2011・04・17・☀・09:30・稲羽市・八十神アパート・2ー1・静江の部屋・リビング。
朝日と携帯のアラームで目が覚めた。時計見たらもう9時半過ぎてる。
【やべっ!今日11時にジュネス集合だったのに!】
慌てて出かける準備始める。
今日は深夜0時のマヨナカテレビの件を相談するためだ。本当なら鳴上たちも呼んで話した方がいいんだろうけど、まずは俺たち3人でまとめてからって決めたからな。それにしても、夜中まで雨降ってたのに朝は晴れてるなんてな。
【洗濯日和だし、急いで洗濯回してから出かけるか】
一応今日の天気予報確認したら、今日明日は晴れらしい。俺の洗濯物もだけど、叔母さんの溜まってる洗濯物もさすがにやらないとマズい。出かける準備しながら、洗濯機急いで回すことにした。
2011・04・17・☀・10:25・稲羽市・八十神アパート・2ー1・静江の部屋・リビング。
今日1日晴れそうだし、叔母さんも今日は帰ってくるって連絡あったから、先に帰ってきてくれたら洗濯物入れてくれるだろ。俺のより叔母さんの洗濯物の方が多いんだからな。とっとと戸締まりして、制理の家へ向かう。
2011・04・17・☀・10:35・稲羽市・八十神アパート付近。
叔母さん宅から出てきたら、制理が血相変えてこっちへ走ってきてた。
【制理、そんな慌ててどうした?】
【は、八幡、千枝から連絡来たんだけど、雪子が昨日の夕方から行方不明だって!!】
【な、何だって!】
昨日の朝の時点じゃ、本人が電話取って月曜に来るって言ってたはずだ。
【天城はいつからいなくなったんだ?】
【昨日の夕方頃だって。旅館の女中さんたちが夕方まで雪子がいること確認してるって】
つまり夕方頃に天城が天城屋旅館から姿消した……。
俺たちみたいに異世界へ引きずり込まれた?それとも山野アナや小西先輩を殺した犯人に連れ去られたとか?くそっ!天城……そうだ、里中はどうしてる?
【それで里中はどうしてるんだ?】
【千枝、鳴上君と花村と合流する?って言ってたわ】
【合流……】
鳴上たちは、天城救出のために動いてるのか?俺たちだけじゃ考えまとまらねえ。雪柳先生と3人で相談する必要あるな。
【制理、ジュネス急ぐぞ】
【うん、雪柳先生と相談するんだよね】
【ああ】
とにかく雪柳先生が待ってるジュネスへ向かわなきゃな。
2011・04・17・☀・10:55・稲羽市・ジュネス・入り口付近。
今日は久しぶりの晴れと休み重なって、人がいつもより多い。その中でも親子連れが多いな。
【雪柳先生、もう来てるよね?】
【雪柳先生のことだ。早く来てるだろうな】
【そうだよね】
制理と話してると、そこらの人たちが気になること話してた。
【……さっき、警察官来てたけど、何かあったのかな?】
【ほらっ、連続殺人事件起きてるだろ。だから見回りでもしてるんじゃないのか】
【それもあるんだけど、なんか怪しい少年2人を警察が連れてくところ見たやついるな】
【怪しい2人組?なんだそれ、マジかよ?】
【マジらしいぜ、そこら辺の主婦たちも言ってたし。なんか刃物持ってたとか】
【ヤバいだろ、それ】
怪しい2人組?刃物持った2人組?ま、まさかな……制理が不安そうな表情で、
【怪しい2人組って…まさか犯人?】
【そんなわけねえだろ、もし2人を殺した犯人だったらそんな間抜けな捕まり方しねえだろ】
【そ、それもそうだよね】
とにかく雪柳先生待ってるジュネスのフードコートへ急ごう。
2011・04・17・☀・11:05・稲羽市・ジュネス・フードコート。
俺たちはフードコートに来たら、雪柳先生があるテーブルから手を振ってくれた。すぐに俺たちは先生のテーブルの席に着く。雪柳先生、普段学校で見る服と違っておしゃれな服着てるんだな。
【おはよう、比企谷君、吹寄さん】
【おはようございます】
【雪柳先生、おはようございます】
「休みの日って人が多いわね】
【久しぶりの晴れですし、事件のせいでしばらく家から出られなかったってのもあるでしょうしね】
【まあ、まだ解決してねえけどな】
【比企谷君の言う通りだけど、いつまでも家に籠もってるのは良くないしね】
【子供にとっては、外に出られないのが苦痛ですしね】
俺たちは適当に飲み物買って、今日の話の議題であるマヨナカテレビ等のことを話すために集まったのだ。あまり他人に聞かれたくねえから、声のトーン落として話す。
【雪柳先生、天城が昨日の夕方から行方不明になったみたいです】
【な、なんですって!?】
【千枝から今日の朝連絡もらったんです。彼女が天城屋旅館に様子見に行ったら、女中さんたちからいなくなったこと聞いたみたいです】
【警察には捜索願い出したの?】
【捜索願いは出したみたいです】
【……天城さんが行方不明…まさか犯人が連れ去ったってことなの?】
【可能性の1つだろうな。俺たちみたいに異世界に引きずり込まれたって可能性もあるが…】
【昨日の私みたいに…】
【昨日のマヨナカテレビ、今までと違ってカラーになってバラエティ番組みたいになってた】
【八幡、あそこに映ってた雪子、内面に抱えてる雪子の気持ちがああなって現れたって言ったよね?】
【ああ、山野アナの残留思念、昨日の雪柳先生のアレ見て、そうなんじゃねえかと思ったんだよ】
【雪子……】
【人は、何かと心の奥底に何かを秘めてるものよ…】
雪柳先生に言われると、説得力あるな。昨日のアレ見たからだがな。俺や制理だってそういう部分はある。けど、互いにそれは認め合ってやってきた。完全に克服することは簡単じゃねえが、誰かと一緒なら前へ進んでいけると、分かったからな。
【八幡、雪柳先生、これから一体どうしましょうか?】
【そうね…鳴上君たちも向こうの世界知ってるのなら話ちょっと聞きたいわね】
【ですよね~じゃあここに呼び出してみます?】
【ええ、こうしてくれると助かるわ。学校でこの話はちょっとね】
【確かに学校で話すような内容じゃありませんよね】
俺は雪柳先生に言われた通りに花村に連絡してみる。…けど、あいつの電話は圏外…圏外ってどういうことだよ、稲羽の隅々まで電波届くはずだろ?まさかあいつら向こうの世界に行ったんじゃ?
俺がそう思うと、急に周りの景色の動きが止まった。これって前にも見たぞ、またいつぞやのやつか?それともペルソナの弁慶か?弁慶の名前口にしたら、俺の頭の中に弁慶の声が響いてくる。
『八幡、急げ。お前が話している鳴上という人物と他に2名が向こうの世界でピンチになっている』
【どういうことだ?やはりあいつらは向こうの世界に行ってるのか、弁慶?】
『そのようだ。テレビという媒体を使い、向こうの世界の方へ行き来しているようだ。今日もそのテレビを通じて向こうの世界に行ったようだ。天城雪子の行方は追ってこちらの世界に入った。しかし仲間のうちの1人のシャドウに襲われ苦戦を強いられている』
【苦戦を強いられてるって……それって俺たちで勝てるって事なのか?】
『八幡と仲間の2人で何とか戦って勝てるはずだ。己を信じ、私を信じよ、そして仲間を信じよ、さすれば勝てる』
【…わかった。なんとかやってみるしかねえか】
『それでいい』
一呼吸して気持ち落ち着かせると、時間が再び動き出す。すぐさま俺は制理と雪柳先生に今起こったこと話す。
【鳴上君たちは、テレビから向こうの世界行ってるって事なの?】
【ああ、ただそれだけじゃなく、向こうでどうやら里中のシャドウと戦ってるらしい。今、あいつら苦戦を強いられてるらしい】
【それじゃ今すぐ助けに行かないと】
【ああ、あいつらの元に行くにはテレビから行くしかねえそうだ】
【テレビって?】
【ジュネスの家電売り場のテレビってことだ】
2011・04・17・☀・11:45・稲羽市・ジュネス・家電売り場。
俺たちは家電売り場にやってきた。いつもよりか人がいる感じするが、今は周りの目気にしてる暇はねえ。弁慶の話じゃ鳴上たちが入ったってのは、この一番でかいテレビだったはず。
【こ、ここからあっちの世界に入るの?】
【2人には嫌かもしれねえが、ここからしかねえらしい】
【比企谷君、吹寄さん、私が先に来ます。2人は後から来てください】
【え?雪柳先生、大丈夫なんですか?】
【安全かどうかわからないところに、あなた達を先に行かせるわけにはいきません】
雪柳先生は、大胆にテレビに手突っ込んだかと思ったら頭の方まですっぽり入っていく。今は人が誰もいねえからいいけど、誰かいたら大変なことになるぞ。…けど雪柳先生も大胆に入っていくな。
【八幡、次は私が行くね】
【分かった、気をつけて入れよ】
【うん】
俺は制理がテレビの中に入っていくのを、周りから見えねえように障害になったつもりだが、全部隠せるわけねえからな。見えてねえといいんだが。2人が入った後、俺は再度周り確認して手突っ込んでから急いでテレビの中に入る。入った瞬間どこかに落ちていくような感じになって、少し恐怖心出てくるが、すぐに地面へ落ちた。
2011・04・17・☀・?:?・???
俺たちは周りが霧で覆われた場所へ落ちてきたようだ。周り見渡しても、前に異世界入った時みたいな感じじゃなく、本当の意味で異世界みたいな感じもするが。
【2人とも大丈夫?】
【私は大丈夫ですが、八幡は?】
【俺は大丈夫だ。けど、2人は大丈夫なのか?】
【私は大丈夫よ】
【それよりもここってどこなんでしょうか?】
俺たちは周り見渡すが見える範囲で言えば、どうやらここはスタジオのセットの中みたいにも見える。そもそも何でジュネスのあのテレビから異世界に繋がってるのかわからねえ。
【とにかく鳴上たち探さねえと】
【吹寄さん、鳴上君たちがどこにいるのかわかるの?】
【ま、待ってください。今見ますから】
制理はペルソナであるスワヒメ呼び出して周り探索し始めた。そして30秒もしねえうちに、
【八幡、雪柳先生、どうやらこっちにいるみたい】
【あっちと言われても霧だらけだな】
【とにかく、私の後からついてきて】
制理が鳴上たちがいるであろう方向に歩き出した。俺と雪柳先生は、
【吹寄さんのあと追いましょう】
【ええ】
2011・04・17・☀・?:?・雪子姫の城
制理の案内で、俺たちは何とか建物らしきところにやってきたのだが、これは……マヨナカテレビで見た城と同じものである。
【これってあのマヨナカテレビで、雪子の後ろに映ってたやつだよね?】
【ああ、間違いねえ】
【それじゃここに鳴上君たちがいるってことよね?】
【うん、この建物の中から3人の生命エネルギー感じる。でもそれが…だんだん弱くなってきてる感じがする】
【それってまずいんじゃねえのか、早く助けねえと】
【千枝、鳴上君、花村…】
制理が先に行こうとしたら雪柳先生がそれを止める。
【比企谷君、吹寄さん、何の策も考えずに突っ込んでいったら私たちまでやられてしまうわ】
【……でもっ、みんなが】
【俺たちがやられたら誰が助けるんだ。俺たちは失敗許されねえ…制理、お前のスワヒメで相手がどういうやつか確かめられねえのか?】
【……うん、やってみる……】
制理は、スワヒメで中の状況見てた。俺だってすぐにでも助けに行きてえ。けど失敗したらそれで終わりだ。俺たちは失敗許されねえことをしてる。だからこそ念には念を入れる。
【あ、鳴上君たちがこの建物は2階にいる。そこで……え?千枝のシャドウと戦ってるみたい】
【………里中も内面に何かを抱えて、雪柳先生が否定したように里中も……】
【千枝……】
【比企谷君、吹寄さん、覚悟決めた?】
【はい】
【覚悟はとっくの昔に決めてます】
俺たちは互いに目配せしてから、雪子姫の城の中へ突入することになった。
もう一度、アンケートを取ります。鳴上悠のヒロインは誰がよろしいですか?
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1ー里中千枝
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2ー天城雪子
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3ー久慈川りせ
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4ー白鐘直斗
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5ー小沢結実
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6ー松永綾音
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7ー海老原あい
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8ー雪柳綾奈
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9ー麦野静江