魔界少女   作:M1エイブラムス

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第八話

八話

 

 

「ん〜久しぶりの大都市だぁ」

 

私は腕を伸ばし無限に広がる摩天楼達を見上げる

 

「何ヶ月ぶりかな……それにしても大きな都市」

 

そう荷物を背負ったユキが私の隣に到着し呟く

 

「流石は大企業の支社のある自治区、空にも航空母艦が飛んでるしそりゃこんだけ賑やかなのかな……」

 

「そうだねぇ、それにしても久しぶり過ぎて倒れてしまいそうだよ、ホント」

 

「そーだね」

 

「それじゃセレナ、先ずはアーティファクトの登録に行こうか」

 

「そ〜だね、」

 

久しい光景を目に焼き付けるのも程々に歩き始める

企業の自治区とは言え人は多く

少し立ち止まれば人混みに紛れてユキが何処に行ったのか分からなくなるレベルだ

その為私達は手を繋ぎながら都市を進む

 

私達の目的地はアーティファクトの保全を目的としたアーティファクト保全財団の運営する建物である

そこに行けばメアリーからもらった蕃神を封じ込めているメダルを合法的に所持する事ができる

アーティファクトはまぁまぁ強大な力を持つ場合が多く財団への届出なしに使用したり長く所持するのは違法となり見付かれば魔界の中央政府神魔殿に通報され処理されてしまう。

 

「おっと、ここかな」

 

ユキが急に足を止め私は転けかける

 

「おっとっと、急に止まって如何したんだよ〜」

 

「目的地に着いたのよ、」

 

ユキが目の前の建物に指を指す

建物にはしっかりアーティファクト保全財団と金色の装飾として印され財団のマークが書かれている

 

「了解、行こうかユキ」

 

「せやな」

 

そうして私達はその建物へと足を踏み入れる

 

 

「うぉ……人凄いね……」

 

外にも大量の人々が居たが建物の中にも人が沢山居り少し歩けば迷子になりそうな程である

「そうだねぇ、あ、あそこじゃない?セレナ」

ユキが指差す方向には登録窓口と書かれた場所がある

 

「はいよ、それじゃ言ってくるから待っといてくれるかなユキ」

 

「任せて!行ってらっしゃいセレナ」

 

私とユキは待合所で別れ登録窓口へと向かう

 

「本日はどの様なご用件で」

 

私に笑顔登録窓口の受付が笑顔を向ける

 

「こちらのアーティファクトの所有者登録をしたいと思い来させて頂きました」

 

「はーい、確認いたしますね」

 

受付は私から蕃神の入ったメダルを受取り後ろに控えていたスーツの男に渡す

 

「こちらの書類を書いてお待ちください」

 

受付は私に書類を渡し後ろへ消えていった

私は渡された書類を確認し呼ばれるのを待っている

 

——数分後

 

「セレナさ〜んアーティファクトの登録前作業が完了したので受付まで来てくださ〜い」

 

「ハイハーイ」

 

私は呼ばれ受付へと向かい書類を提出する

 

「ありがとうございま〜す、それじゃアーティファクトの所有者登録をするのでこれにサインをお願いします〜」

 

受付は私にアーティファクトと所有者を結びつけるための書類とペンを私に渡す

そして私はペンで自分の名前を書き受け付けへ返す

 

「は〜いありがとうございまーす」

 

受付が私のサインが書かれた書類を回収し私の出したアーティファクトを書類の上に置く

 

すると書類とアーティファクトが発光し数秒するとアーティファクトが私の手に帰ってくる

 

「これにて登録が完了しました、国民カードにも追加されている筈なので後程確認をお願いしますね、次の方どうぞ〜」

 

私はアーティファクトを服の中に入れユキの所に戻る

するとユキは施設の中にある売店で焼き鳥を買ったのが待合室で食べている

 

「おーいユキ」

 

私はそう言い後ろからユキに手刀をした

 

「痛っ!ちょっと〜」

 

私に気づいたユキは頰を膨らませながら私を見る

 

「それじゃあ行こうか、折角の大都市だし観光もしたいし」

 

「そうだね、それじゃあ行こうか」

 

「その焼鳥持ってくの?」

 

「ここで食べるのも勿体無いでしょ?大丈夫だよちゃんと食べ切るから心配しなくても」

 

「そこは心配してないけど……まぁユキが言うなら分かったよ」

 

「うん!」

 

ユキは席から立ち上がり財団の施設を後にし都市を管理している企業の施設へと向かう

 

企業施設周辺は交通インフラが整っており迷う事なく素早く進む事ができた

 

そして遂に企業のビルに入る事が出来たのである

 

「うわぁ……ここまで広いとはびっくりだよ、」

 

ユキが無限に広がる企業の施設に圧倒されたのか口を開きながら後ずさる

 

「行こうかユキ……観光するならさっさと終わらせないとね〜」

 

「どうしてセレナは慣れてるのよ……」

 

「昔はよく来ていたからね、これ位日常的な物だったの」

 

「へ〜それは羨ましいねぇ〜」

 

「もう……」

 

そんな会話を交わしながらも受付へと行き用件を伝えるとすんなり奥へ通してくれた

 

「こちらになります、」

 

受付の人が扉を開けるとソファー2つとテーブル一つの休憩場所の様な所に案内されソファーに腰を下ろす

 

「ねぇ……大丈夫なのよね?」

 

ユキが耳打ちをする

 

「多分大丈夫でしょ、危害を加えられる事はないはず」

 

私達は受付が持ってきたお茶を飲みながら待つこと数分

扉が開けられ黒いスーツに見を包みサングラスをしたガタイの良い男が私達の前にあるソファーに腰を下ろし少しの間私を見つめてから口を開け話始める

 

「良く来たな嬢ちゃん達、提案受け入れてくれるんやってな、ほんま助かるで」

 

「は、はぁ……」

 

「肩の力抜きぃや、別に何もせぇへんて、あぁ、自己紹介がまだやったな、わしゃこの企業の営業を統括しとる山内言う者や」

 

山内を名乗る男はそう言い私達を見てからもう一度口を開く

 

「いやぁ助かるわぁ、契約書は貰ってるしサインもあるからもう明後日には受理されるやろな、まぁもう一度契約の話させてもらうで、先ずは悪い点について話すか……」

 

「まぁ悪い点は定期的な企業への通勤と紛争協力やな、通勤は定期的に企業の本社、こことは別の所に行ってもらって書類提出してもらうでな」

 

「紛争協力に関しては企業が外敵に襲われた時徴兵される可能性があるって物やな、まぁ前線に出る事なんて無いから気にせんでえぇわ」

 

 

その後もこの契約によってどうなるのか

名乗れる肩書について等の説明を数時間聞き続けた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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