俺の青春が田舎へ流された。   作:龍造寺

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原作開始前6話です。

今回は八幡達のクラスの担任の雪柳綾奈の過去の話です。



原作開始前ー7ー6話ー雪柳綾奈の過去。

2010・10・29・☀・22:30・八十神アパート・2ー1・静江の部屋・リビング

 

今日は本当疲れたぜ。こんなに働いたのっていつ以来だろうか?

 

まあまあ達成感というのは総武の時よりもある感じがする。

 

学校の打ち上げ以外にも雪柳先生と花村のおかげで、ジュネスのフードコートを2時間貸し切りとかいうクラスイベントまであった。

 

クラスイベントなのになぜか叔母さんも参加したんだよな。

 

というか叔母さん…クラスの女子達と仲良くなるの早すぎやしないか?

 

叔母さんは、文化祭に参加したことなかったんだよな、昔は思い出して色々とあったんだろうからそこには何も言うまい。

 

それにしてもジュネスのビフテキうまかったな。ただ、里中の食べっぷりはすごかったな。あんな肉娘だとは思わなかったが…

 

それにしても雪柳先生が言ったあの言葉が気になるな。

 

今日の朝、文化祭が始まる前の最後のカツを入れるの時に雪柳先生が呟いた言葉…

 

【私の高校時代は文化祭が失敗に終わったから、みんなには楽しい思い出を作ってほしい】

 

この言葉の意味は、雪柳先生の高校時代は文化祭が失敗したってことになるんだよな。だから俺達には、自分のようになって欲しくないから、楽しい思い出を作ってほしいと言ったのか?

 

確か雪柳先生も八十神高校の出身なんだよな。あの先生のことだから、高校時代も人に優しい人だったんだろうな。

 

ただ、文化祭は失敗したってのに引っかかるんだが。優しくて人の中心に立っているなら失敗はしないか……

 

そういえば、俺が色々とクラスの要望に答えている時に雪柳先生が色々と話しかけてきたんだよな。

 

そんな時に俺がこう言ったんだ。

 

【あの、雪柳先生、なんでそんなにおせっかい焼きなんですか?】

 

【昔、放っておいて後悔したことがあるから】

 

そういった雪柳先生はものすごく辛そうな表情をしていたことを覚えている。

 

あんな明るくまわっているあの先生であったよ。過去に何かあったってことだよな

 

そういえば、叔母さんと何か会話してたよな?聞き耳を立てて聞いていたけど

 

【雪柳先生も地元出身のOG だったんだね、私の後輩でもあるね。それで昔から真面目だったの?】

 

【真面目すぎて失敗もしたけど、今はそれを生かしてるつもりかな】

 

叔母さんの問いに雪柳先生は苦笑いしていたからな。

 

そういえばずっと、俺が転校してきてから雪柳先生っで見守ってくれていた感じがするんだよな。何かあればすぐにサポートできるような感じに…

 

総武高校の教師達とは偉い違いだよ…平塚先生は方向性はあれだけど、困った生徒を救いたいという気持ちはあったんだろうからな。

 

まあ、文化祭も終わり、大きなイベントはもう終わったな。

 

あとはのんびり気楽に暮らせればそれでいいんだがな。

 

ーー

 

ここからは八幡たちの担任教師である雪柳綾奈について語っていこう。

 

雪柳綾奈は、稲羽市で育った地元出身者である。

 

綾奈は、雪柳家の二女として生まれ、上に姉、下に妹がいる。姉とは2つ違い、妹とは1つ違い。

 

姉も妹も稲羽市から東京へ上京。綾奈も高校卒業と同時に上京し、東京の大学へ進学している。教師になって地元稲羽へ帰って来た。

 

幼少期は穏やかで、真面目な性格から両親や教師からは優等生扱いを受けていた。しかし、姉と妹はそれが面白くなく、綾奈の同級生同様につまらない子と距離を置かれていた。友達や姉妹に距離を置かれて孤独の日々を過ごしていた。

 

綾奈自身は、みんなと仲良くなれたいと願っていたが、他人を気遣いすぎる性格が災いしょ本音を打ち明けられなかった子供時代だった。

 

彼女が小学校高学年の頃、クラスにいじめが起きた際、

 

綾奈自身は

 

【いじめられている子を助けたい】

 

という思い勇気を出して教師に相談。しかし教師が

 

【いじめなんて大したことない】

 

と言って全く取り合わず。逆にいじめっ子たちから教師に告げ口を下と疎まれる結果になってしまったのだ。

 

この経験から彼女は

 

【教師がもっと生徒の悩みに真剣に向き合っていれば、誰も傷つかずに済んだのに】

 

と感じたのだ。

 

【将来は生徒を守れる教師になりたい】

 

と教師になることを決意するのだった。

 

彼女が中学校に上がると、自分自身の殻を破ろうと努力し文芸部に入部する。文芸部には同じく本が好きな仲間たちと出会い、初めて本音で話せる友達ができたのだ。綾奈はこの時期に国語や文学に深い興味を抱き、特に人の心を理解することの大切さを学んだのだ。

 

高校はもちろん八十神高校に進学。中学時代のように仲の良い友達ができたし、中学と同じように文芸部に所属した。

 

しかし彼女が3年の時に試練が訪れる。

 

文芸部内で大きな対立が勃発するのだ。部長と副部長の部の方針を巡って激突し、部員たちが2派に分かれて争う事態に。

 

綾奈は必死に2派にみんなで仲良くできるようにと仲裁に入るが、どっちつかずと批判され、結果的に文芸部が分裂。

 

彼女はこの経験から

 

【自分の優柔不断さがみんなを傷つけた】

 

と深く後悔し、もっと強い意志を持って行動しなければと思うようになったのだ。

 

この出来事が、綾奈の『生徒の悩みを放ってはおけない』という信念に繋がっていくのだ。

 

また、高校時代の文化祭で部の分裂が原因で文芸部の展示が中止になり、楽しいはずの文化祭がこんな結末になるなんてと悔やんでいたのだ。

 

この経験が1年2組、八幡達を全力でサポートする動機にもなっていたのだ。

 

綾奈は東京の大学の教育学部に進学し国語教員を目指す。

 

小学生の頃に思った志、中学生の時に面白いと思った国語や文学を次の世代に伝えていきたいそう思ったからだ。

 

大学3年の時、初めて教育実習に行き、教師として実践を経験する。実習先のが中学校でクラスに馴染めない生徒(いじめられっ子)を発見し、綾奈は自分の過去を重ねて積極的に関わる。最初は生徒から余計なお世話と拒絶されるが、根気強く話を聞き、クラス全体でその生徒を受け入れる環境を作ることに成功した。

 

この経験が綾奈に『教師として生徒の心は寄り添うこと』の重要性を再認識させ、現在の優しい姿勢の礎となった。

 

またプライベートでは大学時代に初めて恋愛を経験するが、相手が『綾奈の真面目すぎる性格が重い』と感じて別れてしまう。この失恋が彼女に『自分を押し付けるのではなく、相手のペースに合わせる』ことを教える結果に。

 

現在の生徒への接し方(強制せず、相手のペースを尊重する姿勢)にも、この経験が影響しているのだ。

 

東京の大学を卒業後、都内の中高から採用の勧誘があったが、それを蹴って自分の生まれそうだった稲羽の八十神高校の教師になったのだ。

 

26歳の若さで、1年2組の担任になり、生徒会の副顧問にもなった。

 

綾奈が都会の学校の採用を蹴ってまで稲羽に戻ってきたのは、

 

【稲羽で育った自分だからこそ、この町の子供たちを支えたい】

 

という思いからである。赴任初年度は自分自身の過去のトラウマ(いじめや部活の分裂)を乗り越えるために生徒たちに『優しく、丁寧に』をモットーに接することにしている。

 

綾奈は、生徒たちから『優しすぎる先生』そして人気を集めるが、内心では『過去の自分と同じように傷ついてる。子を見逃したくない』という使命感を持っている。八幡が転入してきた際、彼の『ぼっち』発言や冷めた態度に『この子過去に何かあったんだな』と直感し、積極的に関わろうとする。

 

八幡のトラウマ『修学旅行や文化祭での悪役経験』を完全に理解してるわけではないが、『傷ついた生徒は見逃さない』という信念から八幡に優しく接し続ける。

 

文化祭の打ち上げのパーティーでクラス全員が笑顔になれた。クラスの団結力でメイド喫茶をやり遂げだと。吹寄のリーダシップもいかんなく発揮された。でもそんなクラスを綾奈が陰で支えていたのも間違いではないのだから。

 

これからは、冬に向かって行く時期でもある。綾奈の教師としての仕事も忙しくなっていく。

もう一度、アンケートを取ります。鳴上悠のヒロインは誰がよろしいですか?

  • 1ー里中千枝
  • 2ー天城雪子
  • 3ー久慈川りせ
  • 4ー白鐘直斗
  • 5ー小沢結実
  • 6ー松永綾音
  • 7ー海老原あい
  • 8ー雪柳綾奈
  • 9ー麦野静江
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