転生者の打算的日常   作:名無しの読み専

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#EX 新春特別編 初夢2

 1月1日。新たな年を迎えるこの日は、理由は分からないがなんだか清々しい気分になる。

「あけましておめでとう。父さん、母さん」

「あけましておめでとう」

「あけましておめでとう。さあ、お雑煮食べましょう」

 居間に降りて新年の挨拶を両親にして、用意された雑煮を食べる。まさに日本の正月だ。

「この後、シャルちゃんと本音ちゃんと一緒に初詣に行くんだったわよね?」

「ああ、もう少ししたら出るから。母さん、ついてくるなよ?絶対ついてくるなよ?」

「あら、それはついてこいって−−」

「フリじゃないからな」

 母さんの言葉をピシャリと遮って雑煮をひと啜り。鰹出汁の効いた澄まし仕立ての雑煮が実に美味かった。

 

 初詣先に選んだのは篠ノ之神社。うちの前でシャルと本音と待ち合わせして初詣に向かう手筈だ。

「あ、九十九。あけましておめでとう」

「つくもん、あけおめ〜」

 かけられた声に振り向くと、振袖姿の二人がいた。

 シャルはハニーブロンドの髪を結い上げ、日の出を思わせるオレンジの振袖を。本音は薄紅色の髪を後ろに流し、春の訪れを思わせる薄緑の振袖をそれぞれ着ていた。

「やあ、二人とも。あけましておめでとう。振袖、よく似合ってる」

「そ、そう?ありがとう」

「てひひ〜、ありがと~つくもん」

 そう言ってはにかんだ笑みを浮かべる二人。その笑顔が可愛いと思える辺り、私はもうこの二人に完全にやられているのだろうな。

「それじゃあ、行こうか」

「「うん」」

 そう言うと、二人が腕に組み付く。さて行くか、と歩を進めようとした所で後ろからこの幸せに水を差す声がした。

「お、九十九。あけましておめでとう。初詣だろ?だったら一緒に……いえ、何でもないです」

 行こうぜ。と言いかけただろう一夏は、シャルと本音の「空気読んでよ」という視線に気づいて引き下がる。とはいえ、向かう先は同じなので結局連れ立って行く事に変わりはなく、一夏は肩身が狭いのか終始無言だった。

 

「すごい人だね~」

「これでもまだ少ない方だ。もっと遅く出ていたら、今頃は本殿の前に行くのにも一苦労だったろうな」

「そうなんだ」

 篠ノ之神社に到着した時、すでに参道は人でごった返していた。周りには屋台が立ち、威勢のいい売り声があちこちから聞こえる。

「さて、まずは神様にお参りだ。シャル、鳥居を通る時は真ん中を通るなよ」

「え?なんで?」

「真ん中は神様の通り道だから〜、そこを通るのは神様に失礼なんだよ〜」

「なるほど……わかった」

 シャルはひとつ頷くと右側に移動して鳥居をくぐった。私と本音もそれ続いて鳥居をくぐる。

「少ない方だとはいえ、はぐれると面倒だ。二人とも、手を離すなよ」

「「うん」」

 三人で手を握って本殿を目指して進む。独り身の男達の嫉妬の視線を感じたが、いつもの事と華麗にスルー。

 賽銭箱に賽銭を投げ入れ、二礼二拍手一礼。願い事を神様に託す。

 ……願わくば、これからも二人といられますように。

 そう願った瞬間、自称知恵と悪戯の神(ロキ)が『うん、大丈夫じゃね?どっちもお主にぞっこんラブだし』と言った気がした。

 ……あんた、名前的に日本の神じゃないだろ。なんでここで出てくんの!?あと、言い方古っ!

 

 

「ただいま」

「お邪魔します」

「おじゃましま~す」

「おかえりなさい。シャルちゃん、本音ちゃん、いらっしゃい」

 初詣を終え、うちに帰ると母さんが出迎えてくれた。ちなみに、帰り際に二人が着付けをして貰った美容院に寄ったので、現在二人は私服だ。

「寒かったでしょう。甘酒作ったから、リビングでちょっと待ってて」

「ああ、ありがとう」

「ありがとうございます」

「ありがとうございます〜」

 母さんに連れられてリビングに入ると、そこには冬の定番アイテムが鎮座している。

「あ、おこただ~」

「これがそうなんだ……入ってみていい?九十九」

「ああ、どうぞ。私も入るつもりだったしな」

 シャルが期待に満ちた目でそういうので、頷いて促す。ついでに自分もコタツに入ると、じんわりとした温かさが冷えた体に染みてくる。

「あ~、あったか〜い」

「これがコタツ……一度入ると出たくなくなるって気持ち、なんかわかるな~」

「最近はテーブル型の物が出て来て、海外でも徐々に人気が出ていると言うが、こうしているとその理由がよくわかるよ」

 三人でまったりしていると、母さんが私達の前に甘酒を置いてよこした。

「はい、どうぞ」

「母さん、一応訊くが酒は入ってないよな?」

「安心してください。入ってませんよ!」

 そう言ってサムズアップする母さん。念のために甘酒の匂いを嗅いでみるが、そこに酒臭さはない。どうやら大丈夫そうだ。

「うん、確かに」

「あー、九十九ってば信じてなかったでしょ?」

「去年、私に酒粕で作った甘酒を出したのはどこの誰だ?母さん」

 ジト目でそう言うと、母さんは視線を逸らして上手くない口笛を吹き出す。それで誤魔化せると思ってるのか?

 

 甘酒(ノンアル)を飲んで一息つくと、母さんがお節料理を出して二人をもてなした。

 それを食べながら正月番組を見る。まさに日本の正月だな。

 お節料理を食べて満腹になると、やはりというかなんというか、本音が船を漕ぎ始める。

「本音?どうした?」

「眠……朝……早……」

「そうか、わかった。だが、寝るなら布団を用意するからそこで寝ようか」

「無理……おこた……あったか……く〜」

「あ、寝ちゃった」

「この子は……」

 どうやら意識が完全に彼岸に行ったらしく、本音はそのままパタリと倒れて寝息を立て始める。

 仕方ないので少しでも温かくなるようにこたつ布団に胸元まで入れてやる。

「うんこれで「ふわあぁ……」シャル、君もか」

「う、うん。あったかいから、つい眠くなっちゃうね」

「実は私も寝足りなくてね。本音の事を言えんな……」

「じゃあ、こたつで寝ちゃう?」

「……今日は誘惑に素直でいよう」

 私はそう宣言して床に倒れて寝る姿勢を取る。すると、それに倣ってシャルも床に倒れた。

「おやすみ、九十九」

「ああ、おやすみ」

 そう言って目を閉じると、その意識が一気に落ちて行った。

 

「みんなー、お夕飯なんだけど何かリクエスト……あら♪」

 邪魔をしては悪いと自室で料理本を読んでいた八雲がリビングに戻ると、九十九、本音、シャルロットがこたつに入って仲良く昼寝中だった。

「相変わらず仲のいいこと♪どんな夢を見てるのかしら」

 そう言う八雲の顔には、微笑ましい物を見るような穏やかな笑みが浮かんでいた。

 

 

「九十九、起きて」

「つくもん、起きて〜」

「……ん?」

 かけられた声と体を揺さぶられる感覚に意識が覚醒する。ふと辺りを見回すと、ありえない光景が目に飛び込んだ。

 見渡す限りの草原、連なる山々、抜けるような青空。……ここはもしや……。

「……またここか……」

 そっと嘆息する私に、二人は首を傾げる。

「またって?」

「ど~いうこと〜?」

「本音、君には一度話した事があったな。6月頭、まだシャルが転校してくる前に見た夢の話を」

「えっと~、たしか『初夢を見る夢を見た』ってお話だったっけ〜?」

「そう、それだ。その時の夢の場所と全く同じなんだよ、ここは」

「えっと……九十九?話が見えないんだけど」

「ああ、そうだな。説明しよう。あれは君が転校してくる少し前の事だ」

 

−−村雲九十九説明中−−

 

「という訳だ」

「なるほど。つまりこの夢の中で、初夢の縁起物を探し出して……」

「夢から覚める条件を訊けばいいんだね〜?」

「そういう事だ。それじゃあ、行こうか。まずは富士だ」

 

 

 最初の縁起物、富士を探すために歩きだした私達。

 しばらく歩いていると、どこからか「パコン、パコン」という特徴的な打球音が聞こえてきた。

「この打球音のリズム、テニスか?」

「あ、つくもんあそこ〜」

 本音が指差すその先では、二人のテニス選手がまさに対戦中だった。その内の一人の方はどこかで見た顔だった。

 小柄な体付きと色白の肌、栗色の髪を長めに伸ばした中性的な顔つき。……彼はもしや……。

 と思っているうちに、相手選手が浮いた玉に反応して強烈なスマッシュを放つ。

 が、次の瞬間、彼が相手のスマッシュを自分のラケットの遠心力を利用して無効化。上空に打ち上げて、スマッシュ直後で反応できない相手のベースラインぎりぎりに落とした。

「あ、あれは〜!」

三種の返し玉(トリプルカウンター)の二つ目、(ひぐま)落とし!」

 二人が彼の見せた絶技に驚きの声を上げる。二人とも知ってるんだ。あのトンデモテニス漫画。

「あれはテニスじゃないから、テニヌだから。あと、確かにフジだけど字が違う!」

 

 村雲九十九、第一の縁起物『富士(テニヌプレーヤー)』発見。

 

 

「……まあ、あれがフジという事でいいんだろうな。さて次は鷹だが……」

 いまだに試合をしているフジを尻目に、続いての縁起物、鷹を探すために再び歩き出す私達。

「ねえ九十九、あそこに誰かいるよ?」

「ん?どこだ?」

「ほら、あそこ」

 シャルが指差した先にいたのは、デフォルメされたライオンのアップリケの付いた赤いトレーナーを着た小肥りの男。

 さっきからしきりに「鷹は……俺だ俺だ俺だ!」と繰り返しては隣の坊主頭の男にツッコまれている。

「ねえ九十九。ひょっとしてあの人達が……」

「確かに鷹だね〜」

「いや、むしろタカだよ!」

 自分の夢とはいえ、縁起物のネタのチョイスに不満を漏らさずにはいられなかった。

 

 村雲九十九、第二の縁起物『鷹(お笑いコンビのボケの方)』発見。

 

 

「一応ここまでは順調だな。テニヌプレーヤーの富士とお笑いコンビのボケの方の鷹という、これは果たして縁起物か?と言いたくなる物ばかりだが」

「次はなすびだね~……って、うひゃあああっ!?」

 突然本音が悲鳴を上げて顔を手で覆う。何事かと訊いてみると「あ、あそこ……」と視線を逸らしながら指を差す。そこには……。

「シャル!見るな!」

「え?なに?何がいたの?」

 咄嗟にシャルの目を覆い隠す。あれを見つけてしまった本音も災難だろう。

 そこに居たのは、髪も髭も伸び放題に伸びた面長の男。ただし、何故か全裸で股間にはご丁寧に茄子のマークのモザイクが入っている。手には何かの懸賞品と思しき物を持ち、小躍りしながら「当たった、当たった」と鼻歌を歌っている。

 私はその姿に、そして何より本音に見苦しい物を見せたその男に猛烈な怒りを覚えた。

 と、次の瞬間、私の腰に変身ベルトのような物が巻き付き、それと同時に口を開いた狼を模した『F』の文字が入ったUSBメモリが手の中に現れた。

 私はおもむろにそれを構え、端子側についたボタンを押す。

『フェンリル!』

 メモリからやたら渋い中年男性の声がしたが、気にせずそれをベルトに装填。

「……変身」

 装填部を45度倒すと、再び『フェンリル!』のウィスパーボイスとともに、IS『フェンリル』をモチーフにしたライダースーツが私を包む。

『二人とも、そのまま目を瞑っていろ。すぐ終わらせる』

「「う、うん」」

 一旦装填部を元に戻してメモリを今度は右腰の装填部に差し込んでワンプッシュ。

『フェンリル!マキシマムドライブ!』

 渋い中年男性の声が、必殺技の準備完了を知らせる。男は小躍りに夢中で、まだこちらに気づいていない。

『行くぞ』

 そのまま男に向かって突進、途中で強く地面を蹴り上げ超低空飛び蹴りの態勢へ。この際、足を伸ばし切るのはお約束だ。

『お前の罪を……数えろおおおっ!』

 私の蹴りは狙い違わず男の股間を直撃。そのまま男を吹き飛ばす。

「見苦しい物をお見せして、スンマセンしたーっ!」

 男は断末魔の絶叫を上げて爆散。煙が晴れた後にいるのは変身解除した私だけだ。

「九十九、もう目を開けていい?」

「つくもん、あの人は~?」

「もう大丈夫だ。悪は去った」

 私の言葉に安堵の溜め息を漏らす本音。シャルは結局最後まで何があったか分からず「?」と首を傾げるばかりだった。

 

 村雲九十九、第三の縁起物『茄子(懸賞生活芸人)』撃破。

 

 

「おそらくさっきの男が茄子担当だろう。これで『一富士二鷹三茄子』は出揃った」

「それじゃあ、これで目を覚ませるの?」

「そうもいかん。ここは私の夢世界、私の知識によって出来ている」

「つくもんは初夢の縁起物に続きがあるのを知ってるから〜、残りも探さないとなんだよ〜」

 初夢の縁起物は一般的には『一富士二鷹三茄子』が知られているが、これには続きがある。それは『四扇五煙草六座頭』だ。

 末広がりで、上下反転させると富士の形になって縁起のいい扇、煙草の煙と鷹はどちらも高い所へ飛んでいくため運気上昇の意味を持つ。茄子と座頭はどちらも毛がない=怪我ないに繋がる縁起物だ。

「6月に見た『初夢を見る夢』では纏めて出てきたが、どうやら今回は違うようだ。また探しに出ねば」

 という訳で、残りの縁起物を探して再び歩き出す私達。しばらく歩くと、何やら選挙カーの上で気炎を上げる女性政治家がいた。

「皆さん!今は女の時代です!今こそ、女性の政治への積極参加を!」

「あ、確かこの人元宝塚歌劇団員(タカラジェンヌ)の~」

「扇だけど……確かに扇だけど……」

 前回同様、扇と言っておきながら物ではなく人だった事に脱力するしかなかった。

 

 村雲九十九、第四の縁起物『扇(元宝塚女優)』発見。

 

 

「次は煙草だが、この調子だとまた微妙に違うんだろうな……」

 いまだ気炎を上げる女性政治家をその場に残して、次の縁起物『煙草』を探す私達。

 しばらく歩くと、頭に赤い楕円形の被り物をそれぞれ縦向きと横向きに被った二人組の女の子が現れた。

「えっと……君達は?」

 私がそう聞くと、二人は互いに顔を見合わせ頷きあう。すると、どこからともなく軽快な音楽が流れ出し、それに合わせて二人が歌い踊りだす。

「「た~ばこ〜、た~ばこ〜、た~っぷりた~ばこ〜♪」」

「いや、たっぷり煙草は体に悪いから。というか、君達の頭のそれ、どう見てもタラコだよね!?」

 合っているような合っていないような微妙な替え歌。ここでもツッコまざるをえなかった。

 

 村雲九十九、第五の縁起物『煙草(タラコ)』発見。

 

 

「さて、最後に座頭だが……」

「これ……だよね?」

「たぶん〜……」

 「バイバーイ」と手を振る二人組に別れを告げ、歩く事しばし。今、私達の目の前には巨大な立方体が鎮座している。

 約1m四方の白い塊。その塊からは何やら甘い香りが漂っていて、これがどういう物なのかを如実に語る。つまり……。

「座頭って言うか砂糖だね~」

「いや、ざとうさ」

「う、うん『角砂糖(ざとう)』だね……」

 最終的にやはり人でない物が登場するあたり、私の夢も大概天丼好きだなと思った。

 

 村雲九十九、最後の縁起物『座頭(角砂糖)』発見。

 

 

「という訳で、これで全ての縁起物(?)が出揃ったが……」

「誰に訊けばいいのかな〜?」

「うーん……」

 三人で顔を突き合わせて今後の事を考えていると、どこからともなくテニスボールが転がってきて私の目の前で止まる。

「ん?なんだ?……これは!」

 転がってきたテニスボールを取り上げて見てみると、そこにはメッセージが書かれていた。

「えっと~『今年の干支を探せ』?」

「今年の干支って?」

「……(サル)だ。つまり、猿を探し出せば夢から覚めるという事だろう」

 そんなこんなで猿を探すべくあちらこちらに行ってみるが、どこにもそれらしき影は見当たらない。

「つくもん、疲れたよ~」

「僕もちょっとキツイかな……」

「そうだな、一旦休憩しよう」

 その場に座り込んでしばし休憩。ぼーっと辺りを見ていると、どこからか「ヒュンッ、カシュッ!」という、何かが風を切る音と硬質な打球音が聞こえた。

「今のって……」

「ゴルフの打球音……か?」

「行ってみよーよ~」

 音のした方向へ行ってみると、そこには一人の少年がいた。

 袖がボロボロの赤と緑のボーダーシャツに裾がボロボロのデニムの短パンを身に着け、手作り感のある木製ドライバーを持った猿顔の少年。……まさか……?

「君は……誰だ?」

「ワイか?ワイは……猿や!」

 そう言って胸を張る少年。確かに猿だ。猿なんだが……。

「「「そ……」」」

 

 

 

ガバアッ!

 

「「「そっちかよ(なの)!?」」」

 

「きゃあっ!?なに?三人そろってどうしたの!?」

 突っ込みながら飛び起きた三人に驚く八雲。驚きすぎて自称おフランス帰りの嫌味なアイツがやるあのポーズを取ってしまっている。

「「「…………」」」

 飛び起きた三人は互いに顔を見合わせると、深い、それは深い溜息をついた。

「ねえ九十九、初夢の定義って……?」

「元日の夜、もしくは1月2日の夜に見る夢の事……なんだが……」

「あれがわたしたちの初夢ってことになるのかな〜?」

「そうは思いたくない、ないが……縁起物に今年の干支まで出てきては、あれが初夢だったと言わざるを得ないだろう……な」

 そう九十九が言うと、三人はもう一度深い、それは深い溜息をついた。

 八雲は三人の行動の意味が分からず、頭の上にいくつも「?」を浮かべて首を傾げていた。

 

 

 これが私達の見た初夢だった。

 自称知恵と悪戯の神(ロキ)が『どう?楽しんでもらえた?』とニヤニヤ笑いを浮かべて言った気がした。

 ……あんたの差し金か!?あのへんてこな夢!やはりいつかぶん殴る!


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