花村と分かれた後、ジュネスで何か買っていこうと思ったが、今日は叔母さんは夜遅く帰ってくるみたいだし、外で食べるのもありか。意外に1人分って容量が悪いんだよな。
そういえば花村に商店街の愛屋中華料理店あるって言ってたよな。そこで晩飯を済ませるのもありか。
叔母宅に帰ってから考えよう。
2010・10・12・☁・18:30・稲羽商店街・愛屋。
結局、花村から教えてもらった稲羽商店街の中華料理店の愛屋に行ってみることにした。
中に入ってる見ると、中華料理店らしい匂いが店内に漂っている。晩飯時間帯だからそれなりにお客がいるようだ。
俺はカウンター席しか開いていなかったのでそちらへ座る。メニューを見ると、中華料理以外にも食べれるものあるようだな。さてと何を食べるかね…牛丼でも食べるか。
「おじさん、牛丼並を頼む」
「あいよ」
それにしても仕事帰りのサラリーマンが多いな。まあ。当たり前か…カウンターの端に学生っぽいやつのいるみたいだが。
俺は牛丼が来るまで、週刊誌や新聞チラシを見て時間を潰すことにした。
チラシの1枚に久慈川りせ、中学生最後の写真集が発売される、か…。
芸能人とか俺達の住んでる世界とはまるで違う世界だよな。
もう1枚のチラシは、吹寄星奈、高校生最初の写真集が発売決定と書かれている。さっきの久慈川りせは中学生らしいプロモーションだったが、こっちはすでに大人顔負けの体型じゃねーか。
そんなこと思っていたら愛屋のおじさんから
「牛丼並、あいよ〜」
カウンター席に置かれた牛丼が食べるため、チラシは横に置いた。
「あいや〜お客さん、その子気になるんですか?」
「べ、別に気になりはしないけどな」
「そうなの?お客さん、八高かい?」
なんでわかるんだよと思ったけど、そういえば制服で来ちまったな。
「はい、八高ですね。そう言っても今日転入したばかりですけど」
「あいや〜そうだったのかい、転入初日でここに来てくれるのは嬉しいね〜常連さんになってくれたらもっと嬉しいね〜」
俺は食べながらおじさんの話を聞いた。
常連ね〜確かにここの牛丼はめっちゃうまい。一口食べただけで旨いってことがわかる。中華料理屋だけど牛丼が旨いってどどういうことだよ。千葉で食べていた某牛丼チェーンよりも旨い。メニュー表には雨の日限定特別牛丼コースってのもあるのかよ。
「おじさん、お代はここに置いとくよ」
「あいよ〜直紀君またご贔屓に」
カウンターの端にいた男子がお題を払って店を出てった。そういえばさっきの男子も同じ八高の制服を着ていたな。そういえば、あのサイゼも総武の連中のたまり場でもあったな。
牛丼を食べ続けていると、くたびれたスーツを着たちょっと頼りないような男が俺の隣に座ってきた。そして注文をするみたいだ。
「おじさん、牛丼並をお願いするね」
「あいよ〜」
その頼りない男が俺の方見て話しかけてきた。俺はなんだよ。こいつ話しかけてくるタイプかよと思ってしまった。
「君、高校生?こんなとこで食事してていいの?」
うざァァァ、何こいつ説教してくる?タイプなの?マジ勘弁してくれよ〜
「…別にここで食事しようがなんかあなたに関係が?」
「うん、そうなんだけどね〜僕の職業柄?僕刑事だからさ、こんな時間に高校生が出歩いていたら、ほら注意しないといけないでしょう?だからさ、親御さん心配するよ?」
この人刑事かよ…ちょっと頼りない刑事ってどうなのよ?刑事だからおせっかいってことかよ。
「…許可取って食べてるんで。それでいいでしょ」
「…許可取ってるのか…まあ許可取ってるならいいか。君に話すのはどうなんだろうと思うけど、まあいっか」
「話って何をですか?」
「僕、10月からこっちに来てるんだよ。元々は東京の方にいてさ、ちょっとミスしただけで左遷だからね」
警察上層部って刑事ドラマみたいなことを普通にやってるんだろ、悪どいことをさ。
「僕の上司は全くかばってくれなかったんだよね、それどころが糾弾したんだよね。それで僕だけが左遷。割には合わないよね?」
「それはもうご愁傷様としか言いようが…」
「僕だって頑張ってたのに。あの上司は全く褒めてくれなかった」
褒めてくれなかったか。修学旅行の一見を思い出してしまった。
あの一見、みんな俺が悪いと言ったが、母さんだけは悪いと言わなかった。むしろ頑張ったね、と言って頭撫でてくれたっけ。それで涙が全然止まらなく出てきたんだった。
この人も頑張りを認めて欲しかった。褒めて欲しかったんだろうな。
「……ってこんなこと高校生の君に話してもわからないよね。ごめん、ごめん、忘れて」
そう言って、この人は牛丼を食べ始めた。俺も奉仕部のあの件で転校をしなくてはならなくなった。そういうことに関してはこの人と一緒なのかもしれないな。
俺も牛丼を引き続き食べることした。
食べ終わった頼りなさそうな男性は俺に
「僕はもう食べ終わったからそれじゃ」
「ええ」
頼りなさそうな男性は、おじさんにお代を払い終えると、愛屋から出て行ってしまった。
「あの人刑事とか言ってたが、何課の刑事なんだ?華の捜査一課じゃないよな」
そう思いながら、俺は牛丼を食べ続けた。
食べ終えると俺もおじさんにお代金を払ってから愛屋から出ることに。
叔母さん宅に帰る道すがら空をふと眺めると綺麗な星空が見えた。
「綺麗な星空だな、千葉ではこんな風には見えなかったか」
都会の光があるせいで星空なんてほとんど見えはしなかったが、こっちに来てみれば星空は綺麗に見える。これがこっちの人間では当たり前なんだろうな。
そう思いながら叔母宅へ帰ることに。
2010・10・18・☀・10:30・八十神高校・1ー2組。
俺が稲羽に来て1週間、明日で八十神高校に来て1週間だ。まだそんなに慣れた訳では無いが、花村や里中とは俺からすれば距離は微妙な感じでもいいが2人はグイグイと距離を詰めてくる。
なんだかんだ言って俺に構ってくるからな。2人ともお節介なんだろうがな。
「比企谷くんちょっといいかしら?」
「え?」
俺の横には、黒髪ロングのナイスバディの女子生徒が立っていた。確かクラス委員長の吹寄制理だったか?その委員長様がこんなぼっちな俺に何か用なのか?
「比企谷君、あなた花村と仲いいでしょう?」
「仲がいいってほどでは……」
「あいつさ近頃掃除サボってんのよ。同じ班の人から苦情が来てるの」
そういえば、放課後に掃除当番ってものがあったな。そういえば、俺はそういうのに任命されていないが、やらなくていいのならやらないんだけどな。
「ちなみに比企谷君の掃除当番の班は、私と一緒だから」
やっぱり決まってんだな、というか、委員長の一緒の班とかちょっと…
「そうなんだな」
「私達の班は来週ね。それと困ったことがあったら何でも言ってね。クラスメイトとして委員長としてサポートするから」
「ああ」
この俺にそこまで言ってくれるなんて、と感心してしまった。ここの人たちってみんなおせっかい焼きの連中ばかりなのか?
そんなこと思っていると委員長の吹寄は、教室へ戻ってきた花村に目線を向けて
「花村、あんた先週掃除当番サボったでしょ?」
「さ、サボってねーよ、吹寄さん。ほらっ、先週は比企谷のために色々とさ」
俺は巻き込むなっつーの。俺は別に頼んじゃいないぞ。怒られるなら1人で怒られろ、花村。
「初日と次の日までは大目に見ましょう?でもさ、その後は掃除当番できたでしょ?」
「それはですね、吹寄さん」
「いいわけ無用!!」
吹寄は、花村の顔面におでこを激突させた。された花村はその場で沈んでしまった。
「あがが…吹寄のおでこが…吹寄DX…」
さっきの攻撃、吹寄DXって言うのかよ…横に座ってた里中が呆れたように
「あ〜また制理の吹寄DXを花村のヤツくらってるよ。比企谷君も制理を怒らせたら食らうかもよ」
「肝に銘じとくわ」
掃除とか必要最低限動きたくないのだけど、あんなのを食らうとわかったならやるしかないだろ。
そう思いつつ次の授業のために準備を整えるのだった。
それにしても黒髪女子というのはあ強いものなのか。
雪ノ下にしろ吹寄にしたってな……。
もう一度、アンケートを取ります。鳴上悠のヒロインは誰がよろしいですか?
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1ー里中千枝
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2ー天城雪子
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3ー久慈川りせ
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4ー白鐘直斗
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5ー小沢結実
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6ー松永綾音
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7ー海老原あい
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8ー雪柳綾奈
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9ー麦野静江