2011・04・17・☀・?:?・雪子姫の城。
雪子姫の城俺たちは襲ってくる化け物みたいなシャドウを倒しながら、2階まで登っていく。
今まではあんなシャドウ襲ってこなかったのに、ここに来て急に襲ってくるようになった。
「今まではあんなシャドウ襲ってこなかったよね?」
「ああ、今回の初めてだ。山野アナの残留思念や雪柳先生のシャドウみたいなのは襲ってきたが、今回みたいなのは襲ってこなかった……」
「2人共、今は考えるより鳴上君たちを助ける方が先決よ!」
「分かってます」
それにしてもこのお城、RPGに出てくるような城だよな……。それにしても天城はメンヘルなのか?2階の階段登ったら、すぐに目の前に大きな扉が現れる。
「八幡、雪柳先生…みんなこの扉の向こうにいると思う」
「この中にあいつらが…」
「比企谷君、吹寄さん、準備はできてる?」
「俺はできてますよ」
「私もです…八幡、雪柳先生ちょっといいですか?」
「どうしたんだ?」
制理は俺や雪柳先生の方を見ながら
「私が千枝のシャドウに奇襲攻撃仕掛けるわ。その隙に鳴上君と花村を救って!」
「…スワヒメの特性を生かした奇襲攻撃…か、分かった。雪柳先生は俺と前線の方で戦うしかねえか」
制理の話じゃ、鳴上と花村が里中のシャドウと戦って不利な状況になってるんだったな。
「……八幡、雪柳先生、スワヒメの弓が千枝のシャドウに当たったわ!」
スワヒメの空間貫いて、扉の向こうの里中のシャドウに直撃したのか。スワヒメって空間切り裂く力あるから本当に心強い。俺は雪柳先生の方向いて
「わかった、雪柳先生!」
「ええ、行きましょう!」
俺は扉をぶち破って中に突撃する。
中では、鳴上と花村、里中が吹き飛ばされてて、3人とも動ける状態じゃねえみたいだ。3人の他に、なんか着ぐるみ着たヤツがいるんだが…あれはなんだ?今はそれよりも
「鳴上、花村、里中、大丈夫か!」
「ひ、比企谷!吹寄さん、雪柳先生、なんでここに?」
「八幡…に吹寄に雪柳先生も!どうやって来たんだよ?」
「制理…雪柳先生…比企谷君…」
「君たち、どっから入ってきたクマ!?」
「別にどっからでもいいだろう。今は目の前のこいつをどうにかしねえとな」
俺は里中のシャドウを見据える。制理と雪柳先生は、倒れた3人を介抱してる。雪柳先生のペルソナのカンスケの能力、自動回復のおかげで、鳴上たちの傷も癒えていく。
「…雪柳先生、ペルソナを?」
「そうね…」
「八幡たちもペルソナ使えるのか?」
「まあな…色々あってな…」
「私たち3人のことは、後で話すわ」
『…さっきの攻撃、アンタたちだったのね…』
里中は、内から出た自身のシャドウを俺たちに見られたくねえみたいだ。それは当たり前だろ。自分の内面をこんな形で他人に見られることになるんだからな。それにしても里中のシャドウってあれって…そうか、そういうことか。普段はああいう活発な女だが、本当は天城みたいな女に憧れてるってわけか。
『あんたたちもその女をかばいだてするなら、容赦はしないよ』
里中のシャドウは、鞭みたいなもんで俺たちに攻撃仕掛けてきた。けど俺のベンケイの盾により防がれ、制理のスワヒメの薙刀により、鞭みたいなものが斬られた。
『こ、こしゃくな!!』
「させないわよ!」
雪柳先生のカンスケが、槍の一撃で里中のシャドウを吹き飛ばし、それだけじゃなくアギで一撃追加して
「鳴上君!最後はお願い!」
「了解!……来い、イザナギ!」
最後は鳴上のイザナギってペルソナで里中のシャドウを倒したのだ。…やはり内から出たシャドウは、倒されることによっておとなしくなるのか。里中がおとなしくなった里中のシャドウに近づき
「何よ、急に黙っちゃって…勝手なことばっかり…」
「よせ、里中」
「だ、だって…」
雪柳先生が震えてる里中に近づいて抱きしめる。
「…里中さん、ちゃんとわかってるから。みんないろんな顔があるんだからね」
「ゆ、雪柳先生…」
「私も……里中さんみたいなことあったんだよ。私も折れそうになった時、比企谷君と吹寄さんに助けてもらったの…」
「え?雪柳先生にも同じことが?俺は鳴上に助けてもらったし…そうだよな……誰だってあるんだよ、こういう一面…」
「ああ…俺だって…お前たちに助けてもらって…嫌な自分の部分も受け入れることができた。だから感謝してるぜ、里中」
「比企谷君…そういうセリフはあたしじゃなく制理だけに言いなさいよ……でも…ありがとう」
里中は俺にそう言って、里中のシャドウと向き合う。自分自身と向き合うのが一番難しいのは分かってる。今度は俺が里中の背中押してやる番…あとは暖かく見守るしかできねえ。それ以降のことは彼女次第なのだ。
「あんたは…あたしの中にいた。もう1人のあたしって…ことね…ずっと見ないふりしてきた、どーしようもないあたし……あんたは、あたし…あたしはあんた…あたしが心の奥深くに隠してた気持ちを…変わりに言ってくれたんだね…ありがとう」
里中のシャドウは笑顔で頷くと、雪柳先生の時みたいにペルソナに変化した。それと、里中の手の中に何かのカードみたいなものが見えたんだが、あれはタロットカードか?それは戦車のタロットカードのように見えたんだが?里中がフラフラしたので、制理と雪柳先生が支える形になった。
「あ、あたし、そのあんなんだけど、でも雪子の事、好きなのは嘘じゃないから」
「里中、そんなことは分かってる。俺は半年間しか見てねえが、その間にも十分すぎるくらい、その気持ちは分かってる」
「そうだな、八幡の言う通りだぜ」
「ふふ、千枝と雪子は、私が友達になる前から2人は友達だったんだから」
「里中さん、大丈夫?とっても苦しそうよ?」
「雪柳先生、ヘーキです。ちょっと疲れただけだから」
「里中、どう見ても平気じゃねえだろ。ここは一旦引き返して改めて来よう」
「そうだな。それがいいな、鳴上。それでお前、俺たちと同じ『力』、使えるようになってるはずだ」
「え?」
「だな、里中もペルソナ使いに目覚めたってことだな」
「鳴上君、比企谷君、話は外でしましょう」
「うん、千枝、結構辛そう」
けど、里中は俺たちの一旦引き返すって意見に反対する。天城がこの建物のどこかにいることが分かってるのに助けが来るのを待ってるのに、ここで引き下がるわけにはいかねえと、あくまで先に進むと言い張る。鳴上と花村と雪柳先生が里中を説得するために色々話す。
俺だってそりゃ天城助けに行きてえが、この先どんだけここがあるのか分からねえ。分からねえままに行くのは危険すぎるからな。無茶して、俺たちが倒れたら誰が天城救うんだ、か……。当たり前だよな。こんな能力あるのは俺たちと犯人くらいかもしれねえからな。
「千枝、私だって今すぐ助けに行きたい、そう思ってた。でも八幡や雪柳先生がそんな私を諫めてくれた。無茶して倒れてしまったら意味がないって」
「制理…あたし…雪子に伝えないといけないことがあるんだ。雪子と制理、3人一緒で今までやってこれた。あたし1人じゃ何にもできなかった…」
「千枝……私も千枝や雪子に伝えなきゃいけないことがあるの。八幡に思い伝えられたのは、千枝と雪子が私の背中押してくれたから。女の友情は薄っぺらいとか言われるけど、2人は違うって思えたから」
制理と里中が互いに抱きしめながらそう言った。俺だって里中や天城には感謝してるから。もちろん花村や雪柳先生にもだが。
すると着ぐるみのクマが話に入ってきて
「……なら、それを伝えるためにも、まず君たちが元気になるクマ!ユキちゃんは普通の人クマ。ここにいる影は普通の人間は襲わない。襲うのはここのきりが晴れる日クマ」
「それまでは天城は無事だってことだな?」
「まず、間違いないクマ」
「おい、花村、それはどういうことだ?」
「そっか、お前たちは知らねえんだな?どうやら俺らの世界と霧の晴れる日が逆さらしい。ここが晴れる日、俺らにとったら霧が出る日に被害者は影に殺される」
「な、なんだと!?」
山野アナ、小西先輩は、やはり影に殺されたってことで確定か。誰にも助けられずに影に…雪柳先生が悲しいそうな表情になる。
「……私も2人に助けてもらわなかったら、山野さんや小西さんのようになってた…」
「比企谷、俺はそっちの話も聞きたい。聞かせてくれるか?」
「鳴上、俺もお前たちの話を聞きたかったからな。とりあえずここ出てからでもいいだろ?」
「そうだな、まさか八幡、お前がペルソナ使いになってるとはな」
「別に好きでなったわけじゃねえが。街に霧出なければ天城は無事なんだな。出る前までには救出しないとな」
「八幡、これからは鳴上君たちと一緒に行動しない?その方が絶対いいと思う」
「私もそう思うわ。別々に行動するより一緒の方がいいと思う」
「俺もそう思ってるよ、鳴上、それでいいか?」
「俺は構わない。仲間が増えるのは嬉しいからな。一応俺がリーダーなんだが、比企谷、君は副リーダーをしてもらえないか?」
「ああ、分かったよ。副リーダー、受けてやるよ」
こうして俺たち一行は、入り口の方へ戻って行った。
2011・04・17・☀・?:?・???
俺たちは互いに情報の共有を行った。俺は鳴上たちに俺たちが体験したことを隠すことなく話す。
今年の正月に起きたことや小旅行に行った甲府で体験した話、山野アナの残留思念と戦ったこと、山野アナの残留思念の思い、雪柳先生の内なる影と戦い、雪柳先生が自分自身を受け止めてペルソナ使いになったこと。
そして俺のペルソナから鳴上たちピンチ聞きつけて、それで救援に来たことを話した。鳴上たちは、鳴上がテレビに入れるとか話した後にジュネスのテレビに試してみたら手が突っ込めたから、色々パニックになってたらテレビの中に入ったらしい。
こっちの世界でちょっと何かあったらしいが、そんな中にこの着ぐるみのクマと出会ったらしい。このクマ、自分が何者か分からねえらしい。当然俺たちに思う。何者かって聞いてきたけど、分かるはずねえだろと返してやった。
一応俺たちは、クマに自己紹介はした。クマの名前はクマなんだな。入り口辺りまでたどり着いた時には里中は体力が随分回復してた。ずっとスワヒメが里中回復させてたみたいだ。その代わり制理がきつそうにしてた。
「制理…大丈夫?」
「大丈夫よ、ちょっと力使ったからかもしれないね」
「大丈夫じゃねえだろ」
俺は無意識に制理を自分の方に引き寄せた。
「比企谷と吹寄は、付き合ってるのか?」
「ああ、付き合ってるが…」
「そうなのか!?」
「鳴上、そこを驚くことなのか?」
「鳴上君、あなたって天然なの?」
「……鳴上から見て、俺と制理が付き合ってるのがおかしいと思ったのか?」
「いや、むしろ似合ってると思ってる。それに互いに信じ合ってるように見えるしな」
鳴上、お前よくそんな恥ずかしいこと面と向かって言えるな。
「これに関しては制理が羨ましく思うかな。あたしも信じ合っていける彼氏欲しいかも」
里中の言い分にいらないチャチャを入れる花村。
「里中さんは、もうちょっとがさつなところ直さないと」
「はぁー!?花村、それを今言う!?」
こうして俺たちは馬鹿な話しながら、天城助けに行く時は全員で行くってことに決めた。抜け駆けは禁止ってことになった。そして俺と制理と雪柳先生、里中は、クマからメガネもらった。
そういえば鳴上と花村がメガネつけてたな。あまり気にしてなかったのは、この世界にいるからだろうか。クマから俺と制理と雪柳先生はメガネ受け取る。そしてかけてみる。…すると霧がねえように周りが綺麗に分かる。
今までは制理のスワヒメ頼みだったからな。彼女に結構な負担かけてしまってた。けど、このメガネあれば彼女にそういう負担かけずに済む。
鳴上と俺は携帯番号交換した。さすがに副リーダーとして知らねえのは通らねえからな。決定権は全員にあるから1人でも反対したらそこは棄却になるってことだ。今日から天気予報は念入りチェックしなきゃいけねえな。クマは確か、制理と同じことができるって言ってたな。あいつばかりには無理させられねえから、クマに頑張ってもらおうかな、なんてな。
もう一度、アンケートを取ります。鳴上悠のヒロインは誰がよろしいですか?
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1ー里中千枝
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2ー天城雪子
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3ー久慈川りせ
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4ー白鐘直斗
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5ー小沢結実
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6ー松永綾音
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7ー海老原あい
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8ー雪柳綾奈
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9ー麦野静江