一話 天使とヤンキーにサプライズを
ーとある家ー
そこにはとある家族が住んでいた。
その家族とはー。
天才テニスプレイヤー、戸塚彩加。
それを支える、戸塚沙希。
その二人が住んでいた。
彩「まさか平塚先生が捕まるなんて…」
彩加は少し悲しそうな顔をしていたが…。
沙「仕方無いんじゃない?色々とやらかしてたみたいだし」
沙希はそうでもない表情をしていた。
彩「そうだけど…、色々とお世話になっていたし…」
沙「あんたは優しいね、アタシはあんたのその優しさに魅せられたのかもね…」
彩「僕は沙希の時々見せる可愛らしさに魅せられたんだよ」
沙「いっ…いきなり何を言うんだいバカ!////」
沙希は顔を赤くした。その顔はまんざらでもなかった。
沙「そんなことよりもっ!、アンタ今日は大事な仕事なんだろ!?」
彩「うん。だから一層気を引き閉めないと…」
彩加は今日、子供達にテニスを教えるのだ。
テニス選手になって、はじめはその女性のような容姿のお陰で仕事を手にいれてたが、「天才」の称号を得ると、人気に箔がつき、今では仕事が沢山来るようにまでなっていた。
彼女も「旦那を立派にした妻」として、有名になっていた。
彩「沙希には色々と苦労をかけたね…」
沙「いや、アンタの見た目のお陰で苦労はしなかったよ」
彩「ハハハ…それは良かった…」
彩加は苦笑いをした。
ーーーーー
彩「それじゃあ、いってくるね」
沙「気をつけて行きな…」
彩加が仕事に行こうとしたその時。
沙「そうだ!今日、家の弟達が来るから少し豪華にするよ」
彩「それは嬉しいな。楽しみにしてるよ」
彩加は今度こそ仕事に行った。
沙「さて、アタシも色々と準備をしないとね」
ーーーーー
それからしばらくして。
沙希は家に来ていた弟達と談笑していた。
彼らと彼女も立派に成長していた。
沙希がいつの間にか茶葉が無くなったのに気づいた。
沙「ちょっと買いにいってくるね」
「別に行かなくてもいいのに…」
沙希の弟、大志が言った。
沙「食後にお茶が欲しくなるかも知れないだろ」ガチャ
「いってらっしゃ~い」
沙希が茶葉を買いに行き、妹の京華がそれを見送った。
そこから少し、時間がたち。
「ただいまー」
沙希の声が聞こえた。
京「あ、お姉ちゃんが帰って来た。お帰りなさー…」
だがリビングに入ってきたのは一人の男だった。
大「だ…誰「…ッ」ッ…」
男が舌打ちをして、三人の動きを止めた。
そして、男はニヤリと笑い、こう言った。
「さあガキ共、サプライズパーティーの準備を始めようじゃねーか」