェェ…」
「二人ともやめるんだ!俺たち今日はもう吐きすぎてどうにかなっちまうよ!」
ゲロ仲間に理凰君を加えるのは止めて差し上げろ。
光をたしなめて、理凰君を落ち着かせる。
この子たちもケンカするほど仲のいい家族だね。
とりあえず虫の話はやめよう。これ以上は夢に出で来そうで怖いから。
『先に戻ります』と一言告げて少々顔色の悪い理凰君はトイレから去って行った。
残されたのは俺と光の二人、なぜか女子である光は出て行く様子がない。
「光…ここ、男子トイレだぞ」
「知ってる。緊急時に性別がどうとか言ってる場合じゃないから今はセーフ」
「まあ、そうだけど」
一応、緊急事態は終わったはずなんだけど。
この子ってば、男子トイレで堂々としすぎじゃない?
恥じらいの欠片もないね!
「ちょっと用を足していくから、先に出てろ」
「大?小?」
「聞くな……小ですが何か?」
「OK、私の事はお気になさらず。存分にどうぞ」
「気にするわ!いいから出て行けぇ!!」
「怒った司さんも、好き」
変態オオカミ少女を男子トイレから追い出した。
さも当たり前のように俺のお花摘みシーンを見守る姿勢なの怖すぎるわ!
あのバカ、将来は本当にヌメモンに進化するんじゃなかろうな?
もしそうなったら俺は切腹する。
それぐらいしないと、鴗鳥家とカミサキに申し訳が立たない。
光には是非とも清く正しい進化ルートを選択して頂きたいものである。
光の昆虫食疑惑は理凰君の尽力により有耶無耶となった。
だが、男子トイレに突撃した事は目撃者も多くフォローしきれなかったらしい。
『大変だ!司先生、光ちゃんにトイレ付き添ってもらってるらしいぞ』
『『『『うっわ!!司先生ヤッベェなぁ!!!!』』』』
やあねぇ、またしても俺の風評被害に繋がったじゃないのよ。
子供たちから要介護認定されたのマジ解せぬ(´Д`)