ハイスクールD×D 破壊を司る神の弟子 リメイク版   作:狂骨

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ゼノ イメージ画

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取り調べもやだ

 

あれからゼノは場所を変え、現在は部室へと戻り、テーブルを堺にリアス達へと向かい合っていた。

 

そんなゼノをリアス達は警戒心を丸出しにしながら、見つめていた。それそうだ。普段、一般人だと言い張る人間が、はぐれ悪魔を単騎で撃破したのだから。寧ろ疑わない方がおかしいだろう。

 

「さて…じっくりと聞かせてもらうわよ?」

 

「いや、やめてほしいんだけど」

 

「ダメよ。“管轄者”として見過ごせないわ」

 

「…管轄者か(はぐれ悪魔の侵入に気づかない癖して言いやがる)」

 

リアスの放ったその管轄者という単語にゼノは内心、先程の失態を思い浮かべながらも頷くと答えた。

 

「まぁ良いか。喋れる範囲だけなら。俺は“師匠”から修行を兼ねてここら周辺の調査を依頼されたのさ」

 

「師匠…?誰かしらそれは…まさか魔王様または他の神々とでも言うの?」

 

「それは言えないな。本人から口止めされてるし、喋ったら俺の命が危ない」

 

「……そう。じゃあこれだけは答えてちょうだい」

 

「ん?」

リアスは目を鋭くさせゼノに集中すると質問する。

 

「簡単に聞くわ。貴方は私達の敵…?それとも味方…?」

 

「…」

 

それに対してゼノは答えた。

 

「俺は悪魔じゃないからお前らの味方でもないし、敵でもない。ただの同じ学校に通う生徒だよ」

 

「……」

 

ゼノは淡々と答える。だが、それをアッサリと受け入れるほどリアスは単純ではない。この答えだけでゼノが自身らの味方か敵か判別など不可能だろう。敵ならば確実に排除しなければならない。

 

 

そして、しばらく考えた後にリアスから出た返答は____

 

「そう。ならいいわ」

 

「え?」

 

_____アッサリとした納得であった。

 

「良いのか?これで」

 

「どうせ追求しても話さないでしょ?不安はあるけど、貴方は朱乃を助けてくれたんだもの。真実はないにしろ信用はあるわ」

 

「ふぅ…そうか」

 

彼女の都合の良い解釈にゼノは心の中で胸を撫で下ろし、朱乃を助けた事を幸運に感じる。

 

それから話が終わるとゼノは立ち上がった。

 

「まぁそんな感じで受け取ってくれるなら俺も助かるよ。修行って言っても人に害加える奴らと戦う事ぐらいだ。アンタらはそうじゃないから別に戦おうなんて思ってない」

 

「そう。なら、尚更、私達と一緒にいた方が良いと思うわよ。私の所には沢山の情報が流れてくるの。貴方の言う通りはぐれ悪魔だったり色々な敵と戦えると思うわ」

 

その誘いはまさに好都合だ。これで彼女らと事前に親交を深められる口実と理由ができた。故にゼノは頷く。

 

「そうだね。だから入部させてもらうよ。リアス部長。けど、眷属にはならん」

 

その答えを聞いたリアスは笑みを浮かべる。

 

「いいわよ。改めてよろしくね。それと、部員になるからには部室にも顔を出してちょうだい。朱乃が寂しがるから」

 

「寂しがる?」

 

すると

 

「うふふ♪」

 

「わ!?」

 

自身の足が地面から離れるとともに全身に柔らかい感触が広がる。それに驚き振り向くと、そこには笑みを浮かべる朱乃がいた。見れば自身は彼女に抱き抱えられていたのだ。

 

「貴方の事、弟みたいに思って気に入ってるのよ」

 

「弟…?そんなの別に…うぉ!?」

 

ゼノがため息をつくや否や朱乃はまるでぬいぐるみを愛でるかの様に頬を擦り寄せた。

 

「小さくて可愛らしいですわ♪」

 

「やめろ離せ鬱陶しい…(めんどくさい…けど、これでコイツらの内部を探ることができそうだな。一先ずは…)」

 

朱乃に抱き締められながらも、今後の調査のために進展したことに笑みを浮かべるのであった。

 

そして、ゼノの入部が正式に決まると共に、彼女の協力者名目となったのだ。

ーーーーー

ーーー

 

ゼノが部員となって翌日。

 

「はっ…!!はっ…!はっ…!!」

 

イッセーは契約を取るために自転車を漕いでいた。そしてその後ろには_。

 

「遅いよ。早くしろよ」

 

「何でお前もいんだよ!?」

 

いつも通りのワイシャツとトレンチコートを纏うゼノが乗っていた。しかも退屈であるのか、次々と片足で立ったら片手で立ったりとして遊んでいた。

 

「よっはっほ。…………どう?」

 

「危なっかしいわ!!!そもそも何でお前がついてきてるんだよ!?」

 

「いやいや。それはだな」

 

イッセーから尋ねられたゼノは答えた。

 

「面白そうだから。見てるだけなら大丈夫ってリアスに言われたし」

 

「ったくよぉ!!どうせなら小猫ちゃんが良かった〜!!」

 

そう言いイッセーはせっせと自転車を漕いで進んで行くのであった。

ーーーーーー

ーーーー

ーー

 

それからイッセーは呼び出された家に着くと、インターホンを鳴らす。一向に返ってくることはなく、試しにドアノブをひねると、ゆっくりとドアが開いた。

 

「およ?いいのか?不法侵入ってやつだろ?

 

「鍵開けてあんだろ?呼び出したんだし、向こうも承知なはずだ」

 

「ふむふむ。そうか。なら俺は外で待ってる」

そう言いイッセーは中へと入っていき、部外者であるゼノはイッセーを見送ると、スマートフォンを取り出しメモ帳を取り出した。

 

「さてと…悪魔の仕事は主に契約業務…と。内容は主に奉仕活動____」

 

ゼノは次々と今回の調査内容をレポートとしてまとめていった。害を及ぼす、即ち人間レベルに影響を与える危険性はないか?間接的に下がる事はないか?

 

いや、最も気掛かりなのは今回のはぐれ悪魔の事態だ。人間を食べるということは人間レベルの低下に影響する可能性がある。

 

「あの“はぐれ悪魔”って…なにが原因なんだ…?」

 

 

その時であった。

 

「きゃああああ!!!!!」

 

「ん?」

 

中からイッセーとは別の甲高い女性の叫び声が聞こえた。それを耳にしたゼノは扉を開く。

 

「どうした兵藤〜ケツ掘られて女になっちまったのか〜?」

 

そう言いながら中へと入るとそこには_____

 

 

 

 

 

 

 

______グチャグチャに切り刻まれた死体とそれを見下す銀髪の少年と口元を抑えながら震える金髪の少女。そして驚きながら立ち尽くすイッセーだった。

 

「え?なんだこれ?」

 

 

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