ストライク・ザ・ブラッド〜二人の吸血鬼〜   作:勇者ライダー

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というわけで第2話です。
今回は竜夜の初変身!
キバっていくぜ!それではどうぞ


第2話 異形の怪物《前編》

ゲーセンの入り口で向かい合う古城とストーカー少女。

俺はそんな二人をゲーセンの中から見守っていた。

(さて、古城の対応によって俺の次の行動が決まる。頼むぜ古城。)

そして俺はもし自分だったらどう対応するかを頭の中でイメージする。

(しらを切り通すか適当にごまかすのが妥当かな…。)

さぁ古城。お前のイマジネーションを見せてくれ!

と、俺が思った矢先、古城の口からとんでもない言葉が飛び出した

「オー!ミス・ディアーチェ!ワターシ、トオリスガリノイターリアジンデース!

ニホンゴムズカシクテヨクワカリマセーン。チャオ!」

(…んな!あのバカ!あれじゃバレバレだ!)

ストーカー少女も古城のエセイタリア語に若干面食らっていたが、

すぐにまた話し始める。

「は…ま、待ってください暁古城!」

(もう名前もバレてんのかよ)

俺が引き続き様子を見守っていると、古城が小声で少女にこう言っているのが聞こえた。

「とにかく、人違いだから。他当たってくれ。」

(よし、一時はどうなるかと思ったが、なんとかなりそうだ。)

そして古城はそのまま歩き始める。おっと、俺もさっさと出て追いかけないと。

俺がゲーセンを出ようとしてストーカー少女とすれ違った時、

「そ、そんなはずは…。」

という声が聞こえたが、俺は取り敢えず無視して古城を追いかけた。

あ、なんかまた罪悪感。

 

 

 

 

「さて、今度こそ帰るか。もう追ってこないみたいだし。」

「お前のごまかし方ヤバすぎだったけどな。」

「ほっとけ。」

ショッピングモールを出た俺たちはマンションへの帰り道を歩き始めようとしていた。

しかし俺はあるものに気づいてしまった。視力良すぎてもいいことねぇな、俺。

「なぁ古城。」

「なんだよ竜夜。」

「あれさっきの女の子だよな?」

「なっ、マジかよ!?」

そう、俺が気づいたこと…それは先程のストーカー少女が

チャラ男二人にナンパされているということだ。

しかも、

「クソッ、よりにもよって魔族かよ…!」古城がチャラ男たちを観察して舌打ちをする

チャラ男二人の腕には魔族である証の魔族登録証がついていた。

「とにかく様子を見よう。手を出すのはその後だ。」

「…わかった。」

古城は不承不承といった感じだったが、なんとかこらえてくれたようだ。

そして二人でチャラ男と少女の会話に聞き耳を立てる。

「ねぇねぇ、そこの彼女。どうしたの?逆ナン失敗?」

それにしても、あのチャラ男共見てて腹立つな。

あと、いい年して女子中学生にナンパとか人間として恥ずかしくないのか?

「ねぇねぇ、名前なんていうの?どこの学校?」

「すいません。急いでいるので…。」

「いいじゃん、遊ぼうよ。それとも、なんかこの後予定でもあるわけ?

甘いもんでも食べる?カラオケ?もちろん奢るよ。」

「退屈してんなら俺たちと遊ぼうぜぇ。給料出たばっかで金持ってるから。」

「どいてください。」女の子の声にも若干怒気がこもってきている

「お、怒った顔も可愛いねぇ〜。そういう顔されると泣き顔とかも見てみたくなっちゃうな〜。」

「失礼します。」女の子は無視してその場を去ろうとする。

「だから、おとなしく来いって言ってんだろ!」

すると、焦らしたチャラ男が女の子の腕を掴んだ。

「なろっ!」

それを見た古城は全力で駆け出した。あ、俺でそこねた。

「気取ってんじゃねぇ!」

すると、もう一人のチャラ男があろうことか女の子のスカートをめくり上げた。

なっ!あいつ、こんな公衆の面前で…!ついでに色はピンクだった。

「〜〜〜〜っ!」

女の子は声にならない声を上げた。そりゃあ怒るよな。

さてと、痴漢で110番通報するか。

と、俺がスマホを取り出して電話をかけようとしていたら…

バキッ

「若雷っ!!」

ドンッッ!!

なんと、女の子がチャラ男の片割れの頬をど突き、

そのまま腹に両手で掌底を叩き込んだのだ。

つーか、電撃まとってますけど…。あのおっさん生きてんのか?

吹っ飛ばされたチャラ男の片割れを見ると、電柱に身体を強打したらしく、気絶していた。

変化しかかっていた顔を見たところ、どうやら獣人種のようだ。

にしても、獣人種を素手で吹っ飛ばすとか、あの子何者だよ …。少なくとも一般人ではないよな。

「こいつ、攻魔師か!?」

チャラ男の相方が女の子を見て憎らしげに叫ぶ。

牙をむき出しているところを見るとこっちはD種…吸血鬼のようだ。

古城も同じことを考えていたようで

「よりによって吸血鬼かよ…!」と言っていた。

「白昼に街中でD種に遭遇する。ここが絃神島という所なのですね…。」

少女は状況をいち早く飲み込んでいた

 

そして男はどうやら眷獣を出そうとしているようで、

魔力を検知した人工島管理公社がシェルターを張り巡らせてこの辺り一帯を封鎖したようだ。

「もう泣いて謝っても許さねぇからな!」

「必要ありません。雪霞狼っ!!」

彼女はギターケースから長槍を取り出して、吸血鬼に向ける。

「そんなチャチい槍で何ができる!さぁ、行け灼帝!」

今にも戦闘が始まろうとした、その時。

ドスドスッ!

「グァァァァ!」悲鳴をあげる吸血鬼。

どこからか二本のトゲのようなものが飛来して吸血鬼の両肩に突き刺さったのだ。

「あれは…まさか!」

俺はすぐにそのトゲの正体を見破り、行動に移る。

「バケモンが吸血鬼襲ってんじゃねぇ!!」

俺は物陰に潜んでいた襲撃犯にむけて飛び蹴りを見舞う。

「グギャア!」

不意打ちのキックをまともにくらい、襲撃犯はバランスを崩してよろける。

そして俺は襲撃犯と向かい合った

「やっぱり思った通りか!」

その襲撃犯は俺の考えていた通りの姿をしていた。

ステンドグラスのような体色と模様

獣人種でもD種でもないその姿

名を“ファンガイア”という

「おのれ人間〜。邪魔をしおって!かわりに貴様のライフエナジーを頂こうか!」

怪物は標的を俺に変更し、今にも飛びかかってきそうな様子である。

「あの怪物は!?」

槍を構えていた少女もファンガイアの姿を見て驚いている。まぁ、当然か。

けど今はそんなこと気にしている場合じゃない。今、俺のすべきことは!

「悪いな、お断りだ!キバット!!」

ガツンッ

俺が名前を呼ぶと、何かが飛来してきて怪物に突進を見舞った

「グオッ!なんだ!?」

怪物は驚いて周りを見回す。

「キバット!ナイスアタック!」

俺は自分の元に飛んできたコウモリに話しかける。

ファンガイアに一撃を見舞ったのは俺の相棒・コウモリ型モンスターのキバットバットⅢ世だ。

「ういっす!竜夜、ここからは一緒に行くぜ〜っ!」

キバットも俺の声に応える。

「ああ、いくぜキバット!!変身!」パシッ

「よっしゃあ!!キバっていくぜ!ガブッ!」

俺はキバットを片手に持ち、自分の腕に噛みつかせる。

すると俺の顔にファンガイアの模様が浮かび上がり、腰にベルトが現れる。

俺はそこにキバットを装填させた。

「ハアッ!」

そして構えをとった俺の姿は

仮面ライダーキバに変化する。

「なっ!?あれはキバの鎧!そうか、貴様キバの継承者だったのか!」

ファンガイアは変身した俺の姿を見て驚愕する

「そういうこった!さぁ、演奏を始めようか!」

そして俺はファンガイアに向かって駆け出した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




次回は後編
ファンガイアとキバの決着と
古城と雪菜の微妙?な関係が始まります。
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