ハイスクールD×D 終焉に抗う暁の太陽 作:ドラゴン大好きT
一誠のお得意様と主人公を絡ませるのって、アリですかね。魔法少女とは絡ませるとろくなことにならなそうなんでやめておきますが…。
悪魔の生活が始まって一週間ほどが経過した。
俺と一誠の最初の仕事。それは──魔方陣が描かれたチラシを各家に配ることだった。
普段は使役している使い魔にやらせるらしいが、新入りの俺たちに悪魔の仕事を一から覚えてもらうために自らの足で運ばせている。
一誠も俺も汗水垂らして自転車を漕ぎ、指定された家々のポストにチラシを配る毎日だ。
下積み経験を終えて、ようやく本格的な悪魔としての仕事に参加させてもらえるのだと。
そんなある日の放課後、俺たちは今日もチラシ配りをするために部室へと集まっていた。
さあ今日もチラシ配りをがんばろうと、俺と一誠が気合を入れていたときだ。
「あなたたちのチラシ配りも終わり。よくがんばったわね。改めて、イッセーとシュージにも悪魔としての仕事を本格的に始動してもらうわ」
部長の言葉を聞いて、俺と一誠は顔を見合わせて喜んだ。努力が実を結ぶ瞬間というのは、いくつになってもうれしいものだ。
悪魔としての本格的な仕事──それは契約だ。
人間は願いを叶えてもらい、悪魔は相応の代価をいただく。昔は命をもらうこともあったが、最近はもっぱら金銭をいただくことが多いそうだ。
欲のある人間に簡易版魔方陣が描かれたあのチラシが手に渡り、俺たちが召喚される仕組みだ。
今日は塔城さんの予約契約が二件入ってしまい、片方を一誠が担当することになった。
魔方陣の中央に立った一誠の手に、グレモリーの証である刻印を部長が刻む。
魔方陣が一誠の刻印を読み込むことで、依頼者のもとへ転移するための準備が整う。
「魔方陣が依頼者に反応しているわ。これからその場所へ飛ぶの。到着後のマニュアルも大丈夫よね?」
「はい!」
部長の確認に一誠は気合の入った返事をする。
一誠にとって初仕事だからな。テンションも上がっているのだろう。そのやる気が空回りしないといいんだけど……。
「いい返事ね。じゃあ、行ってきなさい!」
部室の中央に描かれた魔方陣が光り輝き、一誠の体を眩い光が包み込んでいった。
──しかし、どれだけ待っても目を閉じた一誠の姿が部室から消えない。転移しないのだ。
え?どういうこと?と、俺は首を傾げていた。
部長と副部長も困り顔で、祐斗はため息をつき、塔城さんは無表情だ。目を開けた一誠も俺たちを視界に映して困惑していた。
「イッセー。残念だけど、あなた、魔方陣を介して依頼者のもとへジャンプできないみたいなの」
困り顔の部長の説明によると、魔方陣による転移には一定の魔力が必要になるわけだが、これはそこまで高い魔力を要求されるものではない。
悪魔ならば子供でもできるというのだから。
つまり、一誠の魔力は子供以下。魔力が低すぎて魔方陣が反応しないという異例の事態だった。
部長もこんなことは初めてだと困り果て、他の部員もどうしたものかと焦っている。
もっとも、この場で一番動揺しているのは一誠本人だろうが。しばらく考えた部長は一誠に真剣な眼差しを送って、ハッキリと言い渡す。
「前代未聞だけれど、足で直接現場へ行ってちょうだい」
「足!?」
一誠が驚愕するのも無理はない。チラシ配りと同様の移動ということは、自転車を漕いで依頼者宅まで行けということだ。
この時代、転移もせずに自転車で依頼者のもとに馳せ参じる悪魔が何人いるのだろうか。
あまりにかわいそうな話だが、ここで他の部員が手を差し伸べてしまうと、一誠はいつまでたっても依頼をこなせない悪魔になってしまう。
「ほら、行きなさい!契約を取るのが悪魔のお仕事!人間を待たせてはダメよ!」
「う、うわぁぁぁぁん!がんばりますぅぅぅ!」
尻を叩くような勢いの部長に急かされ、一誠は涙を流しながら部室を飛び出していった。
一誠がいなくなったあとの部室は静かだった。
この時代、転移もせずに自転車で依頼者のもとに馳せ参じる悪魔が何人いるのだろうか。
先ほど、俺は一誠を見てそう思ったが……もしかしたら俺もそうなのかもしれない。
「さて、次はシュージの番よ。依頼がもう一つ入っているから、あなたにはこっちに向かってほしいの」
俺は息を吐いて心を落ち着かせる。俺の依頼主は新規の方だという。失敗すれば今後の契約のチャンスもなくなるかもしれない。
というか、俺は転移できるのか?一誠みたいに魔力が低すぎるパターンじゃないのか!?
「は、はい……がんばります」
「あらあら。だいぶ緊張していますわね」
「そりゃあ、まあ……だって一誠がジャンプできなかったんですよ。俺だってジャンプできない可能性があるじゃないですか」
「どうかしら。基本的に魔力の才能って、家族間でもけっこう変わるものよ。だからイッセーがジャンプできなかったからって、あなたがジャンプできないとは限らないわ」
部長と副部長が励ますように微笑んでくれる。
お姉さま方の励ましで多少は気が楽に……なったか?でも緊張するよぉぉぉぉっ!
「もしジャンプできなかったとしても、兵藤くんのように足を使って向かえば問題ないよ」
それはフォローになってねえよ。ニコニコと笑って応援してくる友達に俺は肩を落とした。
いやね。俺は基本的なことなら、一誠よりも要領良くやれているほうだと自負している。
だけど、そんな俺でも一誠に勝てないことがあるんだよ。それはコミュニケーション能力だ。
一誠は年中発情期の野獣のような男だが、自然と場を和ませる力があった。対して、俺は何かを言うたびに敵を作ってしまう。友達も中学時代からの付き合いを除けば祐斗だけ。
そんな男に、初対面の人との会話は無理だ!
くそぉぉぉぉっ!どうしたらいい!不安いっぱいで頭を抱えていたときだった。
「……ヘタレ」
無表情の塔城さんがボソリと言った。
……く、く、く、く、屈辱だ……。自分よりもはるかに小さい女子に。それも後輩にヘタレ呼び。こんな屈辱を受けて黙っていられるか!
「やってやろうじゃねえか!男、兵藤秀次!絶対に契約を勝ち取ってきてやる!」
ふんすと鼻を鳴らして俺は魔方陣の中央に立つ。腕を組んで仁王立ちになる俺を見て、部長と副部長は目を丸くし、祐斗は小さく笑っていた。
「もしかして……シュージって意外に負けず嫌いだったりするのかしら」
「おもしろい子ですわね。うふふ」
祐斗につられたのか部長と副部長まで笑いだす。笑われたことで俺の顔は真っ赤になっていた。
ヘタレと呼んだ塔城さんは相変わらず無表情だ。
……いいように乗せられた気がする。だけどかまうもんか!絶対に契約を取ってきてやる!
気合十分の俺の手に部長は魔方陣を描く。
直後、手のひらが青白く光って、俺が立っている魔方陣も輝き始めた。準備が整ったようだ。
「魔方陣は──反応してるわね。それじゃ、行ってきなさい!」
「行ってきます!」
魔方陣の光がさらに強さを増す。閃光に包まれていくなか、俺は眩しさに目をつぶった──。
再び目を開くと──そこは部室ではなかった。
やった。これって転移成功ってことだよね!まずは第一段階クリアだ!ひとまず安心した……。
転移成功の喜びと安心から、俺はその場でガッツポーズをしていた。
おっと。転移成功だけで喜んでいてはダメだ。契約を取れるようにがんばらなくては。
俺が転移した場所は室内だった。綺麗に整頓されていて、いくつかの丸テーブルが置かれている。テーブルの上には椅子が逆さまになって置かれていて──って。もしかしてここ、喫茶店か?
周囲を見渡した俺はそう判断する。木造の店内はレトロで落ち着いた雰囲気だ。床も壁も掃除が行き届いている。
だが、いくつかの明かりがすでに消されていて、店内は閑散とした静けさに包まれていた。
もう夜もふけている。時間帯から察するに営業時間を終えているのだろう。そのときだった。
コッコッという厚底の靴で歩く音が聞こえ、店内の奥側から長身の男性が出てきた。
「ふむ、キミが召喚された悪魔か」
見たところは中年の男性。整った顔立ちにメガネをかけていて、まさに紳士といった風貌だ。喫茶店の制服らしきものを着込んでいる。
「失礼ですが、あなたが悪魔を召喚した方で間違いありませんか?」
「ああ、そうだ。はじめまして。私は無藤勝利。この店の店長をやっているものだ」
「はじめまして、兵藤秀次と申します。本日は召喚していただき、ありがとうございます」
あいさつを交わして俺は軽く頭を下げる。
俺の名前を聞いた瞬間、依頼主の無藤さんは眉を微かに動かした。
「兵藤秀次……それが、キミの名前なのか?」
「ええ、そうですけど……」
「……これもお導きといったところか。私が初めて召喚した悪魔がまさか……」
お導き……?メガネの奥の瞳を鋭く細め、自嘲的な笑みを浮かべる無藤さん。
訝しげな俺の視線に気づいた無藤さんは軽く息を吐きだすと、もとの無表情に戻っていた。
「見てのとおり、ここは喫茶店だ。営業時間が終わって、締め作業まではいつもアルバイトに手伝ってもらっている。だが、今日はこんな夜遅くの時間に店で使う材料が届いてしまった。キミにはそれを保管場所へ運んでほしい」
「荷物の運搬ですね。少々お待ちください」
俺は悪魔専用の携帯機器に電源を入れて、無藤さんの願いにふさわしい代価を調べる。
「代価は金銭ですね。おそらくアルバイトの子に払っている賃金と差はない思います」
「承知した。では頼むよ」
俺は無藤さんに案内され、店の裏手に回る。
店の裏にはこれでもかと積まれたコーヒー豆の袋が置かれてあった。うわ、すごい量。
「確かにこれをひとりで運ぶのは厳しそうだ」
「数カ月分のコーヒー豆を買い込んだが、取り引き先が配達時間を間違えてしまってね。私もまだ書類仕事が終わらなくて、人手も足りない。悪魔は人間よりも力があると聞いているが、なんとかなりそうかな?」
「任せてください」
笑顔で了承した俺を確認すると、無藤さんは店内に戻っていった。さーて、がんばりますか。
俺は袖をまくってコーヒー豆が入った袋を担ぎ上げる。ひとつひとつ運ぶと時間がかかるため、同時にいくつもの袋を俺は担いで運んだ。
三十分ぐらいしたころだろうか。袋を運び終えた俺は額に浮かぶ汗をぬぐって一息つく。
「……もう運び終えたのか」
無藤さんも書類仕事を終えたのか、店の裏手の扉から再び姿を現す。なかなかの重労働だったが、今回のような仕事は俺にとっても都合がいい。
人との会話が苦手でも、ほとんど一人で運んでいたから余計な気を使わずにすんだ。
「今日は助かったよ。よかったら、仕事終わりに一杯どうかね」
「ありがとうございます。いただきます」
よっしゃ。汗を流してちょうど飲み物が欲しくなっていたところだ。無藤さんのお誘いに甘えて、俺は店内のカウンター席に座った。無藤さんはキッチンに立って棚からティーカップを取りだす。
「コーヒーは飲めるかな?それともミルクやココアのほうがいいだろうか」
「でしたら、コーヒーで。ミルクは……なしでいいです。砂糖もなしで」
「ふむ、ブラックか。こんな夜に飲むと眠れなくなるぞ……と思ったが、キミは闇の世界に住む悪魔だったな。アイスでいいかな?」
俺がうなづくと無藤さんは手早く準備していく。手慣れた様子でコーヒー豆を砕き、丁寧に蒸らしていく姿は洗練された職人の動きだ。
「ここは駒王町の外れに位置していてね。キミのその制服は駒王学園のものだろう」
「はい。リアス・グレモリーさまのもとで眷属をやらせてもらっています」
「グレモリー……なるほど。キミはいつごろから悪魔をやっているんだ?」
ずっと黙っているよりは、会話をしたほうが気も紛れるし、今後のためにもなるだろう。
ポタポタと溜まっていく黒い液体を眺めながら、俺と無藤さんは待ち時間を話してやり過ごす。
「それがつい先日なんですよ。この間、悪魔に転生したんです」
「転生悪魔か。おそらく『
「イーヴィル・ピース……?」
「……まさか、知らないのか?」
怪訝な顔で首を傾げた俺に、無藤さんは片眉を上げて驚いていた。無知ですみません。悪魔になったばかりで右も左もわからないんです。
でも、察するに悪魔についての話だよな。人間の無藤さんがなんで知っているんだろう……。
「『
「やったことはありませんが、なんとなくは」
「チェスの駒は複数ある。駒ごとに特性もあるのだが、悪魔はそれを自分たちの下僕悪魔に取り入れている。主となる悪魔が『
無藤さんは無表情で粛々と語る。悪魔、堕天使、天使が昔から争っていることは部長からも聞いていたが、その大戦で失った兵力を取り戻すために『悪魔の駒』が作られたってことだな。
「勉強になりました。にしても、無藤さんは人間の方なのに、悪魔のことをよく知っていますね。初めて召喚したとおっしゃっていましたけど、悪魔に忌避感とかはなかったんですか?」
「……あるさ。特に『
ま、マジですか……。でも、ならなんで悪魔を召喚したんだろう……。それに『悪魔の駒』が生みだした悲しみってなんだ?
死んだ人を蘇らせるのは倫理的には確かによろしくないだろう。けど失った人を取り戻せるなら、俺個人としてはいい道具だと思うんだけど。
まあ、これは命を助けられた側だからこその意見かねえ。助かっても悪魔にはなっちゃうし。
視線を落として考え込んでいると、無藤さんが目の前にティーカップを差しだしてくる。
「私が悪魔のことをよく知っているのは、親類が悪魔と契約を結んでいたからだ。利用してみようと考えたのは突発的な思いつきからだった。
だが、初めて召喚した悪魔がキミのような男で本当によかったと思っている」
「……ありがとうございます。いただきます」
悪魔に対して否定的な考えを持つ人が、召喚した悪魔の俺に高評価をしてくれる。これはかなりの好印象なんじゃないでしょうか!
内心でガッツポーズを取りつつ、俺は差しだされたティーカップに口をつけていた。コーヒーはしっかりとした苦みのなかにコクを感じる。芳醇な香りが鼻腔と口内に広がっていった。
「おいしいです。お店で飲むコーヒーは、家で飲むコーヒーとはやっぱり違いますね」
「それはよかった。私もキミと話すのは楽しい。だから、聞いてもいいかな?」
「はい。なんですか?」
「キミはなぜ、転生悪魔になったんだ?」
「……つまらない話になりますよ。それでもかまわないなら話しますけど……」
一応の注意をしておく俺だったが、無藤さんはその場に立ち尽くして聞く姿勢を取っていた。本当におもしろくもない話なんだけどな……。
コーヒーをごちそうしてくれたし、俺の知らない悪魔についての話をしてくれたお礼と思うか。
俺は悪魔になった経緯を包み隠さず話した。一誠が堕天使に騙されて殺されそうになり、偶然居合わせた俺も殺されてしまったと。俺たち兄弟を部長が悪魔に転生させることで助けてくれたと。
俺がひと通り話し終えると、無藤さんは感情が消え失せた顔で声を落としていた。
「それは……災難だったな。すまない。辛いことを思いださせてしまっただろう」
「いえ、お気になさらないでください。それに、確かに酷い目に遭いましたけど、いまは俺も兄も悪魔として、充実した生活を送れています」
「そうか。充実した生活を送れているか」
実際、一誠はハーレム王を目指して、人間だったときよりも活き活きしている。俺もこれまでにない経験をして、それを楽しいと思っている。
しかし、無藤さんの表情は硬い。彼の鋭く細められた瞳が俺の目を真っ直ぐ見つめる。
「キミの話を聞いて私が感じたものは充実感などではない。もっとほの暗い闇だ。キミは、自分と兄を殺した堕天使に復讐心を抱いているのではないかね?」
……。無藤さんの真っ黒い眼光は、俺の目の奥にある感情を見抜いていた。
天野夕麻。奴とまた出会ったときのために、俺はもっと強くなる必要がある。
一誠を騙して始末し、俺も奴に殺された。許す道理はない。許すつもりもない。
これを復讐心といわずに、なんというのか。
ティーカップに入ったコーヒーを飲み干して、俺は感情を押し殺した冷たい声で聞き返す。
「もしそうだとして、無藤さんは俺の復讐を止めようと思っているんですか?」
「……いや、止めない。キミには復讐に走るだけの理由がある。それを止める資格は他人の私にはないだろう」
俺の問いかけに答えると、無藤さんは空になったティーカップを手に取って洗い始める。
シャーという水音が静かな店内に響いていた。
「ただ、忠告しておこう。復讐は一時の満足感を得ることはできても、善い人間ほどその後の人生に暗く大きな影を落とすことになる」
「……なら、問題ありませんね。いまの俺は悪魔です。生前もとても善い人間ではなかった。俺は悪魔になるべくしてなった。悪い人間ですよ」
それだけ言うと、俺は席から立ち上がった。コーヒーをごちそうになったお礼もする。
「ごちそうさまでした。おいしかったです」
「そうか。私も今日は助けられた。ありがとう。次に悪魔を呼ぶことがあったら、またキミを呼びたいと思っている」
「俺に断る理由はありません。無藤さんがよろしければ、またお手伝いに来ます」
無藤さんは洗い終えたティーカップを棚に戻し、キッチンから出てきて俺の目の前に立つ。財布をポケットから取りだして、今日のお手伝いの代価を支払ってくれた。これで契約が成立する。
賃金を受け取った瞬間、俺の手のひらに刻まれた魔方陣が青白く輝きだす。契約の完了により、俺の体が部室に戻ろうとしているのだろう。
最後に見送ってくれる無藤さんに一礼して、俺の体は転移の光に包まれていった──。
***
兵藤秀次が店から消え去ったあと、無藤勝利と名乗った男はカウンター席を布巾で拭く。
兵藤秀次とその兄。さらにグレモリーの悪魔。どの名前も個人的に知っている名前だ。前職のことを踏まえてもあまり良い印象は抱けない。
なにより、最後に見せた兵藤秀次の顔は決意と怨讐に満ちていた。
あれほどの執着心を持つ男とそれに狙われる堕天使の女。両者の末路はきっと、聞くに堪えないおぞましいものになることだろう。
「激しい怒りは、正当な理由があっても人の判断を誤らせる。怒りに身を任せ、自らの過ちに気づいた瞬間、後悔という負い目が生まれる。ゆえに自らの手で復讐することは許されない。神の怒りに任せるべきなのだ。復讐は人の行いではなく、神の仕事なのだから」
もっとも、その神すらもこの世界には存在していないと、無表情の店主は知っていた。
無藤勝利はオリキャラです。「むとうまさとし」と読みます。別にしょうりでもかつとしでも、読み方はいいっちゃいいんですが…。