百獣海賊団の家族問題が少しだけマシだった場合の話   作:もちごめさん

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僕はおでんだから ①

「――はあぁぁーーーー……」

 

 

 ヤマトは深々長々とため息を吐き出した。

 日和が修行の場を辞してから、いったいこれで何度目だろうか。もはや本人にもわからない。

 それほどの嘆息連打。そしてそれを、結局一人でヤマトの修行相手を務めることとなったブラックマリアは、手の薙刀を振るいながら延々と聞かされ続けていた。

 

 実力差に必死に抗い対峙しているというのに当の相手は涼しい顔で、そのうえ上の空であるのだ。相俟って、ブラックマリアの口から憤りの声が漏れるのは、至極当然な顛末であっただろう。

 自分ばかりが必死にならねばならないことにげんなりしながら、ブラックマリアは喉を鳴らした。

 

 

「ンもう……ヤマト坊ちゃん、いい加減にそのため息、やめとくれよ。辛気臭くて気が滅入っちまう」

 

「そうだぞヤマト!! さっきからハアハア鬱陶しいんだよ!! うちのペーたんに辛気臭いの移ったらどうしてくれんだ!!」

 

「移んないよ、そんなの」

 

「『移んない』だとォー!?」

 

 

 さらにはブラックマリアに便乗し、うるティまでもが非難の声をヤマトに向けた。もっとも、彼女の場合は口答えしたページワンにじゃれつくことの方がよほど重要であるようだが、しかしヤマトのため息が耳障りであったことは冗談でも何でもない。

 故に、さすがにヤマトもバツが悪くなった。息を漏らす口を塞ぎ、ごめんと小さく罪悪感を口にする。

 が、しかしそうであっても吐き出さざるを得ない程度には、ヤマトが受けたショックは大きなものだったのだ。

 

 

「……日和、僕のことあんなに嫌いだったのかぁ……」

 

「……はぁ。見てりゃわかるだろう、そんな事。そろそろ呑み込んどくれよ」

 

 

 今度はブラックマリアがため息を吐いた。

 どうしてそれに今更傷つくんだ、という呆れのそれだ。事実、ヤマトとの修行を蹴った日和のあの態度は特別おかしなものではない。小紫として鬼ヶ島に囚われてから今日までの十年、日和のヤマトたちに対する態度は常に冷たく冷え切っている。

 だからこそ今更どうしたと言えるのだが――しかし、ヤマトにとって今回の日和の言葉はいつも以上に冷たく、そして突き放されたような心地がしてならなかった。

 

 

「だってほら……偽物の名前でいいってことは、それってつまり僕たちのことなんてなんとも思ってないってことでしょ? ……家族とかはともかくとして、友達くらいには思ってくれてるって思ってたんだけどなぁ……」

 

 

 好きの反対は嫌いでなく無関心。どうでもいい相手であるからこそ、日和はヤマトたちに“日和”ではなく“小紫”と呼ばれることを望んでいる。

 つまり、ヤマトは日和に一片の情け容赦もなく、敵認定されているのである。

 その事実は、“娘”や“妹”ではなくとも“友達”にはなれていると思っていたヤマトを、手ひどく打ちのめしてしまっていた。

 

 

「はぁ……。これもやっぱり、僕がまだまだおでんじゃないせいなのかなぁ……」

 

「だから坊ちゃん、ため息は――うん……?」

 

「僕がもっとおでんだったら、きっと日和とももっと仲良くなれてたはずなんだよ。あんなカリスマが、今の僕にあればなぁ」

 

 

 二度目のため息はなんとか呑み込みながら、ヤマトの頭に浮かんだのは大名たちから伝え聞いたおでんの話。九里にて雌雄を決し、その後おでんの忠臣である赤鞘九人男の一人となった元盗賊の頭の話だ。

 殺し合った相手すらをも惚れさせた、そんな人徳が自分にあればこんなことにはならなかったのに。ヤマトはそう、心の中でだけでため息を吐いた。

 

 そんなヤマトに対し、ブラックマリアは手で顔を覆って天を仰いだ。

 あれだけヤマトにため息を吐くなと言う割に自分もまた二度目のため息を吐き出して、それから何とも言い難い微妙な顔がヤマトへ戻る。

 

 

「……坊ちゃん、小紫ちゃんと仲良くなりたいって言うんなら、私はむしろおでんからは離れるべきだと思うんだけどね」

 

「えぇっ!? なんでさ!? 僕がおでんに近付いた方が、日和だって親近感を感じていいじゃないか! どうしてこんな簡単なことがわからないんだい、ブラックマリア!?」

 

「私としてはその言葉、そっくりそのままお返ししたいところだけど……まあ、本気で言ってんだろうね。ヤマト坊ちゃんだし」

 

 

 三度目のため息。ヤマトにも負けないほど深々と息を吐き、ブラックマリアは続けてまっすぐ、ヤマトの瞳に眼を向けた。

 

 

「小紫ちゃんの気持ちになって考えてみなよ。あの子にとって坊ちゃんは、どう取り繕ってもカイドウ様の実の子なんだよ。……私たちもそうだけど、どうしたって仇の仲間だって事実は消えないんだ」

 

「む……」

 

「仇の仲間と友達になんて、普通はなれない。私たちを、いつかは敵になるけれど友達だって言ってのけた坊ちゃんにはピンとこないかもしれないけど……普通は、そんなことできないよ。しかも両親を殺した相手なんだ。そんな連中と仲良くなんてしたりしたら死んだ両親に顔向けできないって、普通は思っちまうもんなんだよ」

 

「むむぅ……」

 

 

 一理ある、とヤマトの頭は理解した。

 確かに日和は、まだお互いの素性を知る前の様子からしても、ヤマトたちそのものを嫌っているわけではない。日和が憎むのはブラックマリアの言う通り、ヤマトたちに付随する『百獣海賊団』や『カイドウの子』といった記号なのだ。『父親を自称するカイドウの実子』というそれは、その最たるものだろう。

 故に、日和が嫌う記号を少しずつ削っていけば、あるいは多少は以前のように仲良くすることも叶うのかもしれない。真っ当な理屈だ。

 

 ――が、

 

 

「……それでも、僕はおでんだ。これだけは捨てられない」

 

 

 日和を苦しめることになろうとも、その記号だけは削り取るわけにはいかない。

 とっくの昔のそう決めたのだと、ヤマトは大きく胸を張った。

 

 

「僕はいずれ正真正銘のおでんになって、カイドウを倒してワノ国を救うんだ。……処刑の日に、あの人の遺志を僕が継ぐんだって決めたんだ。この想いだけは、誰に言われたって絶対曲げない」

 

「はぁ!? ヤマトテメェ、カイドウ様を倒すだとォ!? なにわけのわかんねぇこと言ってんだ!!」

 

「落ち着いてようる姉ちゃん。ヤマト兄ちゃんのいつもの発作だよ」

 

「『うる姉ちゃん』!? ペーたんの姉ちゃんは私一人なんだから呼び分ける必要ないって、何回言えばわかるんだよおバカペーたん!!」

 

 

 また弟にマウントポジションを取ってじゃれつき始めるうるティ。しかし今度は弟共々しっかり両目がヤマトの方を意識して、故にヤマトはしっかり見つめ返すと、頷いた。

 

 

「倒すよ、いつか。そう決めてる。それが僕なんだ」

 

「「………」」

 

 

 うるティとページワンはピタリとその動きを止め、押し黙る。そしてブラックマリアが、僅かに頬をほころばせながら大仰に四度目のため息を吐き出した。

 

 

「ほんと、一度言い出したら聞きやしないんだから。頑固というかなんというか、我が道を行くって言うのかい? そういうとこ、そっくりだよねぇ……お酒飲んだカイドウ様と」

 

「……ぼ、僕がカイドウそっくり!? 言っていいことと悪いことがあるよ、ブラックマリア!」

 

「あら、こわぁい♡」

 

 

 と、軽口と共にヤマトとブラックマリアはお互いに武器を構える。胸の内のモヤモヤを吐き出しきって、そうしてヤマトはようやく真っ当に修行を再開させるのだった。

 

 ――もとい、再開させる、その直前。

 

 プルプルプルプル

 ブラックマリアの懐から鳴ったスマートタニシの着信音に、二人は揃って足を止めた。

 せっかくの場に水を差された心地だ。が、ブラックマリアはつい最近、その強さを認められて幹部に任命されている。責任ある立場になった以上、修行にかまけて電話を無視するわけにはいかないのだ。

 そんな事情を鑑みて、ヤマトは手の金棒を背に収め、無言でブラックマリアに出るよう促す。ブラックマリアも少し申し訳なさそうにしながら頷いて、懐から細長いスマートタニシを取り出した。

 そして――

 

 

『ぶ、ブラックマリア様!! 緊急!! 緊急です!! 至急、ライブフロアへ救援をお願いいたします!! ――討ち入りですッ!!』

 

 

 ガチャと起動したスマートタニシは、途端に予期せぬ切羽詰まった大声で、そんな報告と要請を辺り一帯に撒き散らした。

 

 

「っ!! 討ち入り……!?」

 

「そ、それって……!!」

 

 

 思いがけず緊急性の高い連絡だった。無視することにならなかったことに改めて安堵して、しかし同時にヤマトもブラックマリアも同じ首謀者(・・・・・)を連想し、身を固くする。

 

 が、同じくスマートタニシの大声を聞いていたうるティが、そんな事などお構いなしにそれを叫んだ。

 

 

「もしかして、()か!? あいつらまたウチにカチコんできたのかよ!!」

 

 

 ヤマトが愛する侍たち。これは恐らく、彼らによる百獣海賊団への襲撃なのだ。

 

 過去にも何度か、鬼ヶ島は侍の討ち入りにあっている。ワノ国の民が抱く百獣海賊団への怒りや憎しみは言わずもがなであるのだから、そういった反抗勢力が現れるのもごく自然なことだった。

 とはいえ、決起したところで多くは荒海と百獣海賊団の防備で鬼ヶ島へたどり着く前に海へと沈む。鬼ヶ島へたどり着くことができる者は多くなく、その程度の戦力では到底百獣海賊団を討ち果たせるはずもないことは明らかだが、しかしそうでも、光月 トキが示した二十年後を待てない老兵などが、せめて戦いの中で死ぬのだと無茶な特攻をかけて来ることはそれなりに多いのだ。

 

 つまるところ、本来はそんな散発的な討ち入りなど百獣海賊団にとって大した脅威ではない。数十人か、多くて百人程度の決死隊など、幹部を呼びつけるまでもなく警備の者だけで十分に制圧が可能だ。

 ――が、報告してきた声の主は、そうとは思えないほどに慌てふためいている。ということは、つまり。

 

 

「……手練れでもいたのかい?」

 

『わ、わかりません!! 戦場はどういうわけか大混乱しており……ああでも、敵の数が多いことは確かです!! 少なくとも、五百名!! 敵勢力を確認しています!!』

 

「五百……だって!? 適当言ってるんじゃないだろうね!?」

 

 

 ブラックマリアが思わずスマートタニシに食って掛かる。ヤマトにとっても驚きだった。

 偶然名のある侍が生き残って鬼ヶ島にたどり着いた、という可能性は考えていたが、しかし五百などという大人数が故の切迫だったとはあまりに予想外だ。

 五百もの侍が鬼ヶ島へたどり着いたということはつまり、百獣海賊団の海上防備が破られたと同義だが、そこが普通に考えてありえない。

 

 

「海上の警備はどうなってるんだい!? 陸の戦いならまだしも、海戦で海賊が侍に大負けしたとでもいうつもりかい!?」

 

 

 ワノ国は鎖国国家であり、外海で戦う必要がないために戦艦の類はない。侍たちが使える船は漁船か、積み荷を運ぶ商船くらいなものだろう。

 対して百獣海賊団はその名の通り海の賊。設備も経験もそのうえ数も侍とは雲泥の差で、負ける道理がそもそもからしてないはずなのだ。

 

 それがひっくり返されたというのは、喜憂以前にあまりに奇妙だ。ブラックマリアも声は困惑ばかりが勝っている。

 そしてそれに返すスマートタニシからの声も、やはり困惑で満ちていた。

 

 

『海上守備隊とは一切連絡がつきません!! 詳細は全く不明!! とにかく、今の戦力ではとても保ちません!! すぐに応援を――ぐぎゃああぁぁーーーー!!』

 

 

 と、報告に突如割り込んだ悲鳴と、肉が切られる音。それを響き渡らせて、それきりスマートタニシは沈黙してしまった。

 

 もう応答はない。詳しいことは何もわからないまま、しかし現在の鬼ヶ島屋敷内、ライブフロアが大変な有様になっているだけははっきりしている。

 となれば、ブラックマリアもわからないまま動く他ない。

 

 

「……とにかく、私はライブフロアへ行かないと。下手をしたらカイドウさんの手を煩わせるような事態になりかねないみたいだしね。……だから、ヤマト坊ちゃん。あんたは――」

 

「うん、僕も行くよ、ライブフロア。一大事だからね!」

 

「だよな、ヤマト兄ちゃん! おれたちもブラックマリアと一緒に、侍たちから百獣海賊団を守るんだ!」

 

「ううん、百獣海賊団から侍を守る(・・・・・・・・・・・)んだよ! このままじゃみんな死んじゃうから!」

 

「……えっ」

 

 

 共に戦おうと意気込んで立ち上がったページワンが、途端にポカンと口を開けて呆然となった。そしてブラックマリアはやっぱりそうなったかと、連想した通りの展開に頭を押さえて弱々しく首を振る。

 

 とはいえ、ヤマトのそれは半分ほどは冗談だ。いずれはおでんの遺志を継いでカイドウを倒す心積もりではあるが、しかしそれは今ではない。二十年後、今から数えて十年後の未来でのことだ。

 さらに言ってしまえば、五百人の討ち入りは確かに驚くべき出来事であるが、それでもやはり百獣海賊団に立ち向かうにはあまりに戦力不足。彼らの末路は百獣海賊団の戦力を知る者から見れば、全滅でしかありえないのだ。

 

 故にこそ、ヤマトはまだ百獣海賊団と敵対するわけにはいかない。仲間の立場を使って窮地にある侍たちの命を救うのだと、大真面目にヤマトは口にした。

 

 

「百獣海賊団の一員として戦うけど、同時に侍のためにも戦うってことだよ。百獣海賊団が侍を殺す前に、僕がみんな捕まえる。それならいいでしょ?」

 

「……うん、まあ……もう好きにしなよ。私じゃ坊ちゃんを止められないことなんてわかりきってるしね。……それに実際、生け捕りにできるんならそれに越したこともないだろうし」

 

「そうなのか……?」

 

 

 唖然から蘇り、今度は怪訝にブラックマリアを見上げて首を傾げるページワン。ブラックマリアは疲れたように微笑んで、頷いた。

 

 

「奴隷はいくらいてもいいって話さ。武器工場の働き手だってまだまだ足りてないことだし、上手く行きゃあうちの戦力になるかもしれないし……殺しちまうよりは、カイドウさんも喜ぶんじゃないかしらねェ♡」

 

「クソオヤジが喜ぶのは気に食わないけど、まあそうだよ。侍にとっても、今は死ぬべき時じゃないはずだ。……こうして立ち上がった人たちなら、尚のこと」

 

「そうなのかねぇ……。まあ、いいさ。昇進に繋がるって言やぁ、乗り気になる部下もいることだろう。うまく命令出しといてあげるよ」

 

「……ありがとう、ブラックマリア!」

 

 

 予期せずブラックマリアの協力をも得て、ヤマトは胸の内に残る僅かな迷いを振り払った。

 話は決まり、ならばいざ出陣と、ヤマトとブラックマリアは屋敷へと足を向けた。二人で向かう、そのつもりだったのだが――しかし。

 

 

「なあ、ヤマト兄ちゃん、ブラックマリア。おれも行くからな? 侍捕まえて、おれも幹部になりたいんだ!」

 

 

 ページワンが、ヤマトの服の裾を捕まえた。

 置き去りに怯える子供のような様相だ。が、事実、ヤマトもブラックマリアもページワンたち子供組はこの場に置いていくつもりでいる。

 本人がその気であることはわかっていたが、普通に考えてそうせざるを得ないだろう。

 

 

「……いいかいペーたん。落ちぶれちゃいるが、侍ってのはみんな腕が立つ剣士なんだ。戦うにしても、ペーたんにゃちょっと荷が重い。捕まえるってなったら尚のことだよ」

 

「そういうこと。危ないから、うるティと一緒にここで待っててよ。ぺーたんもうるティも才能たっぷりなんだから、焦らなくてもいずれちゃんと強くなって、幹部にもなれるって」

 

「でも……」

 

 

 とあからさまに未練たっぷりなページワン。上目遣いで見上げてくるその姿はヤマトとブラックマリアの胸中を些かならずくすぐったが、ぐっとこらえて突き放す。

 

 

「ほら、終わったら修行付けてあげるから――」

 

 

 ――突き放すはずが、しかし。

 

 

「うる姉ちゃんは、もう行っちゃったぞ?」

 

「「………」」

 

 

 パッと、二人は辺りを見回した。言葉の通り、うるティの姿はどこにもない。

 その代わり、薄く積もった雪の上。屋敷へと走る小さな足跡が一対。

 

 

「兄ちゃんたちがスマートタニシ(スマシ)で話してる間に走ってっちゃったけど……もしかして、止めた方がよかったのか……?」

 

「……ああ、うん。そうだね」

 

 

 しかしもはや言っても仕方ない。手遅れだ。

 

 うるティは確かに強い。実力の程度で言えば、同じ歳のヤマトと並ぶほど。あるいは侍の一人や二人なら、倒すことも叶うだろう。

 だが、今回の戦力は五百人。しかも戦場は乱戦状態にある様子。無傷で戻れると楽観することなどできるはずもなく――。

 と、そこまで考え付いて、ヤマトはかぶりを振って心を犯す最悪の事態を振り払った。気持ちが伝播したのか不安そうな顔になるページワンを少々乱暴に引きはがし、両肩を掴んで言い聞かせる。

 

 

「大丈夫。うるティは僕が連れ戻すから。だからページワンはお堂でおとなしくしてて。いいね?」

 

「う、うん……」

 

 

 納得には程遠いものの勢いに押されて頷いたページワンを解放し、ヤマトは次いでブラックマリアへ。

 

 

「ブラックマリア、君は――」

 

「わかってる。部下に探させるよ。侍のことは後回しになっちまうけど……」

 

「うん。頼んだよ」

 

 

 心苦しい思いもあったが、致し方ない。

 言うまでもなく承知していたブラックマリアに頷いて、ヤマトはライブフロアへと駆け出した。

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