Decide Zone Zero   作:犬咲夫藍

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前回の投稿から二ヶ月と一日、か。
すまねぇ……! 展開に詰まって……!ぼちぼちポチポチ執筆してたんですが……!!
けどその代わり、この作品では珍しく勘違い要素があります!


二三話 絶望の裏側……にある絶望

「カス。ゴミ以下。ただの殺害マシーン。そんなんじゃ誰も守れないよ(震え声)」

 

「……」

 

「……」

 

「……」

 

「……」

 

 

「」

 

 

空気が、凍った。

 

 

 

 

あぁ……。

 

 

 

 

終わたたた、選択肢には、気をつけよう!(辞世の句)

 

ちなみに"た"が三つあるのは誤字じゃない。リズムを整えたんだ。

 

 

 

 

 

「……そうか」

 

ならば死ねと、言外に伝えられた気がした。

 

雅さんの耳がゆっくりとたたまれていく。可能な限り空気抵抗を減らそうとしているのだろう。最速でこちらを殺そうとする意志を感じる。

 

ギュッ!

 

彼女の紅い双眸はこちらを覗いていて、そこから透明な液体が頬を伝い滴り落ちていく。まるで涙のように思えるそれはきっと、高速で動いた際の風から目を守り、俺を捕捉し続ける為にあるのだろう。

 

臨戦態勢を整えた雅さんは、今から全力で俺を八つ裂きにすると言外に伝えていた。

 

 

 

とにかく。

大体分かった。

 

 

 

絶望が俺のゴールだ……。

 

はぁ〜〜〜。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

どうしてだよぉ!!!

 

 

どうしてなんだよぉ!選択肢ィ!死にたくねぇ!死にたくねぇよ俺!そもそもまだクレタと結婚できてないし!!*1父さんと母さんにも親孝行できてないんだぞ!!*2……尚更死にたくねぇ!!!ああもう今朝から波乱の実習になるとは薄々思ってたけどまさかここまでの事態になるなんて!!!

 

分かってください雅さん!さっきの発言に別に何の意図も無くて!全部選択肢に言わされただけなんです!俺は悪くねぇ!俺は悪くねぇ!

 

すいません許してください!!(選択肢が)何でもしますから!!!

 

「……そうか」

 

ならば三枚におろしてやろうと言外に言われた気がした。

 

やったね!八つ裂きから三枚おろし!マイナス五枚だよ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そういう問題じゃねぇ!!

 

死ぬのには変わりないから駄目だろ!

 

 

あああああああどうしよう!どうしよう!?秘術を使った俺より雅さんの方が身体能力が高い!このままじゃクロト先生の来世にご期待くださいになっちまう!でも俺一人じゃどうにもできないぃぃぃ!!

 

 

 

 

 

……俺一人じゃ?

 

あっそうだ!(唐突)そうだよ!(便乗)

 

俺には仲間がいるじゃないか!

皆に仲裁してもらえばなあなあに収まるかもしれない!

 

まさに灯火!絶望を照らす光!俺には希望がある!

 

 

クレタ!

 

「……(クロトがあたしのことを見てるな。

 

 

 

 

 

 

 

手出しは無用、って事か。あたしには分かるぜ!お前があんなことを言うってことは、あたしじゃ計り知れない何かがあるんだろう?頑張れよ!)」

 

エレン!

 

「……(クロトが私を見てる……。ふっ

 

 

 

 

 

 

 

手出しは無用、って事でしょ。私は分かってるから。あんたがあんなことを言ったってことは、こっちにはまだ計れない意図があるってことでしょ。頑張れ)」

 

先生……!

 

「……(おや、クロトさんが私の名前を呼びましたね。

 

 

 

 

 

手出しは無用、ということでしょう。

彼がそこまで言うのは、こちらには計り知れない何かがあるのでしょうから。私は理解していますよ。安心してください。

 

 

毎年の命日にはちゃんと、お墓参りしますからね)」

 

 

分かりあえない僕ら〜

それでも時は移ろってくんだよ〜

 

ららら〜

ららら〜

 

おっぱい〜♬(ビブラート)

 

……おっぱい〜♬(真ビブラート)

 

俺はつい別れとおっぱいの歌を歌ってしまった。もちろん脳内で*3

 

 

……しかしいつまで経っても攻撃がこないな。

 

 

雅さんはずっと耳をぺたんとして、目から液体をとめどなく、まるで涙のように流していた。

 

まだ臨戦態勢でじっとしているのか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

……俺が脳内で歌を歌っている時、いくらでも襲うチャンスはあったのに?

 

なんか妙だな。

 

 

瞬間、俺の脳内で雅さんの言動がリフレインする。

 

 

『そうか……』

 

『雅さんの耳がゆっくりとたたまれていく』

 

『彼女の紅い双眸はこちらを覗いていて、そこから透明な液体が頬を伝い滴り落ちていく』

 

『まるで涙のように思えるそれは』

 

『まるで涙のように』

 

『まるで涙』

 

『涙』

 

 

涙のようにっていうかこれ、普通に涙じゃね?

 

もしかして雅さん

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

滅茶苦茶傷ついてる?

 

ハッ!ばっかお前(笑)そんなまさか(笑)

雅さんだぜ?虚狩りだぜ?そんなこt「……(泣)」

 

 

……スゥ〜〜〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ツーアウトってところか??*4

 

悲報:虚狩り星見雅さん泣く。なお雅さんを泣かせた主犯であるクロト・タク氏は"泣かせるつもりはなかった。全て選択肢のせいだ"などと意味不明な供述をしており、治安局は余罪を追及していく方針です。

 

なんて現実逃避は置いといて……。

 

普通に傷つく、か。正直その可能性は全然考えてなかったぜ。自分の命の心配しかしてなかったからな。我ながら罪悪感が凄ぇ……。でも命の危険はないようでよかったようで。二つの人生の中でも一、二を争うレベルで焦ったが、何とかセーフだな!

 

でもそれはそれとして悪口言って傷つけちゃってごめんなさい!雅さん!

 

 

と、土下座しようとしたその時

 

 

 

 

ぃ〜♬

 

 

 

 

 

何か歌のような音が聞こえた。

 

こんな状況で歌?一体どういうことだ?

何の歌?

 

 

 

おっ……い〜♫

 

 

いや、待て。

 

この音は、まさか……!

 

 

 

 

 

 

 

おっぱい〜♬(暴走ビブラート)

 

やばい!おっぱい〜♫が暴走してる!

 

 

 

 

 

 

おっぱい〜♬が暴走してる!?

 

 

 

*5

 

いや適応早過ぎだろ!

 

*6 *7 *8

 

なんかカウントダウンややこしくない!?

 

*9

 

え!?ドカーン!!!

 

うわぁああああ!!

 

 

 

 

 

 

 

Side 雅*10

 

私は、強くなりたかった……。

 

 

 

〜〜〜

 

 

 

私は旧都陥落の日、母を失った。*11*12

屋敷が燃え、取り残された私と母の周りを大量のエーテリアスが囲っており、

さらに母は重度のエーテル侵食により身体から結晶が生じていた。まだ幼く、力のない私では母を守り切れない……まさしく絶体絶命。そんな状況の中で母は

 

『生きて』

 

最後の力を振り絞って私に無尾を継承したのだ。

 

『愛していますよ』

 

母は無尾に貫かれながらも、慈愛の微笑みを私に向けて……最期に私の涙を拭った。その微笑みと、冷たく、しかし温かかった指の感触は今でも忘れられない。

 

そして私はこの妖刀"骸討ち・無尾"を継承した。

 

『              』

 

そこからはただ己の身体に迸った激情に身を任せ、周囲のエーテリアスを殲滅して……意識を失った。そして気が付くと家の者に保護されていた。私を発見した従者曰く、ホロウ外の別邸の前に私が倒れていたらしい。

 

朧気だが、誰かが私をホロウの外に運んでくれたような気がする。あの非常時に、わざわざ意識を失った無力な私をホロウの外に連れ出してくれる程の人格者。一体何者だったのだろうか?

 

まあ、それは置いておこう。

 

母を亡くし、無尾という強大な力を手にした私は、この力を人々の為に使いたいと願うようになった。もう二度と、大切な者を失うことがないように。もう誰も、私のように大切な者を失うことがないように。*13

 

父はそんな私の意図を汲んで、無尾の強大過ぎる力を制御する鞘を作ってくれた。

 

そして私は一週間の修行で武家たる我が家の誰よりも強くなり、連日様々なホロウに赴いてエーテリアスを斬った。

 

《blur:99》もっと力を《/blur》

 

斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って

 

しかし、それでも救えない命があった。命とは、例え私が家の誰よりも強くとも、それで救い切れるような軽いものではなかったのだ。私は実感した。まだ力が足りないのだと。

 

《blur:50》もっと力を《/blur》

 

足りない足りない足りない足りない足りない足りない足りない足りない足りない足りない足りない足りない足りない足りない足りない足りない足りない足りない足りない足りない足りない足りない足りない足りない足りない足りない足りない足りない足りない足りない足りない足りない足りない足りない足りない足りない足りない足りない足りない足りない足りない足りない足りない足りない足りない足りない足りない足りない足りない足りない足りない足りない足りない足りない

 

己が技術を研ぎ澄ませ、幾千、幾万、幾億と刃を振るった。私が無尾を振るということは、目の前の憎むべき(エーテリアス)の終焉を意味し、しかしそれでも全ては助けられない。命というものは途轍もなく重く、私はそれを抱えきる強さがなかった。だからさらなる力を望んだと。

 

もっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっと

 

もっと力を!

 

〜〜〜

 

……気がつけば、私は修羅と化してしまっていた。無尾の恐ろしいところだ。

 

しかしそんな日々が続いて一年が経った頃、私の目を覚まさせてくれる者と出会った。

 

 

あれは、いつものようにホロウでエーテリアスを倒していた時。

 

〜〜〜

 

『はっ』

 

『『『!?』』』

 

『殲滅完了。……ふむ、他のエーテリアスは居ないようだな。む……?』

 

『ハア……ハァ……』

 

『……迷子か?』

 

私は一人の少年を見つけた。少年の背丈は小学校低学年程であり、黒髪黒目で普通の顔をしていた。外傷こそ無かったものの、息を切らしてコンクリートの道の上に座り込み、一見するとホロウに迷い込んでしまった哀れな普通の容姿の子の様に見えた。

 

しかし

 

『エーテリアスの死体……?』

 

周りにエーテリアスが転がっている事は、普通とは程遠いことであった。

 

通常、エーテリアスは討伐するとエーテルとなって散っていく。つまり、死後その肉体が残ることはない。少年の普通の容姿が、周囲にエーテリアスが倒れているという異常をより引き立たせていた。

 

『これは貴様がやったのか?』

 

『え?』

 

『貴様がやったのかと、そう聞いている……』

 

私は刀に手を添えながら、得体の知れない少年に話しかけた。……こういうのを黒歴史、と呼ぶのだろう。幼子に敵意を向け、高圧的に接する。力に溺れ、斬るべきものの分別を誤りかけ、初志を忘却した愚行。思い出しただけで羞恥に悶え、辺りのエーテリアスを切りたい衝動に駆られてしまう。右腕が疼く……!

 

しかし、少年はそんな私に臆することもなくこう返した。

 

……まずは名乗れよ。話はそれからだぜ、狐畜生

 

少年は余裕の表情で、武者震いをしながら言い返してきた。

私の闘気に当てられても屈さず、寧ろ闘争心を燃やして言い返した……おそらく齢十歳にも満たないだろう幼子がだ。正直、私はその姿に圧倒された。

 

『ッ……貴様のような面妖な者に名乗る名などない』

 

虚勢だった。

こんな幼子に圧倒されたなど認められないと。恥の極みだ。

 

『……』

 

『……』

 

『……』

 

『……』

 

『……いや名乗れよ』

 

『嫌だ』

 

『えぇ……(困惑)』

 

『……では貴様から名乗れ。人に名を尋ねるのなら、まずは自分からだろう』

 

『……ミスターブラックだ……』

 

『……そうか』

 

ダッ

 

『!?』

 

私は少年に向かって駆け、刀を振り抜いた。

 

シュン!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ピタ

 

『……なるほど』

 

……

 

『この寸止めを見切るとは、やはりただの幼子というわけではないようだな。しかし、嘘をついていないことは分かった』

 

少年は武者震いを激しくしながら、尚も堂々と立っていた。武の道を歩んでいない者が見れば、あまりの恐怖で途轍もなく震えているように見えるだろう。しかし私には分かった。少年は、どこから攻撃がきても対応できるよう、あらゆる方向に身体を動かしているのだと。

 

それは少年が私を迎撃できた事を意味する。

にも関わらず実行に移さなかったのは、自分に嘘が無いと絶対の自信があったからだ。

 

この振る舞いから、私はこの少年、ブラックは嘘をついていないと理解した。

 

『ま、嘘なんですけどね』

 

誤解だった。

 

シュン!!

 

『おっぶぇ!?』

 

『ほう、私の刀を避けられるのだな。予想に反して体捌きが素人同然だが……先程の見切りといい、余程優れた目があるのか』

 

『し、死ぬかと思った! 死ぬかと思ったぞオイ!』

 

『嘘をついた貴様が悪い』

 

『それにしたって限度があるだろこのイカれ女が!』

 

『……そのような蔑称で呼ばれる筋合いはない。私には、星m……ハッ!?』

 

『今度はなんだよ?』

 

『……ッ、巫山戯た真似を……!』

 

『???』

 

言葉にできない程の衝撃。私は気が付かぬ内に少年の掌の上で転がされていたのだ。名前を尋ねた筈が、答えないと思っていた筈が、いつの間にか名乗りそうになっていた……。

 

『……認めよう、お前は強者だ。それも、私とは異なる形の。だからどうか教えてほしい、お前程の強者が一体何をしていたのかを。この転がっているエーテリアス達はどうしてこうなったのかを』

 

『展開が唐突過ぎるだろ……! 何がどうしてそうなった!』

 

『教えてもらえないだろうか?』

 

『いや聞けよ。俺はあんたに偽名を名乗って殺されかけただけなんだぞ。……やっぱやり過ぎだろ怖』

 

『駄目だろうか?』

 

『……』

 

『駄m『はいはいもう分かったよ。あんたが聞く耳を持たないことが。まあ、といっても別にそんな大したこともしてないんだけど』……構わない。是非聞かせてくれ』

 

私の交渉は少年の心を動かし、話す気にさせることが出来た。

 

『端的に言うと、(選択肢のせいで)エーテリアスと戦うためにここにきて、このエーテリアス達と遭遇して、倒した。これだけだ』

 

『エーテリアスと戦うためにこのホロウに、だと? なぜ、貴様はエーテリアスを倒そうとした』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『……そういう、運命(さだめ)だったのさ』

 

『ッッッ!!』

 

そう語った少年の顔には、底の見えない諦観と悲哀が表れていた。

まるで、この世に生を受けてから今に至るまで、絶対に抗えない力に翻弄され続けてきたかのような……。

 

一体どれほどの苦難を経験してきたのだろうか。私でも想像がつかなかった。

 

しかしそれでも彼は、エーテリアスを倒していた。

 

『成る程。お前は生まれながらの気高き防人(さきもり)というわけだな』

 

『???』

 

『幼い身でありながらも、数々の受難を乗り越え、人々の為に戦うとは誉れ高い』

 

感動した。この幼子の、気高さに。

 

『???』

 

『だが先程の身のこなしを見るに、独学で奮闘してきたのだろう。動体視力に対して身のこなしが貧弱過ぎる』

 

『急なディスはやめてね』

 

『そこでだ』

 

『だから聞けy『我が家に伝わる巻物を伝授しよう』!?』

 

『星見流は武芸百般。汎ゆる武器を使いこなす。それは、どんな修羅場でも活路を斬り開く力をお前に授けるだろう』

 

『……そんな凄い技術を、俺に?』

 

『ああ。お前なら任せられる』

 

私は、この少年の姿を見て思い出した。数多の受難を乗り越え、刀を振り続けたのは

 

『皆を守りたい。それぞれの大切な人を。私の、大切な家族を』

 

皆を守りたいからだった。

 

『故にお前に力を託そう。私と志を同じくする……まさしく同志たる防人よ』

 

この日、私は同志を見つけた。私よりも幼く、力もない。それにもかかわらず運命を受け入れ、人々を守る為に戦う気高き戦士を。

 

もう二度と、無尾に呑まれはしない。

 

『お前の隣に立つ者として、強くあり続けよう』

 

〜〜〜

 

その日以来、私は弛まぬ鍛錬を続け、民を助けてきた。……そしてついに今日、少年と再会した。

 

拠点のテントで出会った

"圧倒的な普通の顔"。一目で彼だと分かった。

 

どうやら、少年の名はクロトというらしい。

あの時は同志を見つけた事に気を取られ、名前を聞くのを忘れてしまったので知らなかった。

 

また、クロトが支給用の刀を試しに振った時の太刀筋。あれは下級のエーテリアスであれば一振りごとに一体の命を散らせる程のものであった。

 

……素晴らしく研ぎ澄まされている。

軽く振るうだけでもその威力。

 

ああ、人生に於いてこれ程喜ばしい日はそうは無い。

久々の再会で私は様々な事を知った。彼が私と同じく鍛錬を積み重ねてきたこと。彼の名前。彼の大切な人、即ち、戦う理由。

 

 

 

 

 

歓喜し、高揚した気分のまま、研ぎ澄ませた技でエーテリアス達を両断した。

久々に会えたクロトに、私もまた強くなった事を示したかった。

 

しかし

 

『カス。ゴミ以下。ただの殺害マシーン。そんなんじゃ誰も守れないよ(震え声)』

 

待っていたのは罵詈雑言だった。

 

怒りに震える声には、まるで今生を諦めるかのような深い絶望が混ざっていて……そこから彼がどれだけ私を信頼していたのかを理解した。私がその全てを踏みにじってしまった事も。

 

私は、一体何を間違えたのだろうか。

 

−絶望−

 

私は裏切ってしまった。

 

−絶望−

 

初志を思い出させてくれた恩人を。

 

−絶望−

 

共に歩む同志を。

 

あまりの出来事に私は涙した。母を失って以来、初めての涙だった。

 

私は……どうすれば……。

 

 

 

 

 

 

わたしは少年をみつめることしかできなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「がんばれ♡がんばれ♡」

 

「うっ(元気が)出る……!」

 

カーン!

 

「「「!?」」」

 

「はあぁぁ!!(鬼の形相)」

 

ズドン!

 

「「「!?」」」

 

クレタがエーテリアス達を吹っ飛ばしミルフィーユみたいに積み重ね、

鬼の形相のエレンがそれを上から叩き切った。そんなに応援が嫌になったのか、エレトラマン。

 

「あ、データ回収率100%だ」

 

「三つ目のデータ回収完了です。ふふ、ここまで順調なのは素晴らしいですね」ザザー

 

 

そう、俺はおっぱいの爆発に……まさしく爆乳に巻き込まれて時空を越え、三つ目のデータスタンドのもとに辿り着いてデータ回収を完了していた!*14

 

次回へ続く!

*1
そもそも付き合ってない

*2
あの人達にとってお前が生きてるだけで親孝行だろ

*3
???

*4
ゲームセットです……

*5
カウントダウンしま〜す

*6
5

*7
4

*8
3

*9
0!!!

*10
あまりに自然な人物転換。俺じゃなきゃ見逃しちゃうね

*11
速すぎる場面転換、俺じゃなきゃ見逃しちゃうね

*12
速すぎる天丼、俺じゃなきゃry

*13
英雄の精神

*14
温度差




次回、ホロウ実習編完!
そしてホロウ実習編の次の編で原作開始前も終わります!
くぅ〜!長かった!
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