輝蛍「…………………」
アリス「…………………」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴォ………!!
ひぃい!?分かってください!!リアルが凄かったんですよ本当に!!
輝蛍「……………早くやれ」
では、良い幻想を!!
輝蛍side
妹紅「守り抜く?舐めてんのか?」
確かに舐めているのかもしれない
妹紅「それとも何か、気取ってるのか?止めろ止めろ気持ち悪りぃ!」
そう見えてもおかしくはない、分かってる
妹紅「…………なんだ、さっきから」
黙っている俺の事が気に入らないのか、彼女は歯軋りをし始めた。
輝蛍「妹紅さん、あんた本当にそれで俺より歳上か?」
妹紅「あぁ!?」
加えていた煙草を噛みちぎった。彼女の怒りの現れがよく分かる。
輝蛍「あんたが今やっている事ってのは自殺行為だ。不死身とは聞いてはいるがいくら体が蘇生したって、心は全く同じものなのだろ?今までのあんたの人生に何があったのかなんか知る事なんか出来ないだろう」
妹紅「だったら干渉してくるなよ、邪魔なんだよ」
輝蛍「いや、無理だね。だってあんたがそんなになると悲しむ人がいるだろうからさ。その人のために俺は戦う。誰かは分からないし、その人があんたにどれだけの影響を与えたのかもしらんけど」
妹紅「!?」
輝蛍「…………なんか思い出したか」
妹紅「うるせぇ」
輝蛍「その人はなんて言ってた?」
妹紅「うるせぇうるせぇ」
輝蛍「その人はあんたに何を願った?」
妹紅「うるせぇうるせぇうるせぇ」
輝蛍「その人は、君の事を……」
妹紅「うるせぇええええええええ!!!」
激昂した火の鳥が爆炎を放ちながら突進してきた
さっきの言葉がかなり刺さったのだろうな……
人は図星を突かれると反撃したくなる、彼女もそうなんだろうな……
俺もそうだし、さてとやりますか
妹紅「死ねぇえええええ!!!」
炎を帯びた右拳を俺の顔面に振り下ろしてきたが、すかさず回避。先程は散々ボコボコにやられていたのだなあっさりと回避出来ている。違いはきっと反応速度や動体視力が飛躍的に上がっているのだろう、だがそれよりも霊力と魔力が体内で溶け合っているこの感覚である。普通こんな事があるのかなんでどちらも学び始めた俺には分からないがこの新しい力が俺の体を動かしてくれているのは確かである。
妹紅「このっ…!」
素早く体勢を変えて蹴りを繰り出すもこれも回避出来た。怪我でボロボロのはずの体を動かして、尚且つさっきまで躱しきれていなった攻撃を躱しているからか彼女の顔は少し歪んでいた。
輝蛍「……………………」
ひたすら彼女の攻撃を躱している。相手の消耗を誘ってるのもそうだが彼女の精神を揺らすと言うのが目的。
妹紅「くそっ!くそっ!」
輝蛍「…………そろそろ俺もいくぞ!」
撃って出る
腹部目掛けて弾幕を数発放った。もちろんあっさりと躱されるのは分かる。そして、躱した相手の懐に一気にまあいを詰めて爆竜拳をかます。
妹紅「っは!?」
俺の格闘は比較的軽いからダメージが薄い、それを補うように骨や内臓の近くに攻撃を当てている。少なくとも幻想郷に来てからはそうやって来た。でも今回は相手が相手だ、しかも、まだ力が……
だからそんな悠長な事なんてしてられない。だから…ひたすら殴るっ!!
輝蛍「ふぅうううううううんんんんんん!!!」
妹紅「な、な、なんだ!?こいつっ!!??」
向こうに攻撃させるな、殴り続けろ、何だったいい、時間を稼げ!
妹紅「こんのっ」
輝蛍「!?」
乱打を続けていたが、止まった。
彼女が自らの身体を燃やし無理矢理爆龍拳の流れを止められた。そして距離を離された。
妹紅「う、うぅっ、この野郎……!やるじゃねぇかよ……!」
輝蛍「くぅう……」
まずい、まだ力に身体が追いついていないのに!
ま、また回避に専念して……
妹紅「ふん!」
輝蛍「おえっ!?」
嘘だろ?
あれほどの攻撃を受けておいてこんなすぐに動けるなんてことが……
妹紅「ぐらぁああああああ!!!」
一つ一つの攻撃がかなり重たい、ここまでかなり消耗しているのは間違いない。それでもこの重さ、彼女にはそれほど今回の一件は譲れないのだろう。そして長い年月を生きてきてしまった自身へのケジメも含めているのだろう。
妹紅「邪魔だ邪魔だ邪魔だ!!私はあの女をこれからも殺し続けなければならない!!」
輝蛍「それであんたの家族が喜ぶのか!?我が子が人を殺し続ける姿を見て嬉しがるのか!?そんなわけないだろ!!」
妹紅「だとしても、私は戦う!!」
輝蛍「この分からず屋め!!」
くそ、このまま長々戦っていたらこっちが圧倒的に不利だ。力を………力を………でもどうやって
焦りの中で答えを導き出そうとした時に一つ思い出した。
確か霊夢との特訓の時に…
霊夢「…………しっかし謎」
輝蛍「な、なにがぁあ?」
霊夢「あんた、魔力で弾幕作るじゃない?」
輝蛍「お、おう」
霊夢「でもなんか、なぁんかねぇ〜。あんた、霊力使えるかも」
輝蛍「仮に、魔力と霊力を両立出来たらどうなるんだ?」
霊夢「分からないわよ、前例がないもの。まぁあんたが霊力に目覚めたらいろいろ分かるかもね」
輝蛍「は、はぁ……」
霊力
これに賭けるしかない、しかしどうやって発現させる?どうやって強化する?どうやって使用する?これをこの短時間で!?こんなことで彼女に、妹紅に勝てるのか!?
(世話のかかる奴だなぁ……)
光?……いや、俺
(改めましてだな、さて色々ヤバイから説明する。その女の攻撃受けながら聞けるか?いや、聞け)
承知!!
(霊力の発現には霊力が必要、確かそこに巫女がいたよな?彼奴からどんな形でもいいから霊力を受けろ!受けたと同時にその霊力を魔力で吸い上げて身体に溶かす)
それは魔力ごと身体に溶かして無理矢理発現させろってか!?
(そうだ、次に強化だがそれは大丈夫だ。俺を使ってれば嫌でも能力は活性化する)
お、おう……
(最期に使用だが、意地でやれ!)
おう!
(さぁ、勝って見せな)
っしゃああ!
妹紅「これで!」
輝蛍「烈破掌!!」
妹紅「嘘っきゃああああ!」
烈破掌で妹紅を吹き飛ばした。
輝蛍「霊夢!!」
俺は館に隠れていた霊夢を呼んだ。霊夢は顔を出したが凄く怯えていた。無理もないだろう、目の前は火の海で親友や仲間が次々に倒されていくのだから、怖くて当たり前だ
霊夢「な、なによ……」
返事を返す声は震えていた
輝蛍「俺に夢想封印を撃ってくれ!!」
霊夢「え……?」
輝蛍「時間が無い!早くっ!」
霊夢「む、無理。こ、怖くて身体が震えちゃって動かないわ………」
輝蛍「そんなの当たり前だ!!だけどそれを越えないと皆が死ぬぞ!?いいのか!?」
霊夢「…………好き勝手言っちゃって。」
霊符《夢想封印》
館内から七色の大きな弾幕が飛び出してきた。間違いなく博麗の巫女の夢想封印、ありがとう霊夢!
俺はその弾幕に突っ込んだ。これさえできれば…
そして弾幕を、身体に浴びた。と同時にそれを魔力で包んで固め吸収を始めた。
流れてくる霊力、魔力とは違ってかなりふわりとして軽い。吸い始めてすぐにそれを感じ取った。
勝てる、これで!!
輝蛍「うぉおおおおおおおおおおお!!!!!」
妹紅「痛っつ………!?なにこれ!?」
身体を覆う光が光度を増し、それに比例して力が湧き立ってきた。止まることなく溢れてくる、二つの力。
妹紅「なにしやがった……」
輝蛍「力を貰っただけだぜ、いっぱいね」
妹紅「……………確かにいっぱいだな」
輝蛍「妹紅、終わらせよ。もう俺疲れちゃったし、皆ヘトヘトだぜ?あんたも疲れたろ」
妹紅「ここまで来て降参か?だったら勝手に休んでな」
輝蛍「いや、止める。次で確実に」
妹紅「いいだろう、乗ってやる。終わる頃にはお前の姿は無いだろうよ。次のは手加減が効かないからな」
…………………………
輝蛍・妹紅「「ラストスペル!!!」」
《オールリフレインシャイニング》
蓬莱《凱風快晴−フジヤマヴォルケイノ−》
妹紅「え?……………力が、抜けていく?」
輝蛍「…………………」
妹紅「お、とうさ……………ま…………」
ラストスペル《オールリフレインシャイニング》
元々力が無ければ戦いなんて起こらないんだ
輝蛍「終わった、よ、ね…………」
空を見上げた、そしてそのまま深い闇に意識を置いた…
は、はい、ここまでです……
妹紅「お疲れ様」
妹紅さん本当ごめんなさい。俺……
妹紅「許しはしないから、次はもっと早く書きなよ?」
ありがとうございます!!では次回予告を!
妹紅「次回予告、戦いが終わってから意識が戻らない輝蛍。彼は目覚めるのか?次回、輝蛍昏睡。戻って来いよ、輝蛍」
では、さよなら〜
追記
読者の皆様、投稿遅れて誠に申し訳ありませんでした。ここ最近とても忙しくてと言うのは言い訳に過ぎませんが、諸事情があり手をつけられていませんでした。次回以降は早めに出しますので引き続き、よろしくお願いします。