一話 彼女らの再開
「う…、うん?」
目を覚まし、ふと辺りを見渡すと。
そこは薄暗く広い部屋の中だった。
「ここは…一体…?」
彼女、折本かおりが困惑していると、未だに気を失っている彼女に気がついた。
折「ねえ…、アンタ大丈夫!?」
「う…、ここは?」
もう一人の彼女、鶴見留美が目を覚ました。
「わからない。本当にここは一体…」
何でこんなことに…。
折本が一生懸命思い出そうとする。
ーーー
折「キャハハハ!マジウケる!」
確か私は昔のクラスメイトと電話していた…。
『いやいや受けないからマジで!!』
いや、受けるから!
だって、クラスメイトが急に暴れだして、警察に捕まったんでしょ。
あ~本当、行かなくて良かった。
『本当にあのときは大変だったから…!』
折「どうせ酒の飲み過ぎでしょ?それで暴れるなんてウケる!」
『だからウケないから!、そんじゃ私はもう切るね…』
そう言ってクラスメイトが電話を切った。
はあ~。ウケたウケた。
こんなにウケたのは久しぶり。
比企谷あいつの告白をばらした時の顔と比べたら負けるけど…。
ピンポーン
折「は~い」
「すいませーん、宅急便でーす」
それで宅急便が来てドアを開けたら…
「…ッ」
目の前が真っ暗になったんだっけ…。
ーーー
ーーー
成人式からしばらくたち、私は順風満帆な生活を送っていた。
中学、高校での生活も楽しく送ることができた。
小学校では「アレ」を続けられなかったのは残念だったけど…。
「あの~、すいません」
そう思っていると一人のお婆さんが私に声をかけてきた。
鶴「はい?」
「…ッ」
そのあとの記憶は全く覚えてない…。
ーーー
ー現在ー
折「ホント一体、ここドコ!?」
折本がイラつきながら出口を探している。
すると、折本は扉を見つけ開けようとした。
でも、扉は開かないみたいだ…。
折「しかもスマホも取られた!!」
折本の怒りが強くなってくる。
どうしよう絶対に関わりたくない…。
すると彼女が鶴見の方に来た。
折「アンタもとっとと手伝え…」
折本は鶴見の顔をみて…。
折「アンタもしかして、クリスマスイベントの時の…」
鶴「あっ!、あのときの!」
二人は思い出したかのように言った。
まさかこんな形で再会するとは…。
ガーガガ ピー
なにかと思って見てみると、スピーカーから音が出て
『ようこそ、ご両人』
声の音程が低く誰かはわからないが、ここにつれてきた張本人だということはよくわかった。
折「アンタだね私達をここにつれてきたのは!!」
鶴「ここから私達を出してよ!!」
私達はそう訴える。
『そういう訳にはいきませんなぁ…」
『折本かおり様に鶴見留美様』
折「!!、何で私達の名前を…」
『そんなことはどうだっていい。なぜなら…』
『貴女方のしてきたことがこれから暴かれるのですから』