メルクストーリア〜長き旅のあと〜   作:ドーン・ハイド

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異形って歳は取るみたいだけど外見は成長するんだっけかな…?
此処ではピターニアは歳は取ってはいるけど外見は
当時と余り変わらないって事で…
つまりは体型はロ…うわアニキヤメロ殴ら…ぶべらっ!?


新たな異変の兆し

バターワールド城下町からやや離れた場所にあるとある場所ここにある男とその部下が数人、警備をしに巡回していた

 

 

「ここも特に異常はなさそうだな……」

「今日もいつもと変わらず異常もないですし、平和そのものっすよ、ラクリッズ隊長」

「モンスターも特には暴れてる様子もありませんね。」

「そうだな。まあ何も無いに越した事はないからな」

「そうっすね。やっぱ平和が1番なのはわかるんすけど、どうも味気ないっすねえ…」

「馬鹿な事言わないのラズ。そんな事言うと変なフラグが立つからやめなさい。」

「フラグ…?なんだそりゃ?フラグって何のベリ姉ぇ?」

「…自分で考えなさい。」

「2人とも馬鹿やってないで次行くぞ?」

 

 

ラクリッズは苦笑いしつつそう2人に呟くと、さらに歩みを進めようとしたその時、1人の兵士がラクリッズの元へ慌てた様子で駆け寄ってきた

 

 

 

「ラクリッズ隊長、た、大変です!!すぐにこの先の森へ来て下さい!!」

「そんなに慌ててどうした、何があった?」

「そ、それが森の中を巡回していた所、とんでもない物を発見致しまして……」

「とんでもない物だと?一体、何を見付けたというんだ?」

「それが…私も実物を見るのは初めてなので確証は…いえ、あれはほぼ間違いなく世界鐘(ウルラレ)ではないかと…」

「なんだと!?それは本当なのか?」

「は、はあ?そんな馬鹿な。世界鐘は奏鐘士や英雄達の手で全て鳴らされて、その役割を終えた筈だろ?だよなベリ姉ぇ?」

「ええ、その筈よ。しかもこのお菓子の国には世界鐘は1つだけしかなかった筈……それがなぜ今になって見つかったのかしら……」

「2人とも今は確認しに行くのが先だ…急ぐぞ。」

 

3人は報告に来た部下に案内され、森の奥深くへと歩みを進めていった…暫く進んで行くと、ひらけた場所へと辿り着き、そこにそれはあった……

 

 

「そんな馬鹿な……本当に世界鐘だというのか?」

「け、けどあれは……紛れもなく世界鐘っすよ隊長……」

「嘘でしょ……」

 

 

3人がそこで見たもの…それは紛れもなく、かつて世界の運命を握っていた世界鐘だった

それがなぜ今になって出現したのか、ラクリッズは動揺しつつも、冷静になり指示を出そうと気持ちを切り替えた

 

 

「ともかく一刻も早くこの事を、王に知らせに行かなくては…ラズ、ベリ、お前達は俺に付き添え。残りの者はこの場の警護を任せる。頼んだぞ…ラズ、ベリ、城へ戻るぞ!」

 

 

「「了解!」」

 

 

ラクリッズは報告をするべく、2人を引き連れて城へと戻っていった

           

 

          〜城内〜

 

 

 

「ぬう…?」

「爺や、どうかしたのか?」

「トゥルータ王いえ、何やら妙な胸騒ぎを覚えましてな……気の所為であれば良いのですが…」

「胸騒ぎ?うーん、けど昔から爺やの勘は結構当たるからな…大事じゃなければ良いけどな。」

「そういえばアナタ、確かラクリッズが外へ巡回してたんじゃない?そうだったわよねピターニア?」

「はい、今の時間だと兄が巡回をしている筈です女王様。」

「ふむ…まあ何かあれば報告しに来るだろう…」

 

 

そうトゥルータが言いかけた時、玉座の間の扉が勢いよく開かれ、ラクリッズ達が入ってきた

 

 「うわっと!ラクリッズ達か、どうしたんだ?何だか慌てているみたいだが?」

「王様、突然の入室を失礼致します。緊急事態でしたもので……」

「いや構わない。それより緊急事態と言ってたが、何か起こったのか?」

「王様…落ち着いて聞いて下さい。実は世界鐘が城の平原内にある森の奥で出現しているのを、兵が発見したと報告を受け確認をしに行った所、間違いなく世界鐘が……」

「な、何!?世界鐘だって!!そんな馬鹿な…世界鐘はあの時全て発見して鳴らし終えた筈だろ…それにお菓子の国には1つしかなかった筈…そうだったよな爺や?」

「は…確かにこの国には世界鐘は1つだけの筈でしたぞ…」

「兄さん、本当に世界鐘だったの?何かの見間違いとかじゃない?」

「ピターニア…いや、あれは世界鐘だった…間違いないだろう。」

「あれは世界鐘だったよ……なあベリ姉ぇ?」

「ええ、書物や映像等の資料でしか見た事がないけど、間違いないわ……」

「一体どうなってるんだ…?世界鐘はあの時に全て鳴らされその役割を終えた筈なのに…また現れたという事は世界にまた何かが起ころうとしているというのか…?」

「アナタ、これは只事じゃないわ。この事はアナタのかつての仲間…ユウ達にも知らせるべきだわ。」

「ユウ達か…そうだなシスル、確かに君の言う通りだ。よしこうなったら俺が知らせに…」

「お待ち下さい王様、万が一に備え王様は待機するべきです…ここは私が使いに行きますから王様は国に残って下さい」

「ピターニア…そうだな…スマン、冷静にならないとだな…頼めるか?」

「お任せ下さい、一刻も早くユウさん達に知らせに参りますので…」

「待ちなさい、ワタシも行くわ。」

「女王様、いけません!!女王様にもしもの事があってはなりませんし、ここは私にお任せを。」

「あら、こう見えてもワタシ結構強いのよ?それに転移魔法も使えるし。転移魔法使った方が早く着くわよ?ねえアナタ?」

「た、確かに……わかった、ならピターニア、シスルの護衛を頼めるか?」

「わかりました…私の命に代えましてもお守り致します!!」

「待て、俺も一緒に行こう。」

「兄さん、いいえ兄さんは城に残って王様を守って。兄さんがいないと万が一の時に対応が出来ないし、守りも手薄になる……だから兄さんは城に残ってて。」

「ピターニアの言う通り、ラクリッズ殿が抜けるのは警備的に考えても良くはありませんな…ラクリッズ殿の妹君がご心配なお気持ちは良くわかりますが、此処はどうか城に残り王の警護を……」 

「ピターニア…大臣殿……わかった、確かに城を手薄にするのは良くはない。ピターニア、気を付けて行くんだぞ?女王様を必ず守り通すんだぞ?」

「わかったわ兄さん、兄さんも王様や皆を守ってね。」

「ああ、任せろ。」

「そろそろ良いかしら?早いとこユウ達の所へ向かうわよ。」

「はい。では女王様、宜しくお願い致します。」

「シスル、お前の事だから大丈夫だろうが気を付けてな?」

「大丈夫よ、ワタシが強いのは戦った事があるアナタが1番わかってるでしょ?だから心配いらないわ。それじゃ行くわね。ピターニア、ワタシの側へ来なさい。」

「あ、はい。では行って参ります。」

 

かくしてシスルとピターニアは、この事態を知らせに行くべくユウ達のいる所へと向かうのであった

果たしてこの先、何が起こるのであろうか……

誰にも予想が出来ずにいた…

 




ラクリッズ…ピターニアの兄で現在はトゥルータの城の1部隊の隊長をしている
見た感じは冷たくクールそうにみえるが、根は優しくシス…妹想いの良い奴

ラズ…オリキャラその1
ベリの弟でラクリッズの部下で側近を務めている
大剣の使い手でもある
性格はお調子者な所があるが、根は真面目でいざと言う時は結構頼りになる
ピターニアの事をとても可愛がっている

ベリ…オリキャラその2
ラズの姉でラズと同じく、ラクリッズの部下で側近を務める
魔法の使い手
多少ではあるが弓も扱える、ラクリッズ隊の頭脳的な存在
性格はかなりの生真面目だが偶にメタ発言をしたり、可愛い物の前ではかなり豹変するなど、やや抜けている所もある
ラズと同じくピターニアの事をかなり…というか回りがドン引きする程はおろか、本人がかなり困惑する程ベタベタに可愛がっている……
ラズ曰く表側はクソ生真面目野郎、裏側はバカ姉との事
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