俺たちは、巽がコンプレックスを抱いていたということを柔らかく噛み砕いてクマに説明した。
「たったそれだけ?それだけで、カンジ君を見つけるクマ?しょーがない…なら、全開で鼻クンクンクマよ!ムムム、おっ、なんか居たクマ!当たりの予感!これか?これですか!?ついて来るクマ!」
仕方ねえだろ、得られる情報はこれぐらいしかなかったんだからな。ほとんど俺と鳴上が集めた情報だか。クマは文句を言いながらも、なんとか花をビシビクさせて、巽の居場所を探してみる。そして見つけたようで、クマはそっちの方に走り出す。
俺たちは慌ててクマが走ってた方に走り出した。
2011・05・19・☀・テレビの中の世界・謎の施設。
クマに言われてついてきたけど、やはりマヨナカテレビに映っていたのと同じ場所だな。ここって銭湯か?サウナみたいな感じがするんだが、俺は何かおかしいと身体がそう感じている。鳴上や花村は完全に退き気味になってる。
「ここに完二君がいるのよね」
雪柳先生が最初に喋り、里中は霧か湯気が気になるみたいだな。
「なんかこの霧、今までと違くない?」
里中の言うとおり俺も霧じゃなくて湯気だと思う。
それにしても眼鏡もくもってきたし、ズボンのポケットからハンカチを取り出してレンズを拭く。
俺はハンカチとティッシュが持つ派だぞ。何と言っても小学生の時からな。
「眼鏡くもっちゃった…」
天城たちも眼鏡がくもり、ハンカチで拭いている。
「にしもあちぃーな。これじゃまるで…」
「そうだよな、温泉…いやサウナか?」
鳴上がそう言いかけた時、BGMがどこからか流れ始めた。俺たちはキョロキョロとした。どこから流れで上がる?
【僕のカワイイ〜子猫ちゃん〜】
【アッ…アーッ…なんて逞しい筋肉なんだ…アッ~ア】
【恐がることはないんだよ。さあ、力を抜いて】
俺たち男子陣は、背筋が凍るような感じがしてしまった。
「おい、俺、絶対に活きたくはないぞ!」
「ああ!行ったらまずい。何か戻れなくなるような気がする」
「だな、戻れなくなるような日じゃなくて絶対に戻れなくなるって、あれってもう…」
「ねえクマさん、本当に完二君いるの?」
「クマの鼻センサー、舐めたらあかんぜよ」
「なら行くしかないでしょ、鳴上君、比企谷君、花村君?」
「雪柳先生、待って!俺マジで嫌なんだけど!これっ絶対にヤバいって!行ったら絶対に引き返せなくなるっ!大事なモン失うッて!」
「俺も花村と同感だ。身体が拒否反応を示してるって」
「制理、ちょっと聞いてくれ。俺たちここから進んだら自分たちの貞操が…」
俺たちは行きたくないと拒否宣言する。しかし拒否宣言したのだが、雪柳先生や制理、里中、天城によって強制的にあの施設の中に連れて来られてしまったのだ。
女性陣は、クマを先頭に、俺たちが逃げられないように運んだ状態で先へ進む。
俺たちは巽の生みだした施設、熱気立つ大浴場みたいな施設の攻略を始める事にした。
と、その前に巽の施設攻略の前に天城が生みだした雪子城の残党を片付けに行ったのだ。残党と行っても最上階の天城のシャドウがいなくなったあとの主になったいた輩を速攻で倒したり、鳴上が小西先輩が生みだしたあの場所で、頼まれた物を探した。
一体こんなとこに何があるって言うんだと思ってしまったが、本当に何かあったのだ。
鳴上は見つけた武器みたいなものを花村に渡す。
未開封の酒瓶もう回収していたが依頼主がいるからとかなんとか言って回収したが、
そして巽が生みだした施設、熱気立つ大浴場に戻ってきたのだ。
それでもが鳴上が買っていた回復アイテムと狐んから回復薬を購入して回復したり、これを活用出来れば苦労せずにやれるかな。
天城の雪子城のシャドウより格段に強くなってるけど、うまく連携で倒していく。
「ハァ~…来いイザナギ!!」
鳴上はイザナギで、ポリスシャドウを蹴散らす。里中や天城も
「来て、トモエ!!」
「おいで、コノハナサクヤ!」
「来て、スワヒメ!」
制理と里中と天城もポリスシャドウを全部蹴散らした。明らかに花村君と鍋島君はやる気がない。花村君と鍋島君が
「あっちーもう嫌だ。いろんな意味で帰りてぇ…。いっそ2手に分けれねぇ?みさきちと吹寄と里中と天城はこのまま特攻、鳴上と俺と比企谷はこのまま帰宅っつーことで!」
「そ、それだ!」
「お前たち大胆なこと言うよな」
「それじゃ、ないわよ!へぇ~貴方たちはただサボりたいだけでしょ?それとも私の平手打ちをもらいたいわけ?」
制理は右手に拳を握り力を込めている。あれはグーで殴りで来るかもしれない。それは俺をキャッチして
「ち、ちょっと待て!分かった…巽を助けるって…落ち着け制理…!」
「落ち着け…吹寄…」
制理に怒られ、俺たちは渋々と歩いてついて行く。
「制理、鳴上君に対しても容赦なくなったっていうか」
「制理も鳴上君に慣れてきたんでしょうけど…それにしても戦ってると熱くなってきたわ」
「そうだね、蒸し暑いというか…」
「私は怒ったから暑いわね」
「私もさすがに暑いと思ってきたわ」
制理と天城、里中、雪柳先生がそう言って歩いて、俺たちも巽君のこのサウナのような施設を何階か攻略していると、天城の時と同じくシャドウ巽が現れる。
【ウッホッホ!これはこれはご注目ありがとうございます。ボク完二ぃ】
シャドウ巽がこやかにスマイルでこちらを見てくる。俺はドン引きする中、花村と鳴上が怒ってペルソナを出す。
「ちょっと待ってまだ早いって!」
臨戦態勢に入った2人を里中は止めに入る。
「うっせっ!はやくなんとかしないと!こっちはもたねーだよ!精神的に!」
「里中、邪魔をするな」
俺もドン引きしているが、なぜかペルソナを出したくなる気持ちになってくるのは分かる。
【うふふっ、あ・や・し・い…熱帯天国から、お送りしています。暑い湯気のせいで、胸がビンビンしちゃう!】
胸筋をピクピクするシャドウ巽。それを見た里中が怒ってペルソナを出す。
「ちょ、ちょっと千枝まで…!」
「ごめん、なんかムカついて…」
「里中さん、落ち着いて、鳴上君たちも落ち着いてね」
「雪柳先生、これは落ち着いていられない」
【うふふっ。みんな暑くなってきたところで、このコーナーいっちゃうよ!】
【女人禁制!突☆入!?愛の汗だく熱帯天国!】
バラエティのテロップみたいなのが流れてきた。なんだこれ、確か天城の時もこんなテロップが流れた気がする。いや、それよりも色々な意味でやばいかもしれん。
「これはヤバい、いろんな意味で!」
「確かに雪子んときものりとしたらこんなんだったよね…」
「確かにそうだったかも…」
「ああ、確かに…天城さんの時は…」
天城はこんなんじゃないと否定をする。そんな中、花村が
「やっぱこの映像って中に入れれた奴が生み出してんのか?」
【それでは、更なる愛の高みをめざして、もっと奥まで突・入・行くぜゴラっ!!】
シャドウ巽はそう言うと奥の部屋の方へ走り去っていった。
俺たちはシャドウ巽を追って奥へ進むがそれに伴ってシャドウの数と強さは上がってくる。やはり雪子姫の城の時とは全然違うことを実感する。
俺たちはみんなと協力をしながら進んでいく。途中シャドウ巽が呼び出したシャドウにも苦労させられたけどな。
何回か鳴上が用意したカエレールとかいう雑貨屋で買ったヤツで、エントラスまで戻って来て、狐に回復薬をお金と引き換えて体力回復しながら巽が生みだした施設を攻略していく。
そして俺たちは最奥へやって来た。しかしいかにもヤバそうなところには変わりはない。
【おいでませ、熱帯天国】
とある。
この中は、絶対やばいことになっているんじゃないかと想像ができてしまう。
俺たちは入り口に留まったまま動かない。誰も動かないことにクマが
「なんで扉開けないクマか?」
「(【《え!?》】)」
みんなで息ぴったりに言ってしまった。
「なんか…行っても良いのか?俺たち」
「そうだよな、鳴上。開けてもいいことねぇつーの、むしろ嫌な映像が待ってるつーの?想像出きちまうつ~の」
「うん、でもどうしよ、雪柳先生?」
「う〜ん、助けに来たんだし助けないとね」
「そうだよね、雪柳先生。ほら男子…さっさと行く!」
里中はそう言って制理たちと一緒に俺たちの背中を押して扉の中へ押し込む。もちろん俺たちはは抵抗するが、観念して扉の中へ入る。
しかし巽がシャドウ巽に馬乗りになっている。
やはり花村が言っていたヤバイことは的中したみたいだぞ。
「なんだテメーらなんでここに?」
「ああ、その…なんだ…完二…」
「一応は助けに来たんだがな……」
「本当に助けに来たんだ。じょ、冗談じゃないぞ」
俺たちのやる気ない返答に巽が怒った。
「あァ!なんだそのやる気のねぇトーンは?」
巽の隙を見て、シャドウ巽は、巽を押しのけた。
「邪魔はさせないよ!」
シャドウ巽が、何かを仕掛けてきた。
シャドウ巽からバラの花の花びらが舞い、里中たちの行く手を阻む。
「なんこれ?こんなんで足止めのつもり?」
里中はそのバラの花びらが身体にあたり、この場でうずくまる。
そんな里中を助けようと天城が里中の手を引っ張ったが、天城も足に花びらがあたり思わずしゃがみ込む。
「なにこれ…結構痛いんだけど…」
「バラの花びらが足に当たっただけなのに」
「里中さん、天城さん!」
しゃがんでいた雪柳先生がそう言って立とうとしたが、バラの花びらが雪柳先生に包み、吹き飛ばす。制理がスワヒメを出して雪柳先生が壁に激突することだとは避けられた。
花村や鳴上も花びらに対してペルソナを出して抵抗しているが、押されているのは間違いない。
俺もベンケイを出して、みんなを守るための盾を出しているが、ベンケイを通してダメージが俺自身の方にもダメージが来る。
そんな俺たちを見ていた巽がそっと握り拳を作ってシャドウ巽と題字する。
「ヤロウ…!」
【もうやめよーよ?嘘つくの。やりたいことやりたいっと言ってなにが悪い。僕は君のやりたいことなんだよ】
「違う!」
巽は、シャドウ巽の言うことを否定し続ける。だがシャドウ巽も畳み掛けてくる。
【女は嫌いだ。僕が裁縫をしたり、絵を描いたりすると、みんな気持ちが悪い…男のくせに男のくせにってバカにして】
「てめぇ…いい加減にしねぇーと……」
【男のくせに、男のくせに…じゃあ男らしさって何なんだよ?女は怖いよなぁ?】
「怖かなんか…ねえ!」
【男がいい。男のくせにって言わないしさ。だから男がいいんだ~】
「ち、違う!」
【違わないよ。キミは僕、僕はキミだよ】
「ふ、ぶざけんな!」
制理に支えられた雪柳先生は巽に叫んだ。
「ダメよ!完二君!」
巽は雪柳先生の忠告を聞いていない。
「てめぇみてぇのが、オレのもんかよ!」
【ウフフフッ…僕はキミさぁ!!」
シャドウ巽が天城たちの時のように暴走してしまった。
【我は影、真なる我…僕はジブンに正直なんだよ…だかさ…邪魔なモンには消えてもらうよ!】
「これ…完二君の、本音なの…?」
「こんなの本音じゃねえ!タチ悪く暴走しちゃってるだけだ!」
「完二君…絶対に助けてあげるからね」
「ああ、助けるしかないだろ」
巽、見た目によらず家庭的な男の子だったんだ。それを気持ち悪がれ段々と尖った方向に…向かってしまって、今に至るってわけか。
裁縫が出来る男、家庭的な男、素晴らしいじゃねえか。俺は何度でも言ってやる。これでも専業主夫を目指していた男だからな。
【もう、君らには関係ない!消えてもらうって言っただろぉ!?】
俺たちと暴走したシャドウ巽との戦いが始まった。
もう一度、アンケートを取ります。鳴上悠のヒロインは誰がよろしいですか?
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1ー里中千枝
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2ー天城雪子
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3ー久慈川りせ
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4ー白鐘直斗
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5ー小沢結実
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6ー松永綾音
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7ー海老原あい
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8ー雪柳綾奈
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9ー麦野静江