今年いっぱい、忙しくて全然書けないことを本当にお許しください
では、良い幻想を………
輝蛍side
霊華「お前の親父は元々は対魔士や怪物狩りみたいなものの類でとりあえず人間に害を加えるものは”ぶっ殺す'みたいな感じだったのよ」
輝蛍「確かにそんな感じだったりはしましたけど……」
そんなの嘘だ!と言いきれない点がいくつかあって、たまに独り言で「昔はよく死にそうになったな」とか「こっちの世界はヒョロいのばっかりだな」とか「スポーツなんかより命を賭けた闘争でもしろよ」とかわけのわからんことをボソボソと呟いていたしなぁ。今まであまり気にしなかったがまさかここでその言葉の真実を聞けるとは…
霊華「んで、そんな親父のオーラ的なものが似ていたからお前がその息子だって分かって助けたんだわなぁ」
輝蛍「そうでしたか…」
霊華「さて、本題に入りますかな?」
霊華さんは湯飲みの中の緑茶を一気に飲み干し音を立てて湯飲みを置いた。それと同時に目付きもキッと鋭くなった
霊華「お前をここに呼んだのは、ある妖怪の封印もしくは討伐をお前にしてもらおうと思っていてな」
輝蛍「は、はぁ」
こんな物騒なところに呼んだだけあって理由もそれ相応のものっぽい。俺は背筋を伸ばした
霊華「実はその妖怪は私の前、つまりは歴代博麗の巫女が相手をしていた妖怪なんだがな?今、その妖怪は生きている、滅する必要がないからだ。歴代の博麗がその妖怪の力の大部分を封印してるからだ、ちなみに力があった時の記憶も封印している。だがここ最近、封印の力が弱まっているのを確認した」
輝蛍「で、その封印が解ける前に叩けと?でもそんな物騒な妖怪なんて俺の知ってる範囲だと紫さんだけなんだが」
霊華「その紫よりも遥かに強い、そいつは全てを無に帰す」
輝蛍「なっ!?そんな奴俺に倒せるわけないじゃないですか!?」
俺は飛び跳ねて声を荒げた。しかし霊華さんは続けてこういった
霊華「そう、お前じゃ倒せない。だからここに呼んだ。ここでお前は奴の封印が解かれるギリギリまで修行してもらう」
なるほど、と腰を下ろした。でも疑問は幾つかあった
輝蛍「まずは少しモヤモヤしたところを整理したいのでお付き合い下さい。貴方が俺をここに呼んだのは、ここで修行を行って強くなりその状態で封印が切れそうなとある妖怪を封印もしくは討伐をする。あっていますか?」
霊華さんは頷いた
輝蛍「じゃあ質問です、その妖怪は何者?」
霊華「あぁ、それはな」
と一瞬言葉を止めてため息をついてから再度言葉を発した
霊華「お前も知ってる奴かもな…………私達がこれから相手にする妖怪は、暗闇の妖怪だ」
え?と驚かずにはいられなかった。霊華さんの口からは確かに”暗闇の妖怪”と出てきた。俺は知っていた、唯一1人だけ自分の知り合いの中にそのキーワードと一致している妖怪
輝蛍「ルー…ミア」
霊華「そう、八雲紫や西行寺幽々子らと共にこの幻想郷で名を轟かせていた存在。深淵の闇、幻想郷の災禍、闇の姫。あの妖怪にはこれだけの呼び名があった。しかし彼女は私達博麗の一族がその力を封印することで、彼女はこの幻想郷からは消えたものとなった」
輝蛍「でも、なんで封印したんです?そんな事言ったら紫さんや幽々子さんだって」
霊華「紫は幻想郷の創設者で管理者。幽々子は幻想郷にある死霊を冥界へ導くと言う立派な仕事がある。2人は幻想郷内での重役だからさ。しかしルーミアは幻想郷内の人という人を喰らい尽くして幻想郷のバランスを崩壊させてしまったそうだ」
輝蛍「そ、そんな馬鹿な……」
霊華「……………………」
ルーミア
いつも笑顔で食に関しては素直な子、何考えてるかわからないけどチルノや大妖精を守ってくれているし霊夢や魔理沙達とも普通に接しているのに……
信じられない
霊華「苦しいのは分かる、でも時間ももう無いんだ。輝蛍、力を貸してくれ」
輝蛍「………………お、俺は、むr」
霊華さんの申し出を断ろうとした時
屋外から風を切る音が無数に聞こえた。その音は次第に強くなり
ババババババッ!!
飛来物は窓ガラスをぶち割り、家の壁に風穴を開けて俺達に襲いかかってきた
霊華「なっ!なんだこれは!?」
輝蛍「烈破掌!!」
一瞬、反応に遅れた霊華さんを庇うようにして前に立ち飛来物に烈破掌を当てる。飛来物は”砕けずに減速してその場に落ちた”
それを見た俺は身体中に悪寒が走った。烈破掌は込めた光を爆発させる技で小さな固形物程度なら粉々に砕けたのだが今回、そうならなかった。
そんな事を考えているうちに霊華さんが壊された家の外に飛び出し、空を見上げていた。俺も後を追って空を見上げるとそこには”何か”がいた
?「うむ、止めたか…………」
霊華「人の家に挨拶するのは立派な事だが、土産は饅頭とかお煎餅が良かったねぇ……!」
不意打ちされたのが悔しかったのか、はたまた家を壊されたのが頭にきたのか分からないが霊華さんは物凄い怒気で敵を威圧している。隣で構えている俺はその怒気で今にでも意識が飛びそうだというのに…
?「それは失礼、少し急いでたものでね。頭が働かなかった」
落ち着いた物腰のそれは、血管ブチギレ寸前の霊華さんを目の前にしていても物怖じしない。かなりの手練れなのだろうか……
なんにせよ
輝蛍「挨拶にしちゃ物騒だなぁ!」
星光《ブレイブ・レイ》
俺もさすがにムカついたのでスペルカード発動させて攻撃。敵の正体がなんであれ、まずは情報が必要だ。牽制程度にスペルカードを撃ってあとは近づいて叩く
?「ふむ、眩しいな」
それは避けはせず、弾幕を叩き落としていった。避ける必要がないと煽られているようにも思えたが……
?「やはり、避けた方が楽だったかな」
どうやらお相手さんは効率的に動くようだ。それと同時に向こうもこっちのことを探り探りだということも
輝蛍「なら…………」
光符《閃光の輝蛍》
思考時間なんかやらねぇ!とっ捕まえて、ぶっ飛ばす!
?「………………なるほど」
俺の突進を見て何故か相手はにやけ、ひらりと避けた
猛霞「今日はここまでだ、諸君。次に会う時は闇に染まったこの世界でかな?私の名は猛霞、以後お見知りおきを」
そう言って、姿を消した。猛霞、その名を残して
霊華「猛霞、彼奴は人ではないな」
輝蛍「はい、顔を仮面で覆っていましたが小さな隙間から牙が見えました」
霊華「うむ、しかしここを特定されたとなってはマズイな。それに次に会う時は闇の中とは奴、絡んでるな」
俺たちは一度家の中に戻り、片付けながら状況の整理をしていた。敵の名前は分かったし、それらしいことも言っていたから目的も分かった。もう、やるしかないか……
輝蛍「霊華さん、やっぱり俺戦います。彼奴らの目的が明確ではないですがこのまま思い通りになるのも癪ですし」
霊華「……ふっ、素直じゃないな」
じゃあさっさと家直して修行だな
霊華さんはどこか嬉しそうだった。
?「むぉっ!こりゃ酷くやられたもんじゃな!」
ふと、後ろから声がした。振り向くと長い白髪でしかも撫で付けに立派な髭。腰には長さの違う二振りの刀がさらにその存在を大きく見せていた。
霊華「お?妖忌、帰ったか」
妖忌「ただいま帰った。こいつが言ってた小僧か?」
霊華「才能の持ち主だ、期待していい」
輝蛍「霊華さん、この人は……」
状況が全く掴めなかったので、思い切って聞いてみた。
霊華「魂魄妖忌、妖夢の叔父にして剣術の師匠。先代の白玉楼の庭師で…………これからお前の師匠の1人となる」
妖忌「と言うわけじゃ小僧、よろしくな!」
輝蛍「よ、よろしくお願いします。あと気になったんで聞きますがあと何人師匠いるんですか?」
霊華「私、此奴、あともう1人の3人だが?」
………………ルーミアと戦う前に、俺の命が尽きそうだな
はい、ここまで!
いよいよ修行に入っていきます!
皆さんがこりゃメチャクチャだろ!って思えるものになればなぁとか思ってなかったりあったり…
まぁ、少しだけ期待してて下さい
では、この辺で!さよなら〜