ちなみにガシャポン戦士はミリしらです。
だから君達が感想を送り続けるまでッッッ!投稿するのをやめないッッッ!!
学園都市キヴォトスには様々なものがある。
近未来的な建物やドデカイ桜の木。
広大な砂漠に上を見上げるほどのタワー、更に上には光輪が世界を包むようにある。
そして、キヴォトスに住む人々は一般的な人間とは違い、非常に頑丈である。
特に銃弾を食らっても痛みと腫れで済むのは大きいだろう。
生徒達も何かしらの身体的特徴を備え、羽から角、ケモミミと多岐に渡るが一番の特徴は【ヘイロー】と呼ばれる、生徒達全員が持つ不思議な光輪。
ヘイローによってキヴォトスの社会は死人を出さない銃社会となったキヴォトスは、銃社会とは無縁な人からすればあまりにも物騒な場所だろう。
突然、爆発して銃撃戦が始まるなんてキヴォトスでは日常茶飯事で、なんなら銃を持たない奴は裸で外を歩いているよりも珍しいなんて言われるくらいだ。
そんな所にヘイローを持たない一般クソ雑魚人間が行けば、あっという間に体中に風穴を空けられてあの世へサヨナラホームランする世の中で、命知らずがやって来た。
それが我らの先生、そして彼の友人であり戦友、通称【おっちゃん】が。
ーーー
「つまりはシ?ッテムの?箱?ちゅーのを手に入れてなんとかすれば良いんやな?」
定番のプロローグストーリーをスッ飛ばして六人の少女と一人の大人の男性の前でそう目的を簡単に説明する白いロボット。
ビシッと180cmの身長でオッサン臭い言動をするのは型式番号【RX-78-2】ガンダムである。
なんなら肘をついて横たわっている。
ロボットのくせにダルそうにしているのが地味に腹立つなぁオイ。
「えっと、はいそうです」
七神リンは思う。
先生は天然パーマがかかっているものの、ハンサムなイケメンで非常に好感が持てる容姿をしている。
しかし、彼が友人であり戦友と言う白い派手なロボットは非常に胡散臭かった。
ロボット自体、キヴォトスでは市民だったり傭兵企業の兵士だったりで珍しいものではないが、ここまで駄目な人間臭いロボットは初めてである。
生徒会長がもし、彼も先生として選んでいるのなら発狂する自信がある。
ただでさえ、今は生徒会長がいなくなった影響でキヴォトス中のインフラが停止し暴動が起きているのだ。
「じゃあほな行こうで。経年劣化で腰が痛くて敵わんのよ」
「だから整体行きなって……」
「アムロのボンからの小遣い使い切っちゃったんよ…」
「アホ」
「シンプルな罵倒やめぇい!」
七神リンは目の前で繰り広げるコントに思考を放棄した。
多分、考えれば考えるほど頭が痛くなるだけだから。
で、不良達の争いの場と化したシャーレの前では銃弾が飛び通い、戦車砲が火を吹いていた。
「はぇ〜、本当に女の子達が撃ち合ってるのぉ」
「ちょ、ちょっとガンダムさん、危ないですよ!」
まるでお祭りでも見るように呑気なガンダムに、青髪ツインテールの早瀬ユウカがしゃがむように注意するが、ガンダムは笑って言う。
「ハッハッハッ!ワイはガンダムやで?ワイのルナチタニウム合金はあんなヘナチョコ弾効かんで。後、ワイの事はおっちゃんで良いで」
「そ、そうですか…」
本人がそう言うのなら、とユウカはそれ以上注意する事はなかったが、それはそれとして目の前の不良生徒達をどうやって切り抜けるかが問題だ。
「戦車まで持ち出していますね…どこで入手したのやら」
「思っていた以上に数も多いです」
強行突破が脳裏に浮かぶが、たった五人で銃弾飛び通う戦場を先生とガンダムを守りながら進む?
あまりにもリスキーだ。
ガンダムはともかく、先生はヘイローのない生身の人間。
銃弾一つでも受ければ致命傷なのだ。
だが、その先生は「強行突破しよう」と告げた。
「先生、それはあまりにも危険です!貴方は死んではいけない人なんですよ!?」
と、先生の言葉に反論するゲヘナ学園の眼鏡っ娘の火宮チナツ。
彼女の言葉に同意するかのように頷くユウカとトリニティ総合学園の色々とデカいッッッな羽川ハスミ。
だが、ガンダムがどこからかハイパー・バズーカを担いで戦車にブッ放した。
強力な火器かつ、
「ホモはせっかち」
「ホモやないやい!純愛だわい!」
先生の意味のわからない言葉に生徒達は困惑するが、元々肩に担いだバズーカで吹っ飛んだ戦車の絵面の方が衝撃的過ぎて彼女達の感情は滅茶苦茶になっていた。
「おっちゃんなぁ、これでも歴戦の戦士なんやで。まだまだ若い奴等には負けんで」
「「「「「そ、そうですか……」」」」」
適応し過ぎだろこのおっちゃん。
一方で、呆気なく破壊される戦車を見ていたこの暴動の首謀者、狐坂ワカモは開いた顎が閉じないでいた。
「なんですかアレ……」
思わずそう零すくらいにはショックを受けていた。
まあ、まさか戦車を真正面からワンパンできる武器を持ってるなんて想像できるはずもないのだから致し方ない話である。
「と、とにかく多少は時間稼ぎはできるでしょう。今のうちに…」
後は残りの不良達に任せよう。
そう思いその場から去るワカモだが、残念ながら不良達は先生の指揮とガンダムが悪魔合体してほんの数分しか持ちこたえられなかったが。
後は語ることもないだろう。
ワカモが先生にホの字になり、インフラが復活し治安はある程度戻った。
これでハッピーエンド!完!
「んな訳あるかーい!」
おっと、ガンダムのおっちゃんが何やらツッコミをしているようだ。
「ですけどオジキ。俺らロボットですよ?モビルスーツですよ?その、ぼ、勃起できるとか子供作れるとか意味の分からん下ネタをおっしゃらないでくだせぇよ」
「やるかやらないかやない。やるんだよ!バルバトス君!君とてミカ×アトで尊み感じでオッキしてたやろ!?」
「その二人を例に出さないでくださいよオジキ!?尊み感じてたのは事実だけど!」
おっちゃんをオジキと呼ぶのはガンダム・バルバトス。
刺々しいスタイリッシュな見た目のガンダムで、非常にクールであるのだが……話している内容があまりにも下らないというか、下品だった。
「あのー、ガンダムさん。そこ掃除するんで……」
「あ、これ外せばいけるちゃう?」
「まっさかぁ…」
ふと、思い付いたガンダムは股間部の装甲を取り外そうと引っ張り始める。
流石にそれはない、例え外れても何もないと考えていたバルバトスは若干呆れ始めていた。
尊敬する大先輩とはいえど、配達員の獣人から言われた「穴に入れる棒もないくせに」という煽りを真に受けてどうにかして生やそうとしているのは見るに堪えない。
ちなみに掃除機を持っているザクⅡ君は、ガンダムに対して若干トラウマがあるので小声で声をかけていた。
聞こえるわけがない。
「うおぉぉぉ!これがワイの!ワイだけの!◯◯ポや!」
「ウッソだろオジキ!?」
「Fooooooo!!!」
汚らしい棒が露出され、ブルンブルンと回し始めるガンダム。
バルバトスは驚愕の事実に開いた口が塞がらない。
しかし、彼らは場所を考えるべきであった。
何故ならそこは先生のオフィスなのだから。
「グシオン君。頼むよ」
「まっかせときぃ、兄貴ィ」
先生の指示でガンダム・グシオンリベイクフルシティが腰のペンチを展開し、ガンダムに近寄る。
「オジキィ。やり過ぎでさぁ…」
「ヒエッ!?グシオン君!?そ、
「勿論、オジキのオジキにでさぁ。堪忍した方が、後がよろしいですぜ?」
「こっ、これは抜くもんやない!だっ、誰かぁー!」
腰を抜かしながら逃げ惑うガンダム。
まあ、自業自得ということで彼には諦めてもらおう。
一先ず静かにできたと、先生は息を吐く。
「仕事帰りなのに、煩いとかやめてくれよ…」
そう漏らす先生。
だがしかし、この惨状を生み出しているのもまた先生である。
先生の大人のカードの機能の一つ、【ガシャポン】を使ってガンダムタイプや量産タイプなど、様々なモビルスーツ達をこの世界に招いているのだ。
無論、ただではない。
キヴォトスで使われているお金【円】を消費しなければならない。
なんで日本円がキヴォトスで使われてるのかは、まあ本題ではないのだからまあ良いでしょう。
幸いにして、シャーレという組織は超法規的組織以前に連邦生徒会の一つの部活である。
基本給に出来高制故に資金源はそれなりに豊富である。
指名手配犯の逮捕など、おおよそシャーレがこなすよつな仕事でない仕事も回されているが、そこはモビルスーツ達の力を借りてマンパワーで解決だ。
後はシャーレのお手伝い当番の募集と根本的に足りない人員をより充実化させてくれるガシャポンを使えばあっという間に組織らしい大人数に昇華された。
幸いにして、元の世界から来てくれているようなので非常に協力的だ。
しかし、果たして先生の元の世界とは一体何なのか……
それを知る為にアマゾンの奥地に行っても本人の口から語られない限りは永遠の秘密だろう。
「あ、先生!」
「ん?どうたんだいジム君」
静かになったオフィスの椅子で疲れた体を休めていた先生の元にやって来たのは【RGM-79ジム】である。
やられメカな見た目だが、実際その通りである。
尚、本人の目の前でそれを言うとちょびっと泣き始めるので禁句である。
「これ、緊急性が高いかと思って……」
「どれどれ」
手渡された一つの手紙に先生は目を通す。
「……確かにこれは、急を要するね。出撃準備と物資輸送部隊を編成、頼める?」
「はい!先生はごゆっくりお休みください!」
「ありがとう」
もし、正史の先生が見たら非常に羨むだろう。
遥か未来のスーパーコンピューターな自己学習プログラム積載のモビルスーツ達がデータ化された事務仕事をほとんど終わらせ、紙資料も呼び出しに応じてくれたモビルスーツ達が大半をこなしてくれる快適な職場に。
……血涙を流してそう、に変えておこう。
でなければ彼が不憫だろう。
さて、次の日には既に輸送トラックに乗って悠々自適な移動をしていたがここで大ポカをやらかすことになった。
「砂漠かぁ…」
「あと場所も分からんって?正気か?」
この先生、アビドスの地理を知る事なく来ていたのである。
「アニキ、アロナちゃんって娘にそういった話を聞いてなかったんです?」
「本当に申し訳ない」
何も言い返せる言葉がない先生は、ひたすらお供として来てくれたガンダム、バルバトスに謝罪をする。
「まあ、しゃーない。おっちゃんは砂漠戦の経験あるから、戦いは任しとき」
懐かしいなぁ、なんて言いつつ慰めるガンダムだが、状況は如何しがたい。
トラックを運転するグフも困ったなぁ、と頭をかく。
だが、運はまだ彼らを見捨てていなかったようだ。
「あ、あの娘に聞いてみたら良いんじゃないんですかね、アニキ」
「え?」
たまたま通りかかったスポーツタイプの自転車に乗っている銀髪の少女を見つけたバルバトス。
バルバトスの言葉に先生は指差された方向に目を向けると、確かにこちらへと来る少女が確認できた。
「ここは私が行くよ。三人はここで待機ね」
「いや、バルバトス君連れてけ。先生一人はアカンて」
自分の重要度を理解してんのか、と至極真っ当な事を言い始めるガンダムにグフは「いつもこうだったらな〜」と小並感を抱いていた。
アビドスで彼らに待ち受けるのは果たしてなんなのか。
だが、先生達に敵対する者達が碌でもない目に合うのは、確定事項だろう。
現にアビドスまでの道中で襲いかかった不良生徒達をガンダム達がボコしてるのだから。
尚、ビームライフルで服を焼かれながら気絶した不良生徒達の為にも、ソレの詳細は省かせてもらおう。
オジキのエミュ、合ってるかな……
先生歴は今年の年始から始めたんで大まかな話は分かってても仔細は分からなかったりするんで、ガバったら優しく教えてクレメンス……
続くかは分からん(手のひらクルー)
3/15 円をクレジットとして誤表記。修正しました。