石堂シュウ「私が…初星学園のプロデューサー…?」 作:のーば
今日は激動の1日だった。まさか、よりにもよってピンポイントで天川市内で怪獣災害が発生するとは……だが、これは調査の中で予見できていたことでもある。私自身も、少し平和ボケしていたかもしれない。改めて気を引き締めなければいけないだろう。
今回はたまたまアークが現れたために事なきを得たが、防衛隊の配備の甘さも、今回の反省点だ。天川市内への防衛隊配備は急務と言っていい。これ以上の事案が起きてしまってからでは遅い。私からも、丹生谷班長に進言しよう。
それにしても、まさかユウマくんとアークにまたもや助けられるとは思っていなかった。偶然とはいえ同じ場に居合わせ、しかも同じ目的……案件を追っていたとは、最早偶然を通り越した運命を感じざるを得ない。私達はある意味同じ業種であり、また出会うこともあると信じていたが、こんなに早くその時が来てしまうとは。
あの後、本部に連携の許可を取った後、SKIP星元市分所にも連絡を取った。
リンさん、ヒロシさん、そしてユピー。みんな変わらず元気でやっているようだった。星元市のみんなと話していると、星元市の日々が手に取るように思い出せる。私にとってもかけがえのない思い出だからだ。やはり、また時間を取って会いに行こうと改めて思った。
そして今回、ウルトラマンアークの戦いがあったことで、私の方に元アー担(ウルトラマンアーク関連情報担当チーム)のメンバーから連絡があった。どこからか私の天川市常駐の噂を聞きつけ、連絡してきたのだ。
勿論、今回の戦いもキッチリと撮影している。記録はすべて送信し、少しメンバーが減った現アー担にも提供し、受理されている。
彼らとも一時期密なやりとりをしていたが、もしこのまま怪獣災害が続くようであれば、また力を借りることになるだろう。頼りになるメンバー達だ。
しかし、未だこの街を取り巻く謎は解明に至っていない。ユウマくんと連携し、調査を強化することにはなったが……何より私自身、どことなく違和感を覚え始めている。この街そのものを取り巻いているこの違和感に、誰も勘づいていないのは仕方がないが、怪獣災害があまりにも少なかったことや、今回アークに倒されたシャゴンの目的が、あまりにも不明瞭な点も気になる。
疑問は尽きないが、明日は亜紗里先生たちと初星学園の事後対応について連絡を取り合う予定だ。早く寝なければ。コーヒータイムはここまでにして、私も眠りにつくことにしよう。