レミリア「美味しいところをいただくわね」
今回だけじゃ終わらないのだろうと思いますので、もう少し忙しくなりますが…
レミリア「構わないわよ?」
あざます、ではコールの方を…
レミリア「では諸君、良い幻想を………」
レミリアside
レミリア「はぁあああ!」
私は基本武器は使わない。
生まれ、育ってきた過程で得た身体能力と吸血鬼の特性を駆使して戦ってきた。昔からそうだ。
今も変わらずに…
目の前の敵に向けているものは、己の小さな手のそのまた小さな指の先についている爪。
この爪を自身の思う通りに伸ばし、縮め、目の前の餌を狩る。
レミリア「そらそらそらっ!!」
先程から攻撃を連続して行なっているが、水中の魚を掴もうとするみたいにするりと避けられてしまう。
私はタイミングを少しずつずらしながらでも攻撃してみるが…
永琳「………!」
雀の涙ほども擦りもしない。お敵様も相当お強いようね。
咲夜「お嬢様!」
妹紅「レミリア!」
攻撃の合間にちらりと振り返るとそこにいたのは大事な家族とさっき出来たばかりの知人だった。
レミリア「咲夜はアリス達の治療をくっ!!私用の血液を使っても構わないわ最善の処置をして!!!」
咲夜は頷いて端の方にいる2人の所に向かって行った。
頷く前に一瞬、辛そうな顔をしていたのが分かった。
また心配させちゃうわね…
妹紅「レミリア、私が援護を!!」
レミリア「手出しは無用よ妹紅!彼女は私が倒す!」
妹紅「しかし…!」
レミリア「そーゆー運命なのよ」
確かにこの場で妹紅の援護を受ければ、ほぼ確実に敵を倒すことが可能だろう。
しかし、彼女の使命はこんなところでは終わらないのだろう。
彼女の手を借りるのはいけないわね〜
永琳「忙なければ、輝夜様が………」
妹紅「!? なん……?は?え?」
妹紅が1人の名前に反応した。目を思いきり見開き、口をパクパクとさせている。
どうやら妹紅の標的はそちらにあるようね…
今回の異変とは別の標的…
ヒントは”輝夜”ね
妹紅「………レミリア」
レミリア「あら?なにかしらっと…!」
妹紅に呼ばれて返事を返した。
彼女の私を呼ぶ声はとても重たく、鋭く、それでいて何か熱かった。
妹紅「ごめん。ちょっとここアンタに任せていいかな?」
レミリア「………えぇ、いいわよ。構わないわ。」
妹紅「ありがとう。」
それだけ言うと彼女は、身体中から炎を出しはじめた。
淡い灯りだけだった大広間を真っ赤に照らしそれと同時に空気中の酸素を少しずつ奪っていく…
大広間の立派な木柱を、炎の先から出てくる火の粉が擦り小さな火が灯りはじめた。
永琳「あら?貴女が相手をしてくれるの?」
妹紅「わりぃが、そんなんそこの吸血鬼のお嬢様とやっててもらおうか?私はこの先に用があるんだよ…」
永琳「行かせるとでも?」
妹紅「…………ふんっ!」
彼女は飛び出した。身体の炎を先程よりも強く放ちながら…
永琳「2度目はないわ!!」
永琳は矢を多量に放つも、彼女の纏った炎の前には到底意味のないことだった。
そんなことをしているうちにも大広間の半分を彼女は走りきっていた。
永琳「このぉ!」
神脳《オモイカネブレイン》
レミリア「あら、お邪魔させてもらうわよ?」
天罰《スターオブダビデ》
永琳のスペルを私のスペルで相殺させた。全て相殺出来たわけではないが、彼女が通るのには充分だった。
彼女は此方を見て無表情だがウインクしてきた。
今の彼女の最大の感謝なのだろう…
私は返事に投げキッスを返した。
彼女の無表情な顔から、ほんの少しだけ歯が見えた。
そして、燃え尽きることのない炎とともに彼女は闇の中へと消えていった。
永琳「ま、またしても!?」
レミリア「ごめんなさいね、いろいろ滑っちゃったのよ」
永琳「お、おのれぇえ!!!ただでは済まさない!その肉体と精神が朽ちるまで私の研究のモルモットにしてやる!!」
レミリア「それは光栄ね、でもそれは無理!何故なら………私が勝つからよ!!」
霊夢side
霊夢「魔理沙!!」
魔理沙「分かってるよ!!」
?「んふふふ…」
くそっ!運が悪いわね!!まるで紫と修行してる時みたいよ!
私と魔理沙はあの後、あの女の人が隠してると思われるものを探していた。
廊下を駆け抜け辿り着いた先には、正門の庭とはまた別の庭があった。正門のものよりも庭の規模が大きいことからここになにかあるのかと2人で探し始めた。
そしたらこの女がいて……
?「あらあら〜手が止まってるわよ?」
この女が黒幕くさかったから尋問したら
?「そんなに怪しいと思うなら、力で言わせればいんじゃなくて?」
とか言いやがったからこうして戦ってるけど
なんだかんだ10分ぐらいやったけどこいつ、強い…!
魔理沙「こんにゃろー!!」
霊夢「はぁ!」
こうして攻撃をするも、当たっているのにダメージがあるように見えないんだよなぁ…
魔理沙もだいぶ参ってるのだろうか、顔色が先ほどより少し悪いように見える
魔理沙「もー!!聞いてねぇ!!こーなりゃヤケクソだ!! 」
彗星《ブレイジングスター》
霊夢「魔理沙だめ!!」
?「あらあら、突っ込んできたのね?それじゃさようなら〜」
難題《火鼠の皮衣-焦げぬ心-》
魔理沙「ぎゃああああああ!」
霊夢「魔理沙!?」
?「人間にしてはよくやった方ね、上出来上出来♪」
捨て身の突撃をした魔理沙があっけなく地に投げられた。
魔理沙はそのまま、唸り声も上げずに気絶してしまった。
霊夢「アンタ…なにものよ」
輝夜「蓬莱山輝夜、月のお姫様やってましたのよ」
レミリアside
レミリア「はっ!たぁ!そらぁ!」
永琳「ふんっ!そい!たりゃあ!!」
妹紅に先を許した後、再び戦闘が繰り広げられた。
先程打って変わり永琳から仕掛けてきた。
彼女は遠距離の武器を使うにしては、至近距離の戦闘にかなり慣れているようね。型がしっかりしてるわ…
きっと相当な時間の鍛錬を積んだのね…
でも、このぐらいなら美鈴の方がまだ上ね…
美鈴「ふえっ!?お嬢様に私の拳法を!?」
レミリア「なによ、悪いことでもあったかしら?」
美鈴「いや、私でもまだまだなのにお嬢様に教えるなんてとんでもないですよ!!??」
レミリア「無理に全部教えろとは言わないわよ。特徴や拳法や武道の触りだけでもいいから、ね?」
美鈴「わ、わかりました!私で良ければ!」
レミリア「じゃ、お願いね。紅先生☆」
そうよ、簡単な型なら彼女に教えてもらったし拳法や武道の共通点も教えてもらったもの。
負ける要素なんて……
レミリア「はっ!」
永琳「うばっ…!?」
レミリア「そこっ!!」
永琳「かはっ…!」
あってはいけないのよ!彼女のためにも!!
はい、ここまで!
レミリア「お疲れ様」
やはりレミリア様々ですね、ふつくしい…!
レミリア「そんなことないわよ?」
またまた謙遜しなくていいのですよ!!
レミリア「ありがとう」
では、またまた次回予告を…
レミリア「勝利の確信を胸に舞い続ける吸血鬼、一方不死鳥は宿敵と対峙する!この戦いも少しずつラスト近づくが答えは見えるのか!?次回、紅夜昇臨!!次回は皆にレッドマジック!」
では、さようなら〜
レミリア「疲れたわぁ」
咲夜「紅魔館に戻ってご飯にしましょうか」
レミリア「咲夜………」
咲夜「はい?」
レミリア「………おんぶ///」
咲夜「…………承知」