俺と幻想郷とゆっくりしたいお年頃?   作:凛々の暁

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砕け!飛び散ったカケラばらばらばらに〜なる〜
輝蛍「上機嫌じゃねぇか」
アリス「頭のネジ飛んだのよ!無視!」
輝星「は、はぁ。では、良い幻想を………」
ばらばらばら、ばらばら…………はぁ


爺戦記

妖忌side

 

 

 

妖忌「うぇっへ、全く全く。老人に階段を登らせるでないわい」

 

ん〜今お前のようなジジイがいるか!?

っとか聞こえてきたのは気のせいかのぉ?

 

それにしたってあの僧侶はこんなところに住んでおるのか。まぁ修行にしたらこんなものなのかのぉ?って儂も人のこと言えないがの…

 

 

 

 

 

 

 

ここは山の中、なんの変哲もないどこにでもあるような山。木々は生い茂り草は無造作に生え、そこに虫や動物達が住まい活動している。

風に揺れカサカサと音を鳴らす葉の音は心地良くそれに呼応するように鳥がなく。散歩するにはとても素敵な環境じゃ、一つ歌でも歌いたくなるわい。

 

ただ……

そんな簡単にお散歩させてくれるほど、老人には優しくないらしいのぉ〜

 

 

 

 

 

?「こんにちはおじいさん!」

 

妖忌「やぁお嬢ちゃん、元気がいいのぉ〜」

 

?「おじいちゃんこそ、こんな山奥にお散歩なんて珍しいね」

 

妖忌「いやぁの、この山奥に”僧侶”さんがおると聞いてな?少し、教えを説いてもらおうと思ったんじゃがな」

 

?「………そう」

 

おやおや?

 

?「じゃあ聖が言ってたおじいさんは貴方であってるみたいだね!」

 

妖忌「おぉ、そうじゃそうじゃ。そすると、お前さんは道案内でもしてくれるのかの?」

 

水蜜「そうだよ!村紗水蜜よろしくね!」

 

元気な嬢ちゃんだ、ってよぉく観察してみれば死んでるじゃないか!

なんじゃろ?地縛霊かなんかの類かの、足はあるみたいだかなって、そんなこと言ったら儂や妖夢だってそうだし、お嬢様もそうなっちゃいますか…

 

妖忌「魂魄妖忌、今はただの旅する爺じゃ」

 

水蜜「さぁ、着いてきて。聖が待ってるよ」

 

 

 

 

 

 

 

長い長い散歩道、目的地まで孫の歳と同じぐらいの子と歩くことになった。最近弟子とも一緒にいたからか、若いもんと一緒にいる機会が増えた気がするのぉ〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

輝蛍「ハ、ハクジョオオン!!」

 

霊華「!……ふんっ!」

 

輝蛍「ブベッ!!!!」

 

霊華「こらこら、組手の途中にクシャミする奴があるか馬鹿者」

 

輝蛍「……おかしいなぁ、風邪なんて引くようなことしてない、わけねぇや。さっき水被ったわ」

 

霊華「風邪か?どうする、休むか?」

 

輝蛍「馬鹿な!?続けてくださいよ、この力まだまだ未知数なんだ…」

 

霊華「その心意気や良し!では付き合ってやろう!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

妖忌「ふえっ〜……」

 

長い道のりのせいか、声が漏れてしまった。

 

奥に進むに連れて光が薄くなり、逆に不気味さが際立つ山の中。動物達の鳴き声も消え、変わりに可愛くもない鳴き声なのか呻き声なのかなんなのか分からない声の持ち主がわらわらと群がっている…

 

水蜜「村紗の”む”は〜無敵の”む”〜♫」

 

お嬢ちゃんはどうやら妖怪は怖くないみたいだな、ってことは相当馴れてると見た。

そして群がってる妖怪共は儂等を襲って来ない。儂は力なんぞ出してないから襲ってこようと思えば襲って来れるだろうに、ん?

 

ぐるるる……

 

水蜜「………………うるさいなぁ」ボソッ

 

!?………………

 

ほほう、この辺はお嬢ちゃん達のテリトリーって事で良さそうじゃの。パッと見た感じ、それなりに力ありそうなのが多いの。はっはっは、威勢がいいのぉ〜

 

水蜜「はい、到着!ようこそ命蓮寺へ」

 

薄暗い森を抜けた先には寺が一つ。随分と古いものだが頑丈な設計なのだろう、目立った傷が全くないに近い。

 

妖忌「これはこれは、ご立派なお寺で」

 

水蜜「さぁ、入って入って!」

 

門をくぐって本堂へ向かおうとした、が…

 

…………ブンッ!

 

妖忌「どっこい…………せ」

 

スカッ

 

妖忌「………………手荒い歓迎じゃのぉ、儂はてっきりお茶とお菓子でも出してのんびりお話できると思ったのじゃがなぁお嬢ちゃん」

 

水蜜「ごめんね、でも聖に頼まれた事なんだ〜」

 

ザッ、ザッ、ザッ…………

 

水蜜「あ、みんな来たのね」

 

星「いや、本当は寝てたかったんですけどね」

 

ナズーリン「お師匠、君最近動いてないから太り始めたんじゃないかな?お腹がたるんで見えるよ?」

 

星「私の場合は胸に脂肪がいくので、大丈夫…………だ、よね?」

 

一輪「お前ら、目の前にいる相手が誰か分かってて漫才してるのか?」

 

ほほぉ、ここの寺の修行僧ってところかな?やれ皆強そうじゃわい。なぁに皆それなりに生きて戦って来たんじゃろうなぁ、最近稽古の形でしか輝蛍としかできてなかったから…………

ちと、はしゃいじゃうぞ?

 

妖忌「へぇこれやまたべっぴんさん揃いだ!長生きしてていい事はこれじゃよな〜」

 

ナズーリン「口が上手いね老師、それも長生きを楽しむ秘訣かい?」

 

妖忌「まぁな、何事にも元気元気!!」

 

一輪「そんだけ元気なら手合わせ願いたいね!どうせ分かってて来たんだろ!?」

 

妖忌「おぉ当たり前じゃ、なんせ此処へ来る間に村紗お嬢ちゃんがずっとムズムズしておったしの!」

 

水蜜「あちゃ、隠せてなかったか」

 

ナズーリン「お前さんよりぬえの方が良かったかな?まぁいいや。すまない老師、少しお手合わせ願うよ、一応手紙を送ってきた本人かの確認だよ。なぁに伝説の剣士、先代西行寺の庭師なら私達四人でも相手できるだろうさ、ってね」

 

妖忌「良かろう。ならば魂魄妖忌、この刀とこの身を以て伝説と証明しよう…!いざ、参る!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

?side

 

 

 

遂に辿り着いた…

 

ルーミア「おわぁ…」

 

よくもまぁこんな簡単に連れてこれたものだ、普通なら約二週間も目的地に着かないなら怪しまれてもおかしくはないはずだがな。まぁ成功は成功、次に移ろうか…

 

ルーミア「おじちゃん、これって…」

 

?「そうだよお嬢ちゃん。ここは真っ暗くら〜い奈落の底に繋がっている大きな穴だよ」

 

ルーミア「あ、あぁ………ア、アア…」

 

よし、始まった…

 

?「匂うかい?君の大好きなモノの匂いが。感じるかい?肌に触る鋭くも冷たい緊張感と束縛感。視えるかい?今にでも吹き出してきそうな、死者共の魂の断片が…!」

 

ルーミア「ハハ…ウマソウダナ……!」

 

そうだ、喰え…!喰らいつくせ…!

お前の大好きな”闇”を…!!

 

ルーミア「ハハ、ハハハ……アハハハハハ!!」

 

………………落ちていったか。

あの穴の中にはこの世界で散っていた生き物の魂や怨念、残留思念が成仏出来ずに彷徨っていて集まる場所。穴へ落ちたら自身の意思では這い上がれず、暗い暗い穴の底で終わりを迎えられずに生前の自身を思い出し続け、喚き続ける。

そうして出てきた負の感情等が具現化したものが、闇。

闇になってしまえばもう”何もない”

そう、何もないんだ…

闇に飲み込まれてしまったモノは形を失い、自我を失い、自分が何だったかすら分からず、いつの間にか消えていなくなり、闇と同化して溶けてなくなる…

なぁに、私の復讐には丁度いいじゃないか!

あの忌々しき妖怪共を一匹残らず根絶やしに、未来に妖怪の存在を持ち込まなければいい!

そうだ、なかったことにすれば良い…!

それに闇は充分すぎる…………!!

 

ルーミア「……ァアハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!!!!!!」

 

 

彼女は闇を操る力があると言う、ただその彼女が自分が操ることができないほどの闇を身に纏ったらどうなるか……

ンフフ、想像しただけで笑いが止まらいよ。

どうなっちゃうのかなぁ〜、どうなっちゃうのかなぁ〜

まぁ焦らなくていいか、舞台はもう完成したからあとは”役者”を待つだけ、気長に待とう…

気長に、ねぇ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

妖忌side

 

 

 

妖忌「むん!」

 

星「せいっ!」

 

 

ガキィン!!キィン!キィン!

 

ヒュン、タッ、カン!

 

 

一輪「いや、やっぱ強いな!殆ど手が出せなかったよ」

 

水蜜「私とナズなんて、一発目の居合でノックアウトだよ。アレね、もらうと分かるけど守った上から衝撃だけで吹っ飛ばされるからね。それだけならいいんだけどあの刃物で斬られた時の鋭い痛みが身体中に来るのよ!」

 

ナズーリン「あれ本当に怖かったよ、私なんてほんと、どのぐらい飛びされたことやら。居合抜きの速度がどうかとかじゃなくて、どうしてあの速度が生まれるって感じだったね。それに対応しているウチのご主人はご主人で化物だよね、ははっ」

 

 

 

 

 

 

 

数は減らせたが、厄介なのが一番に残ってしまったのぉ。

あの虎、見た目によらずおっかない。槍捌きといい身のこなしといい、何よりも儂とやり合っても物怖じしない心臓の強さ、まっこと見事。

 

星「はぁ、はぁ、はぁ…」

 

妖忌「疲れたかい?儂まだ動き足りないんじゃがのぉ」

 

星「いえいえ…!まだまだこれからですよ!毘沙門天の弟子、舐めないでもらいたいです!」

 

妖忌「そうかそうか、じゃあいくぞ!」

 

手加減していたつもりはなかったがあんだけ粘られると儂もムキになってしまうわい!!

 

妖忌「だぁ!」

 

星「せぇい!!」

 

 

………………

 

 

 

?「そこまでですね」

 

 

妖忌・星「「!?」」

 

な、なんと!?儂の刀を素手で止めおった!!

それになんじゃこの魔力、霊華と張り合ってもおかしくないぞい!?わ、儂こんな奴に頼みごとしに来たのか!?

 

星「ひ、聖止めないでくれ!この人とは決着を着けたい!」

 

白蓮「気持ちは分かりますが、無益な争いは駄目よ星?それにお客さんへのもてなしはもうおしまい。もてなす側がクタクタじゃないのよ〜」

 

妖忌「なんだったら貴女がお相手してくれても良いので?聖、白蓮殿?」

 

白蓮「あら魂魄様、なかなか意地悪言いますね?でも私と闘ったらそれこそ、終わり見えないですよ?」

 

妖忌「…………刀を下ろそう」

 

 

………………カチャ

 

 

白蓮「ようこそ、命蓮寺へ。お話を聞きましょう」




はいここまできぇええええええ!
爺詐欺でした!前回の最後にルーミアの方動かすっていたので!
はい、ごめんなさい。最近題名が思いつかないんですよね。英語使おうとするんですけど、分かりずらいし、俺自体が英語苦手で、ほんとすいません(土下座)
次回の予告なんですが、どうしようかって感じですね。おそらく主人公サイドの時を一気に加速させると思われます!ご了承を…!
では、これにて!さよなら〜
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