稲荷 神無って名前だよ
……え?
「5年前から連絡を……!?」
「えぇ……一切情報も来ず冒険者も門前払い……」
「なんで……私を捨てた時と……」
「すこし……調べたんです、眷属について」
「…………」
「眷属……それは主となる神様が死んでしまうと……怪物になってしまう……」
「……!?」
「7年前……稲荷さんならかなり……ショッキングな出来事があったと思います……」
「……あ……お兄ちゃんが怪物になって……殺された……」
「はい……きっとそのことから察して2年間あの村が無くなっても他の村が大丈夫なようにしていたのでしょう……」
「…………変に心配や……私に心中をさせずに……」
「……きっとあなたは眷属としての加護がなかったから何も起きなかったんでしょう……」
「……………………」
「……依頼の実行は3日後です……」
「……わかりました」
〜神無の誕生日当日〜
…………今日か……
……郵便物だ
〖神無ちゃんへ
元気かな?14歳の誕生日……少しでも伝えなきゃ行けないことを伝えようと思ってここに書いておきます辛い事も書きますが……許してね
まず最初に
あなたの家族について
……あなたの家族は……怪物になった……と思う
何故かって言うとね……あなたのお兄さんかま怪物になって私が殺した時……どうやらあなたの種族が仕えてた主が死んじゃったらしいの……
眷属はどうやら主が死ぬと加護が無くなって……怪物になるの
だから……5年前に……あなたを私に託したんだと思う
……だから……もし故郷に向かってるなら覚悟はした方がいいと思うよ…………
はい!あとお守り!気をつけてね!〗
………………ハルカさん…………
〜数時間後〜
あぁ……雨が降ってきた
鉄の匂いに周りの死屍累々……私が築いたんだ
……お母さんもお父さんもみんなも……
残ったのは……懐かしいけど廃れた街並み……
懐かしいけどめちゃくちゃになった家……
……懐かしいなぁ……この家族写真……
……なにか……庭にある
あれは……?スコップ?……私の上着がスコップの上にある……
掘り返してみるとそこにあったのは鉄の箱
……
「これって……みんなの……」
入っていたのはみんなの手紙だった
村長……お母さん……お父さん……
…………
〖神無へ
……1人にしてしまってごめんね……お母さんやみんなは……これを読んだ時はもう…………だめだねそんな悲しいはなししちゃたら、大丈夫神無はしっかりしてるから……元気でいてね!〗
……お母さん……なんで……なんで…………
「うわああああああああ!!!」
空まで響く悲痛の叫び
でも悪いことばかりでは無い
きっと誰かがこの傷を癒してくれるから