Re:ゼロになっても覚えてる精霊生活   作:古明地こいしさん

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サブタイトルからいきなりレム亡くなると思われますけど違いますからね?
レムは今回亡くなりません、ちょっとした小話での慟哭をば


一巡目 6日目 鬼の慟哭と契約

少しワクワクしている。誰かと話すと言えば精霊達とよく話すが人と話すのはないのでそういった約束をしてるために浮かれてしまっている

が、浮かれすぎないよう自制しないと

 

「今日はスバルとレムさんは買い物に出かけるんだっけ」

 

「あぁ、アーラム村ってとこだ。知らないだろ?」

 

「確かに知らないな...ってスバル知ってるのか?」

 

「何度か行ってるからな」

 

そ、そうなのか。俺は屋敷から出たことないのに

チラッとエミリアとレムさんを見ると頷いている。本当なようだ

そうなのかー、という事はラムも知ってるだろうし、当主であるロズワールさんも知ってるだろう。本の虫だが知識は強いベアトリスさんも知ってるだろう...えっ、知らなかったの俺だけ?

 

「いいや、ロズワールさん。今日はラムさんとお話する約束があるんですが」

 

「うぅ〜ん、うぅ〜ん、存分に話たまぁ〜え」

 

お、おう。変な話し方だから反応に困るんだよな、この人は

食事を終えて俺達はそれぞれ別行動を取る

ちなみにロズワールさんは今日と明日はなんでもここを留守にするから絶対守れとのこと

はい、分かりましたよっと

 

「エミリア、何かあったら呼んでね。駆けつけるから」

 

「えぇ、分かったわ。お願いね」

 

そうエミリアには言ってある

 

「それでラムさん、どんな話がしたいの?」

 

「...そうね、まずはラムがエミリア様を探してた時の話からかしら」

 

...えっ?

 

声に出せなかった。出せば俺が逆行者だとバレる

それでもラムさんは続けて話してきた

 

「探していた最中、貴方は話しかけて来たわね、ナンパかと聞いたら違うと。探し物を手伝うと、お人好しにもほどがあると思ったわ」

 

開いた口が塞がらない、なぜ、どうして

まさかラムさんも逆行者?でもそんな能力あるはずが

 

「次は会いに来なかったから放置されたのかと思ったわ。するとその次、まさかエミリア様と知らない男...バルスと一緒に来たのだもの、驚いたわ」

 

俺は跳び上がり一歩下がる

警戒する、まさか敵かと

 

「そんな事しなくても、貴方達がくれたものよ?」

 

「え?...まさかロード!!」

 

『だからいずれわかると言っただろう?とある未来を見せてやる。そら、ラムの手を握れ。お前だけしか見れんぞ』

 

「えっと、失礼します...」

 

「いいわよ」

 

ラムさんの手は暖かかった。いつも魔力供給してる時にも感じてる暖かさ、優しさからくるのだろう

この子の優しさは

だから守ってあげたい、守りたい。なんてな

 

 

 

 

始まる。ロードの時読み、フューチャーヴィジョン。未来を見ることができる...が、見ることが出来てもそれが絶対とは限らない

そして変えてしまうと次に使えるのは数年後

俺はしばらく使ってなかったから今使えるが、なぜ今なのだろうか

 

ロード自体、時を司る神だから本人は未来視ができたりするのもあるが、それも相まってあまり話さないのだろう

無口ってのもあるが

そこで見えたのはラムさんとベッドに横たわるレムさん、それを見守るように立っているエミリアとロズワールさん。そして信じられないものを見たかのような顔をしている俺とスバル

 

 

 

ぁあああああああああああああああああ!!!!

 

耳に響く声、鬼の慟哭

これを...黙って見ることは...できない...けどこれはただの映像

 

「ロード!!」

 

俺は自分の精霊へと怒鳴りつける

 

『ナナキ、お前はこれを見た時、ラムになんて声をかける?大丈夫と言うか?次があると言うか?だが既に仮契約してあるラムにはこの記憶が植え付けられ、レムが死んだという結果を頭に残るぞ?』

 

「でも今見てしまった時点でそれは変わりないだろ!!ふざけてるのか!?」

 

「...ナナキ、これを...変えられるの?レムが死ぬ未来を...」

 

っ、俯いた状態でラムさんは話しかけてきた。俺はなんて答えれば

 

「原因さえ分かれば...できる...はず。でもその中にはスバルを入れなきゃならない」

 

「バルスを...」

 

『俺と契約すれば記憶は保持されたまま次に繰り越せる...どうする?』

 

「デメリットはあるのかしら?」

 

『しいて言えばこのバカと共に歩む事になる程度だ』

 

ば、バカ...でも

 

「やっぱりダメだ。俺がなんとかする。だから「お願い」っ、」

 

ラムさんが、いつにも増して真剣な顔でコチラを見てくる。それは毎日のようなダルけた顔ではなく、目を見てくる真剣な顔

これじゃ...「これじゃ断れないじゃないか」

 

と、小言で口にしてしまった

 

「分かった。でもロズワールさんとの話はどうするの?」

 

「それも今まで通りやるわ、ただ嘘はつけないから契約(約束)したとだけ伝える。それだけよ」

 

「それって嘘になるんじゃ...絶対未来を変えよう、ハッピーにな」

 

「ええ、ロード...お願い」

 

『少し痛いぞ』

 

そう、契約の時痛みが走る。故にあまりコイツらと契約したがらない。その痛みは痛みどころが激痛なんだ

 

「ぐっ...うぅっ!!」

 

「ラムさん!気を確かに!」

 

「...」

 

『眠らせておいた。その方が痛みも感じずに済む』

 

「俺の時はのたうち回ったんだが...」

 

眠っちゃったから仕方なくこのまま膝枕してラムさんが起きるのを待つ。そこをたまたまエミリアが通りかかった

 

「ラム、寝ちゃったの?仲がいいのね!」

 

「うん、もう少し寝させてあげたいから」

 

人差し指を立てて口元に

 

あわわ、分かったわ。それじゃあね

 

数時間して、まだスバル達が帰ってきてない状態でラムさんが起きた

 

「それで具体的な作戦はあるの?」

 

「ラムさんにレムさんを見張ってて欲しいんだ。魔力供給はちゃんとするし」

 

「そこまで気にしなくても...分かったわ。でも今回の可能性はないの?」

 

ロードを俺達は見るがフルフルと体を揺らすだけ、違うらしい

でも何かあるのは確か

スバルを見張ってても見張る理由を付けるのが難しい

こんな風に話が通せればいいのだが...ロードはラムさんしか契約してないし恐らくスバルとはしないだろう

 

「ただいま!なんだなんだ?姉様と仲良くして、まさかできてんのか?」

 

「...まぁ少し話し込んでたのはある。あ、レムさん。レムさんが考えるようなことではないから気にしないで」

 

「えぇ、バルスがただの変態思考なだけよ。レムも話したりするでしょう?その程度よ」

 

「はい、姉様」

 

誤魔化せたかな?けどあの日って一体何日目になるんだろうか。それを知らないと考えて動いたとしても徒労に終わる

せめて日にちだけでも分かれば...ロードには聞けないし...

 

「なにかレムの顔についてますか?」

 

「いや、ラムさんはいい妹を持ったなって。兄弟いないからさ俺」

 

「そう...ですか」

 

なにか曇った顔をしたが...地雷を踏んだのだろうか

とりあえずラムさんとスバルと協力して最悪の事態を凌ごう

そう決意したのだった




上から目線なロードさん。神なだけあってやることエグい、けどスバルの死に戻りのようなことはできないから最悪の結末を防ぐための話をするぐらいだった

原作乖離してハッピーになってもいいか

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